【好きな作家】飛鳥部勝則/梶龍雄/殊能将之/早坂吝/麻耶雄嵩
【好きな作品】「カルロッツァの翼」「殉教カテリナ車輪」「竹馬男の犯罪」「翼ある闇」「魍魎の匣」
【好きな映画】「キルビルVol.1」「サスペリア」「サンタ・サングレ/聖なる血」「ダークナイト」「リベリオン」
ゴシック復興四部作の三作目である長編ミステリ。今回再読して感じたのは本作を幽霊屋敷物としてみた場合の舞台や登場人物の奇抜ぶりであり、それらは明らかに幽霊の存在を食いかねないほど強烈ながら、一方でこれ以上ないくらい幽霊という存在を際立たせてくれる。
ゴシック復興四部作の三作目である長編ミステリ。今回再読して感じたのは本作を幽霊屋敷物としてみた場合の舞台や登場人物の奇抜ぶりであり、それらは明らかに幽霊の存在を食いかねないほど強烈ながら、一方でこれ以上ないくらい幽霊という存在を際立たせてくれる。
魔術師犯罪専門の裁定魔術師に仕える魔力なしの侍女が探偵役を務める倒叙ミステリ連作シリーズの二作目。前作に比べて犯人を追い詰める決め手に気を遣っているのが好印象な反面、魔術をミステリとしてどう活かすかという観点からみると明らかに前作からパワーダウンしている感が否めない。
魔術師犯罪専門の裁定魔術師に仕える魔力なしの侍女が探偵役を務める倒叙ミステリ連作シリーズの二作目。前作に比べて犯人を追い詰める決め手に気を遣っているのが好印象な反面、魔術をミステリとしてどう活かすかという観点からみると明らかに前作からパワーダウンしている感が否めない。
ヴァルクール警部補シリーズの二作目になる長編ミステリ。本作を雪の山荘物としてみた場合、クローズド・サークルの醍醐味に期待すると物足りなさを覚えるかもしれないがプロット的には一作目よりも見るべきところがあり、それを踏まえたミスディレクションは一応成功していると言っていいだろう。
ヴァルクール警部補シリーズの二作目になる長編ミステリ。本作を雪の山荘物としてみた場合、クローズド・サークルの醍醐味に期待すると物足りなさを覚えるかもしれないがプロット的には一作目よりも見るべきところがあり、それを踏まえたミスディレクションは一応成功していると言っていいだろう。
図面や絵に隠された謎を読み解く「変な」シリーズの四作目になる長編ミステリ。このシリーズを読むのは一作目の「変な家」以来だが、趣向が楽しい反面、粗も目立った一作目と比べるとかなりミステリとして作り込まれていることにまず驚いた。
図面や絵に隠された謎を読み解く「変な」シリーズの四作目になる長編ミステリ。このシリーズを読むのは一作目の「変な家」以来だが、趣向が楽しい反面、粗も目立った一作目と比べるとかなりミステリとして作り込まれていることにまず驚いた。
08 白金透 あなた様の魔術【トリック】はすでに解けております2 -裁定魔術師レポフスキー卿とその侍女の事件簿- 電撃文庫
12 早坂吝 しおかぜ市一家殺害事件あるいは迷宮牢の殺人 光文社文庫
12 高野和明 犯人と二人きり 文藝春秋
14 貴戸湊太 有能助手は名探偵を操る ハーパーBOOKS+
18 折原一 六つ首村 光文社
18 塗田一帆 1/nのワトソン ガガガ文庫
20 竹町 スパイ教室 side『鳳』 スパイには向かない殺人 ファンタジア文庫
20 竹町 スパイ教室14 《夢幻劇》のティア ファンタジア文庫
08 白金透 あなた様の魔術【トリック】はすでに解けております2 -裁定魔術師レポフスキー卿とその侍女の事件簿- 電撃文庫
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12 高野和明 犯人と二人きり 文藝春秋
14 貴戸湊太 有能助手は名探偵を操る ハーパーBOOKS+
18 折原一 六つ首村 光文社
18 塗田一帆 1/nのワトソン ガガガ文庫
20 竹町 スパイ教室 side『鳳』 スパイには向かない殺人 ファンタジア文庫
20 竹町 スパイ教室14 《夢幻劇》のティア ファンタジア文庫
○「ファイナル・デッドブラッド」
「ゼダー/死霊の復活祭」
「チャイルド・ゾンビ」
「M3GAN/ミーガン 2.0」
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「ゼダー/死霊の復活祭」
「チャイルド・ゾンビ」
「M3GAN/ミーガン 2.0」
紙城境介「Tier1姉妹3 元カノ■女は僕なしでは進めない」
有栖川有栖「濱地健三郎の奇かる事件簿」
門前典之「ネズミとキリンの金字塔(ピラミッド)」
ルーファス・キング「時計殺人事件」
綾雅「私だけが知らない2」
○戸田義長「うたかた 吉原面番所手控」
○ジョエル・タウンズリー・ロジャーズ「骰を振る女神」
紺野天龍「最後の薬師 災厄の村と九十九の書」
○石持浅海 「「真」犯人」
時雨沢恵一「フロスト・クラック ~連続狙撃犯人の推理~」
○伊坂幸太郎「さよならジャバウォック」
久青玩具堂「奇想怪談×天外推理 今日も彼女と”溜息”のオカルト研究会」
紙城境介「Tier1姉妹3 元カノ■女は僕なしでは進めない」
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綾雅「私だけが知らない2」
○戸田義長「うたかた 吉原面番所手控」
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紺野天龍「最後の薬師 災厄の村と九十九の書」
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久青玩具堂「奇想怪談×天外推理 今日も彼女と”溜息”のオカルト研究会」
ルーファス・キング「不思議の国の悪意」
○ルーファス・キング「不変の神の事件」
ルーファス・キング「青髯の妻」
ルーファス・キング「不思議の国の悪意」
○ルーファス・キング「不変の神の事件」
ルーファス・キング「青髯の妻」
「空耳の森」以来となるノンシリーズ物のミステリ短編集。特筆すべきは何と言っても表題作で、少年時代の夏の思い出という甘酸っぱい(?)シチュエーションと偶然の連鎖を巧みに活かし、運命の悪戯という一言ではとても片付けられない何とも大がかりで悪魔的な真相を演出してみせた点が実に秀逸。
「空耳の森」以来となるノンシリーズ物のミステリ短編集。特筆すべきは何と言っても表題作で、少年時代の夏の思い出という甘酸っぱい(?)シチュエーションと偶然の連鎖を巧みに活かし、運命の悪戯という一言ではとても片付けられない何とも大がかりで悪魔的な真相を演出してみせた点が実に秀逸。
約十二年ぶりとなる作者の三作目は様々な形の青春を描いたミステリ短編集。とはいえミステリというにはフレーバー程度だったり既に幾つか前例があったりするものが殆どで、どちらかといえば公式の内容紹介にある通り「ミステリ仕立てのエモーショナルな青春小説」集と言った方が相応しいかもしれない。
約十二年ぶりとなる作者の三作目は様々な形の青春を描いたミステリ短編集。とはいえミステリというにはフレーバー程度だったり既に幾つか前例があったりするものが殆どで、どちらかといえば公式の内容紹介にある通り「ミステリ仕立てのエモーショナルな青春小説」集と言った方が相応しいかもしれない。
ちなみに1巻を読んだ当初は所々謎めいた舞台設定に絶対何かしらの仕掛けがあるだろうと思っていたのだけれど、どうやらそんなものは一切なかった模様()
ちなみに1巻を読んだ当初は所々謎めいた舞台設定に絶対何かしらの仕掛けがあるだろうと思っていたのだけれど、どうやらそんなものは一切なかった模様()
地球から十光年離れた未開の星で起きた連続殺人の謎にエンジニアとAIのコンビが挑む長編ミステリ。SFらしいスケールの大きさを活かしたホワイダニット的展開で読者を惹きつける一方、フーダニットに関してはある鮮やかな逆転劇から思いのほかシンプルなロジックと伏線で魅せてくれるのがまず好印象。
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