渡部宏樹 Kohki Watabe
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筑波大学マレーシア校助教|『ファンたちの市民社会』(河出書房新社、2025年)、共訳書ヘンリー・ジェンキンズ『コンヴァージェンス・カルチャー』(晶文社、2021年)、ダニエル・ハーバート『ビデオランド』(作品社、2021年)|Ph. D. in Cinema and Media Studies (USC)
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ポリタスTVでのインタビュー、公開1週間でたくさん視聴していただきありがとうございます。使ったスライドや言及した事例などをまとめてスレッドにしますので、備忘録や資料として使ってください。まずは「推し活」とは何で、なぜ「推し活」を考えることが大事かまとめたスライドから。

youtube.com/watch?v=vVQsgLlvZwE&feature=youtu.be
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今まで政局に興味を持ったことなかったけど、政治的に負けた理念や建前みたいなものが、利害や感傷的しこりの足の引っ張り合いの結果として、ふっと再浮上する瞬間があったりするのは、確かにとても面白い。それは勝利ではないんだろうけどさ。
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北里柴三郎がたくさんいてたまに野口英世が混じってるけど、無意識に夏目漱石を探してしまう。
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トランプ政権からすれば、レジスタンスに「暴力に打って出て欲しい」んだよね。そうすれば「社会秩序の維持」「暴動の沈静化」という大義名分で、戒厳令、憲法停止、選挙の中止などが行えるのから。

そこで「ポートランドは戦場だ」みたいなことを政権が言えば言う程、徹底的にそれを茶化すようなコスプレ・ダンスパーティとかをやって、それがいかに馬鹿げた主張であるかを世間に見せつける。これは本当に効果的な抵抗手段なんだなぁと感心している。
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こちらのイベントに来てくださった方、ありがとうございます。田中さんの拙著への的確なコメントと小田原さんのアートの現場からのエピソードのおかげで大変楽しい会でした。逃避なのか現実なのか、「強い個人」を想定していいのかなど、面白い論点が多かったと思います。

資本主義の商品の快楽の中から自分の欲望を深める実践を授業の中でやっていくという話をしたのですが、マレーシアのPBL(Project Base Learning)の授業でやるために、『大人の科学』と初心者用裁縫キットとガンプラを買い込んで帰ります。
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いやまあ、私は「ポピュラー文化の快楽を通じて私らの欲望が動員されるメカニズムをどうにかしよう」っていっつも言ってるので、こう思うんだけどね。
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ロシアがJICA陰謀論の情報操作をしたという話はその通りなんだろうけど、元からある火種に油を注いだという感じで、ロシアだけに帰責して火種となってる格差とか排外的なレトリックとかのほうを見ない振りするのはなあ…。それこそロシアの情報操作に乗って社会の中の敵対性を高めてしまっている。
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久しぶりに学食に行ったら名前が「スカイ・センター・ラウンジ」に変わってたんだけど、「ぴっ」てやるゲートができている以外の変化がわからなかった。海藻サラダが美味しかった。
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いや、今このタイミングで、これが届くのかとは思ったよ。
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日本に帰ったら、これが届いていた。
ジョージ・タケイの自伝絵本。
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日本に帰ったら、これが届いていた。
ジョージ・タケイの自伝絵本。
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中秋が近いので保育園から月餅もらった。マレーシアらしくパンダン味だった。なぜ虎なのかはわからない。
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切り抜き動画3本目です。ファン文化や他者を記号として利用してしまうことのゼロにはできない「悪さ」のようなものを、市民社会がどう吸収するかという話をしてます。

わかりやすく動画の内容をまとめて書いておこうと思ったんですが、なんと言うか、数ツイートではまとめられないので、ぜひご覧下さい。自由とか規制とかの手前のところでの、責任の引き受けをどうやるかみたいな、かなりめんどくさい話をしているとは思います。

記号がなければコミュニケーションはできない|パリテにもひそむ「暴力性」【よりぬきポリタスTV】
www.youtube.com/watch?v=KB8T...
記号がなければコミュニケーションはできない|パリテにもひそむ「暴力性」【よりぬきポリタスTV】《渡部宏樹》
YouTube video by ポリタスTV
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子供がYouTubeで「すまない先生」の動画を見ていて、ゲーム実況動画というよりもマインクラフトを使ったマシニマ動画で面白いなと思って私も横から覗いてたら、「闇の力ってなにー?」って聞かれて答えに窮した。
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ところでセックス=「生物学的な性」であり人間を含めた動物全体のもので、ジェンダー=「社会的・文化的な性」であり人間特有のものである、という区分は、今のところ一般的かつ常識的なものと言えるが、動物にも「社会」や「文化」があるという見方もまた科学的に有力になりつつあるので、定義的には動物にも「ジェンダー」=「社会的・文化的な性」に相当する性区分がある、という考え方が市民権を得る日もそれほど遠くないかもしれない。

動物学者ドゥ・ヴァールの最後の本『サルとジェンダー』はまさにそのへんが語られる面白い本だった。特に類人猿は社会性と「文化」の動物だからね
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numagasa.bsky.social
最近読んだ本『サルとジェンダー――動物から考える人間の〈性差〉』も、類人猿の「ジェンダー」(という言葉は一般的には動物に使わないものだが)について、進化生物学の知見とともに考察する刺激的な内容だったな。
フランス・ドゥ・ヴァールの最後の本となってしまったが、つくづく逝去が惜しまれる
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でもなあ、マレーシアより裕福な国から来ているいわゆる駐在にとってはこの20円の差は大したことがなくても、インドネシアとかネパールとかフィリピンとかから出稼ぎに来ている労働者にとっては、おそらくそうではない。そういう違いを「外国人」のイメージでひとくくりにしてしまう政策だと感じる。
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そう言えば、マレーシアはガソリン価格に政府の補助が出ていて安いのだけど、昨日からマレーシア人価格と外国人価格を区別するようになった。マレーシア人だと1リットル当たり約70円で、外国人だと約90円になった。これがいいことなのかはちょっと考えてしまう。

「それくらい明白に自国民を優遇したほうが結果的に排外主義を抑え込める」と言う人もいて、その意見に理がないとまでは思わない。けど、分割線を引いてみせる振る舞いが、社会の中で許容されることの長期的な悪影響はあると思う。まあここで分割線を引かなくても他で引くでしょというのはそうだが。
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豚肉でハヤシライス作ったら美味しかった。
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「コス委託」は、女性の顧客がお金を払って女性のコスプレイヤーに乙女ゲームの男性キャラクターのコスプレをしてもらい、その状態で街に出かけるというのが一般的なようです。この説明だけで、性とかジェンダーとか女性の社会的地位とか感情や親密性と資本主義とか、まあいろいろ考えるよね。

拙著でざっくり「推し活=イメージに縮減された他者を利用した主体化」として議論したので、「コス委託」もこのスコープに入るかなとは思います。アイドル文化、二次創作、観光、ファンダム政治、セックス・ワークなんかと同型の構造があるという意味で。
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今回の「ファン研究入門動画」シリーズでは、『BLと中国 耽美(Danmei)をめぐる社会情勢と魅力』(ひつじ書房、2024年)の著者である周密さんに、中国におけるBLについて入門的なお話をしていただきました。中国本土では、現代を舞台にしたものから古代・中世を舞台としたものまで、さまざまなBL作品が生まれており、特に歴史物は映像化され日本でもアクセスできるようになっています。こうしたBL作品とそれをとりまく中国の社会状況についてお話しいただきました。

www.youtube.com/watch?v=XYUH...
講演:周密先生
YouTube video by Kohki Watabe
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「ファン研究入門動画」シリーズの最新回をアップしたのですが、音声に問題があったので一旦公開停止しました。修正の上、明日、再度公開します。
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個人的に、粉/缶ミルクの話は、欲望を資本主義社会の中で形にすることのジレンマの例として結構好きなんですよね。粉ミルクがあることで女性は子供からある程度離れて働けるけど、それは同時に労働規範の強化という面もある。あと、粉/缶ミルクは軍隊のレーションとして使われてきた歴史も長い。