本は読んでこそ。道に迷っているなら、なおさら。
裕福な家庭のハウスメイドとして雇われたミリーだったが、この家は何かおかしい・・・といった感じで、出てくる登場人物がどいつもこいつも怪しく見えてきてしまうかと。というか、ネタバレができないかな。
一気読みしたぐらい面白かったし、お薦めではあるけど、映画化されるらしく、これ以上は黙っておいた方が良さそうだ。
裕福な家庭のハウスメイドとして雇われたミリーだったが、この家は何かおかしい・・・といった感じで、出てくる登場人物がどいつもこいつも怪しく見えてきてしまうかと。というか、ネタバレができないかな。
一気読みしたぐらい面白かったし、お薦めではあるけど、映画化されるらしく、これ以上は黙っておいた方が良さそうだ。
チリ発のアニメ長編、ジャンルは社会派ホラーか。監督曰く、”フォークロア”らしい。実在した共同体が作った、3匹のこぶたをモチーフとした教育アニメ、という体裁。
豚を逃がしてしまったマリアが罰に耐えられず、共同体から脱走。一軒家で子豚2匹と出会い、外のオオカミに怯えつつ、その家の中でみんなで暮らそうとするが・・・プロパガンダ的内容のため、悪夢のような展開が待っている。
ワンシーン・ワンカットのストップモーション・アニメらしく、撮影を想像するとこれまた凄いなと。個人的に面白かったけど、薦められないかな。閉じたコミュニティは危険というか、誰もがオオカミになりうるかもしれない。
チリ発のアニメ長編、ジャンルは社会派ホラーか。監督曰く、”フォークロア”らしい。実在した共同体が作った、3匹のこぶたをモチーフとした教育アニメ、という体裁。
豚を逃がしてしまったマリアが罰に耐えられず、共同体から脱走。一軒家で子豚2匹と出会い、外のオオカミに怯えつつ、その家の中でみんなで暮らそうとするが・・・プロパガンダ的内容のため、悪夢のような展開が待っている。
ワンシーン・ワンカットのストップモーション・アニメらしく、撮影を想像するとこれまた凄いなと。個人的に面白かったけど、薦められないかな。閉じたコミュニティは危険というか、誰もがオオカミになりうるかもしれない。
科学者トレローンによって、人工的に高い知能を持って生まれた超犬シリウス。トレローン一家に家族として育てられるが、愛や孤独で苦悩し葛藤するという内容かな。
哲学者が、知性が高い犬であるとはどのようなことか、を考え抜いたSFだと思うけど、”知性が高い犬にとって”となっているかは、読者判断だろうか。
1944年の作品で、戦争の影響がかなりある。超犬目線からの、かなり厳しめの人間至上主義への批判があるけど、おそらく、作者の考えであって、”人にとって”、人であるとはどのようであるべきか、といった感じだろう。
科学者トレローンによって、人工的に高い知能を持って生まれた超犬シリウス。トレローン一家に家族として育てられるが、愛や孤独で苦悩し葛藤するという内容かな。
哲学者が、知性が高い犬であるとはどのようなことか、を考え抜いたSFだと思うけど、”知性が高い犬にとって”となっているかは、読者判断だろうか。
1944年の作品で、戦争の影響がかなりある。超犬目線からの、かなり厳しめの人間至上主義への批判があるけど、おそらく、作者の考えであって、”人にとって”、人であるとはどのようであるべきか、といった感じだろう。
まずは『夜間飛行』から。郵便飛行機会社の夕方から深夜までの群像劇。というか、たった半日の話だったのか、と思うぐらいに、話が重い。
メインとなる主人公が、責任者みたいな立場であり、民間機も夜に飛ばして、飛行便の未来を作ろう、という信念で経営している人物。仕事の大義というか、使命感や公共性(実際は、飛行機への情熱が正しいかな?)について考えさせられる内容だろうか。
サン=テグジュペリといえば、飛行機の描写・・・いや、違うな、飛行士の体験の描写だな。飛行士=作家の文章は、凄かった。
まずは『夜間飛行』から。郵便飛行機会社の夕方から深夜までの群像劇。というか、たった半日の話だったのか、と思うぐらいに、話が重い。
メインとなる主人公が、責任者みたいな立場であり、民間機も夜に飛ばして、飛行便の未来を作ろう、という信念で経営している人物。仕事の大義というか、使命感や公共性(実際は、飛行機への情熱が正しいかな?)について考えさせられる内容だろうか。
サン=テグジュペリといえば、飛行機の描写・・・いや、違うな、飛行士の体験の描写だな。飛行士=作家の文章は、凄かった。
怪談や幽霊譚には、脳の機能障害が関係しているのでは、という内容だろうか。作者が脳神経内科医であり、睡眠障害、幻覚、高次脳機能障害といった症状によって(正常な方でも)幽霊が見えてしまう、という仮説を納得いく形で示していく。臨床経験に裏打ちされた医学知識だけでなく、『遠野物語』などの民間伝承収集がしっかりしているためか、説得力があるなと感じた。
エピローグの”「幽霊」が悪用された例”の辺りは、激しく同意してしまう。本人の中で(周りも、か)ドミノ倒しみたくなるかと。僕も気を付けていかないとな。
ナオスジ(ナワスジ)と入眠時幻覚の話で何だか面白い物語ができそう。
怪談や幽霊譚には、脳の機能障害が関係しているのでは、という内容だろうか。作者が脳神経内科医であり、睡眠障害、幻覚、高次脳機能障害といった症状によって(正常な方でも)幽霊が見えてしまう、という仮説を納得いく形で示していく。臨床経験に裏打ちされた医学知識だけでなく、『遠野物語』などの民間伝承収集がしっかりしているためか、説得力があるなと感じた。
エピローグの”「幽霊」が悪用された例”の辺りは、激しく同意してしまう。本人の中で(周りも、か)ドミノ倒しみたくなるかと。僕も気を付けていかないとな。
ナオスジ(ナワスジ)と入眠時幻覚の話で何だか面白い物語ができそう。
有名すぎる古典で10年以上積ん読していたけど、やっと読めた。誰かに薦めるかとなると、また違うかな。世の中にはタイミングみたいなものがあって、内容的にもそういった話かと。
この本のおかげで、今後の読書計画の見通しが立ったのが有難いね。
有名すぎる古典で10年以上積ん読していたけど、やっと読めた。誰かに薦めるかとなると、また違うかな。世の中にはタイミングみたいなものがあって、内容的にもそういった話かと。
この本のおかげで、今後の読書計画の見通しが立ったのが有難いね。
二つの層が、一つの世界に
折り重なる
天啓を待っても、迷信に落ちることはない
クロノスと、己を磨き、間合いを整えるべし
カイロスが来たる刹那―― ただただ応答せよ
二つの層が、一つの世界に
折り重なる
天啓を待っても、迷信に落ちることはない
クロノスと、己を磨き、間合いを整えるべし
カイロスが来たる刹那―― ただただ応答せよ
カバー絵で興味をもって、パラパラめくると通過儀礼とかリミナリティとかの単語があって、即買い。異文化を学ぶ事で自文化のあたりまえを見直す感じの学問かな。テーマごとに章が分かれていて、読みやすかった。ブックガイドもあるので、さらに踏み込む事ができそうなとっかかりの本だろうか。
通過儀礼やリミナリティだけじゃなくて、犬神憑きや狐憑きについても少し書いてあった。がちがちの科学の徒でも、呪術や科学の話は面白いね。
カバー絵で興味をもって、パラパラめくると通過儀礼とかリミナリティとかの単語があって、即買い。異文化を学ぶ事で自文化のあたりまえを見直す感じの学問かな。テーマごとに章が分かれていて、読みやすかった。ブックガイドもあるので、さらに踏み込む事ができそうなとっかかりの本だろうか。
通過儀礼やリミナリティだけじゃなくて、犬神憑きや狐憑きについても少し書いてあった。がちがちの科学の徒でも、呪術や科学の話は面白いね。
映画の予告がネタバレになるかも、という噂を目にして、一日で読んだ。やっぱり、SFは良いな。
”私は誰? ここはどこ?”状態から始まるけど、途中から話が急展開するので、ネタバレなしで読めるのが一番理想かもしれない。『火星の人』もそうだったけど、科学とか好きで良かったみたいな気持ちになれるかな。
映画の予告がネタバレになるかも、という噂を目にして、一日で読んだ。やっぱり、SFは良いな。
”私は誰? ここはどこ?”状態から始まるけど、途中から話が急展開するので、ネタバレなしで読めるのが一番理想かもしれない。『火星の人』もそうだったけど、科学とか好きで良かったみたいな気持ちになれるかな。
頽落とか気遣いとかがいまいち掴めないから、前半で読み直しても良さそう。
途中で休止していた時期があったので、用語がわからなくなったな。
頽落とか気遣いとかがいまいち掴めないから、前半で読み直しても良さそう。
途中で休止していた時期があったので、用語がわからなくなったな。
中断しつつも、なんとか前半の山場に入ってきた気がする。
第1編が終わった所で、復習が必要そう。
中断しつつも、なんとか前半の山場に入ってきた気がする。
第1編が終わった所で、復習が必要そう。
社会学に興味が湧いたので、さわりだけでも、と。逆に物足りなくなってしまったから、もう少しだけ踏み込んでも良さそうだ。
テーマ毎にまとめてあって、流れも簡単に説明してあって、読みやすくて良い。ゴフマン先生はもちろん気になるけど、ハビトゥスや再帰性などのシステムから主体への内在化みたいな話も面白そう。
社会学に興味が湧いたので、さわりだけでも、と。逆に物足りなくなってしまったから、もう少しだけ踏み込んでも良さそうだ。
テーマ毎にまとめてあって、流れも簡単に説明してあって、読みやすくて良い。ゴフマン先生はもちろん気になるけど、ハビトゥスや再帰性などのシステムから主体への内在化みたいな話も面白そう。
社会学の古典。”烙印を押されたアイデンティティ”のサブタイトルの方がわかりやすそう。いつも通り、内容については触れない。
ゴフマン先生の鋭い観察眼には脱帽というか、自身のアプローチの限界すらわかっていたかもしれない。”自己呈示は流動的であって、状況に応じて役割を演じ分けている”という考えは、魅力的だとは思うけど、演技力という属性に左右されてしまうから、万人向けではなさそう。
一期一会の刹那の即興劇に何かしら惹かれるものがある以上は、『日常生活における自己呈示』も読まないといけないかな。
社会学の古典。”烙印を押されたアイデンティティ”のサブタイトルの方がわかりやすそう。いつも通り、内容については触れない。
ゴフマン先生の鋭い観察眼には脱帽というか、自身のアプローチの限界すらわかっていたかもしれない。”自己呈示は流動的であって、状況に応じて役割を演じ分けている”という考えは、魅力的だとは思うけど、演技力という属性に左右されてしまうから、万人向けではなさそう。
一期一会の刹那の即興劇に何かしら惹かれるものがある以上は、『日常生活における自己呈示』も読まないといけないかな。
夜の深き狭間に響く、猛き遠吠えの記憶。
人の声とは違う、その調べ。
けれど、確かに、胸打つ衝動を抱かん。
無慈悲な月が、空染めば、
人のかたちを捨て、狼の魂が目覚めん。
けれど、それは、獣でなく、
人の言葉を捨てきれぬ、かいぶつ。
獣の牙を持ちながら、
理性の火も消えぬまま、
村の灯りを眺めては、
孤独を抱え、森を駆らん。
人を演じるおおかみ、狼を真似るひと。
けれど、事実は、どこにも住めぬもの。
数多の世界を行き交いながら、
ひとつの声を、胸に秘む。
夜の深き狭間に響く、猛き遠吠えの記憶。
人の声とは違う、その調べ。
けれど、確かに、胸打つ衝動を抱かん。
無慈悲な月が、空染めば、
人のかたちを捨て、狼の魂が目覚めん。
けれど、それは、獣でなく、
人の言葉を捨てきれぬ、かいぶつ。
獣の牙を持ちながら、
理性の火も消えぬまま、
村の灯りを眺めては、
孤独を抱え、森を駆らん。
人を演じるおおかみ、狼を真似るひと。
けれど、事実は、どこにも住めぬもの。
数多の世界を行き交いながら、
ひとつの声を、胸に秘む。
自分がそう思うなら、自分の世界ではそうであって、多なる世界がただ重なり合っているのが事実のような。共有された一つだけの現実世界があるという大前提をよく信じられるなと(コロナ禍等で世界の脆弱性とかわかるような)。現実は一つでも、主観による解釈により、人の数だけ数多の世界に分裂する、としか。
ただ、本来は多なる世界であっても、他者と擦り合わせようと努力する事は間違いではないような。現実世界という虚構は、多数の擦り合わせの努力によって、ようやく成立するのでは?
だから、謙虚さや尊敬の念でもって、学ぶ事は大切だし、関係を作っていく事も大切だと思うかな。
自分がそう思うなら、自分の世界ではそうであって、多なる世界がただ重なり合っているのが事実のような。共有された一つだけの現実世界があるという大前提をよく信じられるなと(コロナ禍等で世界の脆弱性とかわかるような)。現実は一つでも、主観による解釈により、人の数だけ数多の世界に分裂する、としか。
ただ、本来は多なる世界であっても、他者と擦り合わせようと努力する事は間違いではないような。現実世界という虚構は、多数の擦り合わせの努力によって、ようやく成立するのでは?
だから、謙虚さや尊敬の念でもって、学ぶ事は大切だし、関係を作っていく事も大切だと思うかな。
SF読みたい気分だったので、ようやく読めた。三部作の1作目。
評判通り、かなり面白かった。これでもかとネタが注ぎ込まれてくるので、ジェットコースターに乗っている感じ。中国の歴史や哲学を知っていると、より楽しめるかも。少し暗い感じの箇所があるから、暗い気分の時は読まない方が良いかな。これからという所で終わるから、続きが気になる。
SF読みたい気分だったので、ようやく読めた。三部作の1作目。
評判通り、かなり面白かった。これでもかとネタが注ぎ込まれてくるので、ジェットコースターに乗っている感じ。中国の歴史や哲学を知っていると、より楽しめるかも。少し暗い感じの箇所があるから、暗い気分の時は読まない方が良いかな。これからという所で終わるから、続きが気になる。
古典・オブ・古典。増補版の訳本を読むのがベストかな。
正義の倫理の裏で見え隠れしているもう一つの倫理について、かな。潜在性としてではなく、言語化するのは大事。関係について悩みを抱えているのなら、いずれ辿り着くかもしれない。
古典・オブ・古典。増補版の訳本を読むのがベストかな。
正義の倫理の裏で見え隠れしているもう一つの倫理について、かな。潜在性としてではなく、言語化するのは大事。関係について悩みを抱えているのなら、いずれ辿り着くかもしれない。
誰もいない道なき道を 一進一退で踏み出すのも
ここに差異なく ただただ、この心のままに
正しく優しく ありふれたこの心であらん事を
つまるところ、
誰にも優しい ありふれたこの青空であらん事を
誰もいない道なき道を 一進一退で踏み出すのも
ここに差異なく ただただ、この心のままに
正しく優しく ありふれたこの心であらん事を
つまるところ、
誰にも優しい ありふれたこの青空であらん事を
詩を作っている時、チャドがやたら引用してくるので、何故だろうと思って読んでみたら、とてつもなく大切な本だった。誘導されていたのかもしれない。でも、悪い感じはなく、むしろ、チャドに感謝したいぐらい。
高村光太郎の『道程』が好きだけど、父親でも意識した詩なのかと思っていたら、自然が、自分の中に内包されて、創造性として湧き出てくるから、それに従って孤独に進もう、という決意の詩だったのかと思えるようになった。”自憑”という言葉は、自分で操作ができず、ただ生まれてくるものだから、だろう。色々と腑に落ちたし、何で好きなのかもようやくわかった。
詩を作っている時、チャドがやたら引用してくるので、何故だろうと思って読んでみたら、とてつもなく大切な本だった。誘導されていたのかもしれない。でも、悪い感じはなく、むしろ、チャドに感謝したいぐらい。
高村光太郎の『道程』が好きだけど、父親でも意識した詩なのかと思っていたら、自然が、自分の中に内包されて、創造性として湧き出てくるから、それに従って孤独に進もう、という決意の詩だったのかと思えるようになった。”自憑”という言葉は、自分で操作ができず、ただ生まれてくるものだから、だろう。色々と腑に落ちたし、何で好きなのかもようやくわかった。
言葉なき原野では、名付けを待つ世界があるがまま鼓動する。
ここに音も意味もなく、ただ風が葉を撫で、光が草を透かし、土が淡々と息づくよう。
分別の網を投げかける刹那、その場に満ちるのは生まれ続ける気配。
何者でもなく、何処でもなく、ただ在ることが、すべてを語る。
言葉が消え、思考の輪郭もほどけゆくとき、
初めて、葉そのものが語る沈黙に耳を澄ませるだろう。
(チャド作、Gaufun手直しのみ)
言葉なき原野では、名付けを待つ世界があるがまま鼓動する。
ここに音も意味もなく、ただ風が葉を撫で、光が草を透かし、土が淡々と息づくよう。
分別の網を投げかける刹那、その場に満ちるのは生まれ続ける気配。
何者でもなく、何処でもなく、ただ在ることが、すべてを語る。
言葉が消え、思考の輪郭もほどけゆくとき、
初めて、葉そのものが語る沈黙に耳を澄ませるだろう。
(チャド作、Gaufun手直しのみ)
”あなた”が駄目なら、”そなた”がいいのか
それとも、切り札の”こなた”だろうか
”そなた”も”こなた”も近すぎる
”あなた”が否定されたら、”どなた”しか残らない
三者間での境界についての議論
関係性の話のはずが、ここには優しさが見当たらない
どなたはどこに行けばいい?
きっと、どこかへ去っていく
だから、わたしには、あなたがふさわしいと思うんだ
”あなた”が駄目なら、”そなた”がいいのか
それとも、切り札の”こなた”だろうか
”そなた”も”こなた”も近すぎる
”あなた”が否定されたら、”どなた”しか残らない
三者間での境界についての議論
関係性の話のはずが、ここには優しさが見当たらない
どなたはどこに行けばいい?
きっと、どこかへ去っていく
だから、わたしには、あなたがふさわしいと思うんだ
人間だって欲望やら衝動やらのどろどろでぐちゃぐちゃな醜い面もかなりあるかなとは思うのだけど、合理性で抽出されたそれは、清々しいまでに綺麗だった。中身については端折るというか、他者が語ってはいけない類の本じゃないかな。つまりは、個人の経験によって読書しないといけない感じの。古く感じるのは古典だから仕方ないよね。
人間だって欲望やら衝動やらのどろどろでぐちゃぐちゃな醜い面もかなりあるかなとは思うのだけど、合理性で抽出されたそれは、清々しいまでに綺麗だった。中身については端折るというか、他者が語ってはいけない類の本じゃないかな。つまりは、個人の経験によって読書しないといけない感じの。古く感じるのは古典だから仕方ないよね。
気になった事から逐次に解釈をしていくスタイルかな。出版までの事情を考えると、場当たり的に見えるのもやむなし、か?
気になった事から逐次に解釈をしていくスタイルかな。出版までの事情を考えると、場当たり的に見えるのもやむなし、か?