夕方に植物分類学会の英文誌が届き、博物館育ちの若者の国際誌デビュー作の誌面を眺めて、その辺にいた同僚に自慢して回る。自分の論文よりも嬉しいなこれ笑。

権威側じゃなくありたい気持ちは大事なんですが、自覚ないとやばいなと思うことがチラホラ。僕らだと市民の人たちと一緒になんかやるときとか自覚しないといかんなぁ、と思うときがあります。

見えない「権威の衣」を自覚したのは博物館に就職して、北の大地での採集許可申請を出したとき。地方の博物館には許可出せないと門前払いされて、京大の院生の時は全く経験しなかったことでびっくりした（大学になら許可出せるので知り合いの大学の先生に頼んで申請してもらっては？とまで言われた）。院生のときは「京都大学」という見えない「権威の衣」を纏っていたのだ。

それもデータなどを見せられたりして、世の中の流れとしてとてもわかるんですが、本当になんとかならんものか？？と思ってしまいます。みんなが「これでいいのだ」と思ってなさそうなことが罷り通ってるのがすごく見ててしんどいです。

自分たちがやってる事は正しいと思うのは大切やけど、自分たちがやってる事「の方」が正しいってのが透けて見えて心配になる。まぁ、Twitterで目立ってるツイートは異端なやつが悪目立ちしてると信じたいところ。