木田知廣 (マサチューセッツ大学MBA講師)
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木田知廣 (マサチューセッツ大学MBA講師)
@kidatomohiro.bsky.social
仕事の「困ったこと」を解消するMBAのフレームワークをつぶやきます。困った部下の対処法、プレゼンのコツ、ロジカルシンキング、など/グロービス経営大学院大学の立ち上げ→マサチューセッツ大学MBA講師、シンメトリー・ジャパン代表/趣味はJリーグで次にブレークする選手の発掘。サガン鳥栖サポ
【MBAの経営学】さらに、石炭を燃料として活用する技術開発が進んだことで、燃料費は安いままだった。結果、省人化するために燃料を燃やして動力を活用しようという気運が高まった。ということは、人手不足に悩む日本にとって今はチャンスか? #心理学 #MBA
November 18, 2025 at 12:01 PM
【MBAの経営学】著述家のルートポート氏は、「人件費の高騰と格安の燃料費」という需要面に産業革命のカギがあると提唱。ペストを経て畑作小作人が減ったことがその地位向上に寄与した。やがては独立自営農民を生み出し、これが農地の生産性向上に繋がり、高賃金の都市生活者を生み出した↓
November 18, 2025 at 12:00 PM
・日時:2025/11/19(水)12:10 - 12:50
・講座名:MBA流フレームワークで学ぶ 実践的戦略立案 【学習トレンドLIVE講座】
・視聴:qrtn.jp/a4799
November 17, 2025 at 11:42 PM
【MBAの経営学】古代メソポタミアではものの貸し借りを記録するためにミニチュアの模型を使っていたとフランスの考古学者シュマント=ベッセラは提唱。量が増えると模型だけでは追いつかず、模型を粘土板に押しつけて記録した。それがやがてはくさび形文字の発明に繋がる #心理学 #MBA
November 17, 2025 at 12:00 PM
【MBAの経営学】ホモサピエンスの脳が大きく進化したのは、群れでの生活を維持するため。仲間と協力や裏切りを監視する心のはたらきが脳の進化と肥大を促した(マキャベリ的知性仮説) #心理学 #MBA
November 16, 2025 at 12:00 PM
【MBAの経営学】宗教改革の遠因は活版印刷にあった。グーテンベルクが発案した1439年以降、聖書が大量に印刷された。それを読んだ大衆が独自の聖書観を討議し、それがやがては既存の教会への反発を生み出した。なお、同時に人々のモラルも高まり、殺人事件の数が減るという効果もあった
November 15, 2025 at 12:00 PM
【MBAの経営学】ルネッサンスの遠因は1453年のコンスタンティノープル陥落にあった。オスマン帝国によって首都を奪われた東ローマ帝国の末裔は、ヨーロッパ各地に離散する。その時に持ち出した古代ローマから続く知識が文芸復興の触媒となった。応仁の乱で貴族の下向が増えたのと似ているか?
November 14, 2025 at 12:00 PM
【MBAの経営学】シカゴ大学のポメランツ教授は、西欧が覇権を握ったのが1750年頃の「大分岐」であると提唱。その事典まではヨーロッパと長江デルタ地帯では一人あたり所得の差はなかった、と。では、差はなぜ生まれたか?ひとつにはアメリカというフロンティアがあったことと言われている
November 13, 2025 at 12:00 PM
【MBAの経営学】2010年1月に経営破綻した日本航空では、「1便あたりの損益」を計算するのに2ヶ月を要した。売上を管掌する部署と費用を管掌する部署の連携が悪かったため。この解決策が稲盛氏が持ち込んだアメーバ経営
November 12, 2025 at 12:00 PM
【MBAの経営学】後にMITのアセモグル教授らによって、正しいことが検証された。いわく、個人の権利保護の程度が1ポイント高いとGDPが約2.6倍になる、と。計量分析の説明変数として植民地における欧米人(入植者)の死亡率というアイデアが素晴らしい。詳しくはリンク先を zurl.co/w60ld
November 11, 2025 at 12:01 PM
【MBAの経営学】なぜ欧米国が世界を支配しているのか?答えは、私的な所有権を保護したことで、経済活動にインセンティブを与えたから。古く英国の名誉革命がこのきっかけになったと、ワシントン大学のノース教授は提唱する。これに対して、英国のみのデータではないかという反論がなされたが…↓
November 11, 2025 at 12:00 PM
【MBAの経営学】長期雇用はイノベーションにはマイナス?ブリュッセル自由大学のニコラ・ガリアルディらは、知識集約企業では従業員の長期勤続は生産性を落とすことを検証。もっとも、資本集約的な企業では、勤続6年以上の労働者は生産性を上げるとのことで、業態によって影響は異なる
November 10, 2025 at 12:00 PM
【MBAの経営学】米国の経済学者エドワード・ラジアーは、年功賃金の根拠として「賃金の後払い理論」を提唱。若いときには限界生産力より低い賃金で働き、年齢が高くなったら限界生産力以上の賃金を受け取るだけで、生涯では限界生産力の総和は賃金の総和と等しくなる #心理学 #MBA
November 9, 2025 at 12:00 PM
【MBAの経営学】フロリダ州立大学のミッシェル・カクマールらによると、アカデミー・オブ・マネジメント・レビューに掲載された経営に関する理論的仮説のうち、その後の実証研究で検証されたのはわずか9%であった #心理学 #MBA
November 8, 2025 at 12:00 PM
【MBAの経営学】日本の関ヶ原の戦い前後にかけて、ヨーロッパでは物価が7倍にもなる大インフレーションが起こった(価格革命)。原因はメキシコのポトシ銀山から持ちこまれた銀。結果、固定地代で暮らしていた地方領主の経営が苦しくなり、封建制度の崩壊に繋がる
November 8, 2025 at 2:00 AM
【MBAの経営学】フィリップ・セルズニックは1957年の著書「組織とリーダーシップ」で成功した組織は環境変化に適応できないことを喝破。ある環境下で成功するということは、その状況に即した組織能力・利害関係者との紐帯、価値観が強固に形成され、変化しにくくなるため
November 7, 2025 at 12:00 PM
【MBAの経営学】GR活動を駆使して競争のルールを変えるのが「インスティテューショナル・アントレプレナー」。かつて米国でトラベラーズグループとシティコープが合併したとき、商業銀行と保険の兼業を禁止していたグラススティーガル法を緩和させたのもそれにあたるか #心理学 #MBA
November 6, 2025 at 12:01 PM
【MBAの経営学】海外ではPR、IRに並んでGRも活発。そのココロはGovernment Relations (ガバメント・リレーションズ)。政府機関にはたらきかけて、規制等を自社の有利に変えてもらおうと言う活動。いわゆるロビー活動もその一環 #心理学 #MBA
November 6, 2025 at 12:00 PM
【MBAの経営学】一方、井上智洋駒澤大学准教授は、日本では若年層ではなく中高年層の雇用が危ういと説く。新人にはAIを使ったプログラミングの研修を提供するが、ITリテラシーが低い中高年層には早期退職を促している、と。これはこれで納得 #心理学 #MBA
November 5, 2025 at 12:01 PM
【MBAの経営学】「AIは人の仕事を奪うか?」2025年9月時点での結論は、イエスでありノー。米国では幅広い職種で20代若手の雇用が急減している。しかし、電話オペレーターなどの人が介在する仕事では、「生産性の収斂」が起こり、むしろ雇用は増加している↓ #心理学 #MBA
November 5, 2025 at 12:00 PM
【MBAの経営学】ハーバード大学のパンカジュ・ゲマワットは、CAGAを提唱。海外進出する際には国民性(cultural), 行政上(Administrative)、地理的(Geographic)、所得格差(Economic)の距離を見極める必要があるとのこと
November 4, 2025 at 12:00 PM
【MBAの経営学】多国籍企業の直面する悩みを喝破したのが我が師、スマントラ先生が提唱したIRフレームワーク。いわく、全世界での統合(Integration)と現地対応(Responsiveness)のバランスをどうとるか。前者を徹底したのがアップル。後者は「マルチドメスティック企業」と呼ばれる
November 3, 2025 at 12:00 PM
【MBAの経営学】海外進出にはリアルオプションが効くことはウォルマートが証明済み。これを精緻化したのがウプサラ大学のヨハンソンらの主張で、ウプサラモデルと呼ばれる。いわく、ライセンシング→部分出資→合弁→買収→100%出資と段階を踏むべきだ、と #心理学 #MBA
November 2, 2025 at 12:00 PM
【MBAの経営学】海外進出したいなら必見が、レディング大学のダニングが提唱した「OLIモデル」。すなわち、自社の強み(ownership)を把握して、それが活かせる進出国(Location)であり、自社自らが行う必然性がある(Internalization:内部化)かを考えるべき
November 1, 2025 at 12:00 PM
【MBAの経営学】企業のガバナンスを考える新たな視点が、ノートルダム大学のデイビスらが提唱したスチュワードシップ理論。いわく、企業のトップは守銭奴や名誉欲に駆られた人ではなく、倫理観に裏打ちされている、と。結果として、経営執行者を監視する社外役員の役割は小さくなる
October 31, 2025 at 12:00 PM