アイコンヘッダーは真紅路ひお様のスケブ依頼より
#読了
はるか昔のイスラム世界を舞台としたミステリ。いや、ミステリの形式をとった宗教学の本かも。語り手が詩人ファリードにアリーという行者の身に起きた殺人事件を語るというかたちなのだけど、ゾロアスター教が現役だったり、様々なムスリムの聖者や分派が出てきたりとめくるめくムスリム世界に浸れる。千夜一夜物語やアラビアの夜の種族に似たような雰囲気で。謎解きも信仰に基づいて矛盾をついていくのも新鮮……と思いきや、哲学的な問いにひっくり返されて、どういうこと!?と。最後の一章でどう読み解くかを解説してるのも初めてかも。火蛾は彼我とかけてるのかもと思った。
#読了
はるか昔のイスラム世界を舞台としたミステリ。いや、ミステリの形式をとった宗教学の本かも。語り手が詩人ファリードにアリーという行者の身に起きた殺人事件を語るというかたちなのだけど、ゾロアスター教が現役だったり、様々なムスリムの聖者や分派が出てきたりとめくるめくムスリム世界に浸れる。千夜一夜物語やアラビアの夜の種族に似たような雰囲気で。謎解きも信仰に基づいて矛盾をついていくのも新鮮……と思いきや、哲学的な問いにひっくり返されて、どういうこと!?と。最後の一章でどう読み解くかを解説してるのも初めてかも。火蛾は彼我とかけてるのかもと思った。
私も読み始めは面白いじゃん!と思ってたけど途中から「はい??」の嵐だった
良かったのはタイトルと序章までだった。労働史と読書史の学術的な話をしてるのかと思いきや、あちこちの論説を好きに組み合わせてるだけで、客観的データを元に考察するという基本的な視点が抜け落ちてる。
読書のノイズ性(意図しない情報)が忌避されてるからパズドラはできても読書はできないって、FGOとかのスマホゲームはノイズ性ないの??とツッコミどころ多数すぎて。
こういう学術ぶった本は研究の素養がないと、トンデモ論に解釈されちゃうのだな…と学んだ🙄
私も読み始めは面白いじゃん!と思ってたけど途中から「はい??」の嵐だった
統計でウソをつくの、近藤誠もそうで著者の本は人の健康を害するものではないけど、ちゃんと訂正すべき内容。あとから統計的な正しさを証明することを目的とはしてない、と釈明してたけど、それなら間違っていたことを認めるべき。
togetter.com/li/2639008
過去記事参照:
x.com/Bookness2/st...
統計でウソをつくの、近藤誠もそうで著者の本は人の健康を害するものではないけど、ちゃんと訂正すべき内容。あとから統計的な正しさを証明することを目的とはしてない、と釈明してたけど、それなら間違っていたことを認めるべき。
#読了
著者の作品ははるか昔に『イン・ザ・プール』を読んでぶり。本作は連続殺人の群像劇で刑事や記者など色々な視点から事件を見ていくミステリ。キャラの個性が立ってて楽しめたのだけど、後半に進むにつれて三人の容疑者がからむせいか一人一人が手薄で冗長になってきて。特に犯罪心理学者のキャラが変人だけど仕事はできるってテンプレどおりのキャラで鼻について。さらに最後は収集がつかなくなったのか力技で着地させてて。殺人の期間が10年開いたのは何故かとか動機とかしっかり解明されないまま終わって、長かった割に読後感はイマイチ。
#読了
著者の作品ははるか昔に『イン・ザ・プール』を読んでぶり。本作は連続殺人の群像劇で刑事や記者など色々な視点から事件を見ていくミステリ。キャラの個性が立ってて楽しめたのだけど、後半に進むにつれて三人の容疑者がからむせいか一人一人が手薄で冗長になってきて。特に犯罪心理学者のキャラが変人だけど仕事はできるってテンプレどおりのキャラで鼻について。さらに最後は収集がつかなくなったのか力技で着地させてて。殺人の期間が10年開いたのは何故かとか動機とかしっかり解明されないまま終わって、長かった割に読後感はイマイチ。
#読了
営業職ではないのだけど、Audibleで評価が高かったので聴いてみたら面白かった。
新人のダメダメ営業マンがスーパー営業マンに出会うことで営業のレクチャーを受けるという物語形式で、新人くんの成長ぶりを追うのが楽しい。営業スキルについても、技術的な面だけでなく、普段の言動は隠しても伝わるから、プライベートでも誠実であること、と営業に関わらずすべてに通じる心の持ち方まで教えてくれる。最後、突然失踪したスーパー営業マンからの手紙は不覚にもほろりときてしまった。
#読了
営業職ではないのだけど、Audibleで評価が高かったので聴いてみたら面白かった。
新人のダメダメ営業マンがスーパー営業マンに出会うことで営業のレクチャーを受けるという物語形式で、新人くんの成長ぶりを追うのが楽しい。営業スキルについても、技術的な面だけでなく、普段の言動は隠しても伝わるから、プライベートでも誠実であること、と営業に関わらずすべてに通じる心の持ち方まで教えてくれる。最後、突然失踪したスーパー営業マンからの手紙は不覚にもほろりときてしまった。
感覚的には正しい可能性が高いけど、それを客観的に主張するためには前向き観察研究が必要で、横断的研究では時間的な変化を主張できないという基本的なことさえこの人は分かってないことが丸わかりなんだよね。疫学専門でない私でも常識の知識なのに、この人はそもそも研究者としての基礎的なスキルを身につけてるのか疑問で、それでも堂々と主張するのが無理すぎて読めなくなった🙄
note.com/nyake/n/na2d...
感覚的には正しい可能性が高いけど、それを客観的に主張するためには前向き観察研究が必要で、横断的研究では時間的な変化を主張できないという基本的なことさえこの人は分かってないことが丸わかりなんだよね。疫学専門でない私でも常識の知識なのに、この人はそもそも研究者としての基礎的なスキルを身につけてるのか疑問で、それでも堂々と主張するのが無理すぎて読めなくなった🙄
note.com/nyake/n/na2d...
これ以外に海産物の囲炉裏焼きとかあった。
これ以外に海産物の囲炉裏焼きとかあった。
あんこ×バターの背徳的な美味しさで、『シーラカンスは入ってません』の注意書きもかわいいし、パッケージのオシャレさも含めて、仙台土産の新定番だと思う。
あんこ×バターの背徳的な美味しさで、『シーラカンスは入ってません』の注意書きもかわいいし、パッケージのオシャレさも含めて、仙台土産の新定番だと思う。
ということで検査お疲れとクリニック近くの喫茶店でクレームブリュレ&コーヒー。美味しい😋
ということで検査お疲れとクリニック近くの喫茶店でクレームブリュレ&コーヒー。美味しい😋
#読了
途中まで読んで積ん読になってたのを年末だし片付けようと一念発起。木原音瀬の小説はBLとは思えないくらい、胸を抉って来るのだよね。そして、だいたい片方もしくは両方がキャラ悪で。
本作は主人公が記憶喪失になってるところから始まるのだけど、どうやら主人公は元はクズ男のようで。記憶戻るのかなと思いきや最後まで戻らず、もどかしいやり取りが続くけど、この描写の丁寧さが著者らしい。三部作だそうなので続きも期待。
#読了
途中まで読んで積ん読になってたのを年末だし片付けようと一念発起。木原音瀬の小説はBLとは思えないくらい、胸を抉って来るのだよね。そして、だいたい片方もしくは両方がキャラ悪で。
本作は主人公が記憶喪失になってるところから始まるのだけど、どうやら主人公は元はクズ男のようで。記憶戻るのかなと思いきや最後まで戻らず、もどかしいやり取りが続くけど、この描写の丁寧さが著者らしい。三部作だそうなので続きも期待。
#読了
実話怪談オムニバス集。さらりと読めてそれぞれの著者の個性も感じられてよい。若本衣織の山に関する怪談はいつ読んでも怖すぎて。黒木あるじは東北地方の怪談を集めてて、読んでて時々、ここ知ってる…となるのだけど、今回の3作は場所分からないもののあとから繋がってるのが明かされてゾッとした。
#読了
実話怪談オムニバス集。さらりと読めてそれぞれの著者の個性も感じられてよい。若本衣織の山に関する怪談はいつ読んでも怖すぎて。黒木あるじは東北地方の怪談を集めてて、読んでて時々、ここ知ってる…となるのだけど、今回の3作は場所分からないもののあとから繋がってるのが明かされてゾッとした。
でもこの小さめスライスで400円するんだよな…。美味しかったけど。
でもこの小さめスライスで400円するんだよな…。美味しかったけど。
#読了
良かった……けどしんどかった。杉村三郎シリーズ5冊目。探偵として請け負った中編3編収録。帯にはちょっと困った女たち、とあるけど、ちょっとどころではなかった。『絶対零度』は苦しくて悲しかった。最悪な俺様体育会系の夫にベタ惚れして犯罪に巻き込まれる妻のイザコザに巻き込まれる話だけど、調べるうちにこの体育会系グループに巻き込まれた別の夫婦の悲劇が明らかになって。自殺した妻の復讐を決意する夫の覚悟が悲しすぎた。というか、厄介な人格者の身内になると最悪な結果しか起こらないな…と。家族ガチャ怖い…
#読了
良かった……けどしんどかった。杉村三郎シリーズ5冊目。探偵として請け負った中編3編収録。帯にはちょっと困った女たち、とあるけど、ちょっとどころではなかった。『絶対零度』は苦しくて悲しかった。最悪な俺様体育会系の夫にベタ惚れして犯罪に巻き込まれる妻のイザコザに巻き込まれる話だけど、調べるうちにこの体育会系グループに巻き込まれた別の夫婦の悲劇が明らかになって。自殺した妻の復讐を決意する夫の覚悟が悲しすぎた。というか、厄介な人格者の身内になると最悪な結果しか起こらないな…と。家族ガチャ怖い…
#読了
良かった…。著者らしさが溢れてる小説だった。大阪弁だったり、どこかユーモラスなキャラが出てきたりするのが著者らしくて。同棲してる恋人が旅に出ると言ったまま消息を絶って、どうやら男性と行動して船の事故にあったことが分かって。男性の妻と真相を探るお話。ファンタジーとミステリの要素もあって、切なかったけどとても良かった。
#読了
良かった…。著者らしさが溢れてる小説だった。大阪弁だったり、どこかユーモラスなキャラが出てきたりするのが著者らしくて。同棲してる恋人が旅に出ると言ったまま消息を絶って、どうやら男性と行動して船の事故にあったことが分かって。男性の妻と真相を探るお話。ファンタジーとミステリの要素もあって、切なかったけどとても良かった。
どちらも高校時代に『ボトルネック』と『火車』で打ちのめされてからしばらく離れていたのだけど(そして東野圭吾に行った)、こうして大人になって読むと経験を積み重ねたことで良さがわかるようになった気がする。
どちらも高校時代に『ボトルネック』と『火車』で打ちのめされてからしばらく離れていたのだけど(そして東野圭吾に行った)、こうして大人になって読むと経験を積み重ねたことで良さがわかるようになった気がする。
#読了
杉村三郎シリーズ四冊目。衝撃のラストを迎えた『ペテロの葬列』から一転して、探偵事務所を設立している主人公にびっくり。この主人公、ガツガツもしてないし優しいし、基本的に善人なんだよなあ、と好感度が高い。一巻ではとても探偵の素質なんてなさそうだったのに、段々と洞察力が増しているし、元リーマンの礼儀正しさもあって、いままでにないタイプの探偵になってる。依頼者との距離感も良いのだよなあ。中編四作なのだけど、どれも良かった。表題作『希望荘』の真相も意外だったし、探偵になるきっかけとなった『砂男』は切なかった。やっぱり上手いなあ。
#読了
杉村三郎シリーズ四冊目。衝撃のラストを迎えた『ペテロの葬列』から一転して、探偵事務所を設立している主人公にびっくり。この主人公、ガツガツもしてないし優しいし、基本的に善人なんだよなあ、と好感度が高い。一巻ではとても探偵の素質なんてなさそうだったのに、段々と洞察力が増しているし、元リーマンの礼儀正しさもあって、いままでにないタイプの探偵になってる。依頼者との距離感も良いのだよなあ。中編四作なのだけど、どれも良かった。表題作『希望荘』の真相も意外だったし、探偵になるきっかけとなった『砂男』は切なかった。やっぱり上手いなあ。
北海道産生クリームとショコラ😋
北海道産生クリームとショコラ😋
#読了
ここ最近、雨後の筍のように溢れてきたモキュメンタリーホラー。歴史研究家の主人公が友人の家系を辿り始めることで怪異に巻き込まれるのだけど、文体も読みやすく軽く読めて面白かった。文中に出てくるウミケムシ、調べたらほんと気持ち悪かったな…
#読了
ここ最近、雨後の筍のように溢れてきたモキュメンタリーホラー。歴史研究家の主人公が友人の家系を辿り始めることで怪異に巻き込まれるのだけど、文体も読みやすく軽く読めて面白かった。文中に出てくるウミケムシ、調べたらほんと気持ち悪かったな…