岡﨑 晴輝
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岡﨑 晴輝
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九州大学の岡﨑晴輝研究室では、政治理論・政治制度・市民活動・日本政治・外国政治を専攻する修士課程・博士課程の大学院生を募集しています。演習は夜間(19:30~21:00)にオンラインで開講していますので、社会人の方や遠方にお住まいの方でも入学・修了可能です。入学を希望される方は、メールでご連絡ください(okazaki.seiki.882【at】m.kyushu-u.ac.jp)。

aktiv.sakura.ne.jp/students.html
山口晃人(2025)『エレクトクラシー・エピストクラシー・ロトクラシー ――代表制デモクラシーを再考する』名古屋大学出版会。

エレクトクラシー(選挙代表政)、エピストクラシー(知者代表政)、ロトクラシー(抽選代表政)を比較し、エレクトクラシーとロトクラシーの混合システムを提案した政治理論書(東京大学大学院総合文化研究科提出博士論文の加筆修正版)。……

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December 9, 2025 at 5:30 AM
Kolodny, Niko (2014a) "Rule Over None I" Philosophy & Public Affairs, Vol. 42, No. 3, pp. 195-229.
Kolodny, Niko (2014b) "Rule Over None II" Philosophy & Public Affairs, Vol. 42, No. 4, pp. 287-336.

【再読】社会的平等(social equality)により民主主義を正当化したペア論文。

aktiv3.sblo.jp/article/1910...
December 8, 2025 at 7:59 AM
『朝日新聞』の記事「デフレ下の削減より厳しい物価高 悲鳴あげる国立大、賃上げにも苦慮」に、私のコメントが掲載されています。
digital.asahi.com/articles/AST...
December 8, 2025 at 3:07 AM
三角政勝(2021)「「議会の大きさ」について――OECD諸国における比較」、『経済のプリズム』第207号、19-20頁。

現在、衆議院の定数を1割削減するか否かが争点になっているが、OECD諸国の「議会の大きさ」を比較した論考によれば、「我が国の国会は、米国を除く他の先進国の中では、 比較的小さな規模で運営されていると捉えることができる」(19頁。下線は引用者)。……

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December 7, 2025 at 8:09 AM
山口晃人(2025)『エレクトクラシー・エピストクラシー・ロトクラシー――代表制デモクラシーを再考する』名古屋大学出版会。
www.unp.or.jp/ISBN/ISBN978...

まだ先の話になりますが、『政治研究』第74号(2027年3月)に英文書評を寄稿する予定です。
December 6, 2025 at 3:45 AM
エレーヌ・ランデモア(2025)『民主的理性――みんなで決める政治の正しさ』上下、福家佑亮/小林卓人/小須田翔/田畑真一/山口晃人訳、勁草書房。

認識的民主主義論(epistemic democracy)の代表的著作。ランデモアによれば、……

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December 6, 2025 at 12:41 AM
【スイス】 2025年11月30日施行の国民投票で、徴兵制改革案も相続税導入案も大差で否決された。
www.swissinfo.ch/jpn/%e3%82%b...
December 5, 2025 at 2:57 AM
アメリカ関連文献
📖西川隆行(2025)「2024年アメリカ大統領選挙の分析」、『成蹊法学』第102号、57-83頁。https://doi.org/10.15018/0002001657
📖渡辺将人(2025)「2024年大統領選挙における候補者指名過程――予備選挙と政治参加の視点から」、『東京大学アメリカ太平洋研究』第25号、7-16頁。http://hdl.handle.net/2261/0002014026
📖Perry, Luke, ed. (2025) The 2024 Presidential Election, Palgrave Macmillan.
December 3, 2025 at 7:30 AM
Przeworski, Adam (1999) "Minimalist Conception of Democracy: A Defense," in Ian Shapiro and Casiano Hacker-Cordón, eds., Democracy’s Value, Cambridge University Press, pp. 23-55.

【再読】対立を平和的に解決できるという理由によって民主主義を擁護した論文。……

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December 2, 2025 at 2:25 AM
Estlund, David M. (2008) Democratic Authority: A Philosophical Framework, Princeton U. P.

認識的民主主義論の画期となった研究書。著者によれば、規範的民主主義理論は民主主義の手続的価値を重視してきた。その一つである「公正な手続主義」は、民主主義が正統性・権威性を有するのはそれが公正な手続きであるからだとするが、コイントスによる決定も許容してしまいかねない。これにたいして、エストランドの「認識的手続主義」は、民主主義の認識的価値を重視する。

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December 1, 2025 at 6:42 AM
ドイツ連邦議会の市民討議会事務局を解体したことに抗議する人道主義連盟(Humanistische Union)の記事。記事によれば、ドイツ連邦議会附設の市民討議会を所掌する事務局が解体された。CDU=CSUが市民討議会に拒否反応を示していることに加えて、ユリア・クレックナー連邦議会議長も、市民討議会が連邦議会を脅かすという印象を与えるのを避けるべきだと考えているからである。……

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November 30, 2025 at 2:31 AM
『IDE 現代の高等教育』第669号=2025年4月号。

「国立大学の授業料――葛藤の構図」の特集号。本特集号に収められた諸論文を読むと、国立大学の授業料の値上げが直ちに悪いわけではないことに気づくであろう。それらによれば、日本の大学生の8割が私立大学に通っている。そして、高所得者層の子どもほど、入学難易度の高い高校に進学し、次いで国立大学に進学する傾向がある。たしかに、国立大学の低い授業料は高等教育の機会均等に寄与しているが、その効果は限定的である。それどころか、低い授業料の恩恵を被っているのは、むしろ高所得者層である。……

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November 27, 2025 at 9:14 AM
オーストラリア関連文献
📖永野隆行監修(2025)『一冊でわかるオーストラリア史』河出書房新社。
📖杉田弘也編(2025)『現代オーストラリア政治』法律文化社。
📖Australian Electoral Committee (2025) Your Official Guide to the 2025 Federal Election.
www.aec.gov.au/election/fe2...
📖Australian Electoral Committee (2025) 2025 Federal Election Report.
www.aec.gov.au/Elections/fe...
November 27, 2025 at 2:11 AM
Reposted by 岡﨑 晴輝
関西学院の「月と窓」に登場しました。https://tsuki-mado.jp/860/?st=sc860
政策が意図しない結果も招く? 「政策フィードバック」で長期的な視点から影響を捉える | 月と窓 ―豊かな未来に、光をあてる。―[関西学院]
tsuki-mado.jp
November 8, 2025 at 4:12 PM
「キリスト教民主・社会同盟と社会民主党の連立政権は、〔ドイツ連邦議会に附属する〕更なる市民討議会を設置するつもりはなく、クレックナー連邦議会議長(キリスト教民主同盟)は市民評討議会の事務局を解散した。我々は、この解散は致命的なシグナルだと考える」とのこと。一歩後退。
November 26, 2025 at 12:05 PM
Christiano, Thomas (1996) The Rule of The Many: Fundamental Issues in Democratic Theory, Westview Press, Chapter 2: Equality.

【再読】民主主義の内在的価値を「利益の平等な考慮」(equal consideration of interests)に求めた章。クリスティアーノによれば、……

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November 25, 2025 at 4:53 AM
なぜ民主主義が望ましいかという根本問題に取り組んだ論文を書き終えました。査読対応と細部点検の後、1月中旬にゲラを作成、3月末に公表する予定です。続編では、いかにして民主主義の決定の質を高めるかを制度論的に考察するつもりです。このままでは、日本は財政破綻してしまいますから。
November 24, 2025 at 7:45 AM
Brennan, Jason and Hélène Landemore (2022) Debating Democracy: Do We Need More or Less? Oxford University Press.

エピストクラシー(epistocracy)を唱えるブレナンと、認識的民主主義(epistemic democracy)を唱えるランデモアの論争の書。……要するに、ブレナンは less democracy を主張し、ランデモアは more democracy を主張するのである。……

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November 23, 2025 at 9:58 AM
Reposted by 岡﨑 晴輝
バランジェ(2025)「大規模ミニ・パブリックスにおける自己排除」

包摂性と代表性の充実のため数百人規模になったミニ・パブリックスでの熟議において自ら発言を控える「自己排除」の現象を扱った論文。①女性、若年、低教育水準などの社会的地位を参加者が自己内面化した結果の「従属的(deferential)」、②複雑かつ抽象的なテーマに対する情報・知識不足からの「認識的(Epistemic)」、という自己排除が観察されたとする。ただし、規模だけではなく、制度設計も原因の一つであり、より洗練されたファシリテーション、パネルの自由選択、きめ細かい事前情報提供といった対策である程度回避しうるという。
Addressing Self-Exclusion in Upscaled Mini-Publics: Evidence from CoFE’s European Citizens’ Panels
This article examines how institutional design shapes patterns of self-exclusion in upscaled mini-publics, focusing on the European Citizens’ Panels (ECPs) of the Conference on the Future of Europe (2...
delibdemjournal.org
November 22, 2025 at 6:17 AM
Reposted by 岡﨑 晴輝
野添文彬(2025)『大田昌秀ー沖縄の苦悶を体現した学者政治家』中公新書。
November 21, 2025 at 12:03 PM
Reposted by 岡﨑 晴輝
熊本博之/田辺俊介編著(2025)『復帰50年の沖縄世論』筑摩書房。
November 21, 2025 at 11:52 AM
Lafont, Cristina (2006) "Is the Ideal of a Deliberative Democracy Coherent?" in Jose Luis Marti and Samantha Besson, eds., Deliberative Democracy and its Discontents, Routledge, pp. 3-25.

【再読】熟議の理念と民主主義の理念が整合的でありうると論じた論文。著者によれば、……

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November 21, 2025 at 7:44 AM
国立大学の授業料値上げ問題をどう考えるべきでしょうか。授業料の値上げは保護者(や学生本人)の負担増を意味しますが、国立大学法人の運営費交付金の増額は、市民の負担増を意味します。そして、市民の多くは私立大学に進学した学生とその保護者、大学に進学しなかった人々です。税金の一部を運営費交付金の増額に充てるのが公平かどうか、よく考えてみる必要がありそうです。統計的には、国立大学生の保護者の年収は、私立大学生の保護者の年収を上回っています。また、私立大学の授業料は年100万円にもなっています。なぜ私学助成金を増やすのではなく、運営費交付金を増やすのでしょうか。複眼的に思考することが欠かせません。
November 19, 2025 at 1:22 PM
Pickering, Steven D., Martin E. Hansen and Yosuke Sunahara, "Democracy by Algorithm? Public Attitudes Towards AI in Parliamentary Decision-Making in the UK and Japan," Parliamentary Affairs, Online First: 23rd Oct. 2025.

議会における人工知能(AI)の活用に関する意識調査@英国&日本。砂原庸介などによれば、……

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November 19, 2025 at 7:54 AM