あらかきようこ
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あらかきようこ
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むつかしくない言葉で、ふだんの言葉で表現すること。
日本語教師・宿(2026年3月から) 島ぐらし
令和7年度とかしき村文化祭の展示の部に、息子の服と、夫の紙芝居と一緒に、わたしの文章を少し置かせてもらう。この狭い島の中でのカミングアウトに足が竦むけれど、なんとか一歩踏み出したい。

息子の服の題名が「黴(かび)」と「浸透する身体」という、この小さな島の人(特に年配の方)をびっくりさせてしまいそうで、急遽、夫が絵を描いた紙芝居「しぶいのはなし」(文ぐしともこ)を押し入れから引っ張り出した。

島の人に、絵が上手くて工作が得意だったウチマシグァーの4男のことを、懐かしんでもらえたら。
February 14, 2026 at 2:14 AM
日本各地にいる学習者さんから雪がたくさん!という弾んだ報告が入る。一方、新潟県に住んでいるハーさんのレッスンでは、ため息と一緒に、2時間かかった雪かきの話を聞く。

今日から少し天気が回復してきて、陽がさすとかなり暖かい。
さっそく無人販売のお野菜を見に行って、ミニトマトをいただいてきた。

島では、夏は太陽の力が強すぎて野菜が育たない。冬の畑は、レタス、トマト、大根、キャベツ。じゃがいも、ほうれん草、人参、ハーブ類とにぎやかだ。

お裾分けでいただくことが多いけれど、コロンと100円を貯金箱に入れるのがいい。島でもカードやなんとかペイが使える。便利だけど、何か無くなっていく気もしている。
February 10, 2026 at 4:06 AM
午後、ようやく確定申告のめどがついたから、ぽかっと時間が空いた。
少し気がかりなこともあって、頭を空っぽにしたい。そんな時は土いじりに限る。

久しぶりに畑に行ってみる。
去年の3月まで友だちとハーブなどを少し植えていた。
彼女が島を離れてからは、なんとなく足が遠のいてた場所だ。

わんさと生えている草のおかげでハーブが生き生きとしている。でも、さすがに雑草の方が背丈が高いのはどうかと、手あたり次第に引っこ抜いていたら、土の中から落花生。
そういえば、友だちが浦添のメイクマンから買ってきて、嬉しそうに2株植えたのだった。超ミニサイズだから、細かく切ってサラダに散らそう。
February 2, 2026 at 8:48 AM
夫は器用な人だったし、娘も何でも自分でできる。そんな人はやはり羨ましい。

月桃編みは楽しかったけど、のりちゃんに「ほうら、昨日一番のぶきっちょさんでも、こんな大きなものが仕上がったでしょ!」と言われる出来だった。とりあえずフライパンも載せれる大きさに仕上がったからいいとしよう。

ちょうど小雨が降っていて家の中でやっていたのもあるかもしれない。「こんな雨の日もいいね」と誰かがぽつりと言った。

土曜日の参加者は私より若い人が多くて、みんな仕事が忙しい人たちだから、月桃の香りに癒される~と比較的静かに手先に集中していた。

金曜日のおじい、おばあの賑やかな井戸端会議の時間とはまた違う時間。
January 31, 2026 at 11:54 PM
「編むじゃなくて組むだね」といわれて、ハッとする。
知っていても使わない言葉は、普段どこに消えているんだろう。

ご近所で行われた「月桃編みの会」に参加してきた。
現役世代から参加費をとるけれど、主催ののりちゃんは、編み手になってほしいと思うおじい、おばあには「とにかく来てみて。お茶も出すよ~」と声をかけていた。

のりちゃん家の前の小径を通る人が次々とのぞいていく。何人か戻ってきて、タンカンやサーターアンダギーを差し入れしてくれた。

昔の島の話を聞かせてもらいながら、手と口を適度に動かしていて、気づいたら夕方。宿題として家に持ち帰っても絶対やらない。明日もちょこっとお邪魔することにする。
January 30, 2026 at 9:45 AM
夜に雨が降ったからだろうか。
今日はじわっとした温かさを感じることはなかった。

木(犬)の朝のお気に入りのコースに、今は稼働していないゴミ処理場のそばの海岸がある。一番先まで歩いていくとそびえたつ大きな岩肌。

岩熱とでもいうのか。
前の日の太陽の光を次の日までため込んでいる岩(山?)をいつもだったら、ぎゅってハグして帰るのだけれど。今日は仕方ないので、手のひらだけ。

少し冷ややかな朝の始まりだ。

海辺には、あちこちから流れ着いたものたちが転がっている。
隔離されているようで、繋がっている場所に住んでいる。
January 27, 2026 at 11:26 PM
カナダにいる娘のインターンシップ先が決まった。
「友だちはB2Cなんだけど、私はB2Bなんだよね。」
省略するのは日本語だけではないのだ。
Business to Customers と Business to Business

座学を受ける。そして、学んだ分野でインターンシップ(有給)が出来る。最近まではあまり知られていなかったシステムを使って長期間滞在(あと1年と少し)のビザを取得したのは、高校を卒業するちょっと前だった。

自転車を25ドルで譲ってくれる人がいて今車で運んでもらっている!と写真を送ってきていたから、きっと大丈夫だ。

明日から、彼女の自転車通勤が始まる。
January 27, 2026 at 12:08 AM
延べ12年、月一朝の読み聞かせで学校に行った。小学生相手に20分、毎回何を読もうか悩みながら3冊から4冊選ぶ。

離島だから1年生から6年生まで合わせて13人という年もあった。多くても30人。1年生にも6年生にも楽しんでもらうために色々工夫をした。

字がない絵本でも胸を打つものがある。言葉が多くても昔話や頓智話などは小さな子供でも大丈夫。

6年生のために挟み込んだのが五味太郎さんの「じょうぶな頭とかしこい身体になるために」。賢い頭と丈夫な体になる方法はたくさんあるけれど、そのあべこべ。

同じ方向を向いてしまいがちな島の子どもたちへのささやかなプレゼントのつもりで、言葉を届けていた時間。
January 26, 2026 at 2:02 AM
一昨日まで初夏のような気温だったのに、昨日18度、今日は15度だという。風が強い島の15度の体感温度はもう少し低い。小雨も降っていて、少し早めに犬の散歩も切り上げてきた。

カナダ在の娘からは「草凍ってる~」とライン。
沖縄で育った娘の辞書には「霜柱」という言葉はない。

画面越しの学習者さんは半袖を着ていて、ホーチミンは今日は涼しいと話している。日本は9時だけどベトナムは朝の7時。彼は出勤前にレッスンを受けている。時差を想うたびに谷川俊太郎さんの「朝のリレー」を思い出す。

彼は3月から日本での就職が決まっている。今日はHPを一緒に見ながら、ヒートテックや極暖ヒートテックの話もした。
January 21, 2026 at 1:14 AM
布団を片付けるよりも、食器を片付けるほうが寂しい。
年末年始息子や娘(こちらはひと月いた)のためにご飯を作る日々は、慌ただしかったけど、楽しかった。

今日は久しぶりに日本語レッスンがない。午後からは友人の発酵料理教室で「白味噌づくり」を体験する予定だ。アラームを切って寝たら、いつもより2時間も遅く目を覚ました。

朝の散歩は海に行くことが多いけれど、今日は畑道を歩くことにする。
帰り道、あとちょっとで家に着くころで、おばさんに声を掛けられて大根2本とレタス3玉をいただいた。100mくらいの距離を野菜を落とさないように慎重に歩いたら5分くらいかかってしまった。
January 17, 2026 at 2:57 AM
誰かが家にいると、とたんに自分のことは後回しになる。

昨日は海も凪いでいて、朝の高速船で一緒に出て、那覇まで娘を見送ってきた。
那覇ジャスコ(今は那覇イオンというらしい)でさくっとお別れして島に帰ってきて、夜、さあ、何を食べようかと考えたら、思いつくのは辛いものばかり。

娘が出入りしたこの一か月、冷蔵庫の豆板醤も、コチュジャンも、ヤンニンジャンも、タイのスイートチリソースですら、出番がなかった。
友人に良くもらうパクチーも冷蔵庫の隅にしまってあった。
昨晩から食卓は辛いものとスパイス、ハーブ祭りになっている。

今朝、娘からは、「レイニークーバーが今日は晴れてる!」と写真が送られてきた。
January 16, 2026 at 3:19 AM
海辺でよく見かけるオレンジのつる。
「他の植物に寄生して生きているんだよ」って以前教えてもらった。

調べてみると、よく似ているヒルガオ科のネナシカズラではなく、クスノキ科のスナヅルみたいだ。
もともとは緑色のつたで光合成もするみたいだけれど、宿主(割と何でもいい)を見つけると、水分も養分も宿主からいただくから、色がオレンジ色に変わる。

ビーチにオレンジ色のつるが広がるのは、ちょっと奇妙な光景だ。

不思議な形の植物だけど、台湾やアフリカでは、薬にも使われてきたそうだ。
島に長く住んでいても知らないことはまだまだたくさんある。
January 8, 2026 at 5:47 AM
同じ宿に泊まっているのに、バラバラの移動になったらしい。
とりあえず、息子からも娘からもフェリーに乗ったよ!と連絡がきた。
繰り上げ出航だけど、船が出てくれたから、もう少ししたら犬と港まで迎えに行く。

3月で学生という身分を返上する(予定)の私たち三人で、話をしないといけないことは沢山ある。でも、とりあえずはお正月だ。

朝、友人のところに干し柿のお裾分けに行ったら、天井から吊り下げられたサギジョーギーから天ぷらを持たされて、物々交換になった。

夫は小さい頃家族が忙しくて、おやつもご飯もサギジョーギーから勝手に食べていたという。猫にもネズミにも狙われず、蟻も登ってこれないという優れもの。
December 31, 2025 at 2:07 AM
昨日から雨になった。海が荒れて、今日は昼からの船は欠航になった。

沖縄らしい青の海に太陽の光が降り注ぐと、別世界に来たのかと思う光景が広がる。
でも、実は雨が多い沖縄で、そこまでの青に出会えた人は、実は運がいい。

映画「宝島」の映像は、まさに、その普段の自然な色あいがあふれていた。
数十年前の話で、まちや人々の様子や装いはまったく今の沖縄とは違うのに、流れている空気は確かに、私が体験しているものと同じだった。

一滴も涙は出なかったのだけれど、私の心にひっかかったもの。
宿題が一つ増えた気分だ。
December 21, 2025 at 3:52 AM
昨晩立ち寄った古本屋で見つけた一冊。思いもかけず、20代(30代?)の灰谷さんに出会うことができた。高3で出会った灰谷さんは、本当に普通のおっちゃんで、あんたは、一回別れて、またおんなじ人と結婚しそうやなーなんて言われていた。実際に、私の夫との関係はそんな感じになったような気もしている。
December 20, 2025 at 3:41 AM