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読書、香水、プロレス、プロ野球
先月復刊した、大好きな二つの小説について書きました。どちらもぜひ多くの人に読んでほしい!

盆と正月と天国と地獄がいっぺんに来た(『ナイフ投げ師』&『べっぴんぢごく』、2025.7)|はな @yorickblume #読書感想文
盆と正月と天国と地獄がいっぺんに来た(『ナイフ投げ師』&『べっぴんぢごく』、2025.7)|はな
暑中お見舞います!!!!!  7月も面白そうな本がいっぱい出てますが、私の大好きな本が二冊も復刊して嬉しいことかぎりなし。さっそくご紹介したいと思います。 『ナイフ投げ師』(スティーヴン・ミルハウザー、柴田元幸訳、創元文芸文庫) 『イン・ザ・ペニー・アーケード』『マーティン・ドレスラーの夢』などたくさんの邦訳が出ているアメリカの作家の、三冊めの短編集。この本も他の多くの作品と同様白水社から出て...
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August 3, 2025 at 7:51 AM
もう少しきちんとした文章をお出ししたいのだけど体力と姿勢と筆記用具が足りてないね。
まともな椅子と机とPCがないので寝っ転がってスマホで打ってるんだけど、頭の中にあるものを言語化するプロセスは一緒なのに不思議なくらいうまくいかない
June 30, 2025 at 12:53 PM
久々に読書感想文間に合わせ。
一応毎月記事を載せるという体裁は守ってるけどここ最近ちゃんと書けてなかったからね

こんな本だよってうまく言えない(『ほとんど記憶のない女』、2025.6)|はな @yorickblume #読書感想文
こんな本だよってうまく言えない(『ほとんど記憶のない女』、2025.6)|はな
毎日暑いですね!!! 夏でもないのに!!!!!  でもまあこのnoteにおいて季節感なんてものをまともに意識したためしがないし今回もガン無視でまいりましょう。  というわけで数年前から繰り返し読んでる『ほとんど記憶のない女』(リディア・デイヴィス、岸本佐知子訳、白水Uブックス)という短編集についてお話しします。 紹介と感想(できてる?)  数行〜数ページのごく短いものを中心に、ムードも文体も様...
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June 30, 2025 at 12:51 PM
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オリジナルの生き物ではなく、実在の猫や鳥、ウサギなどがスケールを変えて登場する作品もちょこちょこあります。
全体で200ページ近くあり、みっしり作品が詰め込まれているのでボリュームがある画集になってますね。ファンタジーや幻想画に興味がある人にはお勧めしておきます。
December 30, 2024 at 10:31 AM
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タン独特の、生物と無生物が合成されたかのようなキャラクターが非常に魅力的ですね。
章ごとに長文のエッセイがあるほか、巻末には一つ一つに作者による解説がついていて、創作過程や発想元などについても参考になります。
December 30, 2024 at 10:30 AM
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ショーン・タン『クリーチャー 絵、スケッチ、そしてエッセイ』(岸本佐知子訳 求龍堂)を読了。
タンの25年間の作品群から、クリーチャーをテーマに選ばれた画が集められた画集です。
December 30, 2024 at 10:30 AM
11月分の記事、ようやくなんとか形になりました。
こうして本の感想を書いてるといつも、他の人の意見も聞いてみたくなる。

書いても書いても、書けば書くほど(『最後の物たちの国で 』、2024.11)|はな @yorickblume #note #読書感想文
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書いても書いても、書けば書くほど(『最後の物たちの国で 』、2024.11)|はな
こんにちは。気づけば11月も最終日。私は贔屓の野球チームのファン感謝イベントをテレビ中継でだらだらと見ていました。ここ数年何をやっても一定数のお客さんが入るのをいいことにイベントのクオリティが落ちていて、大変残念です。  それはさておき、今月は『最後の物たちの国で』(ポール・オースター、柴田元幸訳、白水uブックス)について書いていこうと思います。 あらすじと感想(読後感) 〈ニューヨーク三部作...
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December 19, 2024 at 12:49 PM
だいぶ時間経ったけどサロパ覚書②

・キリアン パリ
有名なコニャックメゾンの一家に生を受けたキリアン・ヘネシーによるブランドだけあって、お酒にインスパイアされたシリーズ「ザ・リカーズ」が面白い。

・パルファンサトリ
茶道における暁の茶事をイメージして作られた、新作の「侘助」が気になってて!
ひと嗅ぎした印象では、西洋のオーソドックスな香りともいかにも日本的なそれとも違う不思議な感じ。華やかさもあるけど、たくさん咲いているのではなく一輪の花の凛とした佇まいって感じ。かっこいい。
このブランドの香水はどれも匂い立ちがやさしくて、日本の気候でもしつこく感じないのでおすすめ。
November 12, 2024 at 11:23 AM
そのほか試香したものについてはそのうちまた。
twitterだとブランドの中の人に見つかっちゃったりして恥ずか死するけど香水好きとは分かち合いたい、そんな気持ち。
October 28, 2024 at 1:36 PM
今年のサロパで買ったもの、気になったものなど①

・テオブロマパルファン

面白いグルマンばかり驚異的な頻度で作っているブランド。
限定セットのプティフール一式と、先行発売のボンボンオショコラからチョコバナナ単品で購入。

プティフールはどれも尖ってる!限定ならではの冒険作かも。
一番素直にまとまってる感じがしたのはミルキーモンブラン。超良い香り。マロンとキャラメルが本当においしそう。
目当てのスミレの砂糖漬け、スミレの甘さとクセのある苦みが両立してる。
キャロットケーキは第一印象の土の香りでギョッとするけどスパイスと混じり合った人参が絶妙。最終的に一番クセになっていつまでも嗅いでいたくなる💕
October 28, 2024 at 1:31 PM
こっちの人生ではフォローとかリストとかきれいに整理できるうちになんとかしておこうと決意するのであった
October 22, 2024 at 2:03 PM
いつも考えていることを先月からずっとこねくり回していたけど文章にするのは難しいなあ。映画『関心領域』の感想などです

悪を矮小化すべきではないが矮小なものに悪は芽生える、と思う(2024.9)|はな @yorickblume #note #映画感想文
悪を矮小化すべきではないが矮小なものに悪は芽生える、と思う(2024.9)|はな
こんにちは。お読みいただきありがとうございます。  今回は映画『関心領域』の感想を書いていこうと思います。あんまり考えがまとまらないので箇条書きにて。 映画の内容について ・アウシュヴィッツ強制収容所の所長、ルドルフ・ヘス(ナチ党の副総統とは別人。つづりも違う)とその家族を描いた映画 ・収容所の様子は直接描写されず、あくまでそのすぐ隣にあるヘスの自宅の様子が中心 ・邸内のいくつかのポイント...
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October 22, 2024 at 7:58 AM
いつも考えていることを改めて言葉にしてみたらうまく表現できなかった。言葉と考えって完璧には一致しないものだなあ

言葉の暴力性を言葉で語る暴力(2024.8)|はな @yorickblume #note
言葉の暴力性を言葉で語る暴力(2024.8)|はな
こんにちは。猛暑や大雨と、あまり過ごしやすいとは言えない天気が続きますね。みなさまはいかがお過ごしですか。ご無事ですか。  私はこのところずっとうまく考えられないことを考えています。『現代詩手帖』5月号「特集 パレスチナ詩アンソロジー」を読んだり映画『関心領域』を観て、余計にうまく考えられなくなったのですが、思いついた順に言葉にしてみようと思います。  映画については次回になりそうです。 「特集...
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August 31, 2024 at 8:22 AM
『ふるさとは岡山にありて怖きもの 岩井志麻子怪談掌編集』読了。
岩井さんの掌編って分量内容ともに良い意味でスナック菓子みたいに気軽に読めるのが多くて、本読む気力がない時でも楽しめるんだけど、この本の中ではちょっと長めの「裸の王子様」はツボに入ってしまって逆につらかったな。めちゃくちゃ好みなんだけど、愛着が湧いてしまうのが重荷というか。
なんというかBLとして読んだんですけど、そう読まなくても登場人物が厭にキャラ立ってて魅力的なんですよ…
August 17, 2024 at 8:26 AM
最近手に入れてテンション上がってるものたち
テオブロマの箱はチョコレート菓子っぽい梱包になってて最高なのだ
August 12, 2024 at 2:39 PM
先月分のnoteをなんとか書き終えました。感想書くの難しかったけど本自体は面白くておすすめ。

四月の読書:『デスマスク』|はな @yorickblume #note #読書感想文
四月の読書:『デスマスク』|はな
暖かい日が多くなってきましたね。みなさまはいかがお過ごしですか?  今月は『デスマスク』(岡田温司、岩波新書)を読みました。一見ぎょっとするタイトルですが、これまでの私の関心にもつながってくるテーマが扱われています。 概要・感想  この本では、主にヨーロッパの歴史の中でデスマスクが扱われてきたいくつかの局面を取り上げることにより、それぞれの時代でデスマスクが果たした役割や、そこに投影された人々...
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May 11, 2024 at 7:20 AM
今月(先月)も書きましたー。シンプルだけどどこか不穏な気配の漂う戯曲。日本での上演があるといいな。

三月の読書:『だれか、来る』|はな @yorickblume #note #読書感想文
三月の読書:『だれか、来る』|はな
こんにちは。このところ文字を読むペースが上がってきたけど相変わらず積読は多くて、それなのに気になる新刊はどんどん出るし……と本好きあるあるのジレンマに頭を抱えてます。でもそれだけこれから読める本があるって幸せだな。  今月は、2023年にノーベル文学賞を受賞したヨン・フォッセの『だれか、来る』(河合純枝訳、白水社)を読んでみました。 感想  表題作「だれか、来る」は、海に面した一軒の家を舞台に...
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April 1, 2024 at 6:14 AM
大好きな小説の感想を書きました。結構な長文なのでお時間のあるときにのんびりお読みいただけると嬉しいです。

二月の読書:『ミステリウム』|はな @yorickblume #note #読書感想文
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二月の読書:『ミステリウム』|はな
こんにちは。二月といえばバレンタイン。バレンタインといえばチョコレート。誰かからもらったりはしませんでしたが、それでも他の月に比べてもりもり食べていた気がします。  さて、今月ご紹介する『ミステリウム』(エリック・マコーマック、増田まもる訳、創元ライブラリ)はちょうど去年のクリスマスにめでたく文庫化されました♡そして作中の主要な出来事はちょうど今ごろの時期(二〜三月)に起こっているのであります。今...
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March 1, 2024 at 10:20 AM