Masayuki Hatta
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Masayuki Hatta
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A hacker wannabe from Japan. This account features my rants mainly in Japanese or English. Signal: mhatta.59
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なんかこういうのもわたくしなんかには懐かしい話というか、一昔前の効果的利他主義な人は似たようなこと言ってたんだよな。ちまちま問題解決とかどうでもよくて、とにかく人類が絶滅する確率を減らすことだけが重要なんだみたいな。絶滅を避けるためなら多少の犠牲を払っても仕方が無いという。
November 27, 2025 at 5:31 AM
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どっちかというとAIで世界がガラガラポンの思想をもつ人は多いしガラガラポンの思想は劣等感の強いオタクに馴染みやすいのが原因に思われます。ガラガラポン思想例
x.com/excalipermx/...
エクスカリパー on X: "残酷な話なんだけど、別に現代でたかだか自分含め数万人数億人が仕事を失って苦しみながら死んだとしても、 その先に数兆人が豊かで幸せな人生を送る未来があるならその道を選ぶのが正解なんですよね。 選んだ上でどうやって被害を小さくするかを考えるべきで、選択肢なんてそもそもないんですよ。" / X
残酷な話なんだけど、別に現代でたかだか自分含め数万人数億人が仕事を失って苦しみながら死んだとしても、 その先に数兆人が豊かで幸せな人生を送る未来があるならその道を選ぶのが正解なんですよね。 選んだ上でどうやって被害を小さくするかを考えるべきで、選択肢なんてそもそもないんですよ。
x.com
November 27, 2025 at 2:00 AM
ほんとに世界最小なのかなあ
November 27, 2025 at 5:14 AM
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下のUSB充電器。Adamon65W。65Wクラスで世界最小らしい。GaN半導体も使っていないしサーマルスロットリングもない。そして軽量。設計の上手さでこのスペックを実現しているそうだ。YouTuberのイチケンが紹介してたので買ってみた。この会社、大阪の吹田のおっちゃんが一人でやってるらしい。(製造は別メーカー)
上はAnkerのPowerPort3 65W。ちょっと古い世代の65Wチャージャー。
November 27, 2025 at 5:04 AM
中国と台湾がどういう経緯でああいうことになってるのかどころか、オープンソースの定義をどうしてああいうふうにしたのかすら高々20年くらい前のことなのに全然伝わってないのだし、歴史的経緯とか文脈というのは次世代には伝わらんものということだわね
November 27, 2025 at 4:54 AM
幸か不幸かテックブロの類がトランプ政権に食い込んでるおかげで、すでにAI業界のベイルアウトが始まってると思うけどねえ。デイヴィッド・サックスもそんなことXに書いてたし。
November 27, 2025 at 4:48 AM
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『これまで「Move fast and break things(素早く行動し、破壊せよ)」の精神で進んできたAI開発競争だが、保険業界の撤退という形で、冷徹な「経済的規律」が突きつけられている。』

AIのリスクは誰が背負うのか:保険会社の大撤退とOpenAIらが模索する「自己防衛」
xenospectrum.com/ai-insurance...
AIのリスクは誰が背負うのか:保険会社の大撤退とOpenAIらが模索する「自己防衛」 | XenoSpectrum
現代のビジネスエコシステムにおいて、保険は「見えない安全網」として機能してきた。しかし、生成AIという未曾有のテクノロジーの台頭により、その安全網が静かに、しかし確実に引き剥がされようとしている。
xenospectrum.com
November 26, 2025 at 10:48 AM
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1年前のニュース。エアカナダのチャットボットが間違った情報を顧客に提供したことで起きた裁判。
祖母が亡くなったので急遽航空券を手配しようとしたモファットさんは、チャットボットが「すぐに旅行する、または既に旅行済みの場合、発券から90日以内であれば遺族割引料金の申請が出来る」と言ってきたため、正規料金のトロント発着航空券を購入した。しかし旅行後に割引を申請したところ、エアカナダ側からは「既に完了した旅行に関しては割引の適用外」と言われ(ウェブサイトの別の場所には明記してあった)争っていた。

裁判所はエアカナダへ割引ぶんを支払うよう命じた。
www.cbc.ca/news/canada/...
How can I mislead you? Air Canada found liable for chatbot's bad advice on bereavement rates | CBC News
Air Canada has been ordered to pay compensation to a grieving grandchild who claimed they were misled into purchasing full-price flight tickets by an ill-informed chatbot.
www.cbc.ca
November 27, 2025 at 4:02 AM
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"中国籍の船舶が台湾周辺の海底ケーブルを複数攻撃していると疑われている中で、中国が台湾のStarlink通信ネットワークを遮断するべく、2000機規模のドローンで上空からジャミングを行うシミュレーションを実施したと新たに報じられています。"
gigazine.net/news/2025112...
中国が約2000機のドローンを台湾上空に飛ばしてStarlinkへのアクセスを遮断する大規模電子戦をシミュレーションしている
近年中国と台湾の間の緊張が高まっており、「中国が台湾を侵攻する可能性は十分ある」と指摘する声もあります。中国籍の船舶が台湾周辺の海底ケーブルを複数攻撃していると疑われている中で、中国が台湾のStarlink通信ネットワークを遮断するべく、2000機規模のドローンで上空からジャミングを行うシミュレーションを実施したと新たに報じられています。
gigazine.net
November 27, 2025 at 4:11 AM
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はてなブックマークのコメントは「うまいこと言う」の弊害が大きい。短い言葉でうまくけなしたコメントに☆が集まりがちで、それが注目コメントとしてピックアップされてしまう。もちろんそういうコメントばかりではないんだけど。あれは冷笑するコメントを書く人以上に☆をつける人に問題があると思う
日本人は特に「うまいこと言う」の虜なんですよね。うまいことを言える能力こそ頭の良さの証明、みたいな共通意識があって、皇室のプロモーション報道も「XX様がこんな上手いこと言った」が多い。

でも、「うまいこと」ってコンテキストを共有しきった者同士でのみ通じる「すべてを含意した一言」だから、実は理解度を可視化せず、「わかったような顔をする」が通用する。日本はバカ殿文化なので馬鹿を馬鹿に見せない工夫があちこちに仕込まれてるけど、これもそのひとつ。

だから我々は「うまいこと言う」から逃避すべき。全知識を開陳し、白日のもとで擦り合わすべき。そうして馬鹿を可視化しないと、間違って付いて行っちゃうよ。
13年前にこんなことFBに書いていたので転記。

2012年11月24日 ·
 Twitterには、140文字いかにまとまった「いかにも」な言説があふれている。本当に気をつけなくてはいけない。140文字の情報で得られる「納得」はごく少数の例外のを除けば140文字なりのものでしかない。「なにかうまいこといっている」以上のものではない。
 リツイートとファボりという仕組みは自己承認欲求をくすぐって「なにかうまいこといってやる」という欲望を増幅する。この欲望に抵抗し、うまくないことはうまくないままに提示できないと、Twitterは使いこなせないのだと思う。
 うまいこといっちゃいけないのだ。
November 27, 2025 at 4:07 AM
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「○○するのは反日」というネトウヨの決めつけは日常茶飯事だが、そうするプチネトウヨが増えてきているということか。
メディアを抱き込んでの翼賛体制をこしらえても、勝ち目のない戦にはやはり勝てないんやで。
この件でびっくりしたのは、高市首相のあの発言を批判することが「中国側に立つ」ことだと思われてるってこと。
中国政府が台湾を脅かしている現状のことは全くいいと思わない、そんなのやめて台湾人が思う台湾の形を作って欲しいと思っている。
だが、もうずっとずっとずっと中国政府は台湾に関しては「ここに触れたら戦争だ」と脅してきている。
そういう現状をきちんと認識していれば、なんの責任も取れないのに踏み込んで「戦争」の危機を煽るようなことをしちゃダメだって思うはず。

news.yahoo.co.jp/articles/23e...
立川志らく氏「日本人じゃないの?」発言は「撤回する必要はない」 趣旨を説明「なんで中国側に立つんだ」(J-CASTニュース) - Yahoo!ニュース
落語家・立川志らく氏が2025年11月26日にYouTube動画で、台湾有事をめぐる高市早苗首相の答弁を批判する人々についての発言が賛否を呼んだ件に言及し、「私は撤回する必要はないと思っている」と
news.yahoo.co.jp
November 27, 2025 at 4:35 AM
ヤンキーイズムというか、「俺らと同じような奴とだけつるみたい、俺らと違うのは排除」みたいなのが根強くあるからな。そもそも「全体」主義ってそういうことだもんね
November 27, 2025 at 3:36 AM
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「拷問による取り調べの印象が強い治安維持法ですが、実は国内で特高警察に検挙されたうちの約9割は、警察限りで放免となっていました。それでもその多くは『非国民だ』という排除のまなざしを向けられて、退学や退職を迫られたり地域で白眼視されたりしています」

 「つまり、権力による処罰とは別に、世間を舞台にした道義的・倫理的な観点からの『社会的制裁』が機能していたのです。非国民との認定を受けた人を周囲の国民が誰に命令をされたわけでもないのに排除していく。国体が生み出すこの魔力を、当時の治安関係者は『強制的道徳律』と呼んで、効率的な治安管理に利用しました」

強制的道徳律!
November 27, 2025 at 1:43 AM
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治安維持法に詳しい荻野富士夫先生。スパイ防止法と治安維持法の共通点。読んでほしい。

治安維持法制定後、共産主義と少しでも関わりがあったり、天皇を中心とする国家体制を否定しただけで逮捕できるように法改正され、共産党壊滅後は特高警察の人員維持のため社会民主主義や自由主義者も狙われるようになっていった経緯。

「政府は『敵』との戦いに国民を動員していくにあたって、戦争反対の意見や厭戦(えんせん)的な気分を抱く人々を洗い出し、排除していく必要があると考えたのです。当局は思想浄化と呼んでいました」

有料記事がプレゼントされました! 11月28日 10:35まで全文お読みいただけます
(インタビュー)スパイ防止法と「内なる敵」 日本近代史研究者・荻野富士夫さん:朝日新聞
戦前の思想弾圧で猛威を振るった治安維持法。制定は今から100年前だった。歴史研究者の荻野富士夫さんは、同法に基づく思想統制を約40年前から研究してきた。「内なる敵」を排除した歴史から学べることは何か…
digital.asahi.com
November 27, 2025 at 1:38 AM
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ウォール・ストリート・ジャーナル日本版の有料記事をプレゼントします。

《 中国が台湾を攻撃した場合、日本が軍事的対応を取る可能性を高市早苗首相が示唆したことを巡り、中国の習近平国家主席がドナルド・トランプ米大統領との会談で怒りをあらわにし、またトランプ氏も習氏の発言に耳を傾けた。

 事情に詳しい複数の関係者によれば、高市氏の発言から数日後、習氏はトランプ氏との1時間の電話会談の半分を費やして台湾を巡る中国の歴史的な主張を展開。また世界秩序を守る米中両国の共同責任を強調した。》
トランプ氏、台湾巡り日本に抑制求める 習氏と会談後
トランプ氏は高市氏との電話会談で、台湾の主権に関する問題で中国政府を挑発しないよう助言したという。
jp.wsj.com
November 27, 2025 at 3:19 AM
トランプに発言抑制を求められる日本の首相
November 27, 2025 at 3:29 AM
そのあたり妙なことになってるんだよな。自由なソフトウェアもオープンソースも、改変ができるとか自由に配れるとかに加えて、

1. 現状引き渡たし(As is)
2. 無保証(No warranty)
3. 中央管理しない(No central control)
4. ライセンサーが一方的にライセンスを打ち切れない(No revocation)

というのが原則なんで、ライセンサーの立場からすれば放置して一向に構わないんだがね。みんな真面目だよな(わらい
November 27, 2025 at 3:22 AM
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なにかを作って配るときにはそれのメンテナンスを止めるときのことまで考えないといけなくなったってのは面倒ではあるよね。
マネタイズしたいという下心があったら責任は負わなきゃいけないだろうけど、そんなのばっかりというわけでもないから。
November 27, 2025 at 3:16 AM
ネイト・シルヴァー『On the Edge』が提示する「River(川)」vs「Village(村)」という枠組みについて。データ重視でリスクを恐れないテック起業家たちと、文脈・歴史を重視する伝統的エリートの対立構図。
川の人と村の人
川の人と村の人
前回の続きというか書き忘れていた話。 統計データを駆使した選挙予測で有名になったネイト・シルヴァーは、昨年出版した『On the Edge』という本の中で「River(川)」と「Village(村)」という概念を提示した。これは現代アメリカ社会、ひいては先進国社会を理解する新たな枠組みとして興味深いものである。この2つは、リスクへの態度、思考様式、そして世界観において対照的な特徴を持つコミュニティとして描写されている。なお日本語で読めるもっとちゃんとした書評としてはこれとかこれがあります。 Riverの定義と特徴 「River(川)」の人々とは、シルヴァーが「分析的でかつ極めて競争的な人々の生態系」と定義するコミュニティである。具体的には、ポーカープレイヤー(シルヴァー自身熱心なポーカープロだった)、シリコンバレーのテック起業家、ウォール街の投資家、スポーツ賭博の専門家、暗号通貨コミュニティ、さらには効果的利他主義の支持者などが含まれる。先日のブログで取りあげたテックブロの多くはRiverであろう。こうした「川の人」たちは、期待値やベイズ確率、ナッシュ均衡やゲーム理論といった統計学や経済学の概念を日常的に使用し、不確実性を前提とした意思決定を行う。 彼らの最も特徴的な能力は、シルヴァーによれば「デカップリング(decoupling)」である。これは、ある問題や主張を、その発言者のアイデンティティや歴史的文脈から切り離して、純粋に論理的・分析的に評価するという能力を指す。例としてシルヴァーが挙げるのが、「某サンドイッチ会社のCEOは同性婚に反対しているが、彼らのチキンサンドイッチは本当に美味い」というような発言である(ちなみにシルヴァー自身もゲイである)。政治的立場と製品の品質を別物として扱える思考法だ。それはそれ、これはこれということだろう。なので、デカップリングというよりは、「脱文脈化」とでも言ったほうが良いかもしれない。 川の人々は自由な言論を憲法上の権利としてだけでなく、文化的規範として重視する。これは毀誉褒貶相半ばする人々や概念(例えばデザイナーベビーなど優生学すれすれの遺伝学)を是々非々で支持するという態度にもつながり、元はリベラル支持が多かったテックブロらシリコンバレー人士のトランプ・シフトを説明することができよう。トランプはろくでなしだが、自分たちの役に立つろくでなしだ。なら支持しても良いだろう、と。 River陣営は、逆張り主義(contrarianism)、高いリスク許容度、そして極めて大きな結果の分散(大成功か大失敗)を特徴とする。川の人の代表例であるサム・バンクマン=フリードは、仮想通貨や効果的利他主義の寵児から一転して塀の中にまで転落してしまったくらいだ。 一方、こうした文脈をいわば軽視して判断するという姿勢は、社会的文脈そのものとも言える歴史や法、倫理、近代的価値観をも疑う姿勢となり、人文学や(経済学を除く)社会科学の軽視につながる。テックブロの話でも触れたが、人間性などを前提とせず、ようするにハード(に見える)なエビデンスしか重視しないという、よくも悪くも全ては許されている(All is forgiven)という立場だろう。だから反ポリコレでもある。そういえば、テックブロが妙に好きな映画で『127時間』というのがあるが、あれも、文脈を無視して最適な行動(助かるために自ら腕を切り落とす)が取れる俺カッコイイということなんでしょうかね。 ところで、なぜ「River」と呼ぶのだろうか。この名称は、19世紀アメリカの「riverboat gamblers(川船のギャンブラー)」に由来する。ミシシッピ川などを航行する蒸気船で賭博を行っていた人々のイメージである。川は常に流れ、変化し続ける。それはRiverコミュニティの流動性、リスクテイキング、そして不確実性への親和性を象徴している。ポーカーの代表的なルールであるテキサス・ホールデムで5枚目、つまり最後に開かれる「リバー」カードへのオマージュでもある。 Villageの定義と特徴 対照的に「Village(村)」は、より伝統的な人文的素養に富むエリート像であり、シルヴァーは「基本的にリベラルなエスタブリッシュメント」と定義する。ハーヴァード大学やニューヨークタイムズ、政府機関、メディア、アカデミアの多く(ただし経済学など定量的分野を除く)といったあたりにいる人々が代表的である。Villageは明確に左派・中道リベラルの政治色を持ち、米国では民主党と結びついている。 村の人々の特徴は、Riverとは対照的に、文脈を重視する点にある。発言者のアイデンティティ、歴史的背景、社会的文脈を考慮して物事を判断する。リスク回避的で、結果の平等を重視し、規制と政府の役割を肯定的に捉える。一方で日和見主義的、順応主義的であり、近年では党派性が強まり、確証バイアスや集団浅慮の影響を受けやすいとシルヴァーは批判する。有能だが倫理的に芳しくない人物を「キャンセル」するというのは村の人に特有なカルチャーということであろう。 両者の強みと弱み Riverの強みは不確実性への耐性である。他の多くの人々が不確実性を嫌い、それを否定しようとする中、Riverの人々はそれを受け入れ、むしろ活用する。これにより、イノベーション、起業、データ駆動的意思決定が可能になる。AI技術の台頭を何年も前から予見していたのもRiverコミュニティだった。また、思考の透明性と原理原則への忠実さも強みである。おそらく近年川の人が力を得たのは偶然ではない。VUCA(変動性(Volatility)、不確実性(Uncertainty)、複雑性(Complexity)、曖昧性(Ambiguity))と言われる現代においては、たぶんRiverのほうが適応的なのである。 一方で、Riverな人々はモラルなき拝金主義や極端な個人主義に陥りやすい。自らの特権に盲目で、既存の社会階層から利益を得ながらそれを認識していないことがある。また、バブルの中に住み、自らの行動の社会的帰結から隔絶されているという批判もある。かつては大学が「象牙の塔」と言われたものだが、最近ではシリコンバレーのキャンパスのほうが、世間知らずの象徴としては適切かもしれない。自分の消滅である死を恐れて不老不死を求め若者の血を買いあさったり、孤独にさいなまれてソーシャルメディア中毒になったりというのは、おそらくRiver特有の病理なのだろう。 一方Villageの強みは組織力である。よって組織力が必要な選挙での勝利能力が高い。専門知識を有し、社会的公平性や環境問題、人権といった重要課題に取り組む。多様性を重視し、歴史的不正義を是正しようとする姿勢がある。ある意味これらは社会が作り上げた規範、つまりフィクションなわけだが、それを維持しようとする力は馬鹿にできない。 一方で、Villageは不確実性への不快感から、思い込みや独善が激しい。党派性の強まりにより、客観的分析よりも「そうあるべきだ」というイデオロギーが優先される傾向がある。行動科学や生物学といった客観的条件よりも、規範的な判断が先に立つのだ。トランプを見くびった2016年選挙予測の失敗などは、Villageの限界を示した例として挙げられる。 日本へのインプリケーション 思うに、日本社会は伝統的にVillage的特性が強い。リスク回避、集団の和の重視、コンテクストへの配慮は日本文化の核心である。終身雇用制度や手厚い社会保障は、まさにVillage的価値観の表れだ。なので、従来の日本システムは絶望的に今の時代に合っていないという気はする。日本に限らず、Village的な知性がここ数十年で次第に退化し、現状維持と教条主義、実用性の減少をもたらしたのも事実だと思う。過去を大事にするということは、結局前例踏襲や老人支配になって社会の硬直化をもたらすのである。 とはいえ、ではRiverがそこまでいいのかというと、タレブの言う伝統的なブラックスワンがそのまま当てはまる気はする。予測に織り込みにくいことは無視してしまいがちなのである。シルヴァーも認めるように、当たるとでかいのだが外れるのもでかいのだ。それに一般人が道連れにされるというのはやはり理不尽ではなかろうか。 私が思い出すのはイギリスの評論家チェスタトンだ。彼の言葉に、「狂人は正気の人間の感情や愛憎を失っているから、それだけ論理的でありうるのである。実際、この意味では狂人のことを理性を失った人というのは誤解を招く。狂人とは理性を失った人ではない。理性以外のあらゆるものを失った人である」というのがあるが、正直Riverによくあてはまる。 どのあたりでバランスを取るか、というのが今後は問われることになるだろう。じつのところ私などはどう考えてもRiverに親和性が高いのだが(バクチも好きだし)、なぜかVillage的な言説に親しみがあり、徹底していないと反省しきりである。
www.mhatta.org
November 27, 2025 at 3:11 AM
HN 日々のまとめ更新! https://hn-matome.pages.dev/2025-11-26
November 26, 2025 at 11:00 PM
Reposted by Masayuki Hatta
う、食べてみたい。 / “「焼き大豆 カレー味」はやっぱり最高のつまみだ” htn.to/3EFdNf8qMZ
「焼き大豆 カレー味」はやっぱり最高のつまみだ
沖縄の飲み屋に入ったらお通しに「焼き大豆」が出てきた。「うんうん。ちょうどいいおつまみだ」と思いながらポリポリと食べていたのだが、それがどんどん美味しくなっていった。 (スズキナオ)
htn.to
November 26, 2025 at 10:45 AM