カイン
banner
krzoy8.bsky.social
カイン
@krzoy8.bsky.social
🐯⚔️メインのアカウント。👒⚔️、🕒⚔️もOK。⚔️右。
無言フォローですいません。30↑腐の道〇十年熟成ものです。
FGOに夢中なので、しばらくこっちはネタ投稿のみ。Xメイン。
投稿に興味なければ、フォロ解お願いいたします。
https://profcard.info/u/SGH4X7A1msYNR4v1ecphnCfkMai2

しばらく下記のお題で文章練習中です。
https://have-a.chew.jp/top.html
お題配布元「確かに恋だった」
それでも、その間だけは自分だけを見てくれる男の瞳が嬉しいだなんて、我ながら女々しいことを考えたもんだ。

 もうすぐ目的地だ。戦力的なことを考えたら、こいつと俺が同じ場所にとどまるなんてありえない。つまりは、それがこの恋の終わり。ただの遊びの関係をきるには、都合のいい言い訳だとこいつも案外ホッとしてるに違いねェ。
 それくらいでちょうどいい。大事なものは俺の中にある。だから、その日がきたら笑って「じゃあな」と伝えたい。
 
 それが、まさか倭国に着くまえに「好きだ」と言われるなんて思いもせず。計算外の🐯男の言葉に固まってしまう。そんな俺の態度を誤解した男が暴走するまで、あと少し。
December 19, 2025 at 11:27 PM
「二人で暮らすことになったら、🐶を飼おうって決めてたじゃねェか!もふもふな大型の!」
「いい加減に現実を見ろ。お互い夜勤だらけで、家にいることも稀だ。どうやって、そいつを散歩させるつもりだ」
「…っ、それは人を雇って!」
「…それで本当に満足なのか?」

 考え込んだ男が、悔しそうにふるふると首を振るのにホッとする。

「別にいいじゃねェか。二人きりの生活を満喫しようぜ」
「⚔️屋」

 頬を赤らめた男が、ぎゅうっと抱きしめてくる。どうやら諦めてくれたか?そう考えた俺が甘かったらしいと理解したのは、ペットショップで小型犬を見て、きらきら光る瞳で訴えて来る男の顏に気付いた時だった。
December 19, 2025 at 7:35 AM
 …本当はわかっている。もうどこにも俺が愛した⚔️屋がいないことは。ここにあるのは、あいつの残していった抜け殻だけで、心はどこかにいっちまった。だからだろうか、あんなに魅せられた姿が、酷く色褪せて見える。
 酷い男だ。きっとお前に後悔はないんだろう、自分が信じた道を貫き通して逝けたんだから。

 なァ、流れない涙は、どこにいくんだろうな。
 どこかにいるはずの⚔️屋の元へと流れていくんだろうか。そうしたら、少しぐらいは自分が投げ捨てていった、俺の恋心ぐらいは思い出してくれるか。
 妙に満足気な男の顏を見下ろして…
 覚えていろよ、地獄で再会したら泣くまで説教してやる、そんなバカなことを思った。
December 18, 2025 at 5:16 AM
それに怒った⚔️が「そうだ。俺は娼婦とかわらねェ!ただ子供を産むだけの胎だ」とか🐯の前で素っ裸で仁王立ちするのに、🐯は⚔️を傷つけてしまったと焦る。そこでようやく素直に愛を告げる🐯に、いろんなしがらみがなくなった⚔️も答える。

なお、ストレスがなくなったせいですぐに🐯⚔️の間には子供が。そのまま外国に逃げてハピエン。
そのうち海外から赤〇疱瘡の特効薬(🐯作成)が輸入されて~まで考えた。
December 17, 2025 at 4:35 AM
さらに、せっかくあてがったαだというのに、Ωである⚔️が妊娠しないことに焦った周りが、二人を引き離そうとする。
それに気づいた⚔️が🐯に「一緒に逃げよう」と誘って、そこから逃げ出す。捕まりそうになって、⚔️は片目を失い胸に大傷を負うが、🐯の手当もあってなんとか一命はとりとめた。そうして追手のかからないところまで逃げて、⚔️は🐯に告げる「もうお前は自由だ。どこへでも行け」と。愛した男にそんなことを言われた🐯は、激高のあまり「他の男に孕ませてもらうから俺は用済みか」とか言い出す。
December 17, 2025 at 4:35 AM
自分がとらえられてた現況が⚔️かと思うとムカつくが、単純にそう思うには親しくなりすぎたし、何ならほのかに思い始めていた。だけど、素直に愛を語るには関係性が複雑すぎてどうしようもない。そうこうしているうちに、⚔️のフェロモンが漂ってきたのに反応して、🐯はラット状態に。その状態で二人は番契約を結んでしまう。🐯走る由もなかったが、二人は「運命」だったため、反応が劇症化する。
⚔️屋自分のせいで🐯の夢を邪魔してる、🐯は⚔️にあてられたとはいえラット状態で番にしたという後ろめたさから、両想いなのに遠慮がちになってしまい、どんどんすれ違っていく。
December 17, 2025 at 4:35 AM
⚔️も、理不尽に捕らえられてる🐯はおかしいだろ、となんとか逃がしてやろうとする。そうして、ようやく🐯を拘束している部屋の鍵を手に入れた⚔️が助けようと向かった時、そこは空っぽになっていた。
「あいつ逃げたのか?」と頭を捻りながら自室に帰ってきた⚔️。そこで、ヒートを起こしてしまう。「ちっ、面倒だ」と思いながらも、いつものように水風呂に入ったり鍛錬したりして気を紛らわせようとするが、何故か今回だけはおさまらない。おかしい…と思いながら、寝るために寝室に向かうとそこにいたのが🐯で。
「🐯男?!」「⚔️屋?!」そこで始めてお互いの立場を知る二人。
December 17, 2025 at 4:34 AM
わけもわからないままそんな状況に陥ったから、最初は酷く暴れて逃げ出そうとする。そのたびに捕まえられては、監禁状態がひどくなっていく。
一方、⚔️。そんなことが起きてるとは知らず、立派な支配者になるための勉強中。だが、とても自分に向いてるとは思えない。だから、ちょくちょく抜け出す。お約束で、🐯が囚われてる部屋に迷い込んでしまう。
「なんでこんなとこで縛られてんだ」「俺が知るか」そんな会話から始まった二人なのに、生来の気が合うのがどんどん打ち解けていく。🐯にしてみれば敵の一人だと思うのに、ずっと監禁されてるせいで⚔️がくることが唯一の楽しみに。
December 17, 2025 at 4:34 AM
そんな中、🐯は貧乏一族の長男として生まれる。幼い頃、大病にかかっていたのを👨‍⚕️である父親に治療してもらったのをきっかけに、自分もそうなるんだとがむしゃらにその道を突き進んでいた。Ωに愛でられるだけのαにできるはずがないと周りが笑うが、🐯にとってはしったこっちゃない。努力を重ねてなんとか👨‍⚕️になれる直前、父親が倒れてしまう。命に別状はないが、しばらく養生は必要。その休みの届け出に支配者層にお目見えした時、不幸なことに🐯は目を付けられてしまった。αとして申し分のない容姿と能力、これなら現在のトップである⚔️に産ませる子の種としては申し分ないと。
そうして🐯はそのまま囚われて、⚔️の済む家に監禁。
December 17, 2025 at 4:33 AM
「なあ、知ってたか?」

 また始まった。今日はどんなことを言い出すのやら。そんな期待に視線を向ければ、何故か真剣な顔をした🐯男が射殺しそうな目で俺をじっと見ていた。

「お前のことを殺したいほど愛してる。知らなかっただろ?」

 な~んだそんなことか。それくらい最初から知ってるよ。だって俺もお前のことが好きだから。
 あァ、でもそうだな。お前にならいいのかもしれない。愛した男に殺されるなんてのは、人斬りな自分にしたら望むべくもない最高の死に方じゃねェか。
 ふとそう思いたち、自分で言ったことに怯える男を安心させようと「いいぞ」と答えたせいで、説教されたなんてのはまた別の話。
December 17, 2025 at 3:32 AM
 恋をするなんて、しかも男と付き合うなんて想像できるはずもない。終始、慌てるしかない俺をスマートにリードする男を見ながら、ちくり、と胸の奥が痛む。俺が惚れたぐらいにはいい男だ。そういう経験も多いんだろう。過去の話だと割りきろうと思っていた俺の目の前に、その光景が飛び込んできた。

 あの男の隣がよく似合う、美しい女の肩を抱きながら歩き去る背中を見つめながら頭の奥が冷えていく。ああ…どうやら、俺が思うほどはあいつの気持ちはなかったらしい。
 せっかく生まれた気持ちだが、全部受け取って貰えないならもういらねェ…温かかった思い出を胸の奥に封印しながら、もう二度と本気の恋は止めよう、そう決心した。
December 16, 2025 at 1:56 AM
 曰く、出かけたら1時間ごとに連絡しろとか、事細かに決めだしたのに、お前は俺の母ちゃんか!と言い返す。
 ぐっと詰まった男が、じゃあこれだけと譲歩したのが俺の携帯に位置情報アプリを入れることで。まあそれくらいならと頷いて、よくわからねェからお前が設定しろと携帯を差しだした。

 そんな話を🍶の肴に🐧達に語ったところ。まずいモノでも呑み込んだような顔で、矢継ぎ早に声をかけられる。

「キャプテンのそれはね心配性なだけ!少し特殊だけど!」
「そう!キャプテンの輝かしい個性だから!」

 何でそんなに必死なのかわからねェが、🐯男のすることに間違いなんてないだろ、俺が一番よく知ってると心の中で呟いた。
December 15, 2025 at 2:50 AM
「ならなんで震えて…ああ、汗で冷えたのか。拭いてやろう」
「はぁ!?」

 いきなり何を言い出したんだこいつ。あれよあれよという間に、男の手にもったタオルに包まれて汗を拭われる。思ったよりも優し気な手つきに安心しかけて、いやこの状況はおかしいだろと、慌てて男の手を振りほどいた。

「も、もういい。自分で拭く」
「なんで?」
「なんで!?そもそもお前がする必要ねェだろ!?」
「ある」
「は?」
「お前を見るたびに、人類の造形美に限界はないんだなと思う。本当に美しいな…だから触らせろ」

 いつも以上に隈が浮いた目でおかしなことを真面目に言う男を、殴り飛ばした俺に罪はない…はずだ。
December 14, 2025 at 3:02 AM
俺がつけてるのにも渋い顔をしている男が、まさか自分で使っているとは思えない。それ以上に、それに妙に見覚えがある気がして手を伸ばす。
 このほつれは…

「おいっ!これ、俺ンじゃないのか?」
「…いやそれは🌊屋がな」

 🌊?なんでいきなり…と考え始めて思い出す。「いい加減ボロっちいのよ」と、使っていた腹巻を🌊に捨てられたことを。珍しく煩えと思ったら、🐯男に売りやがったのか。

「やっぱ俺のじゃねェか!なんでこんなところにあるんだよ」
「捨てるくらいなら再利用したほうがいいだろう!つまりこれはエコなんだ!」

 何に再利用するか聞けないほうがいい、本能的にそう感じ、無言でそれを取り上げた。
December 13, 2025 at 3:36 AM