「リドルさん、寝込みを襲われたことってあります?」「え?」「いえ、何でもありません。忘れてください」
「……命を狙われるとかそういう話ではないけれど、たまに部屋でうたた寝をしてしまったとき、ティーカップを片付けに来たトレイがボクの頭をそっと撫でていくことはあるよ」
「リドルさん、寝込みを襲われたことってあります?」「え?」「いえ、何でもありません。忘れてください」
「……命を狙われるとかそういう話ではないけれど、たまに部屋でうたた寝をしてしまったとき、ティーカップを片付けに来たトレイがボクの頭をそっと撫でていくことはあるよ」
不条理
不条理
「まあ……レオナ氏が占領してるからやむを得ず一緒に寝るけど……だからといって何がある訳じゃないと言いますか、何もしてこないってことは何とも思ってないってことでしょ」
さして感慨もない声でそう言って、お気に入りの駄菓子(僕には化学調味料の塊にしか見えなかった)を頬張りながら駒を動かす彼に対して果たして何をどう言えば伝わるのか考えあぐねていた。意味のない唸り声だけが零れる僕を差し置いて口を開いたのはつい先程部室に乱入してきたフロイドで、まるで僕の心をそのまま代弁したようだ。
「まあ……レオナ氏が占領してるからやむを得ず一緒に寝るけど……だからといって何がある訳じゃないと言いますか、何もしてこないってことは何とも思ってないってことでしょ」
さして感慨もない声でそう言って、お気に入りの駄菓子(僕には化学調味料の塊にしか見えなかった)を頬張りながら駒を動かす彼に対して果たして何をどう言えば伝わるのか考えあぐねていた。意味のない唸り声だけが零れる僕を差し置いて口を開いたのはつい先程部室に乱入してきたフロイドで、まるで僕の心をそのまま代弁したようだ。
「イデアくんだって好きな子が女の子になったらドキドキするでしょ?」「いや、まあ……嫌な意味ではそうですが……そもそもレオナ氏が女の子になったところで今と大して変わらないでしょ……」「……イデアくん、やっぱりレオナくんのこと好きなんだ」「え?……はっ!?いや、決してそういう意味ではなく!!てか何その誘導尋問!?嵌められた!?」
「イデアくんだって好きな子が女の子になったらドキドキするでしょ?」「いや、まあ……嫌な意味ではそうですが……そもそもレオナ氏が女の子になったところで今と大して変わらないでしょ……」「……イデアくん、やっぱりレオナくんのこと好きなんだ」「え?……はっ!?いや、決してそういう意味ではなく!!てか何その誘導尋問!?嵌められた!?」
それでも何となく満足した気分になったので良かった
それでも何となく満足した気分になったので良かった
リドトレとイドアズのオタクが書いています
リドトレとイドアズのオタクが書いています
いやでもどうなんだろ、付き合ってるとまでは思わないのかな 裏の裏の裏を見すぎてどっちが表だか分からんくなってる
いずれにせよレ先輩とらぎくんには気付かれてそう
いやでもどうなんだろ、付き合ってるとまでは思わないのかな 裏の裏の裏を見すぎてどっちが表だか分からんくなってる
いずれにせよレ先輩とらぎくんには気付かれてそう
ダーリンとかハニーとかはどちらかというとレオイデでやってほしさある
ダーリンとかハニーとかはどちらかというとレオイデでやってほしさある
「昨日、何でか突然レオナ先輩から一ダース分のクッキーが送られてきたんです。ヴィル先輩と食え・って。レオナ先輩に聞いても何も教えてくれねえから本当に分からなくて……。レオナ先輩と何かありました?」
あの馬鹿。
ランニングの後で上がった心拍数が不必要に乱れそうになるのを深呼吸で抑えると思わずこめかみに手をやるアタシを気遣うジャックには軽く首を振ってそれに答える。アンタが何かした訳じゃないし、アタシとアイツが特別何かあった訳でも勿論ないけれど、言うなれば八つ当たりに似た意趣返しのつもりなのだろう。それにしては余りにも子どもじみていて怒る気にもなれないけれど。
「昨日、何でか突然レオナ先輩から一ダース分のクッキーが送られてきたんです。ヴィル先輩と食え・って。レオナ先輩に聞いても何も教えてくれねえから本当に分からなくて……。レオナ先輩と何かありました?」
あの馬鹿。
ランニングの後で上がった心拍数が不必要に乱れそうになるのを深呼吸で抑えると思わずこめかみに手をやるアタシを気遣うジャックには軽く首を振ってそれに答える。アンタが何かした訳じゃないし、アタシとアイツが特別何かあった訳でも勿論ないけれど、言うなれば八つ当たりに似た意趣返しのつもりなのだろう。それにしては余りにも子どもじみていて怒る気にもなれないけれど。
「アンタ、イデアが下級生に人気だって知らないでしょう」
退屈を極めた寮長会議が終わると、資料の紙束をまとめるヴィルはそう言ってドアの辺りを指す。流し見たそこには丁度2年寮長の3人と一緒に奴のタブレットが部屋を出ていくところで、その光景だけで今の発言にはならないだろう事など手に取るように分かったとは言え何が言いたいかはさすがに察しがつくだけに面倒の予感しかしなかった。自分で思ったよりも不機嫌な唸り声が零れた自覚をしつつ、乱雑に掴んだ資料と共に席を立つと珍しくお節介なヴィルがわざわざ隣に並んでまでお小言を続けてくる。
「アンタ、イデアが下級生に人気だって知らないでしょう」
退屈を極めた寮長会議が終わると、資料の紙束をまとめるヴィルはそう言ってドアの辺りを指す。流し見たそこには丁度2年寮長の3人と一緒に奴のタブレットが部屋を出ていくところで、その光景だけで今の発言にはならないだろう事など手に取るように分かったとは言え何が言いたいかはさすがに察しがつくだけに面倒の予感しかしなかった。自分で思ったよりも不機嫌な唸り声が零れた自覚をしつつ、乱雑に掴んだ資料と共に席を立つと珍しくお節介なヴィルがわざわざ隣に並んでまでお小言を続けてくる。
でもそれはじゃみくんから存在意義を奪いかねないことでもあって、多分りむくんはそこにはあんまり気付かないのかな とも思うわけで……
でもそれはじゃみくんから存在意義を奪いかねないことでもあって、多分りむくんはそこにはあんまり気付かないのかな とも思うわけで……
「いや、それは嘘でしょ」「嘘じゃないよ、何ならリドルにも聞いてみたらどうだ?多分同じこと言うと思うぞ」
「いや、それは嘘でしょ」「嘘じゃないよ、何ならリドルにも聞いてみたらどうだ?多分同じこと言うと思うぞ」
「何故かこっちの方がウケが良いんですよね……まあ、相手が勝手に油断してくれるので別にいいんですが」「へえ、そういうものかい」「油断したところを打ち負かすのは最高に気分が良いですしね」「なるほど、納得したよ」
「何故かこっちの方がウケが良いんですよね……まあ、相手が勝手に油断してくれるので別にいいんですが」「へえ、そういうものかい」「油断したところを打ち負かすのは最高に気分が良いですしね」「なるほど、納得したよ」