久野貴詩 / Takashi KUNO
@kunotakashi.bsky.social
14 followers 8 following 480 posts
Illustrator / Based in Tokyo, Japan / ✉️ mail★kunotakashi.com / 東京在住のイラストレーターです。国内外問わず、書籍・雑誌・広告などの多方面にアートワークを提供しています。
Posts Media Videos Starter Packs
武蔵野公会堂
Peter Barakan's (Mini) Music Film Festival (+出前DJ) in 武蔵野
www.musashino.or.jp/koukaido/100...

『七転八起の歌手 バーバラ・デイン』の上映と、バラカンさんによるトーク&DJ。
この十数年、SNSにイラストをアップすることで仕事のきっかけを得てきた。
それをやめてしまえば、仕事は減るかなくなるだろう。
アップしても苦しいし、アップしなくても苦しい。
やっていないとサボっている気にもなって、「なんて駄目な人間なんだ」と自分で自分を責めつづけることにもなる。
筋トレとストレッチを1年継続しても、そんなの関係なく苦しい。
Tumblr、Twitter、Facebook、Behance、Instagram、Pinterest……あらゆるSNSにイラストをアップして、その数は1000を優に超えている(その1000のイラストを、それぞれのSNSに上げてきた!)。
でも、もう疲れてしまった。
すべてAIの養分だったのかと思うと(実際は違うかもしれないが)、さらに徒労感が増す。

コンプライアンス重視の傾向は、ネットリンチなどの暴力的な方向にも作用して、これまで制作してきたイラストや文章が全部リスクなんじゃないかとさえ感じられる。
神経症的な不安が創作にブレーキをかける。
それがさらにストレスになり、苦しさは増していく。
ちょっと、というか、だいぶしんどいな。
イラストを描いても落ち込むだけ、落ち込むためにまたイラストを描くのか……そんな気持ちがどうしても消えない。
何ヶ月もかけて取り組んだ仕事も、まるでリアクションがなく、いつもどおりに無視されるだけ。
2023年の個展のあと、いっときは回復したものの、もう何年もこの気分が拭えない。
不穏な状況、不穏な文字列。
体調が悪かったからこそ、描けたのかもしれないイラスト。

#art #drawing #illustration
#kunotakashi
ワーク・イン・プログレスな怪獣。
結局、シャープペンシルの線が好きなんだ。

#art #drawing #illustration
#kunotakashi
SML『Small Medium Large』

SMLのファースト・アルバムは、去年の夏、気に入ってよく聴いていた。
日記にもそのことを書いたんだった。
note.com/kunotakashi/...
Small Medium Large
open.spotify.com
SML - "Taking Out the Trash" (video by Nespy5euro)

新しいアルバム『How You Been』に向けての先行シングル。
前作の抑制の利いた感じとはやや違う傾向だけど、これはこれでおもしろい。
新作をまとめて聴くのが楽しみだ。
SML - "Taking Out the Trash" (video by Nespy5euro)
YouTube video by International Anthem
www.youtube.com
体調が悪くて孤立して、読書に集中する気力もなく、スマホでSNSくらいしか見ていられない。
そういう状況になったら、刹那的で瑣末な議論や、他人のトラブルが次々と目に飛び込んでくる。
本来考えなくていいことだらけ。
ニセの設問に始終解答を求められ、さらに疲弊して、自分自身を疎外してしまう悪循環に。

あれしろ、これしろ、この問題について考えろ、で世の中は溢れているけれど、なにをしないか決めて、きっぱりそれを実践するのはけっこう難しい。
「いらないものを捨てる」って、「いるものを求める」以上に気力と体力を要する。
そこにつけ込まれているなぁ、と回復期のいま思う。
こういうことがあらゆるジャンルで起こっているんだな、とも思った。
いらない注射を打ったり、波動がどうのとか言い出したり……医療だけでなく、政治や経済、あるいは歴史の分野でも似たようなことが。
検索上位にたくさん出てきて、きれいな体裁をしたサイトがあれば、そっちのほうが信頼できると考えても不思議じゃない。
起きているあいだ、足の先から耳まで全身がかゆくて、からだ全体を蚊に刺されたような発疹が覆う。
皮膚科に行き、処方してもらった薬を飲んだら、一発で症状はおさまった。
自律神経の乱れに起因するものではないか、という話だった。

病院に行き慣れていない自分からすると、なにがやっかいかって、普通の皮膚科がわからない。
自費診療の美容系がメインのところじゃなくて、オールドスクールな「普通の皮膚科」へ行きたいのに、検索してもかなりわかりづらい。
「普通の皮膚科」はウェブサイトさえなかったりするし……。
Jakob Bro & Midori Takada『Until I Met You』

ヤコブ・ブロと高田みどりによるコラボレーション作品で、例によって『ジャズ・トゥナイト』でも紹介されていたアルバム。
めちゃくちゃいい。

映画『ミュージック・フォー・ブラック・ピジョン』も劇場で見たかったなぁ。
DVD買おうかな(10月15日に発売らしい)。
www.musicforblackpigeons.com
Until I Met You
open.spotify.com
経験したことのないレベルの蕁麻疹。
全身かゆくてしかたない。
指先から顔までボロボロになってしまった。
丸一日つづいているけど、おさまるのか……。
『手塚治虫 創作の秘密』を見る。

3日間で3時間の仮眠しかとらなかったことを、天才の猛烈エピソードとして語っちゃあいけない。
「あと40年は仕事をしたい」と話す手塚は、この番組の放送(1986年1月)の3年後に亡くなっている。

異常なスケジュールにならないように、依頼は適度に断るべきだ。
それも含めて仕事だろう。
後輩にチャンスをまわす意義もある。

一線にいるひとが仕事のしかたを変えなければ、新人は「手塚先生もやっているんだから」と無理をする以外になくなってしまう。
スタッフや編集者だって、何人潰してきたんだろうか。

このひとの仕事ぶりを、決して美談にしてはいけない。
手塚治虫 創作の秘密 - 時をかけるテレビ〜今こそ見たい!この1本〜
妻以外は誰も入れないという秘密の仕事場に週に5日は泊まり込み執筆に取り組む手塚治虫。そこに映し出されたのは、レコードを大音量にし、3本の連載マンガを同時に書き進め、眠気に襲われながらも時には逆立ちしてアイデアを振り絞り、原稿と格闘する姿だった。番組放送の4年後に手塚治虫は亡くなった。マンガへの思いを語る貴重な番組。ゲストは火の鳥の大ファンという中田敦彦さん。※2025年1月放送回のアンコール放送。
www.nhk.jp
文章も調子よく書けていて、映画も見て、はじめてのライブハウスにも足を運んで……けっこう楽しくやっていたはずなのに、大風邪を引いて寝込んで以降、すべてが崩れ去ってしまった。
今年前半の仕事があまりにもきつすぎて、「イラストを描くこと=苦行」になってしまったのを解きほぐしたい。
2025年のうちに、ある程度以前の感覚を取り戻せたらいいんだけれど。
「入れてください!」とどの門も叩くことがなかったがゆえに、常にひとりぼっちだけれど、だからこそどうにか継続してこられたという面もある。
この気質がユニークネスになるのか、あるいは誰にも相手にされないまま消えていくのか……いつもその瀬戸際にいる。
自分の強みであり、弱みでもある点として、どのコミュニティにも属していない/属せない/属したくない、というのがある。
イラストやデザインの業界とも関係が薄いし、趣味の領域でも、映画や音楽や演劇や文学、すべてにおいて部外者という感じがしている。

同業者の知り合いも、わざわざ無理につくったりはしない。
ときどき展示を見に行って、「いいな」と思うひとと交流がつづくことはあっても、それを「人脈づくり」だとか考えてやっているわけではない。

同業者との交流にはペースを乱されることも少なくない。
そう実感して以降、かなり慎重にはなっている。
他人の作品を見て、必要以上に落ち込むことのほうが多かったから。
劇中には、岡﨑乾二郎やピーター・ドイグの作品集が登場して、中のページも映される。
オカケンのほうはこのあいだ現美で見たばかりだからすぐにわかったけれど、ピーター・ドイグの名前をすぐに思い出せたのには自分で驚いた。
近美の展示は2020年、それ以来すっかり忘れていた。
横浜聡子監督の新作、『海辺へ行く道』も見ていた。

140分で3章の構成、ロケ地は小豆島。
アーティスト移住支援をしている海辺の町で、ヘンテコなひとたちが代わる代わる登場しては去っていく。

創作をめぐっての態度に関する話でもあったのだが、そこにはさほどピンとこないまま。
バッドな状況がそうでない状況と等価に表れて、特にどうということもなく過ぎていく様子には、奇妙なおもしろさがある。

作為が先に立ちすぎて見え、笑えそうなシーンでも醒めた気持ちが残りつづけた。
「映画の嘘」をわざと際立たせているのだと思うけれど、見た日の自分にはどうも合わなかった。
別のタイミングで見れば、また違うのかも。
映画『海辺へ行く道』公式サイト|8.29公開
第75回ベルリン国際映画祭ジェネレーションKplus部門特別表彰|瀬戸内国際芸術祭2025参加作品|「ウルトラミラクルラブストーリー」「俳優 亀岡拓次」「いとみち」の横浜聡子監督、待望の最新作!
umibe-movie.jp
超老舗(今年がちょうど60周年)なのに、ビギナーでもひとりで全然行けちゃうオープンな雰囲気があってすごい。
インバウンドのお客さんは、みんな一見さんだしね。
ライブハウスにありがちな怖さがない。

そしてもちろん、今日のTokyo Quartetの演奏は最高だった。
また行きたいなぁ。
はじめてのピットイン。
前売りチケットの精算・引き渡しができるのは18時から。
定刻に到着すると、すでに20人ほどが並んでいた。

今日の公演は売り切れ、当日券なし。
開場は19時、整理番号順。
自分は152番で、19時20分ごろに入場できた。

1ドリンク付き。
入場時、カウンターに用意された複数種類の中から好きなものを選んで受け取る。

座りの席は100くらい?
立ち見でもさほど窮屈ではない。
客層は40代以上が多い感じで、外国から見に来たひともけっこういる様子。
雰囲気は落ち着いていて、居心地もいい。
トイレもきれいで明るかった。

開場&休憩中の音楽は、ターンテーブルからレコードで。