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ムーティ指揮フィルハーモニア管弦楽団/チャイコフスキー:交響曲第6番[1979, EMI]
EMI=音質悪というイメージで語られがちだが、アナログ世代末期のEMI英国録音には、サウンド面で私の好きなものが多い。ムーティのチャイ全では第5番の音質が白眉だが、次点で6番のサウンドも魅力的。広大なダイナミクスレンジをもち音量がどれだけ上がっても濁らない。やや遠景で捉えられたサウンドは暗く渋めだが強靭な美しさ。最大の特徴はティンパニ以下打楽器陣のウルトラハードな質感で、それらが爆裂する第3楽章は痛快の極。好悪は分かれそうだが試しに可能な限りの最大音量で聴いてみてほしいオーディオ的推薦盤
ムーティ指揮フィルハーモニア管弦楽団/チャイコフスキー:交響曲第6番[1979, EMI]
EMI=音質悪というイメージで語られがちだが、アナログ世代末期のEMI英国録音には、サウンド面で私の好きなものが多い。ムーティのチャイ全では第5番の音質が白眉だが、次点で6番のサウンドも魅力的。広大なダイナミクスレンジをもち音量がどれだけ上がっても濁らない。やや遠景で捉えられたサウンドは暗く渋めだが強靭な美しさ。最大の特徴はティンパニ以下打楽器陣のウルトラハードな質感で、それらが爆裂する第3楽章は痛快の極。好悪は分かれそうだが試しに可能な限りの最大音量で聴いてみてほしいオーディオ的推薦盤
ラハバリ指揮スク(Vn)チェコ・フィル/リムスキー=コルサコフ《シェラザード》[1988, Supraphon]
チェッカート指揮チェコ・フィル/シュトラウス《ティル・オイレンシュピーゲルの愉快な悪戯》[1986, Supraphon]
珍しいペルシャ人ラハバリの指揮で所謂「本場もの」を狙った企画と思われるが、チェコの名ソリスト、スクを加えたチェコ・フィルによる美音の洪水にすべてをもって行かれた感のあるシェラザード。フィルアップのチェッカートの「ティル」もまた素晴らしい美演。オケ全体として本当に素晴らしいのだけれど、ホルンの美音ぶりが特筆ものですな(ティルシャル弟?)
ラハバリ指揮スク(Vn)チェコ・フィル/リムスキー=コルサコフ《シェラザード》[1988, Supraphon]
チェッカート指揮チェコ・フィル/シュトラウス《ティル・オイレンシュピーゲルの愉快な悪戯》[1986, Supraphon]
珍しいペルシャ人ラハバリの指揮で所謂「本場もの」を狙った企画と思われるが、チェコの名ソリスト、スクを加えたチェコ・フィルによる美音の洪水にすべてをもって行かれた感のあるシェラザード。フィルアップのチェッカートの「ティル」もまた素晴らしい美演。オケ全体として本当に素晴らしいのだけれど、ホルンの美音ぶりが特筆ものですな(ティルシャル弟?)
初聴
ヴァルター指揮コロムビア交響楽団、ニューヨーク・フィル/シューベルト:交響曲第5番、第7番「未完成」[1960/1958, CBS]
クレンペラー指揮バイエルン放送交響楽団、ハーパー、ベイカー/マーラー:交響曲第2番「復活」[1965Live, BR/EMI]
最近は初聴きでも当たりを引き続けてるけど今日のはホームラン。クレンペラーBRのマーラー復活ライヴがヤバかった。音質も極上。バイエルン放送交響楽団のサウンドは腰高なイメージで好きじゃなかったのだけれど、この録音では低音が効き、これまでの苦手意識をぶっ飛ばしてくれた。ヴァルターの未完成の濃厚な表現も印象深い。
初聴
ヴァルター指揮コロムビア交響楽団、ニューヨーク・フィル/シューベルト:交響曲第5番、第7番「未完成」[1960/1958, CBS]
クレンペラー指揮バイエルン放送交響楽団、ハーパー、ベイカー/マーラー:交響曲第2番「復活」[1965Live, BR/EMI]
最近は初聴きでも当たりを引き続けてるけど今日のはホームラン。クレンペラーBRのマーラー復活ライヴがヤバかった。音質も極上。バイエルン放送交響楽団のサウンドは腰高なイメージで好きじゃなかったのだけれど、この録音では低音が効き、これまでの苦手意識をぶっ飛ばしてくれた。ヴァルターの未完成の濃厚な表現も印象深い。
再聴:コンドラシン指揮BRSO、シャーリー=カーク/ショスタコーヴィチ:交響曲第13番「バビヤール」[1980Live, BR/PHILIPS]
初聴:アバド指揮LSO/ラヴェル管弦楽曲集(3CDs)[1981-88, DG]
アバドのラヴェル、期待以上に良かった。ロンドンのオケのサウンドが好きな人にはお薦めできると思う。なお『ボレロ』クライマックスの歓声は宣伝文句では「感極まった団員が思わず」だなんて言っているが、相場ひろ氏によるとデ・サーバタがスカラ座でやった演出(弦楽器奏者に歌わせる)を踏襲したものであろうという。シャイーもACOとの録音で同様にやっているそうな。
再聴:コンドラシン指揮BRSO、シャーリー=カーク/ショスタコーヴィチ:交響曲第13番「バビヤール」[1980Live, BR/PHILIPS]
初聴:アバド指揮LSO/ラヴェル管弦楽曲集(3CDs)[1981-88, DG]
アバドのラヴェル、期待以上に良かった。ロンドンのオケのサウンドが好きな人にはお薦めできると思う。なお『ボレロ』クライマックスの歓声は宣伝文句では「感極まった団員が思わず」だなんて言っているが、相場ひろ氏によるとデ・サーバタがスカラ座でやった演出(弦楽器奏者に歌わせる)を踏襲したものであろうという。シャイーもACOとの録音で同様にやっているそうな。
初聴:
クリップス指揮ACO/モーツァルト:交響曲第39番、第40番[1972, PHILIPS]
クリップス指揮WPh/チャイコフスキー:交響曲第5番[1958, DECCA]
マルケヴィッチ指揮ACO/チャイコフスキー:『1812年』、リムスキー=コルサコフ:『ロシアの復活祭』序曲、ボロディン:<ポロヴェツ人の踊り>[1964, PHILIPS]
ハチャトゥリャン指揮WPh/ハチャトゥリャン:『スパルタクス』より5曲、『ガヤネー』より5曲[1962, DECCA]
休日だったので沢山聴けた。全部初聴きで全部美味しく頂けました。例の指紋付きCD、音飛びでなくてよかった。
初聴:
クリップス指揮ACO/モーツァルト:交響曲第39番、第40番[1972, PHILIPS]
クリップス指揮WPh/チャイコフスキー:交響曲第5番[1958, DECCA]
マルケヴィッチ指揮ACO/チャイコフスキー:『1812年』、リムスキー=コルサコフ:『ロシアの復活祭』序曲、ボロディン:<ポロヴェツ人の踊り>[1964, PHILIPS]
ハチャトゥリャン指揮WPh/ハチャトゥリャン:『スパルタクス』より5曲、『ガヤネー』より5曲[1962, DECCA]
休日だったので沢山聴けた。全部初聴きで全部美味しく頂けました。例の指紋付きCD、音飛びでなくてよかった。
初聴:
ハチャトゥリャン指揮ヴィーンフィル/ハチャトゥリャン:交響曲第2番「鐘」[1962, DECCA]
クリップス指揮ヴィーンフィル/シューベルト:未完成交響曲[
1969, DECCA]
メータ指揮ヴィーンフィル/アイネム:フィラデルフィア交響曲[1968, DECCA]
最近初聴き連続してるがハズレなし。たのしい日々、keep on listening。ハチャトゥリャン自作自演はこれがヴィーンフィルなのほんとかよってくらいシビアなサウンドが素敵。クリップスの未完成は美しくも悪魔的な翳があるよね……アイネムはノーマークだったけどなかなか楽しい
初聴:
ハチャトゥリャン指揮ヴィーンフィル/ハチャトゥリャン:交響曲第2番「鐘」[1962, DECCA]
クリップス指揮ヴィーンフィル/シューベルト:未完成交響曲[
1969, DECCA]
メータ指揮ヴィーンフィル/アイネム:フィラデルフィア交響曲[1968, DECCA]
最近初聴き連続してるがハズレなし。たのしい日々、keep on listening。ハチャトゥリャン自作自演はこれがヴィーンフィルなのほんとかよってくらいシビアなサウンドが素敵。クリップスの未完成は美しくも悪魔的な翳があるよね……アイネムはノーマークだったけどなかなか楽しい
初聴:
ギーレン指揮SWR交響楽団/ラヴェル:『ダフニスとクロエ』[1997, Arte Nova]
アーノンクール指揮ヨーロッパ室内管弦楽団/モーツァルト:交響曲第39番・第40番・第41番[1991Live, TELDEC]
ブリュッヘン指揮18世紀オーケストラ/モーツァルト:『ティト帝の慈悲』序曲、交響曲第41番[1986Live, PHILIPS]
アマデウスの誕生日に。ブリュッヘンにはいつも独特の音響感覚が見える。このジュピターは丁寧な演奏で、解説を読みながら楽曲の構造を把握するに役立った。アーノンクールのうねるような劇的な演奏はより俺好みで愛聴盤になりそう
初聴:
ギーレン指揮SWR交響楽団/ラヴェル:『ダフニスとクロエ』[1997, Arte Nova]
アーノンクール指揮ヨーロッパ室内管弦楽団/モーツァルト:交響曲第39番・第40番・第41番[1991Live, TELDEC]
ブリュッヘン指揮18世紀オーケストラ/モーツァルト:『ティト帝の慈悲』序曲、交響曲第41番[1986Live, PHILIPS]
アマデウスの誕生日に。ブリュッヘンにはいつも独特の音響感覚が見える。このジュピターは丁寧な演奏で、解説を読みながら楽曲の構造を把握するに役立った。アーノンクールのうねるような劇的な演奏はより俺好みで愛聴盤になりそう
追加
初聴:デュトワ指揮モントリオール交響楽団/オルフ:カルミナブラーナ[1996, DECCA]
各楽器がじつにじつに生き生きと鳴っていてやはり良い。リズムとトーンの鋭敏さに唸らされる。独唱合唱も芸があるね。この曲ならもっと荒々しさがあってもよいが……といってパワーがないわけではなく、何しろ巧すぎて可愛げがないとかさういう類のイチャモンやね。このオケ、この座組でしか聴けないものが間違いなくあるわ。
デュトワOSMも廃盤多いし近頃は高評価の声もあんまりきこえないので、ここは俺はガンガン推していきたい
追加
初聴:デュトワ指揮モントリオール交響楽団/オルフ:カルミナブラーナ[1996, DECCA]
各楽器がじつにじつに生き生きと鳴っていてやはり良い。リズムとトーンの鋭敏さに唸らされる。独唱合唱も芸があるね。この曲ならもっと荒々しさがあってもよいが……といってパワーがないわけではなく、何しろ巧すぎて可愛げがないとかさういう類のイチャモンやね。このオケ、この座組でしか聴けないものが間違いなくあるわ。
デュトワOSMも廃盤多いし近頃は高評価の声もあんまりきこえないので、ここは俺はガンガン推していきたい
初聴:
ミュンシュ指揮ボストン交響楽団/ヴァクナー:『タンホイザー』序曲とウェヌスベルクの音楽、『ヴァルキューレ』魔の炎の音楽、『神々の黄昏』ジークフリートのラインの旅[1958, RCA]
再聴:
デュトワ指揮モントリオール交響楽団/リムスキーコルサコフ『シェーラザード』、スペイン奇想曲[1983, DECCA]
高校生くらいの時聴きまくったデュトワOSMのマイブームが再燃。ミニコンポで聴いていた当時はこのコンビは軽やかなサウンドのイメージだったけど、今フロア型スピーカーで聴くと、むしろ低音が強力に鳴っていることがわかり、新鮮な気持ちで聴ける
初聴:
ミュンシュ指揮ボストン交響楽団/ヴァクナー:『タンホイザー』序曲とウェヌスベルクの音楽、『ヴァルキューレ』魔の炎の音楽、『神々の黄昏』ジークフリートのラインの旅[1958, RCA]
再聴:
デュトワ指揮モントリオール交響楽団/リムスキーコルサコフ『シェーラザード』、スペイン奇想曲[1983, DECCA]
高校生くらいの時聴きまくったデュトワOSMのマイブームが再燃。ミニコンポで聴いていた当時はこのコンビは軽やかなサウンドのイメージだったけど、今フロア型スピーカーで聴くと、むしろ低音が強力に鳴っていることがわかり、新鮮な気持ちで聴ける
初聴
デュトワOSM/チャイコフスキー:『1812年』、イタリア奇想曲、『くるみ割り人形』組曲、スラヴ行進曲[1985, DECCA]
レヴァインWPh/モーツァルト:交響曲第40番、第41番[1989, DG]
ホグウッド&シュレーダーAAM/モーツァルト:交響曲第25番、第29番[1979, l'Oiseau Lyre]
再聴
レヴァインCSO/ホルスト:惑星[1989, DG]
初聴のどれも良い演奏だった。特にレヴァインのモーツァルトは集められるだけ集めたい。快活で音色が美しくてエレガントで良く歌ってでも重たくなくて、最高。
初聴
デュトワOSM/チャイコフスキー:『1812年』、イタリア奇想曲、『くるみ割り人形』組曲、スラヴ行進曲[1985, DECCA]
レヴァインWPh/モーツァルト:交響曲第40番、第41番[1989, DG]
ホグウッド&シュレーダーAAM/モーツァルト:交響曲第25番、第29番[1979, l'Oiseau Lyre]
再聴
レヴァインCSO/ホルスト:惑星[1989, DG]
初聴のどれも良い演奏だった。特にレヴァインのモーツァルトは集められるだけ集めたい。快活で音色が美しくてエレガントで良く歌ってでも重たくなくて、最高。
ショスタコーヴィチ交響曲第8番/ムラヴィンスキー、レニングラード・フィル[1982Live, PHILIPS]
ストラヴィンスキー火の鳥、幻想的スケルツォ、花火/デュトワ、モントリオール交響楽団[1984, DECCA]
ラヴェル編曲集=ムソルグスキー『展覧会の絵』、シューマン『謝肉祭』他/大植英次、ミネソタ管弦楽団[1996, Reference Recordings]
ショスタコーヴィチ交響曲第8番/ムラヴィンスキー、レニングラード・フィル[1982Live, PHILIPS]
ストラヴィンスキー火の鳥、幻想的スケルツォ、花火/デュトワ、モントリオール交響楽団[1984, DECCA]
ラヴェル編曲集=ムソルグスキー『展覧会の絵』、シューマン『謝肉祭』他/大植英次、ミネソタ管弦楽団[1996, Reference Recordings]
ところで、C.デイヴィスACOのペトルーシカは、CD時代は全部春の祭典との抱き合わせなので、オリジナルLPのジャケットアートは珍しいものになってしまいましたな。クベリークBPhのドヴォ8(CD時代はほぼ新世界との抱き合わせ)もそうだけれど、長時間収録によってほぼお蔵入りになってしまったジャケットアートというものがある
ところで、C.デイヴィスACOのペトルーシカは、CD時代は全部春の祭典との抱き合わせなので、オリジナルLPのジャケットアートは珍しいものになってしまいましたな。クベリークBPhのドヴォ8(CD時代はほぼ新世界との抱き合わせ)もそうだけれど、長時間収録によってほぼお蔵入りになってしまったジャケットアートというものがある
コリン・デイヴィスACOのストラヴィンスキー三大バレ(1976-78)のジャケットは舞台写真が印象的だけれど、ドラティACOのチャイコフスキー眠りの森の美女(1979-81)のジャケットアートも同じコンセプトっぽいよの。コンセルトヘボウ・バレエ音楽シリーズみたいな企画があったんだろうか
コリン・デイヴィスACOのストラヴィンスキー三大バレ(1976-78)のジャケットは舞台写真が印象的だけれど、ドラティACOのチャイコフスキー眠りの森の美女(1979-81)のジャケットアートも同じコンセプトっぽいよの。コンセルトヘボウ・バレエ音楽シリーズみたいな企画があったんだろうか
追加
・ブラームス:ピアノ協奏曲第2番、4つのピアノ小品Op.119、ラプソディ ト短調 Op.79/2/アンネローゼ・シュミット(P)、ケーゲル(指揮)ドレスデン・フィル[1980, Eterna/DENON]
タン・ムハイのカルミナとシュミットのブラームスは初聴きでした。いずれも良かった。
追加
・ブラームス:ピアノ協奏曲第2番、4つのピアノ小品Op.119、ラプソディ ト短調 Op.79/2/アンネローゼ・シュミット(P)、ケーゲル(指揮)ドレスデン・フィル[1980, Eterna/DENON]
タン・ムハイのカルミナとシュミットのブラームスは初聴きでした。いずれも良かった。
・オルフ:カルミナ・ブラーナ/湯沐海, アントヴェルペン王立フランデレン・フィル[1993Live, Wergo]
・ベートーヴェン:交響曲第1番、第2番、第4番、第6番『田園』/ベーム指揮ヴィーン・フィル[1971(No.6),1972(others), DG]
・オルフ:カルミナ・ブラーナ/湯沐海, アントヴェルペン王立フランデレン・フィル[1993Live, Wergo]
・ベートーヴェン:交響曲第1番、第2番、第4番、第6番『田園』/ベーム指揮ヴィーン・フィル[1971(No.6),1972(others), DG]
クリスマスを意識したわけではないが、気づいたらくるみ割り人形を三種類も買ってしまっていた。
実はムラヴィンスキーのくるみ割り人形抜粋(プロコのロメジュリ抜粋とカップリングのPHILIPS盤)も欲しかったんだけど、いつの間にか廃盤になっており、くやしい
クリスマスを意識したわけではないが、気づいたらくるみ割り人形を三種類も買ってしまっていた。
実はムラヴィンスキーのくるみ割り人形抜粋(プロコのロメジュリ抜粋とカップリングのPHILIPS盤)も欲しかったんだけど、いつの間にか廃盤になっており、くやしい