好きなもの:読書/純文学/本屋/文房具/メモ帳/nana民/ギター/テレキャスター/バンド/東京事変/Blues/ヴァイオリン/車/元Civic Type-R EK9/ドライブ/バスケ/息子たち/
まず、手に取って最初に目次の段落の取り方がおしゃれだと感じた。本書は本にまつわる短編集であり、それぞれの物語で、登場人物の人生と本との接点を楽しめた。
本を再読するのが苦手な自分でも、この本のおかげで再読の楽しみを教えてもらった。昔読んだ本をもう一度手に取ってみようかな、と思ったり、今ある本を手放すことが別の本との出会いにつながるのかな、と考えさせられたりした。
また、本になにか書き込むという行為も、後々の自分や、もしかしたらその本を読む別の誰かへのロマンになると思えた。
まず、手に取って最初に目次の段落の取り方がおしゃれだと感じた。本書は本にまつわる短編集であり、それぞれの物語で、登場人物の人生と本との接点を楽しめた。
本を再読するのが苦手な自分でも、この本のおかげで再読の楽しみを教えてもらった。昔読んだ本をもう一度手に取ってみようかな、と思ったり、今ある本を手放すことが別の本との出会いにつながるのかな、と考えさせられたりした。
また、本になにか書き込むという行為も、後々の自分や、もしかしたらその本を読む別の誰かへのロマンになると思えた。
軽やかで読みやすくて、疲れているときでもページをめくれる。何気ない日常の場面をすくいあげて、ユーモラスに、そして少し切なく描いてくれる。
「麦本三歩はモントレーが好き」が一番のお気に入り。食べ物ひとつ、選択ひとつにこんなに物語を宿せるんだと思う。
“知らない本がこれだけたくさんあるということが、世界は自分だけの目線で見られているものじゃないという証明である気がして、三歩の心を支えている”
“ずるいことしたり、人に嘘ついたり、でも生きていかなくちゃいけなくて…必ずちょっとだけ反省して、生きていくしかないんだと思うよ”
ゆるやかな読後感
軽やかで読みやすくて、疲れているときでもページをめくれる。何気ない日常の場面をすくいあげて、ユーモラスに、そして少し切なく描いてくれる。
「麦本三歩はモントレーが好き」が一番のお気に入り。食べ物ひとつ、選択ひとつにこんなに物語を宿せるんだと思う。
“知らない本がこれだけたくさんあるということが、世界は自分だけの目線で見られているものじゃないという証明である気がして、三歩の心を支えている”
“ずるいことしたり、人に嘘ついたり、でも生きていかなくちゃいけなくて…必ずちょっとだけ反省して、生きていくしかないんだと思うよ”
ゆるやかな読後感
週明けから出張なう。
外国人多いのは世界陸上の影響か。
週明けから出張なう。
外国人多いのは世界陸上の影響か。
なんでかなって言語化したいけど脳の処理が追いつかない。
なんでかなって言語化したいけど脳の処理が追いつかない。
原田さんらしい美術をテーマにした短編集。芸術家自身ではなく、その近くにいた人々――家政婦や家族、周囲の人物を語り手に据えた視点がとても面白く、芸術家を教科書的に語るのではなく、一人の人間として感じられる構成になっている。
特に印象に残ったのは、芸術家に「早く帰ってきて」と手紙を送り続けるだけの一編。構成が斬新。
また、芸術家同士のつながりや時代背景が各編に自然に織り込まれていて、絵画の裏側にある人間関係や日常を垣間見ることができるのも魅力。
印象派の作品を見るときの解像度が少し上がるような、そんな読書体験だった。
原田さんらしい美術をテーマにした短編集。芸術家自身ではなく、その近くにいた人々――家政婦や家族、周囲の人物を語り手に据えた視点がとても面白く、芸術家を教科書的に語るのではなく、一人の人間として感じられる構成になっている。
特に印象に残ったのは、芸術家に「早く帰ってきて」と手紙を送り続けるだけの一編。構成が斬新。
また、芸術家同士のつながりや時代背景が各編に自然に織り込まれていて、絵画の裏側にある人間関係や日常を垣間見ることができるのも魅力。
印象派の作品を見るときの解像度が少し上がるような、そんな読書体験だった。
本棚をみて「この人に会ってみたい」と思わせる人って素敵だな、と。本棚って人生なんだなと思いました。自分も残す本を大事にしていこうと思いました。
「読書は有益なだけじゃつまらない。クソみたいな気分になったり腹立ったり傷ついたりそういうのも味わう。」という言葉からいろんな読書の感想を全て肯定してくれたし、読書という行為全てを肯定してくれた気がしました。
他にも「メメントモってる」という言葉が気に入りました。「死を思う」という語源からの「今を大切に生きている」という意味合いでしょうか。
booklog.jp/users/5a6f66...
本棚をみて「この人に会ってみたい」と思わせる人って素敵だな、と。本棚って人生なんだなと思いました。自分も残す本を大事にしていこうと思いました。
「読書は有益なだけじゃつまらない。クソみたいな気分になったり腹立ったり傷ついたりそういうのも味わう。」という言葉からいろんな読書の感想を全て肯定してくれたし、読書という行為全てを肯定してくれた気がしました。
他にも「メメントモってる」という言葉が気に入りました。「死を思う」という語源からの「今を大切に生きている」という意味合いでしょうか。
booklog.jp/users/5a6f66...