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まるゐ

@00maruwi00.bsky.social

当事者でも理解があるわけでもない人が今パッと思いついた｢こうなんじゃないの？(だからお前の勘違い&考え過ぎ&そんなこと言ったら全員そうだよ！の意)｣ということなんか、当事者はとうの昔から何千回も自問自答しまくってて、その末にアイデンティティとして獲得していってると思うんですが

自己に向き合って現在の答えを出した人に、ぽっと出の赤の他人が説教していて本当に地獄

December 8, 2025 at 10:03 AM

かなぎ

@locomo.bsky.social

「この先、何百回も何千回もお前を抱きたいと今はそう思ってる」
「ばか…」
のやり取りが最高に好きで当時読んでた時に心臓鷲掴みにされた程ぐっっっっっっと来たんですよねーーー！！
もうすっごい好きなシーン。
なお蝕……(まだ言う)

キャスカも元に戻ったし二人に救いがある終わりがあるといいなーと思いつつ攫われてんだよな今…
グリフィス……

February 17, 2025 at 2:12 AM

ころねこ

@kumajirou0524.bsky.social

ろりーさんとハリポタランドほんと楽しかったな...気ぃ抜くと何千回でも言いそう...はーーーー次の楽しみ来年のUSJとか...遠すぎ

May 15, 2024 at 2:56 PM

ニイやん

@btcscalper225.bsky.social

これからの人生、短期トレーダーなら何千回何万回もトレードするはずなので、一回一回のポジで口座が炎上したりしたら命持たないわけですよ。
気にするべきはトータル勝ってるかだけで、一つ一つのトレードの結果はぶっちゃけただのプロセス。
やること決まってれば一回一回のトレードの結果に心揺さぶられる必要もないんです。

これ何度も言ってるけど、一貫性ある取引できない限り、永久に同じとこ回りそうな人が多く見られるので、本当に腹落ちするまで本気で考えてほしい。

April 30, 2025 at 1:31 AM

🍞

@xxxvecaxxx.bsky.social

最近は、ほや2周年ストを少しずつ聞いているんだけど、ミスラがチレッタと何千回も流星を見ましたよって言うシーンを繰り返し思い出している。ミスラにとってのチレッタの存在…ミスラのチレッタの悼み方や、思い出の扱いが、優しくて。ミスラはそうしようと思ってやっているわけでなく、無意識に大事にしてて…転げ回った。

May 26, 2024 at 9:00 AM

岩永華

@iwanagahana.bsky.social

日記です。寿司の意志。

それを受信したのは、駅から帰る途中、信号を待っている時だった。
（寿司、たべて）
私の脳内に流れ込んできたのは、寿司の意志だった。
全国にある回転寿司チェーン店の配置が脳のニューロンの分布に酷似していることは、脳科学界では周知の事実である。加えて、最新の研究によると、人間が寿司屋へ訪れ、寿司を食べ、また別の寿司屋を訪れる行動そのものが、ニューロン同士を流れる電気信号の役割を担っているという。
つまり、人間は寿司によって作られた巨大な脳の中のシナプスであり、私たちが寿司を食べれば食べるほどその脳は活性化する。
そんなこんなで、寿司脳は徐々に意志を持ち始めているらしい。

たべて）
「いやあ、今日はちょっと…… 」
（寿司、きらい？）
別に好きでも嫌いでもないけど、今夜は絶対にオリジン弁当のタルタル
のり弁を食べたい気分だ。白身フライのことしか考えられない。
「また今度ね」
信号が変わったので、足早に横断歩道を渡る。
（そこ、みぎ、まがる）
「行かないってば」
右へ曲がればくら寿司へ着いてしまう。無視して十字路を真っ直ぐ歩く。

（そこ、寿司、ちがう！）
声が私の中で大きく反響して、視界がぐにゃりと歪み始めた。寿司の意志が物理世界に干渉しているのだ。進めども進めども、通り抜けたはずの十字路が何度も現れる。これだから上位存在って嫌なんだよ。
（みぎ、まがれ）
勝手なことばかり言うな！　こうなれば根比べだ。私は意地になって、全速力で走り始めた。とにかく、この道を真っ直ぐ行けばオリジン弁当が見えてくるはずだ。足がもつれ、転びそうになっても前へ進み続ける。
寿司の声は止まない。ぐわんぐわんと揺れる頭の中で、祈るように、白身フライのサクサクとした衣とタルタルソースを想い続けた。

満腹になると気分が良い。
本当はもっと食べられたけど、今回は八皿で我慢しておいた。この店は一皿が一二五円からなので、安い皿が八枚だと会計が千円になってキリが良いのだ。あと二皿食べてビッくらポンを二回やっても良かったけど、一度当たれば充分か。
コートのポケットの中で当たりのカプセルを転がしながら、私はほくほくとした気持ちで店を後にした。
寿司って、最高！

February 18, 2024 at 2:01 PM

MUGI

@gimujinsei.bsky.social

1月24日（木）
エポスカードが止められてたようなのでセキュリティの部署に電話したら不正利用されそうになったからカード止めたとのこと。ヨーロッパ旅行で番号盗まれたのでは？と。吉祥寺の丸井に再発行しにいく。時間が合いそうだったので丸井の前にカウリスマキの新作を観る。シンプルだしトレンドを追わない感じ、めっちゃ良かった。丸井でカード再発行。現状の年収と職業を聞かれフリー〇〇で〇〇円とつい言ってしまったけど去年は学生だったしほんとはほとんどゼロに近いのですよね（貯金切り崩したまにバイト）……まあ堂々としてればいいのにね。。やっぱ会社やめないほうがよかったかなあとか何千回も繰り返した思考へ……😭

January 26, 2024 at 8:30 AM

ウリシカ

@usui04430.bsky.social

そうそう！私らもこれをよく見てるよ〜。
そうなんだよね、千葉県だとプレートかなぁとか、この辺なら断層かなぁとか色々わかるからね。ある程度わかってたら予測もしやすい＝対策しやすいってもんで。

何回か言ってるけど、超巨大地震が来ないために小出しに地震が来ると超巨大地震は来なくなると思いがちだけど、東日本大震災やら阪神淡路大震災クラスが何百〜千回か来ないとだめなので、現実的ではないよね。

あ。触ってきたよ化石。
(夫の手です)

July 19, 2024 at 3:07 AM

真中年

@hage-macyuunen.bsky.social

あとはなんだ、ごまおつ運営、俺を意識してんのかしらんが、ドキドキバレンタイントークとかいうの反応しないところが面白いな。去年のクリスマスツリーのもそうだったが、特定ユーザー無視するならそんなのやるなよ。なぁ、千一君。嫌なら俺を粛清したらどうだ？何回も言わせんな。

February 28, 2024 at 2:47 PM

森川成美

@saffibarinkay.bsky.social

八月の末から、頼まれたものやら、自分とこのものやら、合評会が四回あって（平均千枚ぐらい読む）その間自分の原稿一八〇枚書いたんだけど、がんばったって言ってもいいかなあ……。これしかしボツになったら、何もやってないと同じだけどさ（笑）。いつだってそうなんだよね。

November 4, 2024 at 1:05 PM

るなさん

@runarissa.bsky.social

やっぱこれ何千回も言いますけどチェロむちゃくちゃ最高じゃないですか？音色も音も、あとそもそもチェロが担当する裏メロが本当に最高な場合が多いですよね？？？？そうなんですよね、中低音、むちゃくちゃにフレーズが良すぎることが多い

December 20, 2024 at 12:22 PM

とうこ

@mntouko.bsky.social

(2/3)

手塚は、答えを口にする間際に、突如として口ごもる。頬を赤らめる。こんな手塚ははじめてである。むしろ大石の方が動揺してしまった。思わず目を見開く。一時たりとも、友人から目を離すべきではない、もしや今がその発作が起こっているのかもしれない。
「……大丈夫かい？」
「……わからない、が」
「言えないなら、無理して言わなくても」
「いや、言う」
　滲むように目尻を朱に染めつつも手塚はもじ、と両手で湯呑を握っている。そんなに自身が頼りなくなる程の不安定さを彼は覚えているのか。友人として支える為に、聞き逃すまいと気を張る。
　が、手塚の言葉を聞いた瞬間、脱力に脱力の連鎖だった。思わず椅子から転げ落ちなかっただけ褒めてほしいし、不二の気持ちが痛いほどにわかった。ただし自分が痛めるのは胃だ。ちらりと座敷を見れば、菊丸も、というか部員殆どが撃沈している。そりゃそうだ。まさか、こんなところで鬼部長の「弱い」ところを、「憑りついた正体」を知ることになるだなんて、誰も、一ミリも思っていなかったのだ。まったく、最高の、とんだゴールデンウィークだ。
　
　あーもう！「取り憑かれた」だなんて、言いがかりにも程があるではないか！
　
　
　
　
　◆
　
「どうやら、呪われているようなんです。生き霊に」
「お前、恨みはあらゆるところで買ってそうだもんなぁ」

ちょっと、とじとりと睨まれたのは受け流し、丸井はガムシロップをきっちりふたつ溶かし込んだアイスティーを啜る。カラン、と涼しげに鳴った氷は、ゴールデンウィーク最高気温を記録するだろう今日の午後にはちょうどいい涼しさを演出している。ガラスと氷が鳴る音は、どこか風鈴をイメージさせるので、大変好ましい。
「……お、茶柱」
「茶柱がアイス抹茶ラテで……？　白石くん、幻覚では？　大石くんの病院紹介しましょうか？」
「いや、謙也を当たるからええで。しかし、その角度からのツッコミか…いやボケか……？」
　大阪からゴールデンウィークを利用して上京してきた白石は、碁会所か公園にでも行ったんやろ、と同行していたはずの千歳の姿が見えなくなったため木手にコンタクトを取ったらしい。その芋づる式で釣られた丸井も、悪いが一カ月ぶりの休日を取らせてもらったのでタイミングはよかったといえばよかった。今頃店では子どもの日スイーツのあれやこれやでてんやわんやであろうが、まあどうにかなるだろう。
　と、他人事に思いつつ、甘い甘いアイスティーを舌で転がす。甘さが直に下に溶け込んでくる。木手が最近見つけたというこの喫茶店は、どうやらパンが売りらしい。入店直後にレジ横で販売もしていたので、帰りにいくつか買って帰るのもありだろう。白木の丸テーブル、白のパラソル、の影にいい歳した男が三人。テーブルの上には色とりどりのケーキ。その殆どすべては丸井の腹に納まる。
「それで、千歳がどこにいるか連絡ついた？」
「……ああ、珍しくメール返ってきてな。碁会所やのうて、浅草の寄席の休憩中らしいわ」
　先ほど小型連絡機器の画面をいじっていたので尋ねれば、案の定だったらしい。
「でも、碁会所で会ったおっちゃんに誘われていった

らしいからやっぱ経由はしとったみたいやな」
　おもしろげに話す白石は、す、とタップして画面を暗くした。そのままするりと椅子にかけていたジャケットのポケットへと滑らす。木手が「自由ですねえ」と感心したような、呆れたような声でアイスコーヒーを口に含む。もちろん、ミルクもガムシロップも無い、真っ黒の液体である。
「アイツなあ、昔っからそうやねん」
「いえ、それを受け入れる君もですよ」
　自由を受け入れるなんて、愛していなくちゃ無理でしょう。そうしれっと、世間体を重んじ慎み深いと言われる日本人とは思えないことを、揄うわけでもなくしれっというあたり、こいつもだいぶ仕事に毒されている、と思うが丸井は口を噤んだ。仕事人間、のあたり人のことを言えない。
「……まあ話戻すぜ、」
「千歳の碁？」
「懐かしい語感だな。いや話戻ってねーしそうじゃねーよ。……白石ボケんな、話進まないだろぃ」
「スマンスマン、ほんで？」
「甲斐からわけわかんねーメールきてはいたんだけど、そのことだろ？　キテレツ」
　丸井がレアチーズケーキタルトにフォーク差し込みながら木手に同意を求めるべく視線を向ければ、それを受け止めた上でしれっと木手は返してくる。足も腕も組んでいる。偉そうだ。何様だ。殺し屋様だ。
「甲斐くんなんていつでもわけわかんねーですよ」
　殺し屋様は幼馴染と、もうひとりにはだいぶと冷たい。心を許した相手には基本的には慈しみを持って接する男であるが、故にドライに接する相手も存在するのである。その根底には深い愛が流れているのがきっと幼馴染にはわかっているのだろうが、もうひとりははたしてどうだろうか。
　丸井と白石はどちらかと言えば前者で、それはお互

い様なので、こうして急な呼びかけにも応じるのである。普段であれば不二（※ただし国内に限る）も参戦するのだが、あいにく今日は青学テニス部第ｘ回同窓会と重なってしまったらしい。残念だ。おもしろい話になりそうなのに。
「さっきお前も言ってたけど、呪われてるって」
「え、何なん、ボケちゃうかったんか。それマジなん？」
　基本的に、絆されることが多い男である。なので、心配そうな面持ちの丸井と白石に追撃されてしまえば、選択肢など無いに等しいのだ。居丈高だったが、気まずそうに視線をさまよわせたのち、諦めか腹を括ったのか、大きく息を漏らした。
　木手が頼んだガトーショコラはすでに丸井がひとくちもらっているので、鋭角が欠けたケーキに木手がフォークを立てるように突き刺す。ゆっくりと、ぶすり、と効果音がしそうな立て方だった。息の根を止めるかのような、物騒な。だから殺し屋に刃物を持たせるなとあれほど、と丸井と白石が視線だけを通わせていれば、ぽつり、と木手は低く、おどろどろしい声を絞り出す。
　当初の冗談めいた、日常会話の延長のような雰囲気とは一変した、不穏な空気を辺り一帯に孕ませながらの、
「……呪われてるんですよ……生き霊に……」
　は、「まあ、そんなこともあるでしょうね、何か人様に悪い事したら」と言いたくなる程のものであった。
　思わず黙り込んだ白石と丸井のおかげで、通夜だか葬式だか殺害現場（実行済み）の様相を晒す、赤レンガの床、白木のテーブルに白のパステル、午後の陽射しが穏やかに爽やかな風を吹かすゴールデンウィークのとあるカフェの一角である。なんとかこのどんよりとした空気を一蹴しようと、さすが白石、口火を切った。

February 12, 2024 at 1:52 AM

ゆんゆ🌸1編20平井一星

@yu-kikaku.bsky.social

やったー！！お菓子くれる先輩大好き(ちょろ)
何回かお菓子与えてたら、顔見ただけで近付いてきて「今日のお菓子なにっか〜？」って言ってきますよ！生意気！！たまにちょっと高くて美味しいお菓子(マカロンとかなんかそういうの)手に入れたら逢千先輩に「俺スナック菓子とか飴とかクッキーとかフツーのが好きなんすよね〜。こういうなんか高そうな味?興味なくて。女の人ってこういうの好きっしょ？先輩のお菓子と交換して〜」って持ってきます🍪

機会があったら是非頼ってほしいです😭何で頼っても別にいつものお菓子のお礼じゃん？ってヘラヘラしてるので！！！！！

August 18, 2025 at 2:51 AM

駒子🐦️🔥

@goma-o.bsky.social

今日は勾玉の日ですってマイデイズが言うから勾玉の日って何だよ…て調べたら9と6の形からそうなってるらしくて6月9日も勾玉の日らしくて年に2回あるんだって。意味わからん。千年ダーリンの日にして2回祝うか。今日は千年ダーリンの日よ🦾🌹

September 6, 2025 at 1:09 PM

ログボ👶

@hmr813.bsky.social

ｲってお口ﾁｲﾁｬｲからｽのｽ咥えてたらお口いっぱいになっちゃうしすぐ顎つかれちゃいそうだねってこれ既に何千万回も言われとるやつやろ👶

January 3, 2025 at 9:09 AM

shuek.co

@shuebk.bsky.social

ほんま〜やた〜お喜びいただけて嬉しいです😆
確かにひとりで何千回も見た景色とその横にある変化ってもえる！！幸せならよかったよ😢ビジャウルさん、誰にも言ってないけど心が休まる場所とかもありそ〜と今思いました　そこに案内されたら光栄です
二人とも　景色を　見ろ。るつギャ！って目逸らしても顎掴まれてそう

May 6, 2024 at 4:36 AM

れーてん

@laten-cy.bsky.social

ミッドナイトクロウの回で、黒羽が未亡人である千影さんに「浮気すんなよ」て言ってたのが印象的すぎて、あ、コイツもう何がなんでも絶対に浮気しない男だ、と思わせられたよね……青子ちゃんに別れよう、て言われても(言われないけど)一生青子ちゃんのことを想って誰とも付き合わなさそう……ヤバい……きも…すみません、最高です

December 26, 2024 at 12:10 PM

真朱(まそほ)

@masoho11.bsky.social

全てが終わった後の平和な世界軸、☀から分裂した🌗と🍷♀から分裂した子供体型でこれまでのループ記憶持ちな0回目の🍷♀の、ファイモス♀×2な話
1/3

「……ファイノン、お前は何回目の輪廻の存在だ？」
「……最初の輪廻だ」
　低く掠れ切った抑揚の無い声が紡いだ言葉に、ファイノンは緊張した。
「そうか……俺の全てを捧げた男なのだな、お前は」
　子供のモーディスはそう言ってもう一人のファイノンに抱き付き、もう一人のファイノンはその小さな体を躊躇いながらも両手で抱き締める。
「俺は、永劫回帰が始まる前の最初のモーディスであり、メデイモス……お前が村人を埋葬した時に共に埋め捨てた名を教えた者で、お前にこの身も心も捧げた女だ」
「……メデイモス」
　もう一人のファイノンに抱き締められながら子供のモーディスは彼の後頭部に腕を回して髪を撫で掻き回し、その光景を見つめるしか出来ないファイノンとモーディスは、取り敢えずどうなっているのかを聞き出す為に居住まいを正して、ベッドの上に正座した。

「……つまり、何故だか僕達から分裂しただけで、それは君達の意思では無い、という事か」
　話し合いの結果、もう一人のファイノンと子供のモーディスは、気が付いたら存在していたという事が分かったが、どうやって分裂したかは分かっていない。
「もう一人の僕もメデイモスもオンパロスの現状を知っているから、日常生活は大丈夫だと思うけど……」
「天外の天才達に、調べて貰った方がいいだろう。　明日にでも話をする」
　話をする為に用意した茶を飲みながら出した結論に、もう一人のファイノンと子供のモーディスは何も言わず頷いた。
「……お前達を、何と呼べばいいか」
「カスライナでいい」

茶を飲んでも掠れた声のままでもう一人のファイノン……カスライナは言い、子供のモーディスは小さく息を吐く。
「俺は……何でもいい。　モーディスでメデイモスは、そこに本人が居るからな」
　子供のモーディスはそう言って、膝の上に自分を乗せ座らせているカスライナを見上げ微笑んだ。
「カスライナ、お前はもう火種を集め自身を犠牲にしなくていいんだ。　これからどうしたい？」
「……君と、共に生きたい」
　右手で子供のモーディスの頬を撫でカスライナは小さな額に口付けると、彼女を抱き上げ立ち上がりバルコニーへと向かう。
「ま、待て、何処に行くつもりだ…っ！」
「……バルコニーに居る、出ていく事は無い」
　バルコニーに出て窓を閉め、リクライニングチェアに子供のモーディスを座らせたカスライナは、白い外套を脱ぎ始めた。
　そしてまた子供のモーディスを抱き上げてリクライニングチェアに横たわり、己の上に彼女を寝かせて白い外套を被せる。
「……遠征の時、こうして寝たな」
「ああ……君の肌が傷付かないよう、布団代わりになった」
　微かに聞こえて来る懐かしむような二人の会話に、ファイノンとモーディスは顔を見合せてから苦笑してベッドに横たわり、互いに抱き締め合った。
「……ファイノン、俺がお前とこうした関係になったのはあるか？」
「無いよ……最初と今だけだ」
「そうか」
「うん。　でも、僕は君を好きになった……それは三千万回以上、いつもだ」
　そう言ってファイノンはモーディスを強く抱き締め、

逞しい胸板に顔を押し付けながらモーディスは自分もファイノンを好きになり、思いを告げる事は無く彼に殺されたりフレイムスティーラーとなった彼に殺されていたのだろうと思う。
「ファイノン……三千万回以上の輪廻で、お前を好きにならなかった俺はいないと思う」
「メデイモス……嬉しいよ」
　輪廻の記憶はモーディスは持っていない……だからこそ完全な想像でしかないが、自分がこうしてファイノンに惹かれ恋心を抱いたように、三千万回以上の輪廻で「モーディス」は必ずファイノンに惹かれ恋心を抱いただろう、と思ったのだ。
「……初めての性交は、また今度だね」
「もう一人の俺達の事が一段落してからだな」
　足を絡め合い、ファイノンとモーディスは目蓋を閉じて眠りに就いた。
　バルコニーのカスライナと子供のモーディスも暫く小声で話していたが、永夜ではない本当の夜空を見上げて無言になり……そしていつの間にか眠っていた。

　ファイノンとモーディスから分裂したカスライナと子供のモーディスは、アナイクスが調べてもオンパロスの問題に尽力してくれた天才クラブの面々が調べても、何も分からないままであった。
　天才達が出した結論は、分裂した二人はずっとこのままである、ということ。
　分裂した方のカスライナと子供のモーディスの存在が安定して個として存在している為、元に戻す手段は現状何も無いのだと言われファイノンとモーディスは「やっぱり」と、心のどこかで思っていた事が確定した事で慌てる事はせず、冷静に二人の居住場所などを考え始めた。

July 31, 2025 at 6:33 PM

おひよ

@ohiyo33.bsky.social

映画館の上映前広告は飲食物を購入するカウンターが長蛇の列になっていて遅れそうでオワッタ……ってなった時に何度も救ってくれた神システムなので崇めています。ギリギリ行動をするなと言われたらその通りでありますが、これまでの人生で何千回も後悔しながら直せていない生き方でありますので……。

April 10, 2025 at 2:48 AM

れお

@silentseanight.bsky.social

「儂にも一本おくれ」
父が言うので無言で手にしていた煙草の箱を向けた。父が取った一本の先に火をつける。父子で同じ匂いの煙を燻らせる。
「線香よりこちらが馴染むのぅ」
ふふ、と笑う父に、そうですねと返す。もう何百回何千回と繰り返したやりとり。
古びた墓石の名はまだかろうじて読めている。

目玉の父と鬼。お墓参り。線香の代わりに好きだった銘柄の煙草をあなたに。
いつも煙草の香りが漂うお墓。

August 1, 2024 at 3:49 AM