マサヤン
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マサヤン
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イギリス文学が好きです。一番好きな作品はサッカレーの『バリー・リンドン』です。
梅田の阪神百貨店でやってる古書市で買った本たち。
ユイスマンス、ウォーホル、コクトーの評伝が買えたのがデカダン好きには嬉しいところ
December 24, 2025 at 1:20 PM
よんともの来年の海外文学の情報を聞いてたんだけど、イシャウッド『シングルマン』の邦訳が出ると聞いてビビる。しかも岩波文庫。
December 21, 2025 at 1:00 AM
ジョン・ブラックバーンの邦訳が新しく出るらしいので読み返そうと思い既刊を探したんだけど、『小人たちがこわいので』が全然見つかんない。
ネットだとバカみたいな価格になってるので、買い直すのもできんし。うーむ
December 13, 2025 at 8:43 PM
ドーキーアーカイヴの刊行記念対談を読んでたんだけど、第二期に出したい作家としてトマス・リゴッティとデイヴィッド・マークソンが紹介されてる。どっちも第一期が完結する前に単行本が出ちゃったな。
ドーキーアーカイヴ、創刊から来年で10年経つし、さすがに来年にはエイクマンの自伝が出て欲しい。出自不明で50代なのに若々しい建築家の父親の話がはよ読みたい。
December 13, 2025 at 3:05 AM
『ジュリアン・バトラーの真実の生涯』、友達に激推ししたついでに買ってなかった文庫版を買って再読してる。
改めて読むとジョージ、友達作らなすぎやろ。出てくるキャラクターほとんどジュリアンの友達やん。
政治家にも辛辣やし。というか政治自体に興味がなさそう。
回顧録という体裁の都合もあるんだろうけど、ジョージは最初から良い意味でも悪い意味でも文学ディレッタントとして完成していて、そんな彼が自分にとって小説を書く意味を発見するところがこの作品の面白さやと思った。
安っぽい書き方やと、陰キャの主人公がパートナーとの依存関係から解き放たれて、自分の生き方を肯定できるようになるまでの回復の話って感じ。
November 18, 2025 at 12:37 AM
『カニバリストの告白』読み終わった。
傲慢な主人公が破滅して終わる系かなと思ったら、最後の最後は胸がすくような結末を迎えてかなり驚いた。
中盤からレストランの収入をリベンジポルノで稼ぐ双子が出てくるんだけど、このキャラクターが最高に良かった。ウッドハウスのジーヴスをより邪悪にしたような感じで。
November 4, 2025 at 11:48 AM
澁澤龍彦(実写)のアクスタって、なんか色々とすごいな
November 1, 2025 at 7:01 AM
カニバリズム文学2冊目、『カニバリストの告白』読み始めた。これも面白い。
傲慢で自分を芸術家だと疑わないシェフの語りの間に、そのシェフの精神鑑定の報告が挟まるというポストモダンな作品なんだけど、難解さを感じさせない軽妙さが最高。
主人公のシェフのエピソードがいちいち面白く、赤ん坊のときに母親の乳首を噛み切ろうとしたり、確執のある父親と喧嘩中にタマを握られると感じちゃったり。
食欲と性欲の両方が旺盛な超変態なんだけど、そこに恥いるどころか自信満々に語ってみせるところが良い。
師匠からsexを強制させられるなど、かなり危険なシーンもあるんだけど、それすら野望の糧にしてしまう主人公の強かさがすごい
November 1, 2025 at 12:35 AM
西洋古典叢書の『サテュリコン』買った。
月報を円城塔が書いててびっくり。贅沢やな
October 29, 2025 at 8:29 AM
カニバリズム文学を知りたくて『僕は美しいひとを食べた』を読んでるんだけど、食人版『金枝篇』みたいな書きぶりで、食人の歴史や伝承が溢れんばかりに書かれてる。
文章は読みやすいし、この手の観念的な小説はむしろ好きなんだけど、テーマがテーマなんで、読んでてかなり疲れる。
October 28, 2025 at 9:50 AM
澁澤龍彦『夢の宇宙誌』を読んでるんだけど、ルネサンスからバロック、マニエリスムという芸術の流れを軽妙に論じながら、そのなかに60年代という時代や澁澤龍彦という人間の人柄が染み出してくるような文章で、エッセイはかくあるべしの名著だと思った。
October 20, 2025 at 8:10 AM
『薔薇の名前』は今年出るけど、B.S.ジョンソン『不運な奴ら』は来年かー。めっちゃ楽しみにしてたんやけど。
October 15, 2025 at 12:31 PM
きせこい、潔いなあ。
ハニエル篇に繋がる要素、全部切ってるやん。
おもんないのに第二期匂わせるアニメとは、心構えからして作品としての次元が違うわ
September 27, 2025 at 3:57 AM
連休だったので『ぷにるはかわいいスライム』の第二期をまとめで観た。
原作読んでるから、退屈かなと思ってリアルタイムでは追ってなかっんだけど、アニメ版もかなり良かった。
特に23話。原作でもキャラクターの表情の変化がすごかったんだけど、アニメ版は前に過去回想を入れ込むことで、深みが増してグッときた。
見てて思ったのがやっぱり原作者の発想と技術がすごい。ホビーからの卒業が近い主人公と自認ホビーのヒロインとの恋愛ってなに食ったら思いつくんだろと思ってたけど、そこに人造人間を入れ込むことで、人間とホビーとの境界が揺らぎ始める感じをあくまでコメディとして書いてて、かなり技術力あるなと感じた。
September 18, 2025 at 12:32 PM
中公新書のオスカー・ワイルドの評伝を読んでるんだけど、ここまで徹底してスノッブだと笑けてくるな。
目立ちたがりで金遣いが荒く、そのうえ飽き性で、ろくに作品も書かずにフランスの文壇に入り浸るって...
ワイルドあんたほんまに『サロメ』と『ドリアン・グレイの肖像』と『真面目が肝心』をかけて良かったな。じゃなかったら絶対歴史の波に揉まれて、忘れられた作家になってたと思う。
September 4, 2025 at 7:27 AM
J・G・バラード『ハロー、アメリカ』を読み始めた。
序文に「本書中でわたしは、アメリカン・ドリームに隠された論理がいつの日か、ラスヴェガスで核のルーレット遊びをするマンソン
大統領のような人物を生み出すかもしれないと示唆している。」と書かれており、トランプ大統領の誕生を30年も前に予見していて、本篇がとても楽しみになった。
September 1, 2025 at 7:35 AM
ナボコフ『記憶よ、語れ 自伝再訪』を買ったべ。
タイトルの再訪(revisite)の部分、なんか見覚えあるなと思ったらイーヴリン・ウォーの『ブライズヘッドふたたび』だ。意識してつけたのかな。
August 5, 2025 at 12:19 PM
Reposted by マサヤン
本日21時ごろより、BOOTHにてウィリアム・ホープ・ホジスン『ナイトランド』下巻の販売を行う予定です。合わせて上下巻のセットも販売予定です。今回もBOOST用の小冊子を用意していますので、サイトの説明をよくお読みいただければと思います。よろしくお願いいたします。
July 12, 2025 at 1:29 AM
風邪をひいてしんどいので『スウィングしなけりゃ意味がない』を読み始める。『吸血鬼』よりはスピード感のある一人称小説なので、最初はチューニングを合わせるのが難しかったけど、慣れてくるとこれもすごく面白い。
やっぱ会話文がめちゃくちゃいい。
June 29, 2025 at 5:22 AM
『吸血鬼』読み終わった。
元ロマン主義詩人の地主が、新しい役人が来たり、その役人に嫉妬したり、親戚が革命を起こそうとしたり、村の因習で死人の首を切る場面を見てショックを受けちゃったりしながら、最終的に形は少し違えど、ロマン主義詩人の目的の一つである祖国のための殉教を果たすっていう話で、なんというかこの皮肉な構造はやっぱりこの作者にしか書けんよなと思った。
強烈なキャラが多くてめちゃくちゃ面白いんだけど、個人的にはヤレクとマチェクの父親が最高に良かった。
June 28, 2025 at 2:11 PM
『吸血鬼』、詩篇第二篇が引用されるところで『ヘルシング』思い出した
June 28, 2025 at 8:40 AM
『吸血鬼』読んでるんだけど、正直者のヤレクってキャラがかっこいい。
儀式として死人の首を切るっていう、日本だと穢多の階級がやっていたような仕事をしているキャラなんだけど、作中だと卑しさとか可哀相さみたいな存在として描かずに、やり手の個人事業主のように強かな存在として描いていて、めちゃくちゃ良い。
June 27, 2025 at 4:29 AM
ジャンルを意識しながら、著者の知識や技術が溢れ出してそのジャンルの型を破壊しちゃう系の小説もっと読みてぇー
June 25, 2025 at 6:39 AM
佐藤亜紀『吸血鬼』を読んでる途中なんだけど、これ至高の農地経営小説じゃないか。
どうやって田舎の村を建て直すのかっていう課題がはっきりしてるんで、佐藤亜紀作品の中では一番読みやすいかも。
June 22, 2025 at 6:47 AM
Reposted by マサヤン
試し刷りが到着したけれど…これは…
かなり大掛かりにやり直さねば
June 17, 2025 at 10:32 AM