チャラ男、なんとなく今話題の兵庫県知事をイメージしてしまう。知事になれるだけ斉藤のがハッタリはうまいだろうけど。

あかぎあかえ方が正しいのに、本を読んでいる私は知ってるのに、どうしてあかぎあかえの声は頼りなく響くのか。吃音だからか、間違っていてもはっきりと断定的に話す言葉が正しいように感じてしまうこの世界。流されそうになるこの世界。

やっぱり賛否両論あるみたいだ。私も読んでるとき、ちょっと不安になった。でもやはり、例え受け答えが出来なかったとしても『心失者』ではない、そんな線引きは危険、それは大前提としての話であると読んだ。きーちゃんの思考の瞬間を切り取れば「なくなりたい」と考える時もある。でもそれだけではない。人に愛着を持ったり、触れ合うことを望んだりする人だ。『割れ』のあかぎあかえは「どうしてこちら側に立ってくれないのか」と

最後の一文が特にいい。