谷川嘉浩
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谷川嘉浩
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京都市在住の哲学者。
『人生のレールを外れる衝動のみつけかた』、『増補改訂版 スマホ時代の哲学』、『ネガティヴ・ケイパビリティで生きる』などの著者。連載も読んでくれ。

猫とキツネが好き。無駄や無用なものが好き。
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俺も作品が当たる前は年四回のイベント行きつつ年間プール金60〜100万前後で生きていたのであんまり人のことは言えないが病気一つするだけで人生設計が根幹から崩れる仕様なのは普通にやばい あと生活保護をスティグマにしたやつは地獄に落ちろと思う
October 8, 2025 at 1:38 PM
Reposted by 谷川嘉浩
『スマホ時代の哲学』における議論の軸の一つがマーク・フィッシャーの『資本主義リアリズム』4章の「鬱病的快楽主義』なのだけど、『資本主義リアリズム』出版後のインタビュー(『K-PUNK アシッド・コミュニズム』収録)に詳しく書いていた。谷川は「趣味」という個人的な問題解決法を提示するのに対して、フィッシャーの場合はいかに絶望の中から反資本主義という政治プロジェクトに繋げるかという関心の違いがある。
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「『うつ病的快楽主義』に関していえば、うつ病とは通常、何ものからも快感を得ることができない、いわゆる快楽消失の症状として語られます。しかし、ティーンエイジャーたちを見ていると、彼らの場合、快楽とはこうも手軽に得られるものであって、快楽の入手可能性自体がうつ病の原因になるというような、ほどんど逆の症候群があるように思えたのです…小さな快楽の瞬間が速射的にはじけるだけなのです。それによって失われるもののひとつに、ある種の生産的な退屈の時間があります…
August 13, 2025 at 3:20 PM
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話はそれるけど「コラム 言語化のサンクコスト」のところで、「言葉は、握り込むのではなく、何かあれば取り落とすくらい軽く持つこと」と述べられているのが、一度言ったことに雁字搦めになりがちな私にはよく響いたので、いま自分の発言に振り回されているかも〜と感じたときに思い出したい。うっかり落としてしまっていいのだ。
August 16, 2025 at 4:50 AM
Reposted by 谷川嘉浩
偏愛、といえばこの5ヶ月ひたすらコナン劇場版を観続けていることなどが個人的には思い当たったわけだが、これはコナンに執着しているというより同じ作品を繰り返し観続ける(あるいは暗唱できるくらいまで読み返す)というのが子供のときからの私の習性なんだよね。繰り返すことでしか見出だせないもの、感じられないこと、あるいは発見、というのがあって、あるときハッとじぶんの見方や表現方法が転換するのが面白く、そういう偏愛は美術研究や小説執筆にも通底していたと思う。であればこういう偏りを自分のものとして活かしていく方法があればいいんよね〜たぶん
August 16, 2025 at 4:50 AM
Reposted by 谷川嘉浩
谷川のいう「衝動」は私はよく「狂う」と言い換えている気がするし、私が関わってきた人たちだと「書かずに生きていくことはできない」類のあれですねと解釈した。だから個人的には、本書はすごく真新しいことを言っているわけではなく、これまでもあったけれども雑然として整理されてこなかったことを分類し、名付け、比較し輪郭をハッキリと見出し、それを意識的にどう行うか、という話をしているように思う。アート思考やOODAは一般化してもうだいぶ経っているわけだし。(少なくとも私が学んでから7年は経過している)

てかものの考え方が京都だなあ〜京都だからできる思考だなあ〜〜〜と思った。正直。
August 16, 2025 at 4:50 AM