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»Es ist ein pudelnärrisch Thier. Du stehest still, er wartet auf;«
-Vor dem Thor, Faust I, Johann Wolfgang von Goethe
尨犬らしい気まぐれな奴でございます。
先生がお立留になれば、前へ来て据わります。
―ゲーテ『ファウスト第一部』より「閭門の前」 森林太郎訳
»Es ist ein pudelnärrisch Thier. Du stehest still, er wartet auf;«
-Vor dem Thor, Faust I, Johann Wolfgang von Goethe
尨犬らしい気まぐれな奴でございます。
先生がお立留になれば、前へ来て据わります。
―ゲーテ『ファウスト第一部』より「閭門の前」 森林太郎訳
今に見ていろ、わたしの真価を発揮できるときがくる、と信じていた」けれども現実には、人間の真価は収容所生活でこそ発揮されたのだ。夥しい被収容者のように無気力にその日その日をやり過ごしたか、あるいはごく少数の人々のように内面的な勝利をかちえたか、ということに。
(フランクル『夜と霧』)
今に見ていろ、わたしの真価を発揮できるときがくる、と信じていた」けれども現実には、人間の真価は収容所生活でこそ発揮されたのだ。夥しい被収容者のように無気力にその日その日をやり過ごしたか、あるいはごく少数の人々のように内面的な勝利をかちえたか、ということに。
(フランクル『夜と霧』)
Die andre hebt gewaltsam sich vom Dust, Zu den Gefilden hoher Ahnen.
-Vor dem Thor, Faust I, Johann Wolfgang von Goethe
今一つは無理に塵を離れて、 高い霊どもの世界に登ろうとしている。
―ゲーテ『ファウスト第一部』より「閭門の前」 森林太郎訳
Die andre hebt gewaltsam sich vom Dust, Zu den Gefilden hoher Ahnen.
-Vor dem Thor, Faust I, Johann Wolfgang von Goethe
今一つは無理に塵を離れて、 高い霊どもの世界に登ろうとしている。
―ゲーテ『ファウスト第一部』より「閭門の前」 森林太郎訳
Die eine hält, in derber Liebeslust, Sich an die Welt, mit klammernden Organen;
-Vor dem Thor, Faust I, Johann Wolfgang von Goethe
一つは荒々しい愛惜の情を以て、章魚の足めいた搦み附く道具で、下界に搦み附いている。
―ゲーテ『ファウスト第一部』より「閭門の前」 森林太郎訳
Die eine hält, in derber Liebeslust, Sich an die Welt, mit klammernden Organen;
-Vor dem Thor, Faust I, Johann Wolfgang von Goethe
一つは荒々しい愛惜の情を以て、章魚の足めいた搦み附く道具で、下界に搦み附いている。
―ゲーテ『ファウスト第一部』より「閭門の前」 森林太郎訳
»Zwey Seelen wohnen, ach! in meiner Brust,
Die eine will sich von der andern trennen;«
Vor dem Thor, Faust I, Johann Wolfgang von Goethe
ああ。己の胸には二つの霊が住んでいる。
その一つが外の一つから離れようとしている。
―ゲーテ『ファウスト第一部』より「閭門の前」 森林太郎
»Zwey Seelen wohnen, ach! in meiner Brust,
Die eine will sich von der andern trennen;«
Vor dem Thor, Faust I, Johann Wolfgang von Goethe
ああ。己の胸には二つの霊が住んでいる。
その一つが外の一つから離れようとしている。
―ゲーテ『ファウスト第一部』より「閭門の前」 森林太郎
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»Er schläft! So recht, ihr luft’gen, zarten Jungen!«
-Studirzimmer, Faust I, Johann Wolfgang von Goethe
「寐たな。身の軽い、やさしい小僧ども、好く遣った。」
―ゲーテ『ファウスト第一部』より「書斎」 森林太郎訳
»Er schläft! So recht, ihr luft’gen, zarten Jungen!«
-Studirzimmer, Faust I, Johann Wolfgang von Goethe
「寐たな。身の軽い、やさしい小僧ども、好く遣った。」
―ゲーテ『ファウスト第一部』より「書斎」 森林太郎訳
»Du wirst, mein Freund, für deine Sinnen, In dieser Stunde mehr gewinnen, Als in des Jahres Einerley.«
-Studirzimmer, Faust I, Johann Wolfgang von Goethe
「単調極まる一年間に、 あなたの官能の享けたよりは、この一時間に享けた方がたっぷりだと思わせて上げます。」
―ゲーテ『ファウスト第一部』より「書斎」 森林太郎訳
»Du wirst, mein Freund, für deine Sinnen, In dieser Stunde mehr gewinnen, Als in des Jahres Einerley.«
-Studirzimmer, Faust I, Johann Wolfgang von Goethe
「単調極まる一年間に、 あなたの官能の享けたよりは、この一時間に享けた方がたっぷりだと思わせて上げます。」
―ゲーテ『ファウスト第一部』より「書斎」 森林太郎訳
»Wenn dir’s beliebt, so bin ich auch bereit Dir zur Gesellschaft hier zu bleiben; Doch mit Bedingniß, dir die Zeit, Durch meine Künste, würdig zu vertreiben.«
-Studirzimmer, Faust I, Johann Wolfgang von Goethe
»Wenn dir’s beliebt, so bin ich auch bereit Dir zur Gesellschaft hier zu bleiben; Doch mit Bedingniß, dir die Zeit, Durch meine Künste, würdig zu vertreiben.«
-Studirzimmer, Faust I, Johann Wolfgang von Goethe
Eintritt:男性名詞 入場、入会
Karte:女性名詞 カード、券、チケット
の二つをあわせたものですね。
複合名詞は修飾する名詞と修飾される名詞から成り、全体の名詞性は修飾される名詞のものになります。つまり
Eintrittskarte:女性名詞 入場券
となります。
Eintritt:男性名詞 入場、入会
Karte:女性名詞 カード、券、チケット
の二つをあわせたものですね。
複合名詞は修飾する名詞と修飾される名詞から成り、全体の名詞性は修飾される名詞のものになります。つまり
Eintrittskarte:女性名詞 入場券
となります。
»Den Teufel halte wer ihn hält! Er wird ihn nicht sobald zum zweytenmale fangen.«
-Studirzimmer, Faust I, Johann Wolfgang von Goethe
「悪魔なんと云うものが、手に這入っては手放せないね。また早速摑まえようと云うわけには行かんから。」
―ゲーテ『ファウスト第一部』より「書斎」 森林太郎訳
»Den Teufel halte wer ihn hält! Er wird ihn nicht sobald zum zweytenmale fangen.«
-Studirzimmer, Faust I, Johann Wolfgang von Goethe
「悪魔なんと云うものが、手に這入っては手放せないね。また早速摑まえようと云うわけには行かんから。」
―ゲーテ『ファウスト第一部』より「書斎」 森林太郎訳
»’s ist ein Gesetz der Teufel und Gespenster: Wo sie hereingeschlüpft, da müssen sie hinaus.«
-Studirzimmer, Faust I, Johann Wolfgang von Goethe
「悪魔や化物には掟があって、這入って来た口から、出て行かなくてはならんのです。」
―ゲーテ『ファウスト第一部』より「書斎」 森林太郎訳
»’s ist ein Gesetz der Teufel und Gespenster: Wo sie hereingeschlüpft, da müssen sie hinaus.«
-Studirzimmer, Faust I, Johann Wolfgang von Goethe
「悪魔や化物には掟があって、這入って来た口から、出て行かなくてはならんのです。」
―ゲーテ『ファウスト第一部』より「書斎」 森林太郎訳
»Der Pudel merkte nichts als er hereingesprungen, Die Sache sieht jetzt anders aus; Der Teufel kann nicht aus dem Haus.«
-Studirzimmer, Faust I, Johann Wolfgang von Goethe
実は尨犬は気が附かずに飛び込んだが、今になって見ると少し工合が違っていて、どうも悪魔はこの部屋を出にくいのです。
―ゲーテ『ファウスト第一部』より「書斎」 森林太郎訳
»Der Pudel merkte nichts als er hereingesprungen, Die Sache sieht jetzt anders aus; Der Teufel kann nicht aus dem Haus.«
-Studirzimmer, Faust I, Johann Wolfgang von Goethe
実は尨犬は気が附かずに飛び込んだが、今になって見ると少し工合が違っていて、どうも悪魔はこの部屋を出にくいのです。
―ゲーテ『ファウスト第一部』より「書斎」 森林太郎訳
»Beschaut es recht! es ist nicht gut gezogen; Der eine Winkel, der nach außen zu, Ist, wie du siehst, ein wenig offen.«
-Studirzimmer, Faust I, Johann Wolfgang von Goethe
好くあれを御覧なさい。本当に引いてないのです。
外へ向いている一角が、御覧の通、少し開いています。
―ゲーテ『ファウスト第一部』より「書斎」 森林太郎訳
»Beschaut es recht! es ist nicht gut gezogen; Der eine Winkel, der nach außen zu, Ist, wie du siehst, ein wenig offen.«
-Studirzimmer, Faust I, Johann Wolfgang von Goethe
好くあれを御覧なさい。本当に引いてないのです。
外へ向いている一角が、御覧の通、少し開いています。
―ゲーテ『ファウスト第一部』より「書斎」 森林太郎訳
»Gesteh’ ichs nur! daß ich hinausspaziere
Verbietet mir ein kleines Hinderniß, Der Drudenfuß auf eurer Schwelle –«
-Studirzimmer, Faust I, Johann Wolfgang von Goethe
間が悪いが打明けて言いましょう。
わたしが出て行くには、ちょいとした邪魔があるのですよ。
あの敷居にあるペンタグランマの印ですな。
―ゲーテ『ファウスト第一部』より「書斎」 森林太郎訳
»Gesteh’ ichs nur! daß ich hinausspaziere
Verbietet mir ein kleines Hinderniß, Der Drudenfuß auf eurer Schwelle –«
-Studirzimmer, Faust I, Johann Wolfgang von Goethe
間が悪いが打明けて言いましょう。
わたしが出て行くには、ちょいとした邪魔があるのですよ。
あの敷居にあるペンタグランマの印ですな。
―ゲーテ『ファウスト第一部』より「書斎」 森林太郎訳
Verweile doch! du bist so schön!
Dann magst du mich in Fesseln schlagen,
Dann will ich gern zugrunde gehn!
»Wie viele hab’ ich schon begraben! Und immer zirkulirt ein neues, frisches Blut.«
-Studirzimmer, Faust I, Johann Wolfgang von Goethe
今までどれ程葬ったでしょう。
それでもやはり新しい爽かな血が循っています。
―ゲーテ『ファウスト第一部』より「書斎」 森林太郎訳
»Wie viele hab’ ich schon begraben! Und immer zirkulirt ein neues, frisches Blut.«
-Studirzimmer, Faust I, Johann Wolfgang von Goethe
今までどれ程葬ったでしょう。
それでもやはり新しい爽かな血が循っています。
―ゲーテ『ファウスト第一部』より「書斎」 森林太郎訳
»Du nennst dich einen Theil, und stehst doch ganz vor mir?«
-Studirzimmer, Faust I, Johann Wolfgang von Goethe
君は一部だと名告る。そして全体で己の前にいるのか。
―ゲーテ『ファウスト第一部』より「書斎」 森林太郎訳
»Du nennst dich einen Theil, und stehst doch ganz vor mir?«
-Studirzimmer, Faust I, Johann Wolfgang von Goethe
君は一部だと名告る。そして全体で己の前にいるのか。
―ゲーテ『ファウスト第一部』より「書斎」 森林太郎訳
Ein Theil von jener Kraft,
Die stets das Böse will und stets das Gute schafft.
-Studirzimmer, Faust I, Johann Wolfgang von Goethe
常に悪を欲し、 却て常に善を為す、彼力の一部です。
―ゲーテ『ファウスト第一部』より「書斎」 森林太郎訳
Ein Theil von jener Kraft,
Die stets das Böse will und stets das Gute schafft.
-Studirzimmer, Faust I, Johann Wolfgang von Goethe
常に悪を欲し、 却て常に善を為す、彼力の一部です。
―ゲーテ『ファウスト第一部』より「書斎」 森林太郎訳
»Ich salutire den gelehrten Herrn! Ihr habt mich weidlich schwitzen machen.«
-Studirzimmer, Faust I, Johann Wolfgang von Goethe
改めて御挨拶をいたします。博識でいらっしゃる。わたくしに汗をたっぷりお搔かせになりました。
―ゲーテ『ファウスト第一部』より「書斎」 森林太郎訳
»Ich salutire den gelehrten Herrn! Ihr habt mich weidlich schwitzen machen.«
-Studirzimmer, Faust I, Johann Wolfgang von Goethe
改めて御挨拶をいたします。博識でいらっしゃる。わたくしに汗をたっぷりお搔かせになりました。
―ゲーテ『ファウスト第一部』より「書斎」 森林太郎訳
Das ist nicht eines Hundes Gestalt! Welch ein Gespenst bracht’ ich ins Haus!
-Studirzimmer, Faust I, Johann Wolfgang von Goethe
あれは狗の姿ではない。
己はなんと云う化物を内へ連れて来たのだろう。
―ゲーテ『ファウスト第一部』より「書斎」 森林太郎訳
Das ist nicht eines Hundes Gestalt! Welch ein Gespenst bracht’ ich ins Haus!
-Studirzimmer, Faust I, Johann Wolfgang von Goethe
あれは狗の姿ではない。
己はなんと云う化物を内へ連れて来たのだろう。
―ゲーテ『ファウスト第一部』より「書斎」 森林太郎訳
»Ist es der Sinn, der alles wirkt und schafft? Es sollte stehn: im Anfang war die Kraft!«
-Studirzimmer, Faust I, Johann Wolfgang von Goethe
あらゆる物を造り成すものが意であろうか。 一体こう書いてあるはずではないか。「初に力ありき。」
―ゲーテ『ファウスト第一部』より「書斎」 森林太郎訳
»Ist es der Sinn, der alles wirkt und schafft? Es sollte stehn: im Anfang war die Kraft!«
-Studirzimmer, Faust I, Johann Wolfgang von Goethe
あらゆる物を造り成すものが意であろうか。 一体こう書いてあるはずではないか。「初に力ありき。」
―ゲーテ『ファウスト第一部』より「書斎」 森林太郎訳
Geschrieben steht: »im Anfang war das Wort!«
Hier stock’ ich schon! Wer hilft mir weiter fort?
-Studirzimmer, Faust I, Johann Wolfgang von Goethe
こう書いてある。「初にロゴスありき。語ありき。」
もう此所で己はつかえる。誰の助を借りて先へ進もう。
―ゲーテ『ファウスト第一部』より「書斎」 森林太郎訳
Geschrieben steht: »im Anfang war das Wort!«
Hier stock’ ich schon! Wer hilft mir weiter fort?
-Studirzimmer, Faust I, Johann Wolfgang von Goethe
こう書いてある。「初にロゴスありき。語ありき。」
もう此所で己はつかえる。誰の助を借りて先へ進もう。
―ゲーテ『ファウスト第一部』より「書斎」 森林太郎訳
ここで、もうおれはつかえる。どうしたらこれが切り抜けられるか。
おれは言葉というものをそれほど重くみることはできぬ。
おれに精神の光がみちているなら、
別の訳語を探らねばならぬ。
これはどうだ。「はじめに思いありき。」
筆があまり軽くすべらぬよう、
第一行に念を入れることだ。
一切のものを創り、うごかすのは、「思い」だろうか。
これはこう置くべきだ。「はじめに力ありき。」
だが、こう書いているうちにもう、
これではまだもの足らぬとささやく声がする。