カイオン
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屍派クッキング部
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【10月度ゆうぎり句会のお知らせ】

場所:大阪府・京阪沿線寝屋川市駅前のレンタルスペース
日時:10月18日(土) 13時~17時(※投句締切:13時)
参加費:おひとり様 1,000円

当季雑詠5句投句、飲食の持ち込み可(アルコール含む、ただし泥酔しないようにご注意を。)
参加希望の方はリプかDMにてお気軽にお声掛けください。初参加の方、俳句初心者の方も大歓迎です。

#句会 #俳句
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冷えてない冷やし中華食べる午後からはぬいぐるみ並べて会議 寝熊岩ひより『公園で寝る』より

無為である暮らしも、端から見ると不思議と楽しそうだ。鳳凰原岬さん主催の人魚賞応募作から
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ほどけてはからまる八月のくせ毛
相田えぬ『でこぼこ』より

いつのくせ毛でも厄介だけど、八月のくせ毛は、より自己主張が強そうだ。『俳句四季』2025年10月号所収
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君が不死と言うたび胸にめりめりと泰山木の花が咲くのよ 服部真里子「菜の花の火を渡って」より

あの白い花は不死の象徴だったのか。憧れと不穏の言いしれぬ白。『現代短歌』110号から
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たんかさん、誕生日おめでとうございます!
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先日、文フリ大阪で展示したデモ版絵歌集を、大阪中崎町の葉ね文庫さんに置いていただけることになりました。店主さんに言えば出してくださると思うので、良かったら見てって下さい。
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目のまえの鳥があなたであることを確かめようとする夜の舌 笹井宏之『てんとろり』より

夜の舌はどこまでも自在に伸びていきそうで、息がしづらい。
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日曜日の文フリ大阪、ちの46ブースで共同出店します。絵歌集を展示するので(販売は無し)、良かったら観に来てね。
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漕がないとゆっくり消える自転車の灯りはいつも人間の比喩 枇杷陶子『粘菌歌会』より

ダイナモ式のライトは消えるのにタイムラグがあり、儚い。ネット企画、第55回粘菌歌会テーマ「明るい」から。
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滑稽さが肝の喜劇では、登場人物全員が愚者であるべきなのだ。 古谷田奈月『神前酔狂宴』より

真剣にふざけてると、そのことが当然となっていき、足場が狂うよ。
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誰にでも救われないで居るために砂糖につかる夏蜜柑たち 市島色葉『追憶』より

夏蜜柑のイドを幻視する想像力も、繊細でかけがえないものと思う。第二回U25短歌選手権、小島なお賞受賞の連作から
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祈る時 眉間に露出するものをわたしと呼びぬ 夜の踊り場 大森静佳『ヘクタール』より

わたしの本体とは、わたしなのだろうか。価値観は、常に目まぐるしく変化する。
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小説新潮にホラー短歌特集が組まれてて、ざっと読むに木下龍也さんの歌が一番恐ろしくて流石!と思ったが…淵源の暴力の怖さを暗示してて、世相か…となった。
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夏の終わりに終わりはないあなたが好きだ 御中虫『おまへの倫理崩すためなら何度でも車椅子奪ふぜ』より

夏という季節の、とらえどころの無さよ。蝉がうるさいが、今日も仕事だ。
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三途の川で溺れるわたしが掴まった中華鍋あの頃の祖父のだ 小坂井大輔『コザカイズム』より

祖父の代からの、中華料理屋の逞しさよ。きっとこっちに戻って来れる。
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ずぶ濡れの音して咲けり凌霄花 月野ぽぽな『人のかたち』より

だらりとしてる花弁は、もとより濡れていたのか。昨日の夕立の雨滴が、今朝の窓に残っていた。
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むうこさん、読んで頂いてありがとうございます!
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死ぬまでに眺める雨を数えよう答え合わせは来世にしよう 久石ソナ『停止しましょう』より

残された人生で、出来ることには限りがある。精一杯のチャレンジ。角川短歌2025年2月号から
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返済に潜る七夕飾かな 深町明 NHK俳句2020年10月号より

サラ金業者が家に押しかけてきて、咄嗟に七夕の笹の下に隠れた景を詠んだもの。思いもかけない七夕の情景がある。ラジオ文芸選評、北大路翼選から。
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かき氷くずしてゆけば夕闇にこどもの増える甘いみずうみ 石村まい『パリで風邪を引いた』より

夕闇の色と、ぐだぐだの氷。こどもの増えるというのは、かき氷の色とりどりのシロップの喩だと思う。読んでる側も、共にみずうみに浮かぶ。
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先日発売された「俳句四季 7月号」(東京四季出版)の「句会拝見」コーナーにてゆうぎり句会を取り上げていただきました!
皆さんの俳句は「会員作品」として紹介されていますが、当句会は基本的に会員制度は取っていません。会費なども不要です。座を共にする「俳句仲間」という感覚で捉えていただければ幸いです。

これを機に興味を持ってくださった方は、是非お気軽にお声掛けいただければと思います。よろしくお願いいたします。

#俳句 #句会
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なにが良く、なにが良くないかという価値基準は総じて一時的、一面的なもので、まったくそれに捉われるようでは人生など台無しだ。 町家良平『私の小説』より

気分屋の自分には、説得力かある。すでに台無しかもしれないとしても。
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やわらかい言葉から病む濃紫陽花 なつはづき『句集 ぴったりの箱』より

やわらかいという、形容詞の親和性。桃は触れたところから茶色くなる。はっきりと、告げてほしい。