よひら
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yohira4.bsky.social
よひら
@yohira4.bsky.social
誰かの何気ない言葉だったり
文章だったり 歌声だったり
絵だったり写真だったり
それを拾いながら心の支えにしています

言葉を大切にしてる人が好きです
そんな人と繋がりたい

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DMのやり取りは相互さんだったり ある程度 見知った方のみと考えてます。見知らぬ人の急なDMはお受け出来ません。




#詩 #言葉
#ひとりごと
散りながらも
まだ水面に留まっている色がある

沈むでも 帰るでもなく
ただ 風の行方を聞いてるように

その静けさに触れたとき
胸の奥のどこかが
そっと ほどける音を立てた

ああ
失うことに慣れたふりをして
まだ 怯えている私がいる
#詩
December 2, 2025 at 11:33 AM
最近 まわりで
体調を崩す人が増えた

深刻な影を背負った人も
ふっと消えるように
いなくなった人もいる

生と死の境は
思っていたより曖昧で
まるで
夕暮れの空の色みたいに
少しずつ溶けていく

きっと
いつか私の順番も来るのだろう

だけど
最後のひとりになるのは
とても心細いから

私はそっと
ブービー賞を狙っている
November 30, 2025 at 1:14 AM
かさりと
言えなかった言葉みたいに
遅れて響く音がある

ひらひらと
誰かの胸からこぼれた
記憶のかけらみたいに
道の上で
まだ温かさを残している葉たち

触れたら
すぐにほどけてしまいそうで

散ってもなお
美しさを手放さないものが
世界には
こんなにも落ちている
#詩
November 26, 2025 at 7:03 AM
年を重ねるたび
涙の器が
少しずつ満ちていく

川のきらめき
木々のささやき
幼い手を引く家族
黒い瞳の小さな命

それらは
いつかの記憶と繋がって
静かに心を揺らす

まだ知らない痛みが
この先きっと待っている
引き裂かれるような別れだって

人は皆 いつか消えるから
せめて
誰かの世界に
やさしさを残したい
#詩
November 23, 2025 at 10:19 AM
誰かに必要とされていること
ただそれだけで
息の仕方を思い出せる

愛しいと思ってもらえること
たった一瞬でも
この世界に居場所が生まれる

触れもしない言葉の温度が
暗がりを照らして
孤独の輪郭を淡くする

君が見てくれる世界で息をする
その眼差しが
私を今日へ繋いでくれるから
#詩
November 21, 2025 at 4:55 AM
November 19, 2025 at 9:59 AM
削ぎ落とせば残ったのは愛しさ
いつか逝くとすれば私が先だろう
その自然の流れに乗りながら
君を思う

終わりを想像する時
今ここにある呼吸の重みを
そっと抱きしめたくなる
君に残していける優しさとは
どんな形なのだろう

季節のページは確実に捲られていく
桜の薄紅も夏の匂いも
遠ざかる足音のように過ぎてゆく

けれど開かれた白いページには
必ず君がいる気がして
その度 私は少しだけ強くなれる
#詩
November 16, 2025 at 8:57 AM
持て余した感情の海が
心の奥で さざめいていた

言葉ではほどけない想いが
まだ 胸の底で息をしている

きっと大丈夫…そう言い聞かせた夜
ひとすじの光が 静かに差し込む

それは 私をまるごと包みこみ
欠けたままの心を そっと許した 
優しい光は今も私の中で揺れている

この想いの帰る場所を
教えてくれて ありがとう
#詩
November 15, 2025 at 4:22 AM
どんなに想っても
恋になれない思いやりがある

好きだからこそ
踏み込めないことがある

一歩近づけば
何かが壊れてしまいそうで
ただ他愛ない話で
笑い合うことを選んだ

きっとこの距離が
いちばん優しいんだと思う

最後まで隣にはいられなくても
あなたの今日が穏やかなら
それでいい
#詩
November 13, 2025 at 12:19 AM
失われたものの隙間に
小さな音が生まれている
まだ名もない それでも確かな音

悲しみの形が やわらいで
朝の色に溶けていく

まだ始まっていない
けれどもう終わってもいない

そんな朝の中に
少しだけ未来の匂いがする
#詩
November 4, 2025 at 9:59 AM
呼びかけても返ってくるのは
温もりの形をした沈黙

守られたいと思うたび
名前のない距離が出来ていく

都合のよい瞬間だけ
名を呼ばれる優しさの抜け殻

「大事だ」と言われたかった
でも その声を待つうちに
胸の上に冷たい石が積もっていった

何を支えにしたらいい
肺がうまく膨らまない
#詩
October 31, 2025 at 7:20 AM
静かな夜 誰かの不在
ひとり欠けるたび
時を数える切っ掛けとなる
あと何度 
季節を越えられるのだろう

あの日の笑い声が
風にまぎれて蘇る

寿命という言葉が
胸の底で鈍く光る

私が最期に思うのは
誰の顔なんだろう

名も知らぬ明日へ
ひとひらの願いを残して
#詩
October 27, 2025 at 11:28 AM
高い空
あまりに澄んでいて
あなたとの距離を
残酷なまでに映し出す

重ねた季節のしるし
柿の木の実が ぽつりと問う
「幸せって なに?」
手のひらに乗せてみても
届かぬ距離の重さばかり

応えるのは沈黙だけ
#詩
October 25, 2025 at 9:57 AM
ずっと続く幸せなんてないだろう
分かっているのに期待してしまう

指の隙間からこぼれていく度に
また 手のひらを広げている

痛みさえも 馴染んでしまえば
それも幸福のうちかもしれない
夜の底で誰かがうなずいた気がした
#詩
October 24, 2025 at 5:45 AM
二度と会うこともないのだろう
アドレス帳から消せばいいだけ
それなのに 指が動かない

あの頃を思い出せば
まだ 胸の奥があたたかい
貴方の名前をなぞるたび
懐かしい香りが立ちのぼる

貴方の人生に
私はもういないのだろう
それでも 消せずにいる
小さな文字のぬくもりを

#詩
October 22, 2025 at 5:09 PM
静かな部屋の片隅で
灯りの届かぬ場所に私がいる

誰にも気付かれない孤独は
重さを持たないのに
心の底で沈んでいく

それでも 日々はめぐる
何も変わらぬ朝の光が
私を透かして通り過ぎる

光の中で
私だけが影のまま戸惑う

#詩
October 20, 2025 at 11:35 AM
遠い空の向こうで
あなたが笑っている気がする

風が名前を運ぶたび
胸の奥に光が灯る

逢えぬままでも構わない
幸せなら それでいい

祈りのように
この想いを身代わりにして願う

どうか
あなたに悲しみが触れませんよう

#詩 #花言葉変わらぬ愛
October 16, 2025 at 6:55 PM
あなたは私のすべてじゃない
けれど静けさの中で
言葉にならぬ理由になる

風にまぎれる吐息のように
あなたの気配が日をやわらげる

名もない想いが胸の奥で灯って
今日をそっと続けさせてくれる
#詩
October 13, 2025 at 12:46 PM
夜のしじまを漂う
自分を赦す時間の優しさ

ひとつ息をつくたびに
ほどけていく記憶の結び目

誰にも届かない祈りが
胸の奥で静かにあくびをする

見上げた空は責めもなく
ただ 暗いまま寄り添ってくれる

遠くで犬が吠える
それだけで 
この世界に人の気配を思い出す

ひとりきり 夜の真ん中で
私 確かに生きている

#詩
October 10, 2025 at 5:26 PM
夜が長い
静けさが やけに近い

窓の外で 風が
知らない誰かの名を呼んでいる

布団の中の体温だけが
この世界とつながる証

眠れないことにも
もう驚かなくなった

心細さは まるで
胸の奥に ぽつんと残った呼吸

静けさだけが私を抱いている

#詩
October 9, 2025 at 1:12 PM
ぼんやりとした罪悪感と闘ってる
それは名もない霧のような罰
掴もうとすれば すり抜けていく

その罪悪感は私の影
どこまでも着いてくる沈黙の従者

誰も責めていないのに
この心地悪い清算を
どこかで望み続ける自分がいる

今は答えが出なくてもいい
問い続ける静かな声が
いつか私自身を 
そっと 赦すと思う

#詩
October 7, 2025 at 9:56 AM
雲の切れ間に
月が浮かんでいる

水面のような夜空に
心だけが映り込む

欠けるたびに
自分の影が濃くなって
満ちるたびに
帰る場所ない光が満ちていく

夜の底で
光の名残を抱きしめる

消えきれぬ想い出を
数えている

#詩
October 6, 2025 at 10:20 AM
仕方ないと思いながら
重い足 夕暮れの坂を登る

もうここまでと空を仰げば
沈む陽はまだ
雲の端にひとかけら残っている

あと一歩だけ と
自分をなだめる声に
風が相づちを打つ

道端に散った光の粒を
幸せの欠片のように拾えたらと
子供っぽい想像をしてしまう

やがて夜が そっと肩に
柔らかな気配を置いていく
#詩
October 4, 2025 at 8:59 AM
赤い花見つけた

花が咲く時には葉がなく

葉が出る時には花がない

花見ず葉見ず追いかけっこ

貴方を想う 傍にいなくても

その時まで想いを紡いでいく

#詩
October 2, 2025 at 3:36 PM
夜の静けさに沈むたび
誰かの声が遠くで揺れている

差し出された手の温もりは
もう届かないのに
まだ掌に残っていて
胸をひりつかせる

失われたものほど
やさしく輝いて
寂しさを包む光になる

寂しさに触れるたび
まだ生きていると知ってしまう

深い静けさだけが応える

#詩
October 1, 2025 at 1:20 PM