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サメよえるオランダ人
「あの日、君が目指した空の果てへ」読み終える。いい話、良い青春物語でした。これまでWEBで読んできた著者の作品には、必ずどこかに「読者を殺しにかかっている名文」が配されていたんだけれど、やはり今回もそういう箇所はあって、心にザクザク刺さる。
December 23, 2025 at 11:13 AM
「あの日、君が目指した空の果てへ」読んでいます。3章の特に後半部分は電車の中で呼んだらダメだぞ!あ、危ないところだった……
December 21, 2025 at 10:53 AM
Reposted by あぼがど
 米軍の写真記録は主にアメリカ陸軍通信隊(US Army Signal Corps)が担っていた。カラー写真も少ないながら残っていて、この雪の中のシャーマン(M4型?1945年1月24日、St. Vith付近)は広く知られるところだ。)
面白いことに、NARAのアーカイブにはカラーと白黒バージョンの2枚が保存されている。そしてこれが結論になる。
第二次世界大戦の当時はアメリカの公文書、写真記録は白黒での保存が原則で、カラーフィルムで撮影されたものでもモノクロネガにデュープ、プリントといった工程を経て保存された。
写真:NARA( NAID1:6730735 / NAID:148727210)
December 15, 2025 at 9:45 PM
まとめました。「マズグレーヴ家の儀式」って、ホームズが暗号を解読してその通りに進んでいくと、自分より先に同じことをしている人間の形跡を発見するくだりがあって、「論理的に同じ正解が導き出された」感があるのが好きなのよね。本書はそういう話ではないんだけどね。
abogard.hatenadiary.jp/entry/2025/1...
森見登美彦「シャーロック・ホームズの凱旋」 - ひとやすみ読書日記(第二版)
シャーロック・ホームズの凱旋 作者:森見登美彦 中央公論新社 Amazon なんか書影がだいぶ違うけど気にするな。久しぶりに直球ストレートで面白い森見登美彦を読んだ気がする。それは「ビクトリア朝京都」なんてものを臆面もなく出して、シャーロック・ホームズ一座を自家薬籠中の世界で動かすという胆力のなせる技ではありましょう。寺町通221Bに下宿し鴨川を眺め錦市場を訪ね、京都警視庁(スコットランド・ヤード...
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December 9, 2025 at 12:42 PM
「シャーロック・ホームズの凱旋」読み終える。やー、面白かった。久しぶりに直球で面白い森見登美彦だった。「きれいな『熱帯』」みたいでもあるw

推理小説というとロジックだけれど、本書は探偵小説のファンタシーが存分に味わえるものでした。探偵小説のファンタシーとは何ぞや?

それは「探偵とは冒険をするものである」ということです( ˘ω˘ )

それでこの作品、刊行こそ去年だけれど、雑誌連載は2016年なのね。「熱帯」が出た頃だよねぇ。
December 8, 2025 at 11:38 AM
いや普通に面白いなこれ。発表時インパクトばかり持て囃された様な気がするけど、ちゃんと森見っぽい話になってるしキャラは立ってるしで。
December 6, 2025 at 1:15 AM
まとめました。実際の史実を扱った小説というのは、その先の視点やそれより高い視座を読者が有しているから、そこを上手くコントロールできると良いのでしょうね。さなコン2025の最終選考でも、そのような話は出ていました。
abogard.hatenadiary.jp/entry/2025/1...
ジャネット・スケスリン・チャールズ「あの図書館の彼女たち」 - ひとやすみ読書日記(第二版)
あの図書館の彼女たち 作者:ジャネット・スケスリン・チャールズ 東京創元社 Amazon ジャンルのくくりに困ったのでとりあえずこの分類に入れておく。駄目な図書館である(笑) もともと東京創元社の1月刊行リストに第一次大戦下の図書館を扱った「わたしたちの図書館旅団」というのが載っていて興味を持ち、同じ著者の前作として知ったもの。やはり「戦争と図書館」を扱った内容で、第二次世界大戦の時代、ナチスドイ...
abogard.hatenadiary.jp
November 29, 2025 at 12:49 AM
「あの図書館の彼女たち」読み終える。面白かった。まだうまく感想はまとまらないのだけれど、巻末の著者覚書によるとパリのアメリカ図書館というのは設立100年を越えて今もなお健在で、本作の登場キャラクターのなかには実在の人物があり、エピソードの中には占領下のパリで実際に起きた出来事が含まれているのだそうです。戦時下というのは日常生活のパラダイムをシフトさせるものだけれど、それに抗い日常を続けようとした人々は、果たして「日常」を続けられたのだろうか。そんなことを考える。
November 28, 2025 at 11:18 AM
むしろ自分がどうありたいかを、隣人マダム・オーディールとのふれあいの中で気づいていく……という、ジェンダー小説みたいな感覚を受ける。
November 25, 2025 at 10:49 AM
「あの図書館の彼女たち」読み進めています。二次大戦パートでヒロインが勤務するのはパリの「アメリカ図書館」というところで、アメリカ資本で運営されている。他にもウクライナ図書館やポーランド図書館などがあるらしい。戦間期パリの図書館制度全然知らない。
で、ドイツが開戦しフランスが降伏し、パリが占領下に置かれてからアメリカが参戦するまでにはブランクが開くのだけれど、その期間があることでだんだんと悪化していく社会環境や人間関係を見せているのね。
冷戦パートはむしろ家庭劇となって行って、ヒロインは父親の再婚相手やその子供たちとの間で、産後鬱のケアラーみたいなことをやったり(やらざるを得ない)→
November 25, 2025 at 10:48 AM
冷戦パートは母親を喪い思春期の不安を抱えた少女の話として進む一方、第二次大戦パートは「この世界の片隅に」みたいな話になってくる。第二次大戦パートのヒロインは老成して冷戦パートヒロインの隣人になっていて、この人の人生に何があったのか、それがどう少女を救うのか、みたいな話になるのかな?
November 24, 2025 at 7:08 AM
×ジャーナリスト
○ジャーナリスト志望の学生
◎志願兵

読者はフランスが戦争に負けることをあらかじめ知っている。登場人物たちは知らない。こういうヒリヒリする感覚は、史実を扱う作品ならではか。
November 24, 2025 at 3:47 AM
ほんで1939年パリのヒロイン(アメリカ図書館の新米司書)が、家族も恋人も警官で双子の兄弟がジャーナリストって役満過ぎにもほどがある。頭の上でピアノがグラグラしている感じだ(´・ω・`)
November 24, 2025 at 2:09 AM
創元の四六版は二年前の刊行なんだけど、今年のさなコン前に読んでたら危なかったろうなw
November 24, 2025 at 2:07 AM