「動画を見て防御姿勢を身につけましょう！」じゃあないんだよ。よしんば市井でそういう最終手段的な知恵が共有されるのは良いとして、権威も責任もある専門家団体が、自分たちの理念は一ミリも動かさないくせしてそれに乗っかるのは筋違いだろ。どうかしている。

あるいは科学は、ヒツジの自由平和と、オオカミの自由繁栄を両立させる技法を提示するかもしれない。しかしそれは、例えばオオカミを悪/善に、ヒツジを善/悪とみなす思考枠組みのうちでは、絶対に満足いく形で実現されることはない。
じじつ現実には、オオカミを悪として殺戮したり、ヒツジを悪として叱咤するという端的な徒労に、科学は従事させられている。

側から見ればあまりにもわざとらしい接待にしか見えないものを、私たちなどよりも何倍も国際知識と外交経験がある日韓エリートに選択させる情勢の恐ろしさよ。

なんであれ「良いこと」には、常に必ず差別的性質が伴う。道徳規範は差別的迫害と不可分であり、差別的迫害があるところには必ず道徳規範があるし、道徳規範があるところでは必ず誰か何かが迫害されている。だから私は道徳を敵視しているし、それ以上に道徳やそれを擁護する倫理学を健全なものだと思い込んでいる外道どもに殺意を抱いている。私たちは暴力なしには生きてゆかれないんだぞ。

それこそ自維連立の国旗損壊罪とかも、それはあんたらの仕事じゃないだろと言いたくなる。社会に積極的に手を入れるのは、少なくとも自由主義的な保守のやることじゃない。

いち貝木ファンとしては、少なくとも『花物語』で語られていた「駿河を気にかけてこの街に来たのではない」というのは正に嘘であったように思われる。 fse.tw/p5rOOz7G