みはらゆめ
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みはらゆめ
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ミステリ中心の読書好き。 

有栖川有栖/相沢沙呼/米澤穂信/芦辺拓/綾辻行人
タフな女刑事ものみたいな触れ込みだったのだけど、主役はマーシよりむしろヘスの方で、老刑事が血気にはやる若手を教え導く姿が主題。
その意味では最初に期待したのとちょっと違った。
年齢も性別も違うバディもので、世代間ラブストーリーにもなる。

ヘスの方が常に正論みたいに描かれるのに、個人的にはちょっとうなずけないところもあったんだけど、ハードボイルドもの主人公の新旧タイプの世代交代譚、という見方もできるかも。
October 16, 2025 at 11:34 AM
ミステリ的な謎解きの面白さもあるんだけど、どちらかというとそれは隠し味という感じ。
ミステリが読みたい人にはちょっと地味で、普通に感動したい人にはむしろ邪魔な要素と思えるかもしれないけれど、上品な薄味みたいなうまさがある。

(2020年11月12日読了)

yay.space/post/542741807

#読書
#交換日記
#連作短編集
みはら💫元ひま部の投稿 : 辻堂ゆめ「あの日の交換日記」 先生と児童、姉と妹、母親と息子など、7組の間で交わされる交換日記が題材になった、それぞれ独立したストーリーが、ちょっとずつつながっていて、全部で一本の話にもなるという連作短編集。 交換日記を通じて誤解を解いたり、勇気をもらえたり、秘めた悩みを打ち明けられたりする話が揃っていて、心暖まる読み味。 ミステリ的な謎解きの面白さもあるんだけど...
みはら💫元ひま部の2025-09-15 13:37:33の投稿。辻堂ゆめ「あの日の交換日記」 先生と児童、姉と妹、母親と息子など、7組の間で交わされる交換日記が題材になった、それぞれ独立したストーリーが、ちょっとずつつながっていて、全部で一本の話にもなるという連作短編集。 交換日記を通じて誤解を解いたり、勇気をもらえたり、秘めた悩みを打ち明けられたりする話が揃っていて、心暖まる読み味。 ミス...
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October 13, 2025 at 9:07 AM
この巻の読みどころとしては、紺の「女装」とか、粗野で横柄な成り上がり貴族と思った時村燕也(えんや)の、ただそれだけでもないらしい部分とか、そんなふたりの関係とか。

yay.space/post/542591741

#読書
#大正箱娘シリーズ
みはら💫元ひま部の投稿 : 紅玉いづき「大正箱娘/怪人カシオペイヤ」 新米記者、英田紺(あいだこん)と、謎めいた「箱娘」回向院うららの、シリーズ2作目。 前作でもちらちら名前は出ていた、人々の秘密を暴いて回る怪人カシオペイヤがサブタイトルになっているけど、その実態はまだまだ謎で、うらら自身のことともあわせて、シリーズはまだこれからというところ。 「東京」でなく「帝京」だったり、我々のこの世界の...
みはら💫元ひま部の2025-09-14 19:55:35の投稿。紅玉いづき「大正箱娘/怪人カシオペイヤ」 新米記者、英田紺(あいだこん)と、謎めいた「箱娘」回向院うららの、シリーズ2作目。 前作でもちらちら名前は出ていた、人々の秘密を暴いて回る怪人カシオペイヤがサブタイトルになっているけど、その実態はまだまだ謎で、うらら自身のことともあわせて、シリーズはまだこれからというところ。 「東京」でな...
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October 12, 2025 at 11:23 PM
独特の舞台装置や道具立てにくらべて、死体の数は少なめで、奇抜な密室トリックや見立て殺人があるでもなくて事件自体は地味めかもしれない。
それでも終盤で火村が述懐するように、ありふれているようで奇妙な事件。
火村ものの長編で一番好きかもしれない。

(2023年6月7日読了)

yay.space/user/322

#読書
#火村英生シリーズ
#クローズドサークル
みはら💫元ひま部 | 好きでつながるバーチャルワールドYay!(イェイ)
フルネーム:みはらゆめ(深原悠萌) 元ひま部員 ミステリ中心の乱読屋 有栖川有栖/相沢沙呼/米澤穂信 芦辺拓/福田和代/似鳥鶏
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October 12, 2025 at 11:19 PM
再読。
火村シリーズではこれが唯一の孤島ものとなるのかな。
パラレルな江神シリーズは毎回クローズドサークルものなので、ちょっと意外でもあるけれど、むしろ両シリーズの差別化の意味もあるのか。

まだ若い妻を失い世をはかなんだ風な文学者とその信奉者たちの会合に秘めた目的はあるのか。
場違いなようにも思える幼いふたりの子供はなぜこの場に連れて来られ、大人たちはなぜ彼らの希望に従順に従うのか。
眼目となる殺人事件の発生までちょっと長いんだけど、烏が乱舞する孤島の雰囲気と、さまざまな興味にぐっと引き込まれる。
October 12, 2025 at 11:19 PM
異世界転生もので歴史改編もの、ラブコメ分もあり。
ナポレオン戦争を多少なりと知っていると、「え、そこをそんなにはしょっちゃうの?」や「○○やらないんかい!」となるところはあるんだけど、3時間弱でさくさく読みきれるお手軽感。

イギリス海軍好きとしては、レオナの終生のライバルっぽく登場したネルソンことネルの出番があんまりないのが残念なんだけど(○○やらなかったから!)、それは続刊に期待しろということなのかな。

(2021年12月12日読了)

yay.space/post/542395521

#読書
#歴史改変
#ナポレオン戦争
みはら💫元ひま部の投稿 : なめこ印「ベルサイユの獅子」 21世紀の記憶を持って、18世紀ヨーロッパに転生した主人公。 幼くしてカルロとレティツィアの「ヴォナパルテ夫妻」に拾われ、やがてふたりの間に生まれた少女、レオナと義兄妹となる。 彼の知るナポレオン・ボナパルトに当たるはずの彼女は、“史実”の通り英雄を志して軍人となり、そしてやはり史実通り歴史は革命と戦争へとむかう。 異世界転生もので歴史...
みはら💫元ひま部の2025-09-13 19:43:33の投稿。なめこ印「ベルサイユの獅子」 21世紀の記憶を持って、18世紀ヨーロッパに転生した主人公。 幼くしてカルロとレティツィアの「ヴォナパルテ夫妻」に拾われ、やがてふたりの間に生まれた少女、レオナと義兄妹となる。 彼の知るナポレオン・ボナパルトに当たるはずの彼女は、“史実”の通り英雄を志して軍人となり、そしてやはり史実通り歴史は革命と戦争...
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October 12, 2025 at 10:22 AM
いくつもの異世界を渡り歩く宿命を負ってしまったらしい冴昼と、そんな彼をどこまでも追っていって元の世界へ連れ戻そうとする要の関係性なんかも、好きな人にはたまらないんじゃないかと思う。
第二章に出てきた、同じように引き裂かれては追いかけることになった女性カップルもいい。

(2022年9月19日読了)

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#読書
#異世界転移
#特殊設定系ミステリ
読書、本好き📕小説 | 好きでつながるバーチャルワールドYay!(イェイ)
おおもりなかが管理するサークル。本が大好きな人、読書が大好きな人、集まれ! おすすめの本、教えてください! 読書が苦手な人も、素敵な本に出逢えるかも!
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October 11, 2025 at 8:45 PM
異世界転移ものの特殊設定系ミステリ、そして主人公コンビは偽霊能力者としてメディアと世間を手玉にとってきた詐欺師という、いくつもの意味で変則的。
誰もが念動力を使える世界と、人が死なない、一度死んでも実体を持った一種の幽霊として戻ってこられる不死の世界の話、二編を収録。

食事の仕方や楽器の進化、殺人など犯罪への倫理観や処罰方法などが大きく違う異世界描写がまず面白い。
そんな世界に迷い混んで事件に巻き込まれることになる要たちの、事件の解決の仕方がまた詐欺師らしく搦め手で、必ずしも読んでスカッとする結末でもないのはあるんだけど、それはそれで読ませる。
October 11, 2025 at 8:45 PM
例によって主要シリーズ既刊を読んできていないと色々ピンと来ないとは思うけど、意外すぎる島田文子の登場とその目的、洋久の失踪と彼の残した小説の謎、中盤の急展開と、これ単体での読み応えも十分。

(2024年5月6日読了)

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#読書
#Gシリーズ
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October 10, 2025 at 8:21 PM
Gシリーズ後期3部作の2作目。
失踪した在野の研究者、その邸宅に来客が集まった夜に起こる殺人。
前作「χの悲劇」同様、エラリー・クイーンのあの名作のオマージュ色が強い作で、そちらを既読だと次の展開が薄々読めてしまうというのはあるんだけど、そこはこの作者のこと、ただのオマージュ、ただの本格ミステリでは終わらない。
まさにその「ただのオマージュ」「ただの本格ミステリ」の方をこそ読みたい人には、肩透かしというか煙に巻かれたというか、馬鹿にされたような読み味かもしれない。
October 10, 2025 at 8:21 PM
クライマックスは心から御子柴を応援してしまった。
面白かった。

(2024年6月6日読了)

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#読書
#棒高跳び
#スポーツ小説
Legere Librum | 好きでつながるバーチャルワールドYay!(イェイ)
みはら💫元ひま部が管理するサークル。読書サークルなどにあげた感想投稿の再録用。
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October 10, 2025 at 8:17 PM
この作者の陸上ものはすごく好き。
けしてマイナーということはないはずだけど、100メートルやマラソンのような花形とはやっぱり違う、棒高跳という競技。
国内にポールを作ってるメーカーのないことや、それゆえの苦労話などなど、これで初めて知ったことも多かった。

犬飼がちょっと刺々しいところを見せる以外、悪人はひとりも出てこないんだけど、けして爽やかで清々しいばかりではないスポーツ小説。
主人公の御子柴、一筋縄ではいかない内面を抱えた犬飼、重度の陸上オタクの綿貫P、棒高跳ポールの国産化、競技人口増を目指す研究者の狐塚翠、と誰でも誰かしら思い入れできる登場人物がいるんじゃないかと思う。
October 10, 2025 at 8:17 PM
この作者にしては弱いかな、と思うところはあるけれど、作中作の主人公「水咲アンナ」のドタバタな活躍ぶりはまずまず楽しい。
そんな作中作への「僕」の突っ込みやアンナの弁明は、ミステリあるあるネタみたいで、ファンには苦笑もの。
「ミステリの持つ構造的な問題点がー」とかの意識高い議論にはならないのは、この作者らしいか。

「放課後はミステリとともに」とかでも舞台になる恋ヶ窪学園が舞台なのもファンには嬉しかったけど、名前だけちらりとでも良かったので、霧ヶ峰涼にも登場して欲しかったな。
October 8, 2025 at 8:43 PM
前作の初恋?をめぐるあれこれでキンケイドたちと読者をやきもきさせたキットは、今回ちょっと出番少なめだけど、エリカを気遣ったり歴史に興味を持ったりと、成長がうかがえて嬉しい。
ジェマの母親が病気に倒れ、父親との確執が描かれ、キンケイドとの関係に大きな転機もやってくる。
1作6~7時間強のやや厚めの翻訳ものということで、なかなかさくさく次へは読み進めないでいるのだけど、これからも楽しみ。

(2021年5月2日読了)

yay.space/user/322

#読書
#警察小説
#ジェマとキンケイドシリーズ
みはら💫元ひま部 | 好きでつながるバーチャルワールドYay!(イェイ)
フルネーム:みはらゆめ(深原悠萌) 元ひま部員 ミステリ中心の乱読屋 有栖川有栖/相沢沙呼/米澤穂信 芦辺拓/福田和代/似鳥鶏
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October 8, 2025 at 8:39 PM