読書録
読書録
@yomogiandbooks.bsky.social
犯罪、また一般の人の心にも棲んでいる心理の小さな闇についても触れられており、様々な知識を得られ知識欲が満たされた。
公平さは欠いてはいないものの、ほとんどの犯罪において加害者の多くが男性で占められている点にも触れられており、今後はこの点が社会課題になるであろうと思われる。
ただ一部気になった点があり、それは「女性の犯罪は(マスコミ等に)寛容に迎えられるため男性の犯罪率が高くなる」との言及である。前後の文の論理的整合性が合っていないのみならず、昨今(加害者複数の場合に男性が圧倒的に多くとも少数の女性の方がピックアップされるという)報道の「男消し」が話題になっているので如何なものであろうか。
August 2, 2025 at 12:16 AM
立ち回るのが正解であるのか、非常に難しいテーマであると感じた。
July 16, 2025 at 7:36 AM
いえあっさりとその会話の記憶を失って自らで決めたものと思い込んで、最も対話すべき存在であるはずの自らの子供たちとの交流の時間すら失ってまでもけちけちと時間を「倹約」し、子供たちからも自由な時間を取り上げ、何も気付かないままにモモに戦いを強いてまた気付かぬままに救われ、それを認識することもないのであろう大人たちの様子が大変情けなく感じられる。子供の時分に読んでいればモモに共感しながら読み進めることができたのだろうか。
また私は現在比較的自由に時間を使える立場にあり、当作品を読みながら自らの幸福さを再確認させられたが、一方時間に追い立てられている人々も生活のためという部分が大きいであろうから、どう
July 16, 2025 at 7:36 AM
人生の悲哀を描くが虚無や深い嘆きに陥ることはない、チェーホフの筆致の見事さがここにも現れており、短く読みやすいながらもエッセンスの詰まった作品群であると言えよう。チェーホフに初めて触れる人におすすめの作品である。
July 15, 2025 at 5:24 AM
いわゆる「ネトウヨ」の言うような「日本の伝統」はむしろそれらのより古い伝統を無視し踏みつけるものでありそぐわないなどと批判しており安心ができた。
対談の中で筆者は「哲学者は易しい言葉で話すべき」とした持論も展開しており、そのせいであろうか、本書は徹頭徹尾読みやすくわかりやすかった。
July 15, 2025 at 2:33 AM
個人的には本書が出版されて(2017年)からの物価高騰がハッキリと分かり切なくもなった。いちごが1パック200円以下で手に入ることはもう無いであろう……それを思えば表題の「1ヶ月食費2万円」も怪しくなってしまうのだが、ともあれ、近年においても旬野菜は比較的安価で栄養が豊富であるため、節約に、野菜を摂るために、参考にできる1冊ではあろう。
June 29, 2025 at 12:41 PM
本書の内容密度に対して読後異常な疲労感があった。
一方、
・人間にはヘビを警戒する機構がある
・カマキリにおけるハリガネムシと同様、人間の行動(心理)をあやつる寄生虫も存在する
・鉄分を過剰に吸収させる(結果として循環器の不調をきたし早死させる)遺伝子が存在する
などの知識と、人間にはなぜ思い込みが存在するのか(なぜ思い込んでしまうのか)に関しての知見が得られたのは収穫であったと感じる。
著者は本書を書いている現在学長に推されているとのことでもあり、本書を鑑みても文章能力を磨いてほしいと切に願う。
June 29, 2025 at 7:33 AM
筆者は哲学者ではないが、本書に書かれる内容は哲学的示唆を含み合理的であり、恐らくは心理学という隣接的テーマを研究領域とし、また実際にカウンセラーとしてクライエントの心理に触れる中で得られた知見に基づいているのだろう。
筆者が「認知の歪みを取り払った後に触れるべき思想(作品)の条件」として挙げるものから本書は外れてはいるものの、充分に合理的かつ日々への警句を含むものであり、将来(の自身の精神や立ち居振る舞い)を案じる者、また逆に全く不安を感じていない者にも読まれるべき良書であると感じる。
June 27, 2025 at 6:33 AM
それがまた独特の面白さ親しみやすさを作り出してはいるが、テンポが悪く読むのにやや骨を折る原因にもなっている感がある。
全体としては読みやすくわかりやすく親しみやすく、民俗学に興味を持っているが取っ掛りが掴めない人、日本の神々に興味のある人、民俗学を学んでいたがブランクのある人にもオススメの1冊である。
June 7, 2025 at 1:58 AM
意見を深めており、非常に論理的合理的であった。
一点だけ批判するならば、筆者は「憲法九条は自衛権についての言及がなくわかりにくいので、自衛権の有無、有るならばその発動条件についてしっかり書くべきであり、その意味で改憲が必要である」と書いているが、改憲となれば現行憲法では都合の悪い部分を政治家に取って都合の良いように変えられる可能性が非常に高く、危険であると思われ賛同できない。
全体として難しい単語やわかりにくい言い回しや文構造などがなく、読みやすくわかりやすかった。
June 4, 2025 at 2:30 AM