木村夏彦@文芸誌『jem』
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語学に関する仕事をするかたわらライター、編集。文芸ZINE『jem』主宰。関心分野は海外詩、翻訳文化論、日本文学の海外普及、社会言語学など。文章のアップはSNSよりも主にブログのほうで行っています。『群像』『カモガワGブックス』ほか寄稿。 https://air-tale.hateblo.jp/
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自分にとっては神様のような方から、間接的に雑誌の編集作業について手助けをいただいてしまった…。こういう思いを五年後、十年後に「忘れそびれて(阿部大樹)」いられるかが、残りの自分の人生を規定することだろう。それはさておき、すごい一冊になることは保証できます◎
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クラウドファンディングプロジェクト、多くの方にご支援を賜ったなかでこう書くのは悪いのだけど、(寄稿くださった方への献本まで含めると)200冊以上ひとりで発送するのはキツい気がする……。これだけ頑張っても、総合的に考えると3号を刊行するのはいろいろと厳しい部分がみえてきている。めずらしくグチになってしまったので、この投稿あとで消します(リポストなどは控えていただけると)。
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西周が翻訳造語した言葉には、例えば次のようなものがあります。

哲学
心理学
生理学
定義
蓋然
概念
演繹法
帰納法
主観
焦点
反証
本能
感受性
具体的
抽象的

これらは、このたび刊行された『新編 西周全集』第三巻に収録された附録「西周の新造語一覧」から一部抜粋したものです。

漢語や漢文の素養があってこそ可能な翻訳の仕事ではあります。

(2/n)
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It being unforgettable, I’ve shared your post. May I ask if you’ve read “hello,hello” by the same author? Her style experienced great change, and her 2nd collection “hello,hello”, which was created during what might be called the transition period, is my absolute favorite.
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Flipping through this treasure again and wishing that some publisher with great taste would license this book and hire me to translate it. As a little treat for this translator on International Translation Day.
Twinkle: Saho Tono
Sometimes books find you. Most of the time, you find the books, but once in a while, they find you. It’s weird when it happens, but also amazing. It’s kind of like when a friend gives you a book th…
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ここ7~8年で考え方に多大な影響を受けた新刊を挙げると、Pemi Aguda『Ghostroots』(Virago)、キム・チョヨプ+キム・ウォニョン『サイボーグになる』(岩波書店)、秋草俊一郎『「世界文学」はつくられる 1827-2020』(東大出版会)、時里二郎『名井島』(思潮社)、小原奈実『声影記』(港の人)あたりはかならず入ってくるような気がします。もちろん、これらは浮かび上がってきたもののうちのあくまでいくつかではあるのですが…。
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・座談会「まずはここから! SF入門のための10の名作短編」海外編 鯨井久志✕中村融✕冬木糸一、「オメラス」だけが唯一全選者が選んだ作品となる


・穂崎円の短歌「のぼりだす冬の星座に目を伏せてオメラスを去りオメラスへ行く」→歌集のタイトルへ
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だれか2010年代後半以降のオメラス年表をつくって~!「象徴が象徴するのは何か」といった意味づけをする前に、韓国の状況なども視野に入れながら、単純に「興味深い動き」をどなたかまとめてほしいです。

2025

・「オメラスから歩み去る人々」は創作メモの段階ではオメラスを外部から訪れた人間が子どもを救い出すという設定だったことをJulie Phillipsが初めて明るみに出し、英語圏で話題になる(1/3のLiteray Hub)
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ドナルド・コーリイ「金色の嘴の鳥」(西崎憲新訳希望)
ジョン・クロウリー「ナイチンゲールは夜に歌う」
ナイジェル・ニール「風の中のジェレミー」
マラマッド「ユダヤ鳥」
残雪「カッコウが泣くあの一瞬」
カルヴィーノ「鳥の起源」「鸚鵡」「最後に鴉がやってくる」
諸星大二郎『私家版鳥類図譜』
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「鳥」モチーフの好きな作品、またはきょうの気分

ジュディス・ライト(Judith Wright)“Lament for Passenger Pigeons”(オーストラリアでは鳥の詩のみを収める選詩集も出ています)
山崎佳代子『鳥のために』
小原奈実『声影記』
ボンヌフォア
鏡花「化鳥」
ジョイス・マンスール「マリー、または傅くことの名誉」(つづく)
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岩波文庫『明石海人歌集』も復刊されてます!
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(ほかならないあなたによって)(発見されるかもしれない)幻想文学の旗手、角宮悦子『ある緩徐調』(現代短歌社〈第1歌集文庫〉)、2014年の発行なのにとある新刊書店で販売されていてびっくりしました。税込たったの700円。瀬戸夏子氏の紹介で手に取りました。1950年代からの作品をおさめます。第二歌集『銀の梯子』は国会図書館デジタルコレクションで読むことができます!
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アフリカ(系)作家のSFF作品が少しずつ話題になっていくと信じたいのですが、橋本輝幸さんのこの論考は卓越していると思います!先日の作家ソンで藤井大洋さんが話題にしていた、ウォレ・タラビなども紹介されています。『F&SF』誌の編集長で世界SFの多様化に貢献している人物のひとりとも数えられそうなシェリー・ルネー・トーマスが、実はグリーンバーグ編の日本SFアンソロジーに影響を受けていた事実など、2021年の時点で注目しているのは凄いと思います。
tokion.jp/2021/11/22/e...
さよならアフロフューチャリズム 連載「いつでもSF入門」 vol.3  - TOKION
小説はもとより映画やMVまで、その領域を拡大してきた「アフロフューチャリズム」。アフリカ系アメリカンによるこの未来的想像力は、昨今「アフリカンフューチャリズム」と名称を変え、さらなる発展を遂げている。SF研究家・アンソロジストの橋本輝幸が、その“離散的”なイマジネーションの系譜を辿る。
tokion.jp
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I was different from many young writers in Indonesia at that time because my favorite authors were women, while most of my peers cherished only male authors. And yet, my early literary altar lacked names of women writers of color; (つづく)
Summoning Literary Witches: Intan Paramaditha Rethinks Her Personal Canon
This essay is based on a Master’s lecture delivered at the Conrad Award Gala, Conrad Festival, October 29, 2023. Gloria Anzaldúa, a queer Mexican American author with indigenous heritage, tells us …
lithub.com
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太田りべかさんの訳で『彷徨』が春秋社から出るインタン・パラマディタの、Lit Hubにおけるエッセイです。読書史について言及している箇所。「Beginning when I was in my 20s, my literary pantheon consisted of feminist Gothic luminaries: Mary Shelley, Margaret Atwood, and Angela Carter. I even call myself the “Madwoman in the Attic,” an homage to Bertha in Jane Eyre.(つづく)
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台湾の誠品書店が発行しているプレス(書店誌)「提案」における逆柱いみりを紹介する記事においてもこの語が使われていました。英米圏だと、日本文学翻訳家のジニー竹森さんが村田沙耶香のとある作品を訳した際には「脳みそが爆発しそうになった」そうです(辛島デヴィッド『文芸ピープル』)。

日本では、「奇想」「イマジネーションの横溢」という形容で済ますことが多いのでしょうか。いま、駕籠真太郎の名で検索したら「衝撃エピソードの連続ダメージに貴方の脳は耐えられるか!?」という作品の惹句が出てきました。社会言語学の観点からも、いろいろ比較してみると面白そうなトピックですね。
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中国、台湾における日本文化紹介における文脈で、「脳洞」という言葉は目にする機会が多い気がします。完全にはニュアンスを理解しきれていませんが、「脳内補完を行う場所」、ひいては「脳内にすさまじいイマジネーションが横溢している様をも表す」といったところでしょうか(あまり自信なし)。

中国の雑誌「知日」の弐瓶勉や伊藤計劃、ひいては紹介人としての大森望までをも(中国SFブーム前に)紹介した特集号のテーマタイトルも「脳洞」ですし、ここ数年でも中国では「星新一脳洞小説集」というシリーズが訳林出版社から刊行されています。
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そうでないと、「文芸ブルータス」でバトラーは韓国SF作家にも影響をあたえている(「世界文学の新潮流」)と藤井光が述べているのも、SFファンだけが反応するトリビアになってしまう。
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キャリントン、アンジェラ・カーター、キット・リードからティドベックやアフリカ(系)作家まで収めるヴァンダミア夫妻編のアンソロジー『Sisters of the Revolution(副題はA Feminist Speculative Fiction Anthology)』なども韓国ではオーディオブックまで出ている。キム・ボヨンは、このアンソロジーでナロ・ホプキンソンを読んだとトークイベントで発言している。わたしではまったく役不足ですが、「面白ければいい」ではなくて、もう少し社会的背景や文脈をおさえたトランスナショナルなSF語りを読んでみたいです。
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ハラウェイ、ジョアンナ・ラスからシェリル・ヴィントまで、ジェンダーSF関係の理論的著作あるいは批評集で、日本で未訳だけど韓国では訳されているものが目立つ(気がする)。韓国の学術論文でも言及回数が多い。「サイボーグ宣言」しか通読していませんが、数年前の『現代思想』誌によるとハラウェイは世界的に再読が進んでいるそうです。
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David Boydは「文藝」2020年冬号のアンケート、「世界に拡がる日本文学の行方」にもたいへん興味ぶかい回答を寄せています。
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わたしの見立てではこれは小畑健に言及する高田怜央の冒頭の発言とリンクしていて、文春文庫の『高丘親王航海記』は数年前(正確な年は不明)に表紙が変わっていて、マンガ的なイラストが現在はあしらわれています。
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David Boyd、澁澤龍彦について「文豪ストレイドッグス中では太宰治よりイケメンだし、実物もイケメンなのだからアニメファンがもっと僕の英訳した『高丘親王航海記』を読んだっていいはずだ、作品の骨格だって(アニメというジャンルと親和性があると思われる)ファンタジーなのだし」と発言していて、オンラインの参加者含めて会場のみんなが笑っています。
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今週の催し物です。普段はベオグラード在住の山崎佳代子さんが日本のイベントに来てくださるのは貴重な機会ではないでしょうか。申し込み方法はtwililightのSNSにあります。
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朗読会の詳細です。

佳代子さんたちとの朗読会のアナウンスです。

出演者:山崎佳代子/青野暦/藤原安紀子/吉原洋一/奥間埜乃(わたし)

日時:9月28日(日)
19時半~21時
場所:twililight(三軒茶屋)
定員25名
入場料:2000円+1ドリンク

もし気が向かれたらおいでくださいませ。
よろしくお願いします。
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山崎佳代子さんと朗読会をtwililightにて開きます。
詳細のご案内はもう少しかかるのですが、日にちが近いので慌ててまずはお知らせします。

日時:9月28日(日曜日)

場所:twililight(三軒茶屋)

出演者:山崎佳代子さん
青野暦さん
藤原安紀子さん
吉原洋一さん
奥間埜乃(わたし)

書店の都合上、定員が25名となっていて、早くお知らせできるように試みます。

きていただけますように。