お耽美写真家Kay
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kaynanaka.bsky.social
お耽美写真家Kay
@kaynanaka.bsky.social
写真家。エピキュリアン。ストロボのマエストロの異名を頂いてます。
Kayさん、お耽美さんとお呼びください。
国内外展示等多数
国立新美術館、上野の森美術館、台湾リトルモカギャラリー、アメリカtheHIVEギャラリー。
テーマはjamais vu。
※著作者の制作物全ての無断転用転載、またAIへの学習素材使用を禁じます。
「第11章 はじめて行った日曜学校」

二週間ぶりの面会だった。
痰からESBLの細菌感染が判明したらしく、カーテンで簡易隔離されていた。
手袋とエプロンをつけての面会となった。
半年間はこのままとのことだ。
November 8, 2025 at 8:01 AM
病院に書類を提出に行ってきた。
でも面会はしてない
僕の咳が止まらないから
体調を早く戻して
早く面会に行きたい。
November 5, 2025 at 2:18 PM
先週からずっと体調が悪いので
1週間病院に行っていない
早く良くなれ
November 3, 2025 at 5:49 PM
第10章
アンの謝罪

秋雨前線が張り出していて
晴れ間がさしたと思ったらまた一日中曇りだった。

レイチェルリンド夫人に酷いことを喚いたアンは、マシューに優しく説得されてマリラとリンド夫人のうちに行って謝罪するのだが、アニメではとてもわざとらしい芝居じみた謝罪だった。
大げさな芝居で自分に酔うような感じだった。

妻はきょとんとしてたけれど
僕の声に耳を澄ましているような、そんな感じで、時折欠伸をしたり一二度咳き込みながらも
穏やかに聞いていた。
表情が
穏やかにみえた。
October 24, 2025 at 6:49 AM
「第9章 レイチェル・リンド夫人ショックを受ける」

アニメ版だとレイチェル・リンド夫人驚く
だっただろうか…

先週の月曜日に妻の入院する病棟でコロナ患者が出て、火曜日には妻の罹患の報告があった。
当然面会中止となった。
新潟から一時帰宅した10/4の土曜日に面会に行き日曜日も面会してからまた新潟に行くつもりだったが仕事が詰まって行けなかった矢先にその連絡を受け、少しショックを受けていたが、一昨日、病院から連絡があり、金曜日から面会再会するとの事で今日面会に行ってきた。
看護師さんから丁寧な説明を受け、相変わらず微熱があるのは体質的にしょうがないのだが、それ以外は特に何もなかった。
October 18, 2025 at 1:05 PM
病院からの着信は
いつもドキッとする。

授業中に着信があり、スマートウォッチで確認すると
妻の病院だった。
生徒に断りを入れて
電話を折り返す。
いつもこの瞬間は本当に気が滅入るほどにドキドキする。

「同じ病棟の患者さんにコロナ陽性の方が出ました。しばらく面会を中止します」

何度か聞いた内容で、安心と不安が混ざった、奇妙な感覚にとりつかれる。
コロナ禍の冬、愛犬のもんたろうと散歩に出る度に、妻の病棟の向かいの駐車場の2階からベッドがあるあたりを見あげ涙を流した夜のことをいつも思い出す。
October 7, 2025 at 4:32 PM
第8章
アンの教育がはじまる

少し長い章で
前回では読み切ることができず、2回に分けた読み聞かせだった。

今日は
自民党総裁選の投開票日で
家を出る直前までその中継を観ていた。
かなり接戦で決選投票でも
議員票は149票vs145票で本当に際どい差だった。
国会議員と地方自民党員の意識に、かなり隔たりがあることが、昨年に引き続き明らかになったともいえる。
国会議員本人たちのつながりの中でしか見いだせない何かがあるのだろう。

リハビリを始めたからだろうか?
少し拘縮が柔らかくなり、表情も少し穏やかになったような気がする。
気管切開した喉から
最近音が聞こえるようにもなった
October 4, 2025 at 7:25 AM
「もっと早くに大成した人だと思うし、きっと成功する人だと思うの」
僕が癌の手術をしてる間に
妻が言ったそうだ。
僕は立ち止まっていてはいけない。
September 30, 2025 at 3:21 PM
第八章
マリラの教育がはじまる

出掛けに
いつも忘れている追加のもんたんの写真を持って病院に行った
動画じゃなくて、今日は写真を見せた
いつものようにもんたんを見ると、表情が変わる
眉間にしわをよせて
嬉しいのか思い出すと辛いのか
複雑な表現を見せる

赤毛のアン、第八章を読み聞かせる
スペンサー夫人の家からそのまま連れ帰られて、まだ、アンガ養子になれるのか分からないまま一夜明けた次の日の話だ
読ま進めていくと、絡むたんにむせることが多くなったのでスタッフの方にたんをとってくれないかとお願いすると、程なくして看護師さんが来てくれた

気管切開しているので、喉の管から吸水管を入れてとるのだが
September 24, 2025 at 7:33 AM
第七章アンの祈りの続きを読み聞かせた

昨日の赤らんだ表情とは打って変わって
いつも通りのおだやかな表情だった
良かった
TikTokの柴犬やダックスの動画を一緒に見た
あの頃はまだ今のようにTikTokなどで柴犬やダックスの動画に溢れていると言うわけではなかった
今はとても可愛い動画で溢れている
あの頃が今ならおそらく隣の部屋から唐突にLINEでいろんな犬の動画を送りつけていた事だろう
そしてそれに僕が無反応だったら
むくれ顔で文句を言いに来たに違いない

そんな日々が確かにあったんだという思い出だけが残っているが
それもいつかは思い出せなくなる日が来るのだろうか
September 21, 2025 at 7:21 AM
第七章アンの祈りを朗読している時だった
不意に「うー」と言う呻いたような声が聞こえ
僕は思わず朗読をやめた

今日は小雨が降る涼しい夏の終わりと言って良い1日で、気温も22度と過ごしやすい土曜日だった

いつものように受付で体温を測って見舞いに行く
病室に入ると、すぐに分かるくらい顔が赤らんでいて、いつもより少し苦しそうなことが分かった。
そばに寄って見ると、いつもより明らかに顔には赤みが強く眉間にしわを寄せて苦しそうだったので、ナースステーションで様子を伺い、体温を測り直すと37.9℃だった
いつもの微熱よりも少し高いのかもしれないし、もしかしたら夕方に差し掛かって熱が上がったのかもしれない
September 20, 2025 at 7:24 AM
「第6章 マリラ・カスバート決心する」
を読み聞かせた
今日は昨日までとは打って変わって
真夏日のような暑さが戻ってきたので
病院内の冷房も強めな印象で、また赤らめた顔をしていて心配になるかと思ったけれど
そんな心配は一切無用だった
ただ、いつもより反応が鈍く感じられた
声をかけようが何しようが、何かしら応えてくれるわけではないが
苦しそうでも、熱があるような事もないようで、今日も氷枕はしていなかった
自律神経が少し狂いがちなのは昔から変わらないし
担当医も看護師も、時々発熱すると言っていたが、僕が見舞いに行く時にそんなことになっている様子はあまりない。
September 17, 2025 at 7:17 AM
第五章
「アンの生い立ち」
を読み聞かせた。

今日の妻はとても穏やかだった。
このところずっと、というか
普段は発熱していることが多く、氷嚢を抱えているか、枕にしていることが多かったけれど
今日はそれもなく
表情もとても穏やかで、顔色も赤みが取れていてた
いつもこういう穏やかに過ごしてほしいと思えた
September 13, 2025 at 6:53 AM
赤毛のアン
第四章
グリーゲイブル
本日の読み聞かせ

その前にもんたんの動画を見せる
もんたんの動画には反応を見せる
しかしそれ以外は、特に反応があるわけではない
それだけ
もんたんとの生活が妻の中では大きなものだったのだのが分かる
September 10, 2025 at 8:51 AM
今日は
赤毛のアン
第三章
マリラ・カスバートびっくりする
までを読み聞かせた
September 7, 2025 at 4:20 PM
今日は鼻腔点滴の管が入れ替わっていた
顔を見ると笑っているのか
泣き出しそうな顔を見せた
もんたんの動画を見せると、目で追いながらもっと泣き出しそうな表情を見せた
妻の中で、あの頃の記憶だけが人生なのかもしれない
考えてみればたった11年しかもんたんとの生活はなかったんだ
最後の1年は、もう妻の意識はなくなっていた。
それでももんたんとの11年間がどれほど彼女の中で大きなものだったかが分かる。

赤毛のアンは
今日で第二章まで読み終わった。
次は第三章のマリラ・カスバートびっくりするだ
September 5, 2025 at 7:17 AM
間違って
面会日じゃないのに病院行っちゃった
September 4, 2025 at 6:16 PM
お見舞い
面会
なんでも良いんだが
ほとんど独り言と
赤毛のアンを朗読するための時間
それでも良いんだと決めたんだ
August 30, 2025 at 4:18 PM
そう見えないように振る舞ってるけど
生ける屍
ってこういう事かな
August 29, 2025 at 3:36 AM
病院にて面会
その前に、管理栄養士の書類を確認してサイン。
久しぶりに書類にサインする。
サインする度に
倒れてから意識を失うまでの数日に妻本人がサインした書類の文字を思い出す。
「うまく言葉が出ない」と話す声からは、あまりそんな感じがしなかったが、麻痺し始めていた身体と言語に、何を感じていたのだろうか?

赤毛のアンの読み聞かせは
アンとマシューが馬車に乗り込むところまで
マシューがアンの話に悪い気がしないと感じ始めた場面
August 26, 2025 at 7:22 AM
病院に行ってきた
今日は穏やかだった
August 17, 2025 at 8:11 AM
今日は妻と最後に喋った日だ
4年前の今日
朝9:00に電話があった。
「怖い」と言った。
後に彼女がサインしたいくつかの書類を見ると、震えた文字だった。
すでにその頃には症状が出て麻痺が始まっていたのだ。
そしてきっかり4日から14日間
脳血管攣縮の影響で日に日に脳梗塞は拡大していった。
August 6, 2025 at 8:21 AM
思いの外ぐらついてショックを感じているけど
もう少し経てば
多分忘れる
August 1, 2025 at 6:03 PM
最後だと思っていたものが
まがい物だった
August 1, 2025 at 6:00 PM
子供の頃
眠ったまま目が覚めなかったらどうしよう…と言う恐怖が
時々襲ってくることがあったけど
今はこのまま目が覚めなければ良いのにと思いながら時々
一瞬で気を失う
June 20, 2025 at 5:53 PM