「来年の春には不意に大坂 堺へ赴くつもりなので、その際に会ってお話ししましょう」と伝えている。
ただ本文の筆跡は、天祐の癖(画像3)とは異なるので誰かに代筆してもらったのだろうか。
「中」の縦画や「不圖」の繋がりの線がためらいなくスッと引かれているので、偽物という感じではなさそう。
江月和尚の癖ともちょっと似ていそうなので、もともとは連署状だったのかな。
天祐は案外 偽物が多い人なので、気をつけて検討したい。
「来年の春には不意に大坂 堺へ赴くつもりなので、その際に会ってお話ししましょう」と伝えている。
ただ本文の筆跡は、天祐の癖(画像3)とは異なるので誰かに代筆してもらったのだろうか。
「中」の縦画や「不圖」の繋がりの線がためらいなくスッと引かれているので、偽物という感じではなさそう。
江月和尚の癖ともちょっと似ていそうなので、もともとは連署状だったのかな。
天祐は案外 偽物が多い人なので、気をつけて検討したい。
二道をかけしも良しや人もこそ
つらきながらに待ちならいけめ
「あの人が二股を掛けていても仕方がないだろうか。中々会えずつらく思いながらも、あの人も待ち続けているだろう」
喫茶「二道」で待ち続けるデンジの背中を目に焼きつけたレゼの想いとも重なって見えた。
ちなみに、この和歌の添削を頼まれた小堀遠州は「たとえ相手も自分と同じように待つ事を受け入れていたとしても、二股は仕方ないとも思われない」というツッコミを入れている
「たとひ他人もわがごとくに
待うかるヽとも二道ハ
よしともおもハれず候」
二道をかけしも良しや人もこそ
つらきながらに待ちならいけめ
「あの人が二股を掛けていても仕方がないだろうか。中々会えずつらく思いながらも、あの人も待ち続けているだろう」
喫茶「二道」で待ち続けるデンジの背中を目に焼きつけたレゼの想いとも重なって見えた。
ちなみに、この和歌の添削を頼まれた小堀遠州は「たとえ相手も自分と同じように待つ事を受け入れていたとしても、二股は仕方ないとも思われない」というツッコミを入れている
「たとひ他人もわがごとくに
待うかるヽとも二道ハ
よしともおもハれず候」
いつもより字が乱れている事があれば、むしろ筆がノッている事もある。
4通のうち、3通が公家・親王。お酒が原因かは分からないけど、三者とも比較的短命だった。
・八条宮智忠親王
・高松宮好仁親王
・近衛信尹
・伊達政宗
いつもより字が乱れている事があれば、むしろ筆がノッている事もある。
4通のうち、3通が公家・親王。お酒が原因かは分からないけど、三者とも比較的短命だった。
・八条宮智忠親王
・高松宮好仁親王
・近衛信尹
・伊達政宗
急な手痛い出費で財布の紐をきつく縛らないといけないのに、「いまを逃す手はない」という変な決断力がついてしまい、珍品の消息3通を注文。
高性能のゲーミングパソコンが買えそうな支払いになってしまった。
急な手痛い出費で財布の紐をきつく縛らないといけないのに、「いまを逃す手はない」という変な決断力がついてしまい、珍品の消息3通を注文。
高性能のゲーミングパソコンが買えそうな支払いになってしまった。
去年は一日考えてから問い合わせたら売約済みで悔しい思いをしたけど、目録が届いた時点で売れてしまっていたのかもしれない。
今回の近世初期の書状は、近衛家宛てのマクリが多かったので、一括してどこかから出てきたのかな。
去年は一日考えてから問い合わせたら売約済みで悔しい思いをしたけど、目録が届いた時点で売れてしまっていたのかもしれない。
今回の近世初期の書状は、近衛家宛てのマクリが多かったので、一括してどこかから出てきたのかな。
右側はウンヤ手の古渡更紗。名物裂の復元品。格子柄の中に円紋があるのが特徴で、大正更紗の柄と似通った趣を感じた。
右側はウンヤ手の古渡更紗。名物裂の復元品。格子柄の中に円紋があるのが特徴で、大正更紗の柄と似通った趣を感じた。
広島藩主 浅野綱晟からの要望で、九条家が所有する「中殿御会図」の写本を作ることになり、絵を狩野永納が描き写し、詞書を寺田無禅が担当することになった。
黒川道祐は広島藩の儒医で近衛家に出入りしていた事から、無禅に巻物への書写を依頼し、出来上がりの報告として巻物と共に無禅が道祐へ送ったのが今回の手紙。
人前で話す練習も兼ねてのつもりだったけど、手紙が書かれた背景がいまいち伝わり切らなかった様子で、色々と反省点の多い結果に。。。
広島藩主 浅野綱晟からの要望で、九条家が所有する「中殿御会図」の写本を作ることになり、絵を狩野永納が描き写し、詞書を寺田無禅が担当することになった。
黒川道祐は広島藩の儒医で近衛家に出入りしていた事から、無禅に巻物への書写を依頼し、出来上がりの報告として巻物と共に無禅が道祐へ送ったのが今回の手紙。
人前で話す練習も兼ねてのつもりだったけど、手紙が書かれた背景がいまいち伝わり切らなかった様子で、色々と反省点の多い結果に。。。
十一代の鉄瓶を親戚の家に持参して、十二代の鉄瓶と見比べさせてもらった。
以前にも見せてもらった事があるけど、実際に道具を買って使ってみると、より物が見えるようになる。
十二代の鉄瓶は本体も蓋も軽く、内側の錆の状態も経年変化の一例として参考になった。
十一代の鉄瓶を親戚の家に持参して、十二代の鉄瓶と見比べさせてもらった。
以前にも見せてもらった事があるけど、実際に道具を買って使ってみると、より物が見えるようになる。
十二代の鉄瓶は本体も蓋も軽く、内側の錆の状態も経年変化の一例として参考になった。
同じ話題で話せる人がいる。それが何より幸せな事だと感じられた時間だった。
同じ話題で話せる人がいる。それが何より幸せな事だと感じられた時間だった。
(経年で胡粉摺りがヒビ割れてきたのかもしれないけど)
(経年で胡粉摺りがヒビ割れてきたのかもしれないけど)
浄土式庭園に鷺が降り立っていて、何かの隠喩のようだった。
浄土式庭園に鷺が降り立っていて、何かの隠喩のようだった。
縮の着物に合わせて、麻の襦袢と科布の帯を揃えた。
暑すぎる夏は外に出たくなくなるけど、夏素材のシャリ感が好き。
縮の着物に合わせて、麻の襦袢と科布の帯を揃えた。
暑すぎる夏は外に出たくなくなるけど、夏素材のシャリ感が好き。
蓬左文庫から里帰りした古典籍を見てきた後に立ち寄った。
ベンチに腰掛けながら景色を眺めていたら、カートに子犬を乗せたお婆さんと、にこやかな表情でロボット犬を撫でるお爺さんがいて、未来だと思っていた光景が、すんなりと日常に馴染んでいる事におかしみを感じた。
蓬左文庫から里帰りした古典籍を見てきた後に立ち寄った。
ベンチに腰掛けながら景色を眺めていたら、カートに子犬を乗せたお婆さんと、にこやかな表情でロボット犬を撫でるお爺さんがいて、未来だと思っていた光景が、すんなりと日常に馴染んでいる事におかしみを感じた。
15年前にツイッターで知り合い、5年前に癌で亡くなられた人は、ツイッターを「長屋」のようだと言っていた。
あの頃は、いまほど炎上が日常茶飯事ではなく、お互いにどこかご近所さんのような感覚があった。
読んでいて、その人の言葉がふと思い出された。
(作中、「X」ではなく「ツイッター」と書いているのもうなずける)
www.comicnettai.com/book/779
15年前にツイッターで知り合い、5年前に癌で亡くなられた人は、ツイッターを「長屋」のようだと言っていた。
あの頃は、いまほど炎上が日常茶飯事ではなく、お互いにどこかご近所さんのような感覚があった。
読んでいて、その人の言葉がふと思い出された。
(作中、「X」ではなく「ツイッター」と書いているのもうなずける)
www.comicnettai.com/book/779
どちらも奧田博伸さんが染色した錆び染め風の生地。合わせて作れて良かった。
どちらも奧田博伸さんが染色した錆び染め風の生地。合わせて作れて良かった。
表裏をひっくり返している時が、本当に形になるのか不安になる。
表裏をひっくり返している時が、本当に形になるのか不安になる。
一つの分野を突き詰めるのは大切だけど、もっと周りを見渡した方が心が晴れるな。
一つの分野を突き詰めるのは大切だけど、もっと周りを見渡した方が心が晴れるな。
古裂を見に行ったつもりが、良い織柄の麻の着物を見掛け、丈もピッタリだったので思わず購入。網代格子の模様何とも粋。夏の楽しみができた。
古裂を見に行ったつもりが、良い織柄の麻の着物を見掛け、丈もピッタリだったので思わず購入。網代格子の模様何とも粋。夏の楽しみができた。