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スナメリ・モチモチ・モチメリ

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キジトラの猫の背中の矢印のような模様で明日へ進む

#短歌 #tanka
December 15, 2025 at 8:35 AM
鉄板に銀の詰めもの吐きだして恋の終わりに乾いた音色

#短歌 #tanka
December 13, 2025 at 8:53 AM
アンナ・カヴァン『氷』山田和子訳 ちくま文庫 #読了

氷が世界を覆い尽くそうとしていた。終末の予感に満ちたなか「私」は少女の家へと車を走らせる。
少女を「長官」なる人物と争ったりと寓話的な展開だが、少女の造型が生々しくてそれがこの小説に妙な迫力をもたらしているように思った。今日みたいに寒い日に読むと感慨もひとしおというやつ
December 12, 2025 at 10:44 AM
2025/12/12

伝統的に名作とされるものの権威を借りることは、カフカの日記を読むというこの試みにもある効果を生み出すかもしれないが、衒学趣味だという誹りを受ける恐れもあるだろう。

#カフカの日記を読む日記
December 12, 2025 at 9:11 AM
2025/12/11

事実、話を広げすぎたことが筆の鈍りにつながった可能性もある。プルースト一人に留めておく慎み深さが過去のおれにあれば。そもそも、プルーストを持ち出すこともあまり褒められたものではないだろう。

#カフカの日記を読む日記
December 11, 2025 at 8:32 AM
2025/12/10

あらためて前回の日記(おれの日記である)を読み直してみると、カフカの日記を読むに際してプルーストやサルトルを持ち出していることがわかる。かましすぎである。事実、話を広げすぎたことが筆の鈍りにつながった可能性もある。

#カフカの日記を読む日記
December 10, 2025 at 12:01 PM
サマンタ・シュウェブリン『救出の距離』宮崎真紀訳 国書刊行会 #読了

アルゼンチンの片田舎の診察室でアマンダは瀕死の状態である。その横には謎の少年ダビ。彼女はなぜ瀕死なのか、二人の対話がその記憶をたどる。
いくつかの声の重なりが物語に纏わせる幻想的な空気、しかしその奥にあるものは…
日本のジャンル区分でいうとミステリーにあたるところが多々あるので言えないことが多いけど、声が重なっていく書き方はとても魅力的だった
December 10, 2025 at 9:19 AM
考えてよく考えて「おかあさん何度も言ったからね」を回避

#短歌 #tanka
December 9, 2025 at 12:52 PM
2025/12/09

カフカの日記を読む試みを再開したい。
ずいぶん間が開いてしまった。調べたら二ヶ月ぶりである。その間おれは何をしていたのかというと、はま寿司に行ったりしていた。そこで「時よとまれー」と叫んでいる子どもに遭遇した。お寿司がおいしかったのだろうか。

#カフカの日記を読む日記
December 9, 2025 at 9:06 AM
Reposted by tomito
2024/05/30
#カフカの日記を読む日記

カフカの日記を読み始める。せっかくなのでこれから、カフカの日記を読む日記をつけてみたい。どれくらい続くのかはわからないが、もしすぐに終わってしまったらおれは残念な気持ちになると思う。いや、ならないかもしれない。

日記は以下の版を参照します。
『カフカの日記 1910-1923 新版』マックス・ブロート編、谷口茂訳、みすず書房、二〇二四年。

書いてみたら思ったより形式ばっちゃいましたけど、こちらはとてもゆるい感じでやってますので、よければ気軽に反応しちゃってくださいねー
May 30, 2024 at 9:29 AM
寒いって世界が終わるそのときに気合いを入れる練習だよね

#短歌 #tanka
December 8, 2025 at 10:19 AM
島田荘司『摩天楼の怪人』東京創元社 #読了

ニューヨークの高層アパートの一室で、死の床にある往年の大女優が半世紀近く前の殺人を告白した。事件現場は一階、そのとき彼女は34階の自室にいてアリバイは完璧だったという。御手洗潔がその謎を追う。ドでかトリック炸裂!!!な長編ミステリーだった
December 7, 2025 at 4:15 AM
カービィはうんこをしない 吸い込んで もしもおなかに銀河があれば

#短歌 #tanka
December 5, 2025 at 2:50 PM
はま寿司には「よっしゃー!」と言いながら店内に入ってくる子どももいる
December 4, 2025 at 11:14 AM
久しぶりにはま寿司に来たけど「時よとまれー」と叫んでる子どもがいた
December 4, 2025 at 10:39 AM
江國香織『抱擁、あるいはライスには塩を』集英社 #読了

東京・神谷町の洋館を舞台にした風変わりな一族の物語。小学校へは行かずに家庭教師を雇うなど閉鎖的に見える環境だが、物語の呼吸はときに伸びやか。自由がテーマなのではないかと読んだ。
December 3, 2025 at 12:08 PM
ヴァレリー・ラルボー『幼なごころ』岩崎力訳 岩波文庫 #読了

「20世紀初頭の忘れられた小作家になりたい」――表紙にあるこの言葉通りラルボーの作品には時代による淘汰に抗おうという気構えはないように思う。
本書に収められている10篇ではおもに子どもが扱われており、つかのまの友情だったり勉学に対する純粋な喜びと苦悩だったりと、どこか心覚えはあるがすっかり失われてしまった情感がすくい取られている。

しかしときおり危うさがほとばしることがあり、その一瞬は幼年時代の思い出として片づけてしまうにはあまりに痛切な感情を呼び起こす。
December 2, 2025 at 11:34 AM
11月の自選短歌です。ありがとうございました〜
#短歌 #tanka
December 1, 2025 at 11:36 AM
辻邦生『銀杏散りやまず』新潮社 #読了

父の死をきっかけに一家の歴史をたどり直す作者。ひとりファミリーヒストリーといったところか。漢文の影響を強く受けた文章が多く出てくるので読むのがかなり大変だった。というか正直漢文すぎるところは飛ばしたりした
November 30, 2025 at 8:37 AM
Google Earthで実家を見ればピクセルの荒さがやさしい誰もいない庭

#短歌 #tanka
November 29, 2025 at 8:33 AM
マーク・ハッドン『夜中に犬に起こった奇妙な事件』小尾芙佐訳 早川書房 #読了

作品内では明言されていないが、おそらく自閉スペクトラム症であるクリストファー少年の身に起きた犬にまつわる事件をきっかけに彼の成長を描く物語。図やイラストなどを多く用いることで、彼の世界を表現しようとしていた
November 28, 2025 at 11:29 AM
前を歩く男子高校生二人組が大人しく話していたと思ったら何かあったらしく二人して飛び跳ね始めた。こういう振る舞いを高校生だけに許していてはいけないと思った。おれも積極的に飛び跳ねていきたい
November 28, 2025 at 8:54 AM
お祭りの金魚みたいに泳げない素足からまる白昼の部屋

#短歌 #tanka
November 27, 2025 at 12:04 PM
ジョゼ・エドゥアルド・アクアルーザ『過去を売る男』木下眞穂訳 白水社 #読了

アンゴラのヤモリが語り手。ヤモリはフェリックスの家に住みつき彼の生活を観察している。
フェリックスはひとの過去を新しく作り直すという仕事をしている。長年にわたる内戦が終わったアンゴラの社会はまだ不安定らしく、この仕事にも説得力があるという。ある日フェリックスのもとを身元不詳の外国人が訪ねてくる…

これはネタバレしないほうがいいタイプの作品だった。だからあんまり言えることはないけど、ヤモリによる自在な語りと特殊な職業についての語りが見せる小説の相貌はすごく興味を引くものだった。
November 27, 2025 at 10:13 AM
『幼なごころ』がおもしろかったのでヴァレリー・ラルボーを買いました
November 26, 2025 at 10:02 AM