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スナメリ・モチモチ・モチメリ

https://note.com/tomito_note
さようなら言えないままのさようなら たしか悲しい花言葉だった

#短歌 #tanka
December 17, 2025 at 8:42 AM
キジトラの猫の背中の矢印のような模様で明日へ進む

#短歌 #tanka
December 15, 2025 at 8:35 AM
鉄板に銀の詰めもの吐きだして恋の終わりに乾いた音色

#短歌 #tanka
December 13, 2025 at 8:53 AM
アンナ・カヴァン『氷』山田和子訳 ちくま文庫 #読了

氷が世界を覆い尽くそうとしていた。終末の予感に満ちたなか「私」は少女の家へと車を走らせる。
少女を「長官」なる人物と争ったりと寓話的な展開だが、少女の造型が生々しくてそれがこの小説に妙な迫力をもたらしているように思った。今日みたいに寒い日に読むと感慨もひとしおというやつ
December 12, 2025 at 10:44 AM
サマンタ・シュウェブリン『救出の距離』宮崎真紀訳 国書刊行会 #読了

アルゼンチンの片田舎の診察室でアマンダは瀕死の状態である。その横には謎の少年ダビ。彼女はなぜ瀕死なのか、二人の対話がその記憶をたどる。
いくつかの声の重なりが物語に纏わせる幻想的な空気、しかしその奥にあるものは…
日本のジャンル区分でいうとミステリーにあたるところが多々あるので言えないことが多いけど、声が重なっていく書き方はとても魅力的だった
December 10, 2025 at 9:19 AM
考えてよく考えて「おかあさん何度も言ったからね」を回避

#短歌 #tanka
December 9, 2025 at 12:52 PM
寒いって世界が終わるそのときに気合いを入れる練習だよね

#短歌 #tanka
December 8, 2025 at 10:19 AM
島田荘司『摩天楼の怪人』東京創元社 #読了

ニューヨークの高層アパートの一室で、死の床にある往年の大女優が半世紀近く前の殺人を告白した。事件現場は一階、そのとき彼女は34階の自室にいてアリバイは完璧だったという。御手洗潔がその謎を追う。ドでかトリック炸裂!!!な長編ミステリーだった
December 7, 2025 at 4:15 AM
カービィはうんこをしない 吸い込んで もしもおなかに銀河があれば

#短歌 #tanka
December 5, 2025 at 2:50 PM
江國香織『抱擁、あるいはライスには塩を』集英社 #読了

東京・神谷町の洋館を舞台にした風変わりな一族の物語。小学校へは行かずに家庭教師を雇うなど閉鎖的に見える環境だが、物語の呼吸はときに伸びやか。自由がテーマなのではないかと読んだ。
December 3, 2025 at 12:08 PM
ヴァレリー・ラルボー『幼なごころ』岩崎力訳 岩波文庫 #読了

「20世紀初頭の忘れられた小作家になりたい」――表紙にあるこの言葉通りラルボーの作品には時代による淘汰に抗おうという気構えはないように思う。
本書に収められている10篇ではおもに子どもが扱われており、つかのまの友情だったり勉学に対する純粋な喜びと苦悩だったりと、どこか心覚えはあるがすっかり失われてしまった情感がすくい取られている。

しかしときおり危うさがほとばしることがあり、その一瞬は幼年時代の思い出として片づけてしまうにはあまりに痛切な感情を呼び起こす。
December 2, 2025 at 11:34 AM
11月の自選短歌です。ありがとうございました〜
#短歌 #tanka
December 1, 2025 at 11:36 AM
辻邦生『銀杏散りやまず』新潮社 #読了

父の死をきっかけに一家の歴史をたどり直す作者。ひとりファミリーヒストリーといったところか。漢文の影響を強く受けた文章が多く出てくるので読むのがかなり大変だった。というか正直漢文すぎるところは飛ばしたりした
November 30, 2025 at 8:37 AM
Google Earthで実家を見ればピクセルの荒さがやさしい誰もいない庭

#短歌 #tanka
November 29, 2025 at 8:33 AM
画像つけ忘れた
November 28, 2025 at 11:30 AM
お祭りの金魚みたいに泳げない素足からまる白昼の部屋

#短歌 #tanka
November 27, 2025 at 12:04 PM
ジョゼ・エドゥアルド・アクアルーザ『過去を売る男』木下眞穂訳 白水社 #読了

アンゴラのヤモリが語り手。ヤモリはフェリックスの家に住みつき彼の生活を観察している。
フェリックスはひとの過去を新しく作り直すという仕事をしている。長年にわたる内戦が終わったアンゴラの社会はまだ不安定らしく、この仕事にも説得力があるという。ある日フェリックスのもとを身元不詳の外国人が訪ねてくる…

これはネタバレしないほうがいいタイプの作品だった。だからあんまり言えることはないけど、ヤモリによる自在な語りと特殊な職業についての語りが見せる小説の相貌はすごく興味を引くものだった。
November 27, 2025 at 10:13 AM
『幼なごころ』がおもしろかったのでヴァレリー・ラルボーを買いました
November 26, 2025 at 10:02 AM
中沢新一『日本文学の大地』角川学芸出版 #読了

日本の古典について著者がその注目ポイントを変わった視点で切り取っていく。『太平記』にタランティーノみを感じていたところが興味深かった。
November 25, 2025 at 11:23 AM
乾かないシャツを取りこむ夕暮れはついてしまった嘘をかぞえる

#短歌 #tanka
November 24, 2025 at 12:13 PM
矢作俊彦『THE WRONG GOODBYE/ロング・グッドバイ』角川書店

チャンドラー『長いお別れ』へのオマージュが色濃く反映されたハードボイルド。おしゃれなセリフの応酬が繰り広げられる。在日米軍基地を絡めた点に独自の展開があるか。
November 24, 2025 at 9:12 AM
ショクーフェ・アーザル『スモモの木の啓示』堤幸訳 白水社 #読了

イラン・イスラーム革命に翻弄される一家のすがたをマジック・リアリズムの手法で描いた作品。思ったけどマジリアって現実を基盤にできない代わりに、家族とか一族というものの絆を強固にしているのかもしれない。

本作でよかったところは、中東圏の風味が新鮮だったこと、どことなく日本の純文学にあるようなセンスすぎるものの見方が随所に差し挟まれていること。それから、啓示文学としてあまりにすばらしい始まり方をしておきながら、文学に宗教を呑み込ませるかのように、細部で読ませる構成をとっていること
November 23, 2025 at 11:00 AM
もう会社やめていいかなコーヒーは頷くようにしずくを落とす

#短歌 #tanka
November 22, 2025 at 9:37 AM
消臭力の太いろ紙なら躊躇なくいけるとこまでぐっとできるのに

#短歌 #tanka
November 20, 2025 at 11:44 AM
おれのツイッターの歌詞ツッコミニキ無事かな
November 18, 2025 at 1:54 PM