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小説書き兼絵描き
このアカウントはどちらかと言えば小説メインです
長文考察とか小説とか垂れ流してます
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代理(FA?)タグ #流れ星展示会
「もしかして、あの子のことが好きだったり?」
ほんの冗談だった。からかうつもりだった。なのに貴方は顔を真っ赤にさせた。
あぁ、なるほど。
私は変わらず貴方をからかった。応援してるって言った。
その時の私は、上手く笑えていただろうか。
「もしかして、あの子のことが好きだったり?」
ほんの冗談だった。からかうつもりだった。なのに貴方は顔を真っ赤にさせた。
あぁ、なるほど。
私は変わらず貴方をからかった。応援してるって言った。
その時の私は、上手く笑えていただろうか。
魅音は優しく詩音の肩を叩いた。
「次は、次以降からは絶対全部呼ぶからさ。それで機嫌直して?」
だめ?と魅音は問いかける。詩音はしばし黙り込んだ後、ため息をついた。
「反省してるならいいんですよ。全く…」
まだ拗ねた様子だったが、少し嬉しそうに口角が上がっているのだった。
魅音は優しく詩音の肩を叩いた。
「次は、次以降からは絶対全部呼ぶからさ。それで機嫌直して?」
だめ?と魅音は問いかける。詩音はしばし黙り込んだ後、ため息をついた。
「反省してるならいいんですよ。全く…」
まだ拗ねた様子だったが、少し嬉しそうに口角が上がっているのだった。
いいことを聞いたと言わんばかりに圭一がにやにやとする。詩音は顔を真っ赤にして「今から警察呼ぶこともできるんですからね!」とヤケになったように叫ぶ。多分さっきプールですっぽんぽんになったことを言っているのだろう。それを暴露されりゃ圭一は一発で捕まってしまう。圭一は勘弁してくれ!と慌てる。
「あはは、照れてる詩ぃちゃんかぁいい。」
「なんだか新鮮ですわね、詩音さんが真っ赤なの。」
「…レナさんや沙都子までからかいますか。」
完全にいじられる側に回ってしまったが故に詩音は立場が弱い。拗ねたように答えるしか無かった。
いいことを聞いたと言わんばかりに圭一がにやにやとする。詩音は顔を真っ赤にして「今から警察呼ぶこともできるんですからね!」とヤケになったように叫ぶ。多分さっきプールですっぽんぽんになったことを言っているのだろう。それを暴露されりゃ圭一は一発で捕まってしまう。圭一は勘弁してくれ!と慌てる。
「あはは、照れてる詩ぃちゃんかぁいい。」
「なんだか新鮮ですわね、詩音さんが真っ赤なの。」
「…レナさんや沙都子までからかいますか。」
完全にいじられる側に回ってしまったが故に詩音は立場が弱い。拗ねたように答えるしか無かった。
「…あんた、もしかして私の幻影なんかじゃなくて、ほんとの幽霊だったりします?」
と。
「もしそうなら…悪いことしたなぁ。」
詩音は涙を静かに流し、目を閉じた。
部屋は静かなはずなのに、空気が揺れていた。
「…あんた、もしかして私の幻影なんかじゃなくて、ほんとの幽霊だったりします?」
と。
「もしそうなら…悪いことしたなぁ。」
詩音は涙を静かに流し、目を閉じた。
部屋は静かなはずなのに、空気が揺れていた。
「私が興宮に来たのは、味方になってくれる親族がいるからだけじゃない。お姉と会おうと思えば会える距離だから」「なのに久々に会えたと思ったら一年で居なくなるって何?」と。詩音も耐えられなくなったのだろう。幻影の魅音と話すのは幸せだけど、同時に現実が痛くて痛くて堪らなかった。「ごめんなさい」と繰り返し泣く魅音を見て、詩音はもう一度口を開いた。
「…魅音、来世も双子がいいね」
そういった時、詩音は床に倒れた。魅音は意味が分からず呆然とするしかなかった。
「私が興宮に来たのは、味方になってくれる親族がいるからだけじゃない。お姉と会おうと思えば会える距離だから」「なのに久々に会えたと思ったら一年で居なくなるって何?」と。詩音も耐えられなくなったのだろう。幻影の魅音と話すのは幸せだけど、同時に現実が痛くて痛くて堪らなかった。「ごめんなさい」と繰り返し泣く魅音を見て、詩音はもう一度口を開いた。
「…魅音、来世も双子がいいね」
そういった時、詩音は床に倒れた。魅音は意味が分からず呆然とするしかなかった。