川崎賢子
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文学、映画、演劇。批評。研究。『キネマと文人 『カリガリ博士』で読む日本近代文学』国書刊行会を上梓しました。次作『左川ちか 青空に指跡をつけて』岩波書店、2月刊行、見本が出来ました。
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無声映画鑑賞会の会報「活狂 カツキチ」に書かせていただきました。「『カリガリ博士』を待ちながら」。とても光栄に存じます。
素晴らしい本が届いた。今日はよい日。ジェームズ・R・ブランドン著、小田中章浩、岩井眞實訳『歌舞伎の戦争 十五年戦争とその影』名古屋大学出版会。小田中先生、御恵投ありがとうございます。大切に拝読いたします。
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#読了 #イラスト #ゆるいイラスト #illustration #pr 

無月物語/久生 十蘭​
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Kindle
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2025年岩波文庫フェアで手に入れたブックカバーは可愛い赤。自腹で3冊購入してゲットしました。達成感高し。
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夢野久作『怪夢』売り切れましたが、現在出版社さんに手配をお願いしておりますのでご安心ください! 近々ドーンと入荷予定です。
久生十蘭『アヴオグルの夢』も人気です!
装画を展示用にアレンジした作品も展示してまーす
#黒猫の会
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www.toeich.jp/program/1T00...

佐伯清監督『母子像』

太平洋戦争中、サイパンで生き別れた母子の悲劇

原作は海外でも高く評価された久生十蘭の『母子像』(英訳は吉田健一)
脚本は植草圭之助
これだけで見る価値有り!!

先日見た『荒い海』もそうだったが、1945年の敗戦は、「死」を良しとする(儒教をベースとした)武士→軍人支配の社会から、(パイパンになってでも)無様でも「生き抜く」個人主義・自由主義社会への転換点だったのだなと分かる

デジモン太一役の藤田淑子さんも子役として出演
東映チャンネル | 母子像 2025年9月放送!
世界短編コンクールで一等を獲得した久生十蘭の原作を映画化。戦争に翻弄された母と子の苛酷な運命を描く。太平洋戦争末期、サイパン島の洞窟で、絶望したユキ子は7歳の息子太郎に手を掛けようとしていた。その時、激しい炸裂音が二人を引き離した。米軍将校に助けられた太郎は、やがて日本に帰って来た。雑誌に掲載された写真に母の面影を見出した太郎は、横浜から東京へ母を捜し歩く。ついに再会した母は米軍相手の娼婦となって...
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国書刊行会、12ヶ月の本のシリーズは秋を迎えました。いずれも粒揃いのアンソロジー。そして美しい装丁。しあわせです。
2025年リニューアルオープンした江戸川乱歩記念大衆文化研究センターの公式図録『乱歩ラビリンス 池袋から人外境まで』が出来上がりました。9月26日から一般書店の店頭にも並ぶそうです。
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修正版を再掲載します。

【文章収集】

「私は花屋とお菓子屋の店先ではまるで反対な感覚をもちます。カーテンをあげたばかりの硝子のフレエムの中に咲くスヰートピイやカーネーシヨンやバラを見てゐると、とてもおいしさうで食べたくなるのです。お菓子屋のデコレーシヨンを見るとそれが花園の中の赤い花で黄色い花粉が散つてゐる、という風に考へてしまひます。」

(左川ちか「春・色・散歩」、『左川ちか詩集』川崎賢子編、岩波文庫、2023、所収、p.179)
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【文章収集】

「パセリは皿の上に咲いてゐる」

(左川ちか「花」より、『左川ちか詩集』川崎賢子編、岩波文庫、2023、p.98)
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【文章収集】

『左川ちか詩集』から散文を紹介。

「私は花屋とお菓子屋の店先ではまるで反対な感覚をもちます。カーテンをあげたばかりの硝子のフレエムの中に咲くスヰートピーやカーネーシヨンやバラを見てゐると、とてもおいしさうで食べたくなるのです。お菓子屋のデコレーシヨンをみるとそれが花園の中の赤い花で黄色い花粉が散つてゐる、とうい風に考へてしまひます。」

(左川ちか「春・色・散歩」、『左川ちか詩集』川崎賢子編、岩波文庫、2023、所収、p.170)
文生書院様のサイトで連載中。「『キネマ旬報』を読む」。今月は、生誕120年の成瀬巳喜男監督「妻よ薔薇のやうに」。pdfで全文読めます。作中、レヴュー劇場の観劇シーンがありますが、これは東京宝塚劇場「鏡獅子」(天津乙女)の場と推測されます。https://www.bunsei.co.jp/wp-content/uploads/2025/09/kawasai40.pdf
有隣堂様より「有鄰」休刊のお知らせをちょうだいいたしました。毎月の楽しみでした。さびしいことです。
「昭和文学研究」91集に、中沢弥先生が、拙著『キネマと文人』の書評をご寄稿くださいました。ありがとうございます。
しくしく。落ち込んだのでケーキ二個食べてやりました。
しくしく。余計な書類を二通出してしまうとか、必要な書類を出していなかったとか。我ながら事務能力の欠如に落ち込む。
我孫子の地が文人を招き寄せた
坂西志保が戦後仮寓した杉村楚人冠邸を訪ねる
日比嘉高先生より恵贈たまわりました。ありがとうございます♪
図書新聞今週号にて。思いがけず。岡和田晃氏連載中の「〈世界内戦〉下の文芸時評」が、拙著『キネマと文人』に言及してくださいました。「モダニズム表現のあり方を考えるに必読の一冊」との過分なお言葉をちょうだいいたしました。ありがとうございます。
昨夜の打ち上げでは盛り上がって「成瀬巳喜男監督お誕生日おめでとうございます🎈🎊」と、乾杯いたしました。