吉田 正俊 (Masatoshi Yoshida)
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A neuroscientist and a campfire guitarist. 「行為する意識 エナクティヴィズム入門」青土社より5月26日発売。 https://www.seidosha.co.jp/book/index.php?id=4026 https://pooneil.sakura.ne.jp/
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「おじいちゃん!ごはんつくって!」
automaton-media.com/articles/new...

こんなの泣いちゃう。ついにおじいちゃんが主人公のゲームに自己投影するときが来るのか。といいつつゲームはやらないが。

自分は、自分だけのメシマズ自己満足飯を作るためにノウハウを蓄積しているのであって、だれかに食事を振る舞おうとかそういうことは考えないようにしている。
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「野球・文明・エイリアン」第20打席、イナの「まかせろ〜〜」っていいな。
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あとでブログ記事にまとめることにする。
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ついでにイリヤ・レーピンの絵画も調べたけど、「イワン雷帝とその息子」は実物を見たくなった。
ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%...

このふたりの表情もすごいな。

年老いたイヴァン雷帝が激昂して、次男で皇太子のイヴァンを杖で殴って、頭蓋骨を骨折させて死なせてしまう(史実)。取り返しのつかない状況に気づいたイヴァン雷帝。死に向かっている次男イヴァンの虚ろな表情と右手は、怒りでも苦悶でもなく、許しを与えているとも言い切れない微妙な表情をしている。(もう意識がほとんどないのだろう。)

右側に血溜まりがあるから、我に返ったイヴァン雷帝がそこから抱き起こしたのだな。
イワン雷帝とその息子 - Wikipedia
ja.wikipedia.org
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この絵画の話に戻ると、ドミートリー・カラコーゾフという革命家はドストエフスキーにも大きな影響を与えている。

「最初のテロリスト カラコーゾフ ─ドストエフスキーに霊感を与えた男」
www.amazon.co.jp/dp/4480858199

説明によると「罪と罰」や「悪霊」には直接的な影響を与えていそう。「カラマーゾフの兄弟」の長男はドミートリー・カラマーゾフだから、名前を採っているのかと思ったが、とくにこのページには書かれてない。
Amazon.co.jp
www.amazon.co.jp
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とまあ、このくらい説明できれば充分だろう。

今後の講義では、この絵画を見てもらいながら、いま書いたようなことを説明する。でもって、スライドから絵画を消して、こう問う。

「椅子の色は何色でしたか?」「壁の色は何色でしたか?」

長々と説明している間に多くの人は登場人物の顔にしか視線を向けていない。だからこの問いには答えられないというわけ。

こうして講義では「アクティブ・ヴィジョン」の概念を説明している。つまり、我々の視覚とは網膜に移ったものをカメラのように写し取ったものではない。視線の移動によって構成されるものだ。

「行為する意識 エナクティヴィズム入門」ではp.39の図1-5も参照。
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ドアを開けている家政婦と思しき女性は困惑している。おそらくこの革命家が不在の時期に雇用されたので、革命家の顔を知らない。いきなり知らない人がこの家の者だと主張して訪れたのを半信半疑で迎え入れている状況なのだろう。

革命家の表情については、なんどか書き直されたことが知られている。はじめのバージョンでは英雄然とした、もっと誇らしげなものであったようだけど、それが最終版ではもっと憔悴した顔になっている。

右側にかけられている絵のひとつが「ゴルゴダで」というもので、まさに磔にされるシーンが描かれている。これによってこの革命家は復活したキリストと重ね合わせられているようにも読める。
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この絵画自体についてのもっと詳しい話はWikipediaで引用されていたこちらの論文にあった。
kyoritsu.repo.nii.ac.jp/records/3162

登場人物の表情がみんな違っていて、それにも意味がある。男の子は父の顔を知っていて、歓喜の表情が見える。女の子は訝しげな表情をしているから、たぶん父親の顔を知らない。そのことが革命家が長い期間投獄されていたことを示している。

ピアノの前に座っている奥さんはびっくりした顔をしているが、おそらく革命家がすっかり変わり果てた顔をしていたんだろう。

upload.wikimedia.org/wikipedia/co...
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でもこの絵画についてそれ以上のことは知らなかったので調べてみた。まずWikipedia。
ja.wikipedia.org/wiki/%E6%80%...

この革命家のモデルは、ドミートリー・カラコーゾフなんだと。カラコーゾフは1866年にロシア皇帝(アレクサンドル2世)を暗殺しようとして失敗し、即刻処刑されている。

けっきょくアレクサンドル2世は1881年に暗殺されていて、そのtきの死の床にあるときの写真がこの絵画でも右側の壁(2人の子供の上)に飾られている。

つまり、右上に飾られている写真や絵画にはすべてモデルがあり、それを読み解くことで絵画の意味が理解できるようになってる。
思いがけなく - Wikipedia
ja.wikipedia.org
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眼球運動の話をするときにいつも使うのがYarbus (1967) "Eye Movements and Vision"にある図を使う(リンク先の図)。これはロシア19世紀の国民的画家であるイリヤ・レーピンの作品「予期せぬ帰宅」を見ているときの視線データだ。
www.cabinetmagazine.org/issues/30/ar...
我々の視線は「絵画を自由に見てください」と言われると、ほとんど人の顔しか見てない、ということがわかる。(リンク先の図1)

この絵画の左にいるのが長年投獄されていた革命家が戻ってきたところで、右側で背中を向けているのがその母親。それは「予期せぬ帰宅」だった。
Ways of Seeing | Sasha Archibald
Alfred Yarbus’s science of visual attention
www.cabinetmagazine.org
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なぜかよくわからないけど、このふたつのポストにたくさん「いいね」がついた。
bsky.app/profile/poon...
bsky.app/profile/poon...

とはいえ2つ合わせて「いいね」が300、リポストが200弱なので、「バズった」というほどのことでもない。

Twitterで活動していたときは、こういう場合クソリプ対策のためにポストを消していた。でど今回はいまのところとくに問題なさそうなので、このままにしておく。

フォロワー10人(半分はイラストレーター)で続けてきたので、ブルスカにこんなに人がいたのか、と改めて驚いた。しかし実名学術系アカはほぼ見つからなかった。
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AIは生産性を上げるツールではなくて、賃金を抑えるツールであるから経営者に採用され、人間がする仕事はどんどんクソ化してゆく、という話。
yamdas.hatenablog.com/entry/202510...

これはだいぶ納得がいった。AIで仕事の仕方は変わるけど、その変わり方はなんというかすごく人を馬鹿にしたものである、というのは実感がある。
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Caravanの"For Richard"は、その昔聴いたアナログLPのベスト盤に入っていたライブ録音のものがいちばん好きなのだけど、あれは何だったろうか?

サブスクで探してみたら、BBC sessionでもないし、"Caravan and the New Symphonia"でもない。いろいろ探していたら、"Cunning Stunts"のボーナストラックに入っているのを見つけた。それはLive at the Fairfield Halls, 1974というもので、そういうライブ盤も出てた。(サブスクには入ってない)
en.wikipedia.org/wiki/Live_at...
Live at the Fairfield Halls, 1974 - Wikipedia
en.wikipedia.org
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Amon Duul (I)だと"Snow Your Thurst And Sun Your Open Mouth"がいちばん好きな曲なんだけど、これもほとんど破綻しそうなくらいでぎりぎり成り立っている感じが好きだったのだけど、サブスクで聴いたら、けっこうちゃんとバンドアンサンブルとして成り立ってる。あと、エンディングの部分も長いし。

日本盤CDについて言えば、あれが世界初のCD化(1995)なのだが、なにを音源にしてCD化したのかに依るのだろう。
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Amon Duul (I)の"Paradieswärts Düül"もいまサブスクで聴いたら、なんかどえらく音がいい。聴いたことのない音も聴こえるし。これまではCDで聴いてたけど、もっとモコモコだった記憶があるけど。

CDはいま目の前にある。Discogによれば、日本盤のCaptain Trip Records CTCD-017 これ。
www.discogs.com/master/27848...

このCDからリッピングして、それをベルリンのペルガモン美術館でヘレニズム建築を見ながら聴いてた。たぶんもう二度と無い。
pooneil.sakura.ne.jp/archives/per...
Amon Düül - Paradieswärts Düül
Explore songs, recommendations, and other album details for Paradieswärts Düül by Amon Düül. Compare different versions and buy them all on Discogs.
www.discogs.com
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Larks' Tongues In Aspic (2023 Elemental Mix)
というのも見つけた。ああ忙しい。
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サブスクで Red (2024 Elemental Mixes) by King Crimson というのを見つけて聴いた。音が生々しくて、いろいろ聴いたことのないフレーズが出てきて面白い。

"Red"でのドラムがブリブリいってるのとか、すごくいい。

"Fallen Angel"のドラムに変なディレイかけているの、あれだけは納得いかなかった。手数多いドラムにディレイなんかかけたら、音がぼやけるだけだろ。
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訂正: 「君」->「あなた」
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ogre you assholeの予習のために"workshop 3"を聴いてたら、「動物的/人間的」を弾き語りできるようにしたくなってきた。車を運転しながら10回くらい繰り返して 、だいたいわかってきた。

でも不思議な歌詞だ。「恥ずかしいこと はじめよう ドキドキしながらも」という部分とか、メランコリックな曲調 (「夜の船」系列)からして一見ラブソングのようだが、全体を見渡すとそういう感じではない。

歌詞には「君」と「あらゆる木や草」と「それを描写する視点」しかない。だから、人間と動物についての曲ではなくて、人間があるときは動物的であったり、あるときは人間的であったりすることの曲のはず。
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「これ描いて死ね」アニメ化キタ! PV観るかぎり、キャラデザのクセが減ってる感じはあるが、たぶん気にすべきはそこではないよな。

本編と「ロストワールド」がどのように絡み合って、どのように合流するのか、そのあたりに興味がある。

コミックならではの演出が多い作品だから、アニメ化ではそれをどう処理するのかにも興味がある。
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「翻訳者がいなくなったのではない。私たちは、ある種のクソ翻訳を作成することができるマシンを作ったということです。使えないほどクソではないが、翻訳者が期待する水準には達していない。しかし、翻訳者はこのようなものと競争しなければならなくなった。そして、AI翻訳を修正しなければならない翻訳者も、このようなものと競争しなければならないため、今やギグワーカーのようなものだ。クソバージョンの供給があまりにも多いため、全体的に価格が下落し、賃金が下落する。」

これはぜんぜん他人事ではない。研究者も同じだ。「バイブコーディング」も早晩、間違え探しと責任取りだけが残る、熟達性の必要のない仕事へと化すだろう。
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3月のライオン 18巻、読んだ。あとがきであと1巻で終わらせる宣言が出てた。もうすでにいつ終わっていいようにも思うので、どういう形で終わらせるのか見届けたいと思う。(たぶん2年後くらいに?)
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AIは生産性を上げるツールではなくて、賃金を抑えるツールであるから経営者に採用され、人間がする仕事はどんどんクソ化してゆく、という話。
yamdas.hatenablog.com/entry/202510...

これはだいぶ納得がいった。AIで仕事の仕方は変わるけど、その変わり方はなんというかすごく人を馬鹿にしたものである、というのは実感がある。
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Googleで「道の駅とうべつ」と検索すると、「道の駅とうべつ 事件」というのがいちばん上に出てくるので、何が起きたのかとこのフレーズで検索してみると、
「AI による概要: 「道の駅 とうべつ」で過去に起きた具体的な事件は検索結果から見つかりませんでした。」
と出てきた。だったらそんなレコメンデーション出すなよ! (<-GAFAMには当たりが厳しい)