全ては弊本丸、創作本丸の話
その他ジャンルもあるよ
自我もあります
「もう、お前をおぶる事も出来なくなってしまったのか」
この審神者も随分と軽く、小さくなってしまった。この間まで聞こえていた声はもうない。いくら壺に耳を澄ましたとて、聞こえるのは砂のような音。
もう、あの心地よい重さを感じる事もないのだろう。
大包平はゆっくりと目を閉じ、炎の中へ消えていった。
「もう、お前をおぶる事も出来なくなってしまったのか」
この審神者も随分と軽く、小さくなってしまった。この間まで聞こえていた声はもうない。いくら壺に耳を澄ましたとて、聞こえるのは砂のような音。
もう、あの心地よい重さを感じる事もないのだろう。
大包平はゆっくりと目を閉じ、炎の中へ消えていった。
「まったく!あの人には呆れたわ!毎日毎日……」
「亭主とまた喧嘩したのか。どれ、またおぶってやろう…と言いたいところだが俺が原因で喧嘩をされても困る」
「いいわよ!お互い様よ!それともこの老人に無理をさせる気かしら?」
「そうだな…だか、もう駄々は捏ねないのか?」
「もうそんな歳でもないわ。いいからほら、背中丸めてちょうだい」
と、あの時より少し軽く、小さくなった審神者と、そんな審神者の変化を少し悲しく思う大包平
「まったく!あの人には呆れたわ!毎日毎日……」
「亭主とまた喧嘩したのか。どれ、またおぶってやろう…と言いたいところだが俺が原因で喧嘩をされても困る」
「いいわよ!お互い様よ!それともこの老人に無理をさせる気かしら?」
「そうだな…だか、もう駄々は捏ねないのか?」
「もうそんな歳でもないわ。いいからほら、背中丸めてちょうだい」
と、あの時より少し軽く、小さくなった審神者と、そんな審神者の変化を少し悲しく思う大包平