99年の夏頃に初めてdipを観たときのライブハウスの倦怠的なムードがいまだに忘れられないけど、90年代後半から00年代前半の不安定な時期を経て、ヤマジナガタナカニシの布陣に再び戻って、ヤマジの浮遊感を帯びたギターと、荒野を踏み締めるようなリズムが現在に至るまでのdipのサウンドとなり、正当な評価を受けるようになったことを想うと、ナガタッチの存在の大きさを感じざるを得ない。とてもかなしい。
99年の夏頃に初めてdipを観たときのライブハウスの倦怠的なムードがいまだに忘れられないけど、90年代後半から00年代前半の不安定な時期を経て、ヤマジナガタナカニシの布陣に再び戻って、ヤマジの浮遊感を帯びたギターと、荒野を踏み締めるようなリズムが現在に至るまでのdipのサウンドとなり、正当な評価を受けるようになったことを想うと、ナガタッチの存在の大きさを感じざるを得ない。とてもかなしい。
それで最近、小学6年と3年に読み聞かせているが、非常におもしろい。おもしろがらせようという意図は感じられる文章だけど、乾いていていやらしくはない。どのエッセイもあっさり終わるのもいいし、それでいて人間や人間社会の単純でなさを感じられる。何よりも、文体にノリがあって友だちの話を聞いているような、親しみがある。やっぱ、さくらももこはすごい。
それで最近、小学6年と3年に読み聞かせているが、非常におもしろい。おもしろがらせようという意図は感じられる文章だけど、乾いていていやらしくはない。どのエッセイもあっさり終わるのもいいし、それでいて人間や人間社会の単純でなさを感じられる。何よりも、文体にノリがあって友だちの話を聞いているような、親しみがある。やっぱ、さくらももこはすごい。