2007年12月27日に開設した当ブログは、本日開設18周年となりました！ 当記事で2452番目の記事となります。 当ブログ「Katata/堅田」は、大津市北部にある琵琶湖畔の町「堅田」の写真を、2007年12月より毎日掲載したのが始まりです。コロナ禍の影響で数年来、二十四節気を中心に、大津市南部の里山写真を公開してきました。 今回は久しぶりに、大津市今堅田の堅田内湖の写真です（2025年1月撮影）。手前に船着き場の跡、背後に雪の比良山系が見えていますね！ 内湖（ないこ）は琵琶湖の傍の水域のことで、位置関係は下の地図を見ていただけると分かりやすいかと思います。琵琶湖と内湖は水路で繋がり、琵琶湖と内湖に挟まれた形の今堅田1丁目や本堅田1-2丁目は、まさに水辺の町なのです。 さて、そろそろ撮影地を（大津市北部の）堅田メインに戻す、あるいは一日数千回やってくる生成AI目的クローラーを避けるために掲載しそびれている内容があるのでそちらを書いていきたいのですが、この数年来なかなか状況は厳しく、状況を見守っている次第です。 それでも、2025年は堅田源兵衛さんの父である堅田源右衛門さんのお墓を訪ねて、広島県福山市の山中に立ち寄ることができ、その訪問記をお伝えすることができました。おかげさまで多くの方にご覧いただき、本当にありがとうございます。 もうしばらく掲載内容と回数を調整しつつ更新していくことになると思いますが、ご訪問いただいている皆様のご理解を賜れば幸いです。 当ブログをご覧いただいた皆さまに、本年も心より感謝申し上げます。 どうぞ良いお年をお迎えください。

今年も早いもので冬至となりました。前回（二十四節気：大雪の頃）は霧の朝を掲載しましたが、今回は霜の朝です。写真で粉雪のように真っ白になっている箇所はすべて霜です。霜は朝の光で次第に溶けてゆき、大地の草紅葉が美しい12月の棚田です。 ◇撮影日：2025年12月19日（金） ◇撮影地：滋賀県南部（大津市南部）の湖南アルプスの麓 Satoyama scenery at December,2025(in the southern part of Otsu city, Shiga Prefecture, Japan). ＜お知らせ＞当ブログは2007年12月27日が開設日なので、年内は12月27日に更新予定です。サイト名の由来となっている堅田（大津市北部）を掲載予定です。 ▼こちらは2024年の冬至翌日、珍しく湖南アルプスに雪が積もった日の写真です。

2025年11月29日、12月6日（土）両日に、ブラタモリ(NHK)で滋賀県の安土城とその周辺、近江八幡が特集されました。この機会に当ブログのバックナンバーより再掲します。 福島弁財天、常楽寺港跡など、安土城周辺の美しい水辺の風景を掲載しています（滋賀県近江八幡市安土町常楽寺・下豊浦）。重要文化的景観「近江八幡の水郷」に追加選定されている「西の湖」（にしのこ）は、内湖（ないこ）と呼ばれる水域で、水の流れは琵琶湖に続いています。かつて内湖は水運や漁業に使われ、信長の頃は安土城から眼下を眺めると一面の水郷地帯が広がっていたと言われています。 八幡堀（はちまんぼり）は、滋賀県近江八幡市にある幅員約15メートル、全長6キロメートルに及ぶ運河です。時代劇のロケ地として有名で、1989年から2001年にかけて放送されていたた「鬼平犯科帳」（二代目中村吉右衛門さん主演）の水辺のシーンといえば八幡掘。「鬼平犯科帳」はエンディングの音楽と映像が素晴らしくて、ご覧になった方はご記憶の方も多いと思いますが、あのエンディングの一部もここで撮影されています。アヤメやアジサイの咲く頃がまた美しく、風情があります。

二十四節気の大雪（冬至の一つ前）になり、棚田は朝晩の冷え込みで草紅葉が見事です。 12月初め、季節外れの黄砂が来て、朝霧と相まって幻想的な風景になりました。 &nb...

A critical vulnerability (CVE-2025-66478) has been identified in the React Server Components protocol. Users should upgrade to patched versions immediately.

2025年12月2日（日本時間12月3日）にWordPress6.9が配信されました。 プラグインとテーマを中心に、WordPress6.9対応バージョンを調べてみました。 当ブログはWordPressで作成していますが、他にも事務所サイトなど計４サイトで運用しているため、現在使用しているテーマ、プラグインとも様々です。 今後ダウングレードなどされる際など、ご参考になれば幸いです。 （最終更新：2025/12/3） WordPress6.9更新メモ ☆最新バージョンはWordPress 6.9です（2025年12月2日（日本時間12月3日）現在）。 ☆WordPress6.9の新機能 投稿エディターのブロックに直接メモがつけられる（ノート機能） ダッシュボードのどこからでもコマンドパレットにアクセス可能 段落ブロックと見出しブロックが、コンテナにぴったり収まるよう自動調節できる アコーディオンブロック、数式ブロック、読了時間表示の新設 ギャラリーブロック内の画像に固定のアスペクト比を設定可能 ▼日本語訳

立冬が過ぎ、二十四節気の小雪となりました。朝晩の冷え込みで当地は紅葉の季節です。 トラクターで田んぼの荒起こしをしているところに、朝から遭遇する時期でもあります。 秋冬と春の田植え前に田んぼの土を掘り起こす事で、まるで畑の畝のようになります。 農家さんによっては、時期に応じて肥料を投入したり、荒起こしの回数も様々です。 冬を控えてそろそろ棚田に渡り鳥が戻り始めているので、またご紹介できれば。 ◇撮影日：2025年11月20日（木） ◇撮影地：滋賀県南部（大津市南部）の湖南アルプスの麓 Satoyama scenery at November,2025(in the southern part of Otsu city, Shiga Prefecture, Japan). ▼2025年4月、同じ棚田で田植え前の春風景です。荒起こし中の田んぼに野鳥が集合！

2023年秋現在SGEに関する情報が錯綜しているため、改題（※）の上でこのページに一元化（追記）します。 SGEは生成AIでありながら「検索」でもあるため、現時点では従来のようなコントロール（「生成AI」で紹介している方法）が及ばない面があります。事態は流動的なので、コンテンツ利用拒否という観点から、時系列で掲載していく予定です。 ※公開当時のタイトル：Googleによる生成AI検索「SGE」はGoogle-Extendedによるブロックの対象外（Google Bardと同じ拒否方法がとれない） ※2024/5/17追記：2024/5/15（現地時間）、「SGE」が 「AI Overview」に名称変更され米国で一般公開されました。日本語表示では「AIによる概要 」となっています。 目次 ０．SGEとは １.Googleによる生成AI検索「SGE」はGoogle-Extendedによるブロックの対象外（Google Bardと同じ拒否方法がとれない）：2023/10/11【2024/2/15追記】 ２．公式発表された「SGEスニペッツ拒否」の方法と、通常検索に載らなくなる問題点：2023/10/24 ▲目次に戻る ０．SGEとは： Googleは生成AIによる検索をSearch Generative Experience (SGE) と名付けて開発しています。当初はアメリカのユーザーのみ対象でしたが、日本語版が2023年8月30日に運用開始されています。 Googleの生成AI検索「SGE」で、検索で画像生成が出来てしまう実際です。当スレッド2つ前の投稿で書いたようにSGEはGoogle Bardを拒否する方法が効かないので厄介です。 絵や写真が悪用される恐れが大きい事に、写真を愛する皆さんも気がついて！今のうちに自衛して欲しい！ — 滋賀の風景写真家 兼松 純 (Jun Kanematsu Photo) (@jkanematsu) October 15, 2023 ▲目次に戻る

前回掲載した棚田集落の紅葉、その続編です。今回は集落を多めに写してみました。 秋に入ってからの急な冷え込みの影響で、今年は桜の赤の紅葉が見事ですね。 写真ではソメイヨシノだけでなく、ヤマザクラ、カスミザクラ（大木）も写っています。 ▼前回：立冬の頃、棚田集落の紅葉色づく ◇撮影日：2025年11月12日（水）・15日（土） ◇撮影地：滋賀県南部（大津市南部）の湖南アルプスの麓 Satoyama scenery at November,2025(in the southern part of Otsu city, Shiga Prefecture, Japan).

11月に入って20度を下回り、朝晩一気に寒くなりました。皆様お変わりありませんか。 一日の温度差が大きいのと、10月まで暑すぎた影響で、何かと体がついていかない時期ですが、近所の棚田まで歩いて調子を整えています。こうやって一年中歩いていると不思議と何とかなるんですよ。今の季節は歩くと体がポカポカと温かくなります。 初めは近所の角まで（往復20分くらい）から始めて、次は土日に琵琶湖畔の堅田へカメラ片手に出かけて、このブログを開設したのが2007年12月なので、そうやってもう20年近くになるのかな。無理のない形で歩くのはお勧めです。 ▼一年前：同じ棚田にて、早朝の寒さで「川霧」が立ち上っていくところを撮影しました。 ◇撮影日：2025年11月6日（木）・7日（金） ◇撮影地：滋賀県南部（大津市南部）の湖南アルプスの麓 Satoyama scenery at November,2025(in the southern part of Otsu city, Shiga Prefecture, Japan).

2025年10月22日（日本時間）にMacOS向けに先行リリースされたAIブラウザ「ChatGPT Atlas」や、既にリリースされているPerplexity のAIブラウザ「Comet」に関して、プロンプトインジェクションの危険性が指摘されています。情報セキュリティの観点から10月23日に行ったSNS投稿をまとめました。

毎年ご紹介している近所の棚田のコスモス畑が今年も満開になりました。6月に父が亡くなって以来慌ただしい日々が続いているので、棚田まで散歩するとほっとします。 最近は毎月、亡父の郷里へ、父の生家の解体のために行き来しています。滋賀へ帰ってくるたびに季節が進み、先月は30℃を切り、今月は一気に20℃未満になってしまいました。今日は20℃以上になりそうで、過ごしやすい日が続けばいいなと思います。皆さまもどうぞご自愛ください。 ▼一年前：同じ棚田の、別のコスモス畑で白猫に遭遇。帰り道の路地でもばったり！ ◇撮影日：2025年10月 ◇撮影地：滋賀県南部（大津市南部）の湖南アルプスの麓 Satoyama scenery at October,2025(in the southern part of Otsu city, Shiga Prefecture, Japan).

Do NOT install any agentic browsers like OpenAI Atlas that just launched. Prompt injection attacks (malicious hidden prompts on websites) can easily hijack your computer, all your files and even log into your brokerage or banking using your credentials. Don’t be a guinea pig.

毎年ご紹介している近所の棚田のコスモス畑が今年も満開になりました。6月に父が亡くなって以来慌ただしい日々が続いているので、棚田まで散歩するとほっとします。 最近は毎月、亡父の郷里へ、父の生家の解体のために行き来しています。滋賀へ帰ってくるたびに季節が進み、先月は30℃を切り、今月は一気に20℃未満になってしまいました。今日は20℃以上になりそうで、過ごしやすい日が続けばいいなと思います。皆さまもどうぞご自愛ください。 ▼一年前：同じ棚田の、別のコスモス畑で白猫に遭遇。帰り道の路地でもばったり！ ◇撮影日：2025年10月 ◇撮影地：滋賀県南部（大津市南部）の湖南アルプスの麓 Satoyama scenery at October,2025(in the southern part of Otsu city, Shiga Prefecture, Japan).

前回掲載の秋分の頃に咲き始めたヒガンバナが、終盤を迎えている里山です。ミゾソバの花が咲き始め、栗と柿が実り、十六夜の名残の月を撮影することができました。 一番上のスライドショーが今朝撮影、真ん中が秋分以降10月初め頃までに撮影、最後は秋分以降今朝までです。 私は今月も、亡父の郷里（瀬戸内海に近い町で、丘の上のポニョの舞台で知られる鞆の浦まで車で約25分）へ、父の生家の解体などの打ち合わせへ行かねばならず、この記事を今日中に何とか更新出来てほっとしております。 そろそろ夏の疲れが出てくる時期なので、皆様もどうぞご自愛くださいね。 ▼ミゾソバは金平糖のような形の愛らしいピンク色の花で、花の蜜は昆虫に大人気です！ ◇撮影日：2025年10月8日（水）ほか ◇撮影地：滋賀県南部（大津市南部）の湖南アルプスの麓 Satoyama scenery at early October,2025(in the southern part of Otsu city, Shiga Prefecture, Japan).

琵琶湖畔の町・堅田に残る殉教者の話を、当ブログで何度か書いてきた。 室町時代、苦境の蓮如上人を救うために、自分の首を父に斬らせて三井寺に差し出した近江堅田の若き漁師、堅田源兵衛。源兵衛の首は滋賀県大津市本堅田の光徳寺に祀られている。 源兵衛の父である源右衛門は巡礼の旅に出て、備後で90歳で亡くなっている。最期地である広島県福山市の山中に、源右衛門さんのお墓があると以前から聞いていたので先日訪ねてきた。長年行きたかった場所だった（写真：源右衛門さんのお墓から見た山里の眺め）。

100日前に逝去した父の郷里へ、父の実家じまいの打ち合わせに行ってきました。名神と山陽道を車で走り、山の向こうは瀬戸内海という静かな町まで行って連泊して帰ってくると、過去最高の暑さだった2025年も気温30度を切り、朝晩過ごしやすくなってきました。 9月23日朝に撮影した写真です。秋の彼岸となり、ようやく彼岸花が咲き始めました。 棚田の向こうに小さく見えているのが、琵琶湖の対岸に位置する比良山系です。 棚田の傍らの貸し農園で、ヒガンバナがたくさん咲いているのを見つけました。 開花のピークはこれからです。 ▼猛暑になる前の最後の年＝2022年の秋分は、ヒガンバナ満開でした！ ◇撮影日：2025年9月23日（火） ◇撮影地：滋賀県南部（大津市南部）の湖南アルプスの麓 Satoyama scenery at late September,2025(in the southern part of Otsu city, Shiga Prefecture, Japan).

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湖南アルプス山麓の棚田にて、今年も稲刈りの季節となりました。 コンバインの彼方に、琵琶湖対岸の比良山系が見えています。 朝日に照らされた早朝の露とともに撮影してみました。 白露（はくろ）：二十四節気（1年を24等分し季節を表す）の第15。日本では9月8日頃（2025年は9月7日）で、草に降りた露が白く光る頃とされる。次の節気は秋分。 ◇撮影日：2025年9月6日（土） ◇撮影地：滋賀県南部（大津市南部）の湖南アルプスの麓 Satoyama scenery at early September,2025(in the southern part of Otsu city, Shiga Prefecture, Japan).

その１：最近の生成AI動向（クリエイターおよびサイト運営者の視点から） アクセスログ（複数サイト分）で気になる動きがあったので、数日かけて追記しました。 一言で言うなら、今後は「AI検索」および「公式発表にない名前のボット」も封じないと対処できなくなっていく予感。自動化して前もってやってくれるプラグイン利用を強く推奨します。 ↑ 公式発表にない名前のボットとは、これです（2025年8月11日現在の累計数）。GPTBotが公式発表されているボットで、今回発見した物は別です（そのまんまの名前ですが）。 当サイトだけで短期間にこれだけの数が来ているのですから、世界中でものすごい数だと思います。生成AI系のアクセスは、アクセスされるサイトのサーバーにも負荷がかかる事はほとんど知られていません。

暦の上では「立秋も過ぎて暑さが鎮まる頃」となりましたが、2025年は「災害級の暑さ」という言葉をあちこちで聞くほどの猛暑が続いているので、今回は棚田の朝の涼しげな風景を掲載してみました。 夏前の草刈りで棚田の花が少ないので、最近は田んぼばかり撮っていました。花の写真を撮りたかったら民家周辺へ行けばいいのですが、早朝からカメラを持ってうろうろするのも何なので・・・畑のフェンスに咲いていたアサガオと、社寺林近くのサルスベリです。 亡父が入院した今年の春、そして亡くなった6月中旬以降も、地に足がつかない慌ただしい日々が続いて、気持ちの上でもどこか落ち着かなかったのがすっと引いていったのがお盆明けでした。 里山ではお盆のころからツクツクボウシが鳴き始めて、雑木林から聞こえてくるセミの声はほぼツクツクボウシになりました。朝晩の空や雲、自然の移り変わりを見ていると、少しずつ季節は動いていくものなんだなと感じる今日この頃です。 自然に限らず、数カ月経つといつの間にか状況が変わっていることは「生きている」からこそ。だからこそ（やることをやったら）果報は寝て待てと昔の人はうまいことを言ったものです。今思う通りにならなくても、焦らずに、ね。 棚田の稲は一面黄金色に変わり、早い所では稲刈りが始まりました。空はすっかり秋の雲です。私自身は少しずつ日常が戻ってきたので、またぼちぼちやっていこうと思います。 ◇撮影日：2025年8月22日（金）・18日（月） ◇撮影地：滋賀県南部（大津市南部）の湖南アルプスの麓 Satoyama scenery in summer,2025(in the southern part of Otsu city, Shiga Prefecture, Japan). ▼2024年の処暑の頃です。今年はまだチョッキリさんの落し物は見ていません。

Windows10のサポート終了が2025年10月14日ということで、2025年7月末にWindows10からWindows11(24h2)へのアップグレードを行いました。 その際、非対応PC／対応PC問わずWindows11(24h2)へアップグレードできない条件を体感したので、メモとして残しておこうと思います。同じ原因で困っている方のご参考になれば幸いです。 ※対応PCには、24h2より前のバージョンであるWindows11(23h2など)も含まれます。下記で紹介している「メモリ整合性」の要件をクリアしたうえで24h2へ上げてください。 ※非対応PCの中には、以前中古PCとして購入したWindows11 PCが、実は非対応PCだったというケースが含まれます。具体的に言うと、Windows11(22h2)やWindows11(23h2)で購入し現在WindowsUpdateが出来なくて困っている中古PCです。

その１：最近の生成AI動向（クリエイターおよびサイト運営者の視点から） アクセスログ（複数サイト分）で気になる動きがあったので、数日かけて追記しました。 一言で言うなら、今後は「AI検索」および「公式発表にない名前のボット」も封じないと対処できなくなっていく予感。自動化して前もってやってくれるプラグイン利用を強く推奨します。 ↑ 公式発表にない名前のボットとは、これです（2025年8月11日現在の累計数）。GPTBotが公式発表されているボットで、今回発見した物は別です（そのまんまの名前ですが）。 当サイトだけで短期間にこれだけの数が来ているのですから、世界中でものすごい数だと思います。生成AI系のアクセスは、アクセスされるサイトのサーバーにも負荷がかかる事はほとんど知られていません。

終戦80年を迎え、戦争遺跡の写真を再掲します。2014年から2019年にかけて、時には地元の方にご案内いただきながら実際に歩いて撮影し、当時書いた記事を抜粋しています。 滋賀の戦争遺跡１：米原の蒸気機関車避難壕（滋賀県米原市） 第二次世界大戦末期、東海道本線と北陸線の列車を牽引する蒸気機関車を連合国軍の空襲から避けるために作られたのが、滋賀県米原市の蒸気機関車避難壕です。米原駅から東海道本線の線路沿いに2kmほど行くと、岩脇（いおぎ）という集落に出ます。 岩脇山の山麓・岩屋善光堂の奥に、蒸気機関車避難壕が2箇所残っています。戦時中に地元の方が駆り出され、手作業で掘ったという避難壕です。 機関車避難壕はごみ捨て場として放置されていましたが、地元の「岩脇まちづくち委員会」が平成20年10月から平成21年8月にかけて整備をされました。気温30度を超える中を米原駅から歩き、撮影当時走っていたSL北びわこ号の撮影スポットや岩屋善光堂とともに地元の方にご案内いただいた時の写真です。（撮影：2015年8月） 滋賀の戦争遺跡２：陸軍八日市飛行場跡と幻の近江鉄道御園駅、布引丘陵の掩体壕（滋賀県東近江市） 滋賀県東部を走る近江鉄道に、新八日市という駅があります。東近江市の八日市駅～近江八幡市の近江八幡駅を結ぶ「八日市線」の駅です。 昭和の初めから戦後間もないころ、新八日市から更に西に向かって延びる支線がありました。別名・飛行場線。当時新八日市駅の西側には「陸軍八日市飛行場」が広がっていたのです。 八日市飛行場は戦時中に俳優の三船敏郎さんが所属していたことで知られますが、もとは民間飛行場でした。その後軍用地へと転換され、八日市へ配属されたのは1920年12月結成の「航空第3大隊」でした。1921年秋から1922年にかけて八日市に配属され、1925年に「飛行第3連隊」に改称されます。 飛行第3連隊正門跡地の碑が八風街道（国道）沿いに建てられ、八日市飛行場にあった門は沖原神社に移され残っています。 終戦の約一年前の夏頃(1944年）には、八日市飛行場の軍用機を米軍の空襲から守るため、近くの布引丘陵に掩体壕（えんたいごう）と呼ばれるシェルターが造られました（東近江市柴原南町）。 2014年秋に現地を撮影させていただいた際に東近江市から受けた説明によれば、布引丘陵全体で17基から21基の掩体壕があったと言われています。2000年～2001年に行なわれた調査では、コンクリート製の掩体壕が2基、土製の掩体壕が10基、合計12基の現存が確認されているとのことです。 滋賀の戦争遺跡３：若鷲の碑（大津陸軍少年飛行兵学校跡／大津市園城寺町） 若鷲（わかわし）の碑と呼ばれる記念碑が、滋賀県大津市園城寺町にあります。大津陸軍少年飛行兵学校跡に、その碑は建てられています。 「若鷲の記」 ・昭和17年(1942年)10月：東京陸軍航空学校大津教育隊として当地に開設 ・昭和18年(1943年)4月：大津陸軍少年飛行兵学校として独立 ・当時15、6歳の少年たちが一年の基礎訓練を受け、その数は第15期生から第20期生に至るまで8千有余人 とあります。 若鷲の碑のことを書こうと思ったのは、若鷲の碑の場所が分からず帰ってきたという、ご年配の方の話を耳にしたことでした。若鷲の碑は、三井寺に近い大津市歴史博物館の裏手にあります。後から歴史博物館が建てられたこともあって（1990年開館）、場所が分かりにくくなってしまいました。 私は幼少期にこの近くで育ちましたが、結婚式場の小さな洋館があるくらいで（たまに結婚式をやっていた）、一帯は見晴らしのいい公園でした。とても幼いころの記憶でぼんやりしていますが、薄水色のタイル張りの噴水があって、琵琶湖側に桜並木と結婚式場の建物が見え、山手に若鷲の碑がありました。1980年代前半頃の話です。 2019年掲載の記事では、若鷲の碑への行き方などを記載しています。 Copyright(c) Jun Kanematsu / junphotoworks.com（兼松純写真事務所）