シルエットの重要性がよくわかる
シルエットの重要性がよくわかる
『噂があるのは、目撃者がいたからじゃないかな』
「なるほど…こんだけ旧校舎歩き回ってもなにも出なかったもんな」「もうその目撃者に直接場所聞くしかないな」
『そうだね』
「善は急げだ、新校舎に戻るぞ!」
『ああ、ここからなら入り口より裏口の方が新校舎に近いよ』
「そうなのか?じゃあ案内してくれ」
翌日、僕のクラスにまた1つの空席が出来た。
『噂があるのは、目撃者がいたからじゃないかな』
「なるほど…こんだけ旧校舎歩き回ってもなにも出なかったもんな」「もうその目撃者に直接場所聞くしかないな」
『そうだね』
「善は急げだ、新校舎に戻るぞ!」
『ああ、ここからなら入り口より裏口の方が新校舎に近いよ』
「そうなのか?じゃあ案内してくれ」
翌日、僕のクラスにまた1つの空席が出来た。
落ちてもいいと思えば幾分気分は楽なるんだけど落ちていいわけないだろって我に返って結局同期息切れめまい頭痛
落ちてもいいと思えば幾分気分は楽なるんだけど落ちていいわけないだろって我に返って結局同期息切れめまい頭痛
スマホを弄りながらただいまも言わず扉を閉めた私は、すぐに部屋の有様に気が付いた。ミニマリストの家が如くなにもない。当然私はミニマリストではない。綺麗に整えていた靴は一つもないし、祖母が勝手に飾っていった80分の1サイズのゲルニカも見当たらない。ここで私は思い出した。私は玄関の扉の鍵を開けずに家に入ったではないか。
空き巣だ。私はすぐにそう察した。
焦りより仕事帰りの汗臭い体を洗い流したい気持ちが勝った私はとりあえず風呂に入った。
スマホを弄りながらただいまも言わず扉を閉めた私は、すぐに部屋の有様に気が付いた。ミニマリストの家が如くなにもない。当然私はミニマリストではない。綺麗に整えていた靴は一つもないし、祖母が勝手に飾っていった80分の1サイズのゲルニカも見当たらない。ここで私は思い出した。私は玄関の扉の鍵を開けずに家に入ったではないか。
空き巣だ。私はすぐにそう察した。
焦りより仕事帰りの汗臭い体を洗い流したい気持ちが勝った私はとりあえず風呂に入った。
『豚肉はあったけど』
「あったけどなんだ?」
『それ以外なにもない』
「何もないことないだろ」
『いやあるにはあるけど豚汁の具材にはならないようなものばっかだよ』
「豚肉入ってりゃ何でも豚汁だいいから全部持ってこい」
『わかった』
「おまえらも家中探し回ってなんか探して来い」
【はーい】
[あいよー]
〈御意〉
『たくあんに梅干し、お新香、あと昨日の残りのカレー…牛乳とMonsterEnergy』
【お煎餅とポッキーあったよ】
[庭に生えてた雑草]
〈トイレの芳香剤〉
「よーし全部鍋にぶちこめ」
「できたぞ…豚汁だ」
『(混)沌汁だ…』
『豚肉はあったけど』
「あったけどなんだ?」
『それ以外なにもない』
「何もないことないだろ」
『いやあるにはあるけど豚汁の具材にはならないようなものばっかだよ』
「豚肉入ってりゃ何でも豚汁だいいから全部持ってこい」
『わかった』
「おまえらも家中探し回ってなんか探して来い」
【はーい】
[あいよー]
〈御意〉
『たくあんに梅干し、お新香、あと昨日の残りのカレー…牛乳とMonsterEnergy』
【お煎餅とポッキーあったよ】
[庭に生えてた雑草]
〈トイレの芳香剤〉
「よーし全部鍋にぶちこめ」
「できたぞ…豚汁だ」
『(混)沌汁だ…』
人不幸にして得るカタルシスより美味しいもの食べて得るカタルシスの方が後味良い
人不幸にして得るカタルシスより美味しいもの食べて得るカタルシスの方が後味良い
そして明明後年で20歳…あれ結構遠くね?
そして明明後年で20歳…あれ結構遠くね?