こちらでは、ブログ更新告知、読書会感想(ほんわか、DeepDubliners)、将棋関係をつぶやく予定です。
ブログ:vladimir.hatenablog.com
誰もが一度は考える読みの可能性なのに、どうして若島先生はこうも見事にテクスト上の根拠を見出せるのか。
ところで、『犬を連れた奥さん』。ナボコフはじめ傑作の呼び声が高いけれども、チェーホフ作品の中ではイチピンとこないのよねぇ。
誰もが一度は考える読みの可能性なのに、どうして若島先生はこうも見事にテクスト上の根拠を見出せるのか。
ところで、『犬を連れた奥さん』。ナボコフはじめ傑作の呼び声が高いけれども、チェーホフ作品の中ではイチピンとこないのよねぇ。
ジョイス『ユリシーズ』の感想を書きました。
前半は意識の流れ/内的独白/自由間接話法の概念整理を行い、後半部分は『ユリシーズ』の特質について検討しています。
なぜ私は他の作品ほどには『ユリシーズ』を愛せないのか?『ユリシーズ』のどこが厭なのか?『ユリシーズ』嫌いによる『ユリシーズ』論です。
全部で2万字。誰か読んで。
vladimir.hatenablog.com/entry/2025/0...
ジョイス『ユリシーズ』の感想を書きました。
前半は意識の流れ/内的独白/自由間接話法の概念整理を行い、後半部分は『ユリシーズ』の特質について検討しています。
なぜ私は他の作品ほどには『ユリシーズ』を愛せないのか?『ユリシーズ』のどこが厭なのか?『ユリシーズ』嫌いによる『ユリシーズ』論です。
全部で2万字。誰か読んで。
vladimir.hatenablog.com/entry/2025/0...
今回読んでて(聴いてて)、いいなぁと思ったのは、オリガがパイプの音をいやがる箇所。ちょっと想像力を働かせると、テクスト内から明白な答えを導くことができる。
最近ジョイスばっかり読んでたせいか、こういうところにすごくナボコフみを感じた。
今回読んでて(聴いてて)、いいなぁと思ったのは、オリガがパイプの音をいやがる箇所。ちょっと想像力を働かせると、テクスト内から明白な答えを導くことができる。
最近ジョイスばっかり読んでたせいか、こういうところにすごくナボコフみを感じた。
選定された短篇のリストを見てテンションがぶち上がった。
読みたい短篇に投票した「かつて、アレッポで…」も早速取り上げていただけるようで非常に楽しみ。
選定された短篇のリストを見てテンションがぶち上がった。
読みたい短篇に投票した「かつて、アレッポで…」も早速取り上げていただけるようで非常に楽しみ。
『割れたグラス』
『ジェイムズ』
『十二月の十日』
『両膝を怪我したわたしの聖女』
他漫画1作の感想をお話しました。通勤通学のお耳のお供にでもぜひ聴いて下さい。下記リンク先の埋め込みから聴けるはず。
vladimir.hatenablog.com/entry/2025/0...
『割れたグラス』
『ジェイムズ』
『十二月の十日』
『両膝を怪我したわたしの聖女』
他漫画1作の感想をお話しました。通勤通学のお耳のお供にでもぜひ聴いて下さい。下記リンク先の埋め込みから聴けるはず。
vladimir.hatenablog.com/entry/2025/0...
また、別項に書いたとおり、ナボコフ短篇読書会「移動祝祭日」を8月から再開します。そちらのお申し込みはGoogle Formにて。
また、別項に書いたとおり、ナボコフ短篇読書会「移動祝祭日」を8月から再開します。そちらのお申し込みはGoogle Formにて。
『隠し砦の三悪人』ばりの窮地→窮地式のプロットでなかなかのページターナーぶり。R・ライトを思い出しながら読んだ。
ライトは+キレキレの心理描写が魅力ですが、『ジェイムズ』はその替わりに思弁性がのっかった印象。「鉛筆」のモチーフが良かった。
原ハック・フィンのアウトサイダーがフロンティアを目指す的な感じ、もっそいアメリカ的だなと思うけど、『ジェイムズ』が「正義を実現」する手段も大概だな。
皮肉として受け取りたいところだけど、当のアメリカ人はどう読むのだろうか。
『隠し砦の三悪人』ばりの窮地→窮地式のプロットでなかなかのページターナーぶり。R・ライトを思い出しながら読んだ。
ライトは+キレキレの心理描写が魅力ですが、『ジェイムズ』はその替わりに思弁性がのっかった印象。「鉛筆」のモチーフが良かった。
原ハック・フィンのアウトサイダーがフロンティアを目指す的な感じ、もっそいアメリカ的だなと思うけど、『ジェイムズ』が「正義を実現」する手段も大概だな。
皮肉として受け取りたいところだけど、当のアメリカ人はどう読むのだろうか。
どの順番で読むかはあなた次第。27のパーツからなる箱入り小説!? B・S・ジョンソン/若島正訳『不運な奴ら』東京創元社より2025年晩秋刊行!! #東京創元社
note.com/tokyosogensh...
今日は作品の中身はさておき、お子さんの小学校の卒業スピーチで、ナボコフのカフカ論からの引用をしようとした、という若島先生自身のエピソードがとにかく爆笑だった。
今日は作品の中身はさておき、お子さんの小学校の卒業スピーチで、ナボコフのカフカ論からの引用をしようとした、という若島先生自身のエピソードがとにかく爆笑だった。
心理小説っぽいゴシック・サイコホラー・ミステリを、敢えて社会派小説として読解してみる試みです。
でも本当はこの作品の魅力は、優れたワードセンスが支えてるんだと思われます。
※ネタバレ全開につき注意
vladimir.hatenablog.com/entry/2025/0...
心理小説っぽいゴシック・サイコホラー・ミステリを、敢えて社会派小説として読解してみる試みです。
でも本当はこの作品の魅力は、優れたワードセンスが支えてるんだと思われます。
※ネタバレ全開につき注意
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"was, and is"の話からまさかコレットのフロス、フロス、フロス!に飛ぶとは!面白いなぁ~。
そして気が付いたら6月は初日が第1日曜日で、次回まであと2週間しかない。頑張って予習せねば。
"was, and is"の話からまさかコレットのフロス、フロス、フロス!に飛ぶとは!面白いなぁ~。
そして気が付いたら6月は初日が第1日曜日で、次回まであと2週間しかない。頑張って予習せねば。
5月25日(日)13:00-17:30(対面開催)
京都大学文学部校舎2階第7講義室にて。
第一部 シンポジウム(13:00-15:30)
「Bend Sinister 再訪(あるいは、30年後の御礼参り)」
板倉厳一郎、森慎一郎、横内一雄、若島正
30年前に大学院の演習で一緒にBend Sinisterを読んだ人たちと、もう一度読み返します。
第二部 特別講演(16:00-17:30)
Brian Boyd, “The Nature of Writing and the Writing of Nature”
Boyd先生最後の来日です。
来聴歓迎!
マリオ・バルガス=リョサ『都会と犬ども』の感想を書きました。
さながら汚い『飛ぶ教室』。寄宿制士官学校における少年たちの群像劇。
いじめあり、買春ありのホモソ内でのリアルをグロテスクに描き出します。
作者のデビュー作にして出世作にして傑作。オススメ。
vladimir.hatenablog.com/entry/2025/0...
マリオ・バルガス=リョサ『都会と犬ども』の感想を書きました。
さながら汚い『飛ぶ教室』。寄宿制士官学校における少年たちの群像劇。
いじめあり、買春ありのホモソ内でのリアルをグロテスクに描き出します。
作者のデビュー作にして出世作にして傑作。オススメ。
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僕は沢山の謎とパズルを仕込んだので、何世紀もの間、大学教授たちがその答えを探すのに忙しいことだろう。それが不滅性を確保する唯一の方法なんだ。―ジョイスに帰せられる言葉,エルマン『ジェイムズ・ジョイス伝』
前者の文章は後者の発言のパロディ/オマージュだと思っていたけれど、実は前者が1938年、後者が(人口に膾炙したのが)1959年で、パロディでもオマージュでもなくオリジナルだったと気が付いた。
僕は沢山の謎とパズルを仕込んだので、何世紀もの間、大学教授たちがその答えを探すのに忙しいことだろう。それが不滅性を確保する唯一の方法なんだ。―ジョイスに帰せられる言葉,エルマン『ジェイムズ・ジョイス伝』
前者の文章は後者の発言のパロディ/オマージュだと思っていたけれど、実は前者が1938年、後者が(人口に膾炙したのが)1959年で、パロディでもオマージュでもなくオリジナルだったと気が付いた。
アフガニスタンを舞台にした仏文調の小説。観劇しているような独特の読み味です。
ゴンクール賞の審査員を褒めたくなる傑作。1.5年振りの☆5(マイベスト級)です。
vladimir.hatenablog.com/entry/2025/0...
アフガニスタンを舞台にした仏文調の小説。観劇しているような独特の読み味です。
ゴンクール賞の審査員を褒めたくなる傑作。1.5年振りの☆5(マイベスト級)です。
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表題作は鉄道ロマン✕ノスタルジー。
私のイチオシは千夜一夜的な枠物語の「葬儀でのお話」シリーズ。この手の民話調の連作短篇はなんぼあっても良いものです。
エクス・リブリスからもう一冊感想を書いたら待望のユリシーズ講義(アーカイブ)に参加の予定。
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表題作は鉄道ロマン✕ノスタルジー。
私のイチオシは千夜一夜的な枠物語の「葬儀でのお話」シリーズ。この手の民話調の連作短篇はなんぼあっても良いものです。
エクス・リブリスからもう一冊感想を書いたら待望のユリシーズ講義(アーカイブ)に参加の予定。
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これほんわか塾の過去回で盛り上がったやつ!
紙魚の手帖でほんわか塾の課題作品が取り上げられると一粒で二度おいしい気分。
これほんわか塾の過去回で盛り上がったやつ!
紙魚の手帖でほんわか塾の課題作品が取り上げられると一粒で二度おいしい気分。
せめて日本語の半分の速度で読めたらなぁ(仮定法過去)。
せめて日本語の半分の速度で読めたらなぁ(仮定法過去)。
ボルヘスの「『バベルの図書館』版で読んだのだけれども、ほんとボルおぢの好きそうな感じ。
硬くいうと現実とか虚構とかそういう話になるんだろうけど、平たくいうと良いホラ話。
ボルヘスの「『バベルの図書館』版で読んだのだけれども、ほんとボルおぢの好きそうな感じ。
硬くいうと現実とか虚構とかそういう話になるんだろうけど、平たくいうと良いホラ話。
お話は面白いんだけれども、英弱勢なので英語に四苦八苦。関係代名詞とかながーーーい副詞句がうねうね連なるのはまだいいんだけど、やっぱ明白に語彙力が足りない。
こういうのってやっぱりとにかく読みまくるしかないのかしら。
お話は面白いんだけれども、英弱勢なので英語に四苦八苦。関係代名詞とかながーーーい副詞句がうねうね連なるのはまだいいんだけど、やっぱ明白に語彙力が足りない。
こういうのってやっぱりとにかく読みまくるしかないのかしら。