後の『戦争と青春』では、何もかもを事細かに説明した今井正監督。戦争の記憶の風化への恐れがあったのだろうが,地井武男が佐々木勝彦に言う「もう遅いんです」、今の観客にはなかなか伝わらないだろうな。
後の『戦争と青春』では、何もかもを事細かに説明した今井正監督。戦争の記憶の風化への恐れがあったのだろうが,地井武男が佐々木勝彦に言う「もう遅いんです」、今の観客にはなかなか伝わらないだろうな。
もちろん近年には『サムライタイムスリッパー』といったヒット作も生まれたけれど、映画と裏方さんと撮影所(と映画館)は、もうちょっと京都の財産として行政含めて大切にしてほしい(京都府立文化博物館さんは頑張ってくれているけれども)。そのためにも本書を読もう、見よう、味わおう。
もちろん近年には『サムライタイムスリッパー』といったヒット作も生まれたけれど、映画と裏方さんと撮影所(と映画館)は、もうちょっと京都の財産として行政含めて大切にしてほしい(京都府立文化博物館さんは頑張ってくれているけれども)。そのためにも本書を読もう、見よう、味わおう。
ところで本作の公開時は中曽根内閣で、作中にも東宝代表のイケメン勝野洋が若き中曽根康弘をワンシーンだけ演ずる。当時は同趣向のテレビドラマも放映されたが、実は参院選の直前。そこへの批判もあったと記憶している。
ところで本作の公開時は中曽根内閣で、作中にも東宝代表のイケメン勝野洋が若き中曽根康弘をワンシーンだけ演ずる。当時は同趣向のテレビドラマも放映されたが、実は参院選の直前。そこへの批判もあったと記憶している。
なお、全くのチョイ役なのに、その場を持っていく高堂國典はさすがだ。丹波哲郎の使い方も贅沢。
なお、全くのチョイ役なのに、その場を持っていく高堂國典はさすがだ。丹波哲郎の使い方も贅沢。