2024年展覧会ベスト10
https://bsky.app/profile/conrrrrad.bsky.social/post/3lelalrjvk22f
2024年映画ベスト10
https://bsky.app/profile/conrrrrad.bsky.social/post/3lejrrozfis2r
『教皇選挙』のエドワード・ベルガー監督の新作。日本では配信のみ。マカオのカジノを舞台にギャンブルと酒に溺れた男の顛末を描く。主演のコリン・ファレルの憔悴しきった表情をただ見せつけられるだけの映画という感じで、半分近くなってもたいした展開がない。彼は借金から逃げてマカオに流れてきたという設定で、後半になると借金取りの女性(ティルダ様!)と彼を助ける謎の中国人女性が登場するのだが、これもいまひとつ盛り上がらない。ギャンブルのスリルや追われる緊張感がないのが致命的。これが『教皇選挙』と同じ監督の作品なのかと驚くばかり。エンドロールにおまけ映像あり。
『教皇選挙』のエドワード・ベルガー監督の新作。日本では配信のみ。マカオのカジノを舞台にギャンブルと酒に溺れた男の顛末を描く。主演のコリン・ファレルの憔悴しきった表情をただ見せつけられるだけの映画という感じで、半分近くなってもたいした展開がない。彼は借金から逃げてマカオに流れてきたという設定で、後半になると借金取りの女性(ティルダ様!)と彼を助ける謎の中国人女性が登場するのだが、これもいまひとつ盛り上がらない。ギャンブルのスリルや追われる緊張感がないのが致命的。これが『教皇選挙』と同じ監督の作品なのかと驚くばかり。エンドロールにおまけ映像あり。
ノア・バームバックの期待の監督・脚本作品。ハリウッドのスター俳優が功労賞の授賞式に向かう旅路が過去を振り返る旅になるという、いかにも映画的なストーリー。ジェイ・ケリーの光と影が描かれるに連れ、彼の成功が家族や周りのスタッフの犠牲の上に成り立っていることが分かる。ケリーの甘く苦い記憶は感傷的で、そのどこか哀愁を帯びたムードが映画のトーンにもなっている。スター俳優役のジョージ・クルーニーはケイリー・グラントを彷彿とされるような往年のスター感があって良いのが、多くの人を傷つけてしまった過去も結局は美談のようにまとまっていく流れに少し違和感を感じなくもない。
ノア・バームバックの期待の監督・脚本作品。ハリウッドのスター俳優が功労賞の授賞式に向かう旅路が過去を振り返る旅になるという、いかにも映画的なストーリー。ジェイ・ケリーの光と影が描かれるに連れ、彼の成功が家族や周りのスタッフの犠牲の上に成り立っていることが分かる。ケリーの甘く苦い記憶は感傷的で、そのどこか哀愁を帯びたムードが映画のトーンにもなっている。スター俳優役のジョージ・クルーニーはケイリー・グラントを彷彿とされるような往年のスター感があって良いのが、多くの人を傷つけてしまった過去も結局は美談のようにまとまっていく流れに少し違和感を感じなくもない。
モネ『睡蓮』通年公開
長谷川等伯『松林図屏風』4週間/年
海外における展示物の通年公開の事例
『モナリザ』
『ロゼッタストーン』
モネ『睡蓮』通年公開
長谷川等伯『松林図屏風』4週間/年
海外における展示物の通年公開の事例
『モナリザ』
『ロゼッタストーン』
www.nikkei.com/article/DGXZQO...
スミソニアン博物館国立アジア美術館は、葛飾北斎の「雷神図」や俵屋宗達の「松島図屛風」などを収蔵。
三菱商事の協賛金は日本美術コレクションの拡充、学術交流の促進などに充てられます。
#ニュース
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スミソニアン博物館国立アジア美術館は、葛飾北斎の「雷神図」や俵屋宗達の「松島図屛風」などを収蔵。
三菱商事の協賛金は日本美術コレクションの拡充、学術交流の促進などに充てられます。
#ニュース
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ネットフリックスはワーナーの映画などを制作するスタジオ事業とケーブルテレビ放送局「HBO」、動画配信「HBOマックス」の事業を買収。報道のCNNは含みません。
#ニュース
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ネットフリックスはワーナーの映画などを制作するスタジオ事業とケーブルテレビ放送局「HBO」、動画配信「HBOマックス」の事業を買収。報道のCNNは含みません。
#ニュース
同じクラスの子どもたち17人が深夜の同時刻に失踪するという現代版ハーメルンの笛吹き。6人の登場人物が事件にどう巻き込まれていったのかを視点を変えて積み重ねていくことで徐々に事件の真相が明らかになっていく構成が見事。序盤は重いといってもあまり恐怖感はないし、ミステリー的な要素もあって、これはリンチ的な展開か?キング的な流れか?まさかのシャマラン?と思ったら、途中から予期せぬ方向に話が進む。最後は爆笑もの。個人的にはもっとオカルトホラー色を強めて欲しかった。面白かったけど。
ちなみにワーナーブラザースジャパン最後の洋画の劇場配給作品だそうです。
同じクラスの子どもたち17人が深夜の同時刻に失踪するという現代版ハーメルンの笛吹き。6人の登場人物が事件にどう巻き込まれていったのかを視点を変えて積み重ねていくことで徐々に事件の真相が明らかになっていく構成が見事。序盤は重いといってもあまり恐怖感はないし、ミステリー的な要素もあって、これはリンチ的な展開か?キング的な流れか?まさかのシャマラン?と思ったら、途中から予期せぬ方向に話が進む。最後は爆笑もの。個人的にはもっとオカルトホラー色を強めて欲しかった。面白かったけど。
ちなみにワーナーブラザースジャパン最後の洋画の劇場配給作品だそうです。
日本での公開は珍しいアイルランドのホラー映画。惨殺された双子の姉の死の真相を盲目の妹が探るというゴシックホラー。
物静かな古い屋敷、怪しげな精神病院、いわくつきの呪物を集めた骨董店、盲目の霊媒師。設定がみんな不気味だし、扉の覗き窓やタイムラプス設定のカメラ、義眼、呼び鈴といった小道具がどれも意味ありげで使い方が実に巧い。極めつけは謎の木像。あんなの暗いところで見たらビビる。100分でまとめた手堅いストーリーテリング、心霊物のような禍々しい雰囲気。派手さはないけれど、じわじわくる恐ろしさがあります。古典的かつ正当なオカルトホラーといった趣きがとても良い。
日本での公開は珍しいアイルランドのホラー映画。惨殺された双子の姉の死の真相を盲目の妹が探るというゴシックホラー。
物静かな古い屋敷、怪しげな精神病院、いわくつきの呪物を集めた骨董店、盲目の霊媒師。設定がみんな不気味だし、扉の覗き窓やタイムラプス設定のカメラ、義眼、呼び鈴といった小道具がどれも意味ありげで使い方が実に巧い。極めつけは謎の木像。あんなの暗いところで見たらビビる。100分でまとめた手堅いストーリーテリング、心霊物のような禍々しい雰囲気。派手さはないけれど、じわじわくる恐ろしさがあります。古典的かつ正当なオカルトホラーといった趣きがとても良い。
ルカ・グァダニーノ監督の新作。日本は配信のみ。名門大学の教授アルマの同僚ハンクが学生から性暴力で告発される話を軸に、アルマとハンク、アルマと学生の関係を通して、立場や世代、人種、ジェンダーの違いからくる問題を、様々な考えや視点を絡ませながら描く。MeToo以後の屈折した感情やキャンセルカルチャーの行き過ぎた考えといったものが根底にあって、何が真実なのかということだけでなく、それにどう対処するのかという、その判断やコミュニケーションの難しさを痛感する作品でした。ただ理性や倫理的観点で判断するならともなく、個人的な感情や過去の出来事が重なったら尚更。
ルカ・グァダニーノ監督の新作。日本は配信のみ。名門大学の教授アルマの同僚ハンクが学生から性暴力で告発される話を軸に、アルマとハンク、アルマと学生の関係を通して、立場や世代、人種、ジェンダーの違いからくる問題を、様々な考えや視点を絡ませながら描く。MeToo以後の屈折した感情やキャンセルカルチャーの行き過ぎた考えといったものが根底にあって、何が真実なのかということだけでなく、それにどう対処するのかという、その判断やコミュニケーションの難しさを痛感する作品でした。ただ理性や倫理的観点で判断するならともなく、個人的な感情や過去の出来事が重なったら尚更。
フォンダシオン ルイ・ヴィトン所蔵のウォーホル作品展。初期のドローイングから晩年の「The Shadow」、ユダヤ人の偉人10人のシルクスクリーン作品、そしてセルフポートレートまで、少ない点数ながらも充実。特にウォーホルのポラロイドのセルフポートレートはカツラや化粧、女装と、手を替え品を替えいろいろ試していて面白い。ウォーホルのドローイングはあまり観る機会はないが、ボールペンでさらりと描いた細い線が人物の雰囲気を巧く捉えていてとても良い。QRコードで解説を読めるが、あとで見返すことができなくて残念。
フォンダシオン ルイ・ヴィトン所蔵のウォーホル作品展。初期のドローイングから晩年の「The Shadow」、ユダヤ人の偉人10人のシルクスクリーン作品、そしてセルフポートレートまで、少ない点数ながらも充実。特にウォーホルのポラロイドのセルフポートレートはカツラや化粧、女装と、手を替え品を替えいろいろ試していて面白い。ウォーホルのドローイングはあまり観る機会はないが、ボールペンでさらりと描いた細い線が人物の雰囲気を巧く捉えていてとても良い。QRコードで解説を読めるが、あとで見返すことができなくて残念。
昨年101歳で亡くなった柚木沙弥郎の回顧展。初期から最晩年まで 75年の活動を辿ります。型染の染色家としての活動を振り返るのはもちろん、柳宗悦や芹沢銈介との出会い、挿絵やコラージュ作品、国内外の旅の思い出や人々との交流、創作ノートなどいろいろ興味深い。
ギャラリーの高い天井から吊り下げられた色彩豊かな型染の生地がとても美しく見惚れてしまいます。ケース展示ではないので空調や人の流れで微妙に生地が揺れる様も心地良い。1周目は解説を読みながらじっくりと、2周目は散策するような気分で回ってみました。お客さんの層は幅広く、若い人も目立つ。
昨年101歳で亡くなった柚木沙弥郎の回顧展。初期から最晩年まで 75年の活動を辿ります。型染の染色家としての活動を振り返るのはもちろん、柳宗悦や芹沢銈介との出会い、挿絵やコラージュ作品、国内外の旅の思い出や人々との交流、創作ノートなどいろいろ興味深い。
ギャラリーの高い天井から吊り下げられた色彩豊かな型染の生地がとても美しく見惚れてしまいます。ケース展示ではないので空調や人の流れで微妙に生地が揺れる様も心地良い。1周目は解説を読みながらじっくりと、2周目は散策するような気分で回ってみました。お客さんの層は幅広く、若い人も目立つ。
www.pen-online.jp/article/0201...
公開になりました。地震の被災地において能登の黒瓦のレスキューを進めながら、建物への再利用などを通して瓦の文化を受け継ごうとする「瓦バンクプロジェクト」の取り組み。珠洲市のあみだ湯では瓦をテーマとした展覧会「アウトサイド」も12月16日まで開催中です。同展には能登と関わってきた6名の作家が出品。記事では展示を企画された石川嵩紘さん、また瓦バンクのメンバーでアーティストとしても活動する森山晴恵さんにもコメントを寄せていただきました。
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公開になりました。地震の被災地において能登の黒瓦のレスキューを進めながら、建物への再利用などを通して瓦の文化を受け継ごうとする「瓦バンクプロジェクト」の取り組み。珠洲市のあみだ湯では瓦をテーマとした展覧会「アウトサイド」も12月16日まで開催中です。同展には能登と関わってきた6名の作家が出品。記事では展示を企画された石川嵩紘さん、また瓦バンクのメンバーでアーティストとしても活動する森山晴恵さんにもコメントを寄せていただきました。
旧館は近代数寄者の最後世代という畠山一清の茶道具コレクション。初めて観たときその大胆な造形に衝撃を受けた古田織部旧蔵の割高台茶碗が出ていて、また見惚れてしまった。
新館は現代の数寄者・杉本博司の作品とコレクション。お得意の掛軸と古美術の取合わせだが、やはりこの人の美意識というか数寄者らしいセンスが凄すぎて、いちいち感心してしまう。百鬼夜行図とそこに描かれた目のある高杯を臨御台と義眼で再現したり、もう何なんだこの人はという感じ(褒めてます)。十一面観音像と来迎図の取合わせや、須田悦弘の木彫の草木を生けた取合わせも良かった。
旧館は近代数寄者の最後世代という畠山一清の茶道具コレクション。初めて観たときその大胆な造形に衝撃を受けた古田織部旧蔵の割高台茶碗が出ていて、また見惚れてしまった。
新館は現代の数寄者・杉本博司の作品とコレクション。お得意の掛軸と古美術の取合わせだが、やはりこの人の美意識というか数寄者らしいセンスが凄すぎて、いちいち感心してしまう。百鬼夜行図とそこに描かれた目のある高杯を臨御台と義眼で再現したり、もう何なんだこの人はという感じ(褒めてます)。十一面観音像と来迎図の取合わせや、須田悦弘の木彫の草木を生けた取合わせも良かった。
生誕1200年!という在原業平の和歌を中心に恋物語を綴った『伊勢物語』にまつわる書や絵画、工芸を集めた展覧会。ほんとは現存最古の「伊勢物語絵巻」が展示される前期に行きたかったのですが、諸事情で伺えず後期に伺いました。それでも伊勢絵のコレクションで知られる和泉市久保惣記念美術館を始め、東博や逸翁美術館、出光美術館など他館所蔵の作品も多く並び大変充実。ここまで関連の作品が揃うことはそうそうないのでは。絵画化されたモチーフや構図パターンを様々な作品を通し繰り返し観ることで伊勢絵の理解も深まります。岩佐又兵衛の作品が4点も出ていたのには驚きました。
生誕1200年!という在原業平の和歌を中心に恋物語を綴った『伊勢物語』にまつわる書や絵画、工芸を集めた展覧会。ほんとは現存最古の「伊勢物語絵巻」が展示される前期に行きたかったのですが、諸事情で伺えず後期に伺いました。それでも伊勢絵のコレクションで知られる和泉市久保惣記念美術館を始め、東博や逸翁美術館、出光美術館など他館所蔵の作品も多く並び大変充実。ここまで関連の作品が揃うことはそうそうないのでは。絵画化されたモチーフや構図パターンを様々な作品を通し繰り返し観ることで伊勢絵の理解も深まります。岩佐又兵衛の作品が4点も出ていたのには驚きました。
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「ルーヴル美術館は27日、来年1月14日から、欧州連合(EU)加盟国にノルウェー、アイスランド、リヒテンシュタインを加えた欧州経済地域(EEA)以外からの訪問客の入館料を45%引き上げることを決めた。現在より10ユーロ高い32ユーロ(約5800円)
美術館は建物の老朽化や入館者の増加に伴う混雑が指摘されており、フランスのマクロン大統領は大幅な改修・拡張計画を推進。値上げで得た収益が計画の資金の一部に充てられる」
www.nikkei.com/article/DGXZ...
「ルーヴル美術館は27日、来年1月14日から、欧州連合(EU)加盟国にノルウェー、アイスランド、リヒテンシュタインを加えた欧州経済地域(EEA)以外からの訪問客の入館料を45%引き上げることを決めた。現在より10ユーロ高い32ユーロ(約5800円)
美術館は建物の老朽化や入館者の増加に伴う混雑が指摘されており、フランスのマクロン大統領は大幅な改修・拡張計画を推進。値上げで得た収益が計画の資金の一部に充てられる」
bijutsutecho.com/magazine/new...
「香港出身のコレクター/アートパトロン、パトリック・サンが設立したサンプライド財団による国際的なクィア・アート展シリーズ『Spectrosynthesis』が、2027年2月6日〜5月16日の会期で東京都現代美術館にて開催される。
『Spectrosynthesis』シリーズは、アジアにおけるクィア・アートの歴史と現在を可視化し、多様性および平等の推進を目的とした国際プロジェクトとして高い評価を得てきた」
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「香港出身のコレクター/アートパトロン、パトリック・サンが設立したサンプライド財団による国際的なクィア・アート展シリーズ『Spectrosynthesis』が、2027年2月6日〜5月16日の会期で東京都現代美術館にて開催される。
『Spectrosynthesis』シリーズは、アジアにおけるクィア・アートの歴史と現在を可視化し、多様性および平等の推進を目的とした国際プロジェクトとして高い評価を得てきた」
ホン・サンス監督とイザベル・ユペールの3度目のコンビ作。韓国を訪れたフランス人女性がフランス語を教えながら、年下の青年の家で暮らすという話だが、生徒とのぎこちないコミュニケーション、風変わりなフランス語学習メソッド、“友人”という青年との曖昧な関係、不思議ちゃん的なイリスの謎に満ちた過去と日常、どれも絶妙でクスッと笑えるものがある。これをコメディというかは迷うところがあるが、ユーモラスでちょっとシュールで、軽い浮遊感が心地良い。後半、息子が親子ほど離れた女性と暮らすことを知った母親の怒りが一気に現実に引き戻す。そしてラストの余韻。ユペール様の自然体の演技がとても良い。
ホン・サンス監督とイザベル・ユペールの3度目のコンビ作。韓国を訪れたフランス人女性がフランス語を教えながら、年下の青年の家で暮らすという話だが、生徒とのぎこちないコミュニケーション、風変わりなフランス語学習メソッド、“友人”という青年との曖昧な関係、不思議ちゃん的なイリスの謎に満ちた過去と日常、どれも絶妙でクスッと笑えるものがある。これをコメディというかは迷うところがあるが、ユーモラスでちょっとシュールで、軽い浮遊感が心地良い。後半、息子が親子ほど離れた女性と暮らすことを知った母親の怒りが一気に現実に引き戻す。そしてラストの余韻。ユペール様の自然体の演技がとても良い。
セレブばかりの豪華ヨットに招待されたジャーナリストが消えた女性の謎を追う客船版バルカン超特急のような密室サスペンス。富豪役のガイ・ピアースが最初から胡散臭くて、途中でだいたい結末も見えてしまうのだが、90分という短さと、起承転結がはっきりした展開で最後まで一気に観られる。
ジャーナリスト役のキーラ・ナイトレイはセレブの集まりの中で場違い感と敵対心みたいなものがあったり、元彼が偶然ゲストの中にいたりして、戸惑ったり悩んだり怒ったりと始終緊張した演技が続くが、彼女だからこのサスペンスも成り立ったと思う。最後はかなり強引にまとめた感じになったのが残念。
セレブばかりの豪華ヨットに招待されたジャーナリストが消えた女性の謎を追う客船版バルカン超特急のような密室サスペンス。富豪役のガイ・ピアースが最初から胡散臭くて、途中でだいたい結末も見えてしまうのだが、90分という短さと、起承転結がはっきりした展開で最後まで一気に観られる。
ジャーナリスト役のキーラ・ナイトレイはセレブの集まりの中で場違い感と敵対心みたいなものがあったり、元彼が偶然ゲストの中にいたりして、戸惑ったり悩んだり怒ったりと始終緊張した演技が続くが、彼女だからこのサスペンスも成り立ったと思う。最後はかなり強引にまとめた感じになったのが残念。
正体不明の大陸間弾道ミサイルが米国本土に着弾するまでの18分間。ミサイルを巡る軍や政府の対応を3つの視点で描くドキュメンタリータッチの政治スリラー。楽観的だった軍も迎撃ミサイルが失敗すると一気に緊張感が高まる。混乱する政府、私情を優先する国防長官、判断に揺れる大統領。米国の政府中枢は右往左往するだけで成す術もなく崩壊していく。いざという時に機能しない危機管理の脆さは戦慄を覚えるほどで、妙にリアルなのがまた恐ろしい。
骨太な演出はさすがキャスリン・ビグロー。特に最初のパートの緊迫感が凄い。大佐役のレベッカ・ファーガソンが素晴らしかった。
正体不明の大陸間弾道ミサイルが米国本土に着弾するまでの18分間。ミサイルを巡る軍や政府の対応を3つの視点で描くドキュメンタリータッチの政治スリラー。楽観的だった軍も迎撃ミサイルが失敗すると一気に緊張感が高まる。混乱する政府、私情を優先する国防長官、判断に揺れる大統領。米国の政府中枢は右往左往するだけで成す術もなく崩壊していく。いざという時に機能しない危機管理の脆さは戦慄を覚えるほどで、妙にリアルなのがまた恐ろしい。
骨太な演出はさすがキャスリン・ビグロー。特に最初のパートの緊迫感が凄い。大佐役のレベッカ・ファーガソンが素晴らしかった。
デルトロの美学が詰め込まれた美しくも哀しいホラーファンタジー。博士の語りと怪物の語りの羅生門スタイルの二部構成にしたことで二人の関係を掘り下げられ、物語がより壮大さと深みを増している。怪物の造形は圧巻で、ジェイコブ・エルロディの演技が怪物の暴力性と醜さとは裏腹な優しさと繊細さを際立たせています。人間を理解することで自分が異形の存在であることも理解する怪物の悲しみが胸を打つ。こだわり抜いた美術と造形、ゴシックな世界観もまた素晴らしい。
「花嫁」役のミア・ゴスは理想的な配役だが、二人の関係をもっと官能的に描いてほしかったとも思う。
デルトロの美学が詰め込まれた美しくも哀しいホラーファンタジー。博士の語りと怪物の語りの羅生門スタイルの二部構成にしたことで二人の関係を掘り下げられ、物語がより壮大さと深みを増している。怪物の造形は圧巻で、ジェイコブ・エルロディの演技が怪物の暴力性と醜さとは裏腹な優しさと繊細さを際立たせています。人間を理解することで自分が異形の存在であることも理解する怪物の悲しみが胸を打つ。こだわり抜いた美術と造形、ゴシックな世界観もまた素晴らしい。
「花嫁」役のミア・ゴスは理想的な配役だが、二人の関係をもっと官能的に描いてほしかったとも思う。
www.nikkei.com/article/DGXZQO...
国内興行収入が11月24日時点で173.7億円になったと東宝が発表しました。
2003年公開の「踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!」(興収173.5億円)を超え、22年ぶりに実写邦画の歴代首位が入れ替わりました。
主演の吉沢亮さんや横浜流星さんらの熱演がSNSの口コミで広がり、8月に興収100億円を突破。その後もロングラン上映を続けていました。
#ニュース
www.nikkei.com/article/DGXZQO...
国内興行収入が11月24日時点で173.7億円になったと東宝が発表しました。
2003年公開の「踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!」(興収173.5億円)を超え、22年ぶりに実写邦画の歴代首位が入れ替わりました。
主演の吉沢亮さんや横浜流星さんらの熱演がSNSの口コミで広がり、8月に興収100億円を突破。その後もロングラン上映を続けていました。
#ニュース
Udo Kier, German Actor Who Appeared in ‘My Own Private Idaho,’ ‘Andy Warhol’s Frankenstein,’ Dies at 81
variety.com/2025/film/ne...
Udo Kier, German Actor Who Appeared in ‘My Own Private Idaho,’ ‘Andy Warhol’s Frankenstein,’ Dies at 81
variety.com/2025/film/ne...
中村屋にとっても音羽屋にとってもなくてはならない名脇役でした。最後に観たのは八月の『野田版研辰の討たれ』。悪党からコメディリリーフまで、ちょっとクセのある独特の味は亀蔵丈ならでは。他の役者ではなかなか出せない。残念です。ご冥福をお祈りします。
片岡亀蔵さんご逝去| 歌舞伎美人(かぶきびと) www.kabuki-bito.jp/news/9768
中村屋にとっても音羽屋にとってもなくてはならない名脇役でした。最後に観たのは八月の『野田版研辰の討たれ』。悪党からコメディリリーフまで、ちょっとクセのある独特の味は亀蔵丈ならでは。他の役者ではなかなか出せない。残念です。ご冥福をお祈りします。
片岡亀蔵さんご逝去| 歌舞伎美人(かぶきびと) www.kabuki-bito.jp/news/9768
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ふなっしーは、実は熱烈な刀剣愛好家で、今では約100振りを持っているといいます。
もともと歴史好きで、5年ほど前にオークションサイトで出合った刀を落札して沼にはまりました。
平安末期の刀のほか、日本美術刀剣保存協会お墨付きの重要刀剣も含み「目利きぶりがうかがえる」(館長)といいます。
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ふなっしーは、実は熱烈な刀剣愛好家で、今では約100振りを持っているといいます。
もともと歴史好きで、5年ほど前にオークションサイトで出合った刀を落札して沼にはまりました。
平安末期の刀のほか、日本美術刀剣保存協会お墨付きの重要刀剣も含み「目利きぶりがうかがえる」(館長)といいます。