吉田 正俊 (Masatoshi Yoshida)
pooneil.bsky.social
吉田 正俊 (Masatoshi Yoshida)
@pooneil.bsky.social
A neuroscientist and a campfire guitarist.
「行為する意識 エナクティヴィズム入門」青土社より5月26日発売。
https://www.seidosha.co.jp/book/index.php?id=4026
https://pooneil.sakura.ne.jp/
絵画を見ているときの視線を計測して、その視線データだけからもとの絵画が何であるかを推測する…限られた数の絵画データならできるかもしれないが、そんなに面白いもんではないか。
December 1, 2025 at 12:42 PM
イギリスとかイタリアとかスペインとかは、有名どころが多すぎて、それのどれを一番にするか、という別の論点が出てくる。そういうのよりは、いろんな国の国民画家を見たい。
December 1, 2025 at 11:09 AM
「お前らの国の最も認知度が高い絵画って何?」
www.all-nationz.com/archives/108...

「この国の国民画家はこの人」という気付きがあって面白い。このあたり:
* ポーランド『スタンチク(宮廷道化師)』ヤン・マテイコ
* フィンランド 『傷ついた天使』ヒューゴ・シンベリ
* フィンランド 『野焼き』エーロ・ヤルネフェルト
* ドイツ『雲海の上の旅人』C・D・フリードリヒ
* ブラジル『abaporu』タルシラ・ド・アマラル
* トルコ『亀の調教師』オスマン・ハムディ・ベイ

* ロシア『イワン雷帝とその息子』イリヤ・レーピン
これはこのあいだ言及した。
ついでにイリヤ・レーピンの絵画も調べたけど、「イワン雷帝とその息子」は実物を見たくなった。
ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%...

このふたりの表情もすごいな。

年老いたイヴァン雷帝が激昂して、次男で皇太子のイヴァンを杖で殴って、頭蓋骨を骨折させて死なせてしまう(史実)。取り返しのつかない状況に気づいたイヴァン雷帝。死に向かっている次男イヴァンの虚ろな表情と右手は、怒りでも苦悶でもなく、許しを与えているとも言い切れない微妙な表情をしている。(もう意識がほとんどないのだろう。)

右側に血溜まりがあるから、我に返ったイヴァン雷帝がそこから抱き起こしたのだな。
イワン雷帝とその息子 - Wikipedia
ja.wikipedia.org
December 1, 2025 at 11:07 AM
あと今回の「令和人文主義」の話題で面白かったのは、論争のプラットフォームがどれもNoteなんだよね。

自分はGNU思想から強い影響を受けたので、web上での活動で収益化をしないようにしてる(いまのところ)。そういうわけで、Noteが収益化しやすいのはわかるけど、自分で使おうとは思わない。

Noteに限らず、企業のサービスで自分のコンテンツを掲載することを望まない。Twitter、BlueSkyで書いたことは、最終的に自分のブログに掲載するための下書きである、という位置づけ。
pooneil.sakura.ne.jp

そういうわけで、自分は「令和人文主義」のセンスからは乗り遅れている。
pooneilの脳科学論文コメント
pooneil.sakura.ne.jp
December 1, 2025 at 4:08 AM
CHAIN、そして吉田個人で重要なテーマのひとつが「身体性」だ。「行為する意識」でも扱ったエナクティヴィズム*は、「身体性」を「認知には身体が重要な役割を果たす」というような比較的穏当な表現を越えた視点を提供する。

学生が属しているアカデミアの世界では、(少なくとも方法論的には)表象主義、計算主義が制度化されているため、現状エナクティヴィズムはメインストリームからは外れているように見えるかもしれない。でも社会に出た人が実践の場で模索する際にエナクティヴィズムは訴えかける側面もあると思う。

(* より正確には、「主義」的な表現を避けるために「エナクティヴなアプローチ」と呼ぶべきだが)
December 1, 2025 at 3:37 AM
(吉田個人としても、将来的には脳科学Youtuberするかとか考えていたので、「令和人文主義」という括りには興味がある)

そういうわけで、いまの「令和人文主義」がベストとは思わないのだけど、そこでの問題意識には共感できる。
December 1, 2025 at 3:30 AM
CHAINがやっていることには、このような潮流のもとで、アカデミア側から、知を人文学に閉じずに脳科学や情報科学とつなげてゆく、という側面がある。

だから「(令和人文主義の)主要な読者・受け手は、大学生ではなくむしろビジネスパーソンが想定されている」という点。ここは興味深い。

というのも、CHAINでやってる学際的な教育は、社会に出てイノベーションを要求される人にこそ有効な面もあるので。じっさいCHAINではリカレント教育の実践も進めている。

CHAINは大学の組織ではあるけれども、CHAINセミナーとか各種イベントにおいては、北大生向けだけでない、広い層に向けて届くことを目指している。
December 1, 2025 at 3:24 AM
「令和人文主義」についてはこの記事がよかった。
note.com/keizokuramot...

「2010年代型啓蒙主義的ビジネス書ブーム」は自分の分野にも関連している。ダマジオの意識本は、ダイヤモンド社の手にかかると「教養としての「意識」」という、サンデル本的にパッケージ化されていた。あんま好かんと思ったが、本を売るならこういう方法かとも思った。

今回の記事ではそのような「啓蒙主義的ビジネス書」(そしてそこで人文学が行う教養主義マウンティング)への対抗として出てきたのが「お前のリアルをお前の言葉で語れよ」系と「令和人文主義」だと。

この整理でだいぶ納得がいった。
「令和人文主義」ブームへの期待と批判について≒『批評』は死んだのか?問題。|倉本圭造
「令和人文主義」というムーブメントがあるらしく、ちょっとそれについての話を聞いて下さい。 キッカケとしては、最近、x(Twitter)とかのSNSで出会っていたら明らかに「敵同士」になっていたような人とも対話できるようにするというコンセプトの 「敵とも話せるSNS」=「メタ正義をベタにやるコミュニティ」=「めたべた」 というのを主催していまして、結構な人数入ってくれて毎日ワイワイと色んな...
note.com
December 1, 2025 at 3:07 AM
「なにも理解らない」24話まで読んだけど、いまだに言語システムすら判明してない。でも面白い。

2週間前にボイスコミック2が出てたのを発見した。これで発音されていた。さすがに作者の監修が入っているだろう。これで言語の理解がだいぶ捗る。書き文字だけだとぜんぜんわからないからな。
November 30, 2025 at 11:04 AM
いちおうAIに確認したけど、この表現は

> アメリカ英語で1874年に印刷物で確認されており、特に1911年にパラシュートが使われ始めて以降、急速に普及した。イギリスでも1921年には登場しており、ビートルズの時代までには、両国で共通の表現として定着していた。

とのこと。

本筋とは別だけど、パラシュートの存在がこの比喩の実感を支えているという話は面白い。
November 30, 2025 at 10:02 AM
聴き飽きたはずの曲の歌詞を、自分で歌うことで改めて自分の体に染み渡らせる、のプロジェクト。その一環で、ビートルズの歌抜きオーディオを使って、歌詞を読みながら歌ってる。

"Help"はもう中学高校くらいでまじで100回以上は歌っている気がするが、サビのところで"help me get my feet back on the ground"ってあるところが痛切だ。そこに来ると涙が出てきて歌えなくなる。

当時まだだれも経験したことのない「ビートルマニア」という状況で、自分を取り戻せない状況は本当に「地に足がつかない」状況だったのだろう。
November 30, 2025 at 10:01 AM
いま"Taxman"を歌っていて気がついたけど、井上陽水の「限りない欲望」の3番で「僕はやがて歳を取り死んでゆく それを僕は当たり前と思ってる それでも僕はどうせ死ぬなら天国へ」ってところは、Taxmanの3番で「死ぬ人は、棺桶で瞼の上に載せたペニー硬貨についても申告をお忘れずに」っていうところから来てるのではないか。

井上陽水がビートルズとボブ・ディランから多大な影響を受けたことはよく知られているが、ここで唐突に死が出てくるところの唐突さに近接度の高さを感じた。吉田天然知能的には近接度60%くらい。(そんなに高くない)
November 30, 2025 at 8:43 AM
サニーデイ・サービスの全国ツアー。
smash-jpn.com/live/?id=4593

このあいだのペニーレーン24のときも「また来ます」って言ってたけど、ほんとうに日本中回ってる。たとえば四国には4県ぜんぶに行くことになってる。(画像にあるスケジュールに先立って 12/12 香川、12/13 愛媛 がある)

北海道も11/23の札幌のあとで、3/20 苫小牧、3/21 函館がある。
サニーデイ・サービス|LIVE INFORMATION
smash-jpn.com
November 30, 2025 at 6:11 AM
あとでブロクにまとめるとき用の訂正:
「ここでは、漫画家が音楽家を描き、音楽家が漫画家を歌うという関係が示唆されている。」
=>
「ここでは、漫画家が音楽を描き、音楽家が漫画を歌うという関係が示唆されている。」
November 30, 2025 at 5:10 AM
過剰な読み込みではあるけど、自分にとってどのようにこの曲が琴線に触れたかを説明してみた。

もうすこしニュートラルな視線で見ても、最後の最後の「描くよ君の歌を」の部分は、一番の漫画家と二番の音楽家の想いが交錯し、繋がりを産みだしている、というところまではこの歌詞から読み取ることができると思う。
November 30, 2025 at 5:07 AM
このことで、彼らの行っていることが孤独な営み*であるだけはなく、誰かが生み出したものがまた何かを生み出す、というバトンを受け渡す関係となっていることが示唆される。

このように読めば、この曲のタイトルが手塚治虫の「新宝島」という漫画の出発点であることの意味というか必然性が生まれる。

(* 「丁寧、丁寧、丁寧に」の部分は自分にとっては、「ルックバック」藤本タツキでの、昼も夜もあらゆる季節でも、漫画を書き続ける背中の姿を思い起こさせる)
November 30, 2025 at 5:03 AM
サカナクション「新宝島」がリリース10周年記念ということで、いろんな映像が新たに公開されてる。

それ観ながらちゃんと歌詞を読みながらこの曲を聴いてたら、やっと意味がわかって胸が震えた。

この曲は一番が漫画家、二番が音楽家で、揺れたり震えたりしても丁寧、丁寧、丁寧に描く/歌う、と並行して描かれる。ラスサビでもそれが並行して描かれていると思っていた。

でも最後の最後に「揺れたり震えたりした線で 描くよ 君の歌を」で両者が交錯することに今回はじめて気づいた。

ここでは、漫画家が音楽家を描き、音楽家が漫画家を歌うという関係が示唆されている。
November 30, 2025 at 5:00 AM
ニューロンの生物物理 第3版
www.maruzen-publishing.co.jp/book/b101436...

依頼を受けて、出版前の原稿にコメントしました。たぶん謝辞に自分の名前が入ってるはず。まだ現物を見てないので確認してないけど。
ニューロンの生物物理 第3版 - 丸善出版 理工・医学・人文社会科学の専門書出版社
細胞レベルの神経生理学を学ぶための定番教科書。第3版では神経ネットワーク・脳に関わる章を改訂し、光学的手法の原理解説を追加 宮川 博義 著
www.maruzen-publishing.co.jp
November 29, 2025 at 3:48 PM
小林秀雄って青空文庫に入ってなかったっけ?と調べてみたら、

2018年12月30日の著作権法改正で著作権保護期間が死後50年から死後70年へと延長された作家、のカテゴリーに入ってた。
www.aozora.gr.jp/shiryo_pdloc...
小林秀雄(1902年4月11日~1983年3月1日)
青空文庫 著作権保護期間延長になった作家名一覧
www.aozora.gr.jp
November 29, 2025 at 10:06 AM
Youtube Musicで聴いていると、アルバム終了後にすぐに別の曲が始まってしまってがっくりする。

たとえば「サージェント・ペパーズ」とかでも、「ア・デイ・イン・ザ・ライフ」終了後にいきなり「ストロベリー・フィールズ・フォーエバー」とかを勝手に選曲して始まるのは勘弁してほしい。

しかも「設定」の部分には自動再生の項目がないので困っていた。

でも調べてみると、「再生中の曲のキュー画面」というのを開いて、そこの「自動再生」をオフにすることができる。
www.naporitansushi.com/youtube-musi...

これで問題解決。スッキリ。
【YouTube Music】キューに追加してない曲が勝手に再生されるのを止める方法 | ナポリタン寿司のPC日記
この記事では、PCウェブサイト版「YouTube Music」で再生する曲リスト(キュー)に追加していないのに勝手に次から次へと曲が再生されるのを止める方法を書きます。キュー画面を...
www.naporitansushi.com
November 29, 2025 at 7:10 AM
Fugaziは"Repeater"しか聴いてこなかったので、試しに"End Hits", "The Argument"を聴いてみたらすげー良かった。聴くべきものはまだ無限にある。

アルバム"The Argument"のラストの表題曲の終わり方がすげー潔くていい。
November 29, 2025 at 7:05 AM
> 「付き合ってもないくせに!」 蚊帳りく

なんか院生のときにあったことを思い出す。まんまこれと同じではないけど。

しんどい気持ちになるかと思ったら、昔のこと過ぎて、「トラウマで胸が苦しい」とかそういうのは無い。
November 29, 2025 at 5:55 AM
Urge Overkillをひさびさに聴いていたら、なんかACIDMANのボーカルと似てるかも、と思ってACIDMAN聴いてみたら、ぜんぜん違った。声質は似てるけど、ACIDMANは細かくビブラートかけている点が違う。
November 29, 2025 at 5:15 AM
パンクとかハードコアとかを音楽としてはぜんぜん聴いてこなかった。(さいきんFugaziを聴いてるが。)

でもDIYという思想には共鳴している。それはまず「無いものは自分で作ればいい」という点だけど、それだけではない。

なんというか「人を使ってスケールさせる」みたいな(大人であれば当然考慮するべき)真っ当な戦略に対する、うっすらとした嫌悪感、というか。

自分で制御できるサイズを保ちたいという欲求がある。

大学院生時代に自動車の免許を取る際には「自動車は人間が扱える範囲を超えたものであり、基本的に使うべきではない」なんてことを考えていたものだった。いま振り返れば極論ではあるけど。
November 29, 2025 at 5:12 AM
いま書いたうろ覚えの特徴でAIに質問したら、「ヘンリー・ロリンズです」って答えが返ってきた。それだ!

Rollins Band "The End of Silence"
www.youtube.com/watch?v=up8M...
Rollins Band - The End Of Silence (1992) (Full Album)
YouTube video by music from the last century
www.youtube.com
November 29, 2025 at 5:00 AM