演出と指揮は辻博之。プロアマ混合のチームをここまでのレベルに引き上げる腕前はさすが。唯一残念だったのは、ピアノと打楽器が入るピットが深すぎて、楽器の響きがやや濁ってきこえたこと。舞台自体の大きさもそうだが、全体的にもう少し小さい会場の方が良かったのかも。それを除けば大変満足度の高い『カルメン』だった。
演出と指揮は辻博之。プロアマ混合のチームをここまでのレベルに引き上げる腕前はさすが。唯一残念だったのは、ピアノと打楽器が入るピットが深すぎて、楽器の響きがやや濁ってきこえたこと。舞台自体の大きさもそうだが、全体的にもう少し小さい会場の方が良かったのかも。それを除けば大変満足度の高い『カルメン』だった。
同じくロールデビューのミカエラ百々あずさ。彼女が歌うと目の前に本当にナバラの山が見えてくるよう。ミカエラには重めの声なのだが、それを感じさせないほどどこまでも真っ直ぐでピュアなミカエラを表現していた。なぜ日本のオペラ界はこれほどのソプラノを放っておくのか。
同じくロールデビューのミカエラ百々あずさ。彼女が歌うと目の前に本当にナバラの山が見えてくるよう。ミカエラには重めの声なのだが、それを感じさせないほどどこまでも真っ直ぐでピュアなミカエラを表現していた。なぜ日本のオペラ界はこれほどのソプラノを放っておくのか。