博物月報
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博物月報主宰者。フリーランスの文筆&編集業。著書に『親子で楽しむ!歴史体験ミュージアム』(朝日新聞出版)、史料集成『テーマで読む現代史』(朝日新聞社)など。河出書房新社の書籍「本で楽しむ博物館」シリーズの企画構成を担当。
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戦前からある学校にしばしば見られ、また「学校の怪談」ものにほとんど準レギュラーとして登場する二宮金次郎像。

彼は、明治末の初の銅像化を契機に、大正時代の宝物殿での展示を経て、昭和戦前期の小学校校庭へと、あたかもホップ・ステップ・ジャンプの如く、明治・大正・昭和の3時代を駆け抜けていったのである。
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明治43年の今日10月12日付の「万朝報」に、二宮尊徳(金次郎)の銅像を販売するとの記事が載った。柴を背負って本を読むポーズの金次郎のフィギュア化…でなくて銅像化は恐らくこれが初めて。
この像は同年9月の東京彫工会に出品されたもので、限定500体販売とのふれこみだったが、売れ行きの方は定かではない。

しかし、東京彫工会に出品された金次郎像は意外な経緯をたどる。御用品に選出されて、明治天皇お買い上げとなり、天皇の没後は明治神宮宝物殿に展示されたのだ。
昭和戦前期になり、小学校に金次郎像を建てるブームが起こった時、この像はモデルとして大きな影響を与えた。
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道端にスズメバチの亡骸が🐝
夏の間はあれほど我が物顔で飛びまわっていたのだが
季節が移り変わっていくなぁ🍂
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映画「そよかぜ」は、元々は戦時中に書かれた戦意高揚調の脚本だったので、街頭慰問隊の設定を劇場オーケストラにするなど、急遽仕立て直して進められた。
劇中歌の「リンゴの唄」も作曲が撮影に間に合わずアフレコになり、並木路子は撮影の時には「丘を越えて」を歌ったという。
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1945年の今日10月11日、戦後初の日本映画「そよかぜ」封切り。挿入歌の「リンゴの唄」が大ヒットし、この時代を象徴する一曲となった。ヤミ市に流れる「リンゴの唄」というシーンはドラマなどにもよく描かれる。
ヤミ市は、焼け跡に自然発生的に出現した露天市場で、経済統制を無視した品や横流し品なども販売された。

写真は国立歴史民俗博物館の再現展示。また、豊島区立郷土資料館にはかつて池袋にあった「池袋ヤミ市」の模型が展示されている。
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昨日の特急「はつかり」の時刻表が出てきた。ダイヤ改正で1958年の新聞に掲載されたもの。さすがに12時間は長い、1日中、列車の中だ…。青森0時20分着とか5時00分発は、青函連絡船に接続しているんだろうな。
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1958年の今日10月10日、国鉄東北本線上野—青森間に特急「はつかり」運転開始。所要12時間。東北方面への初の「特急」となる。10月1日から運転の予定が9月下旬の台風被害で順延になってこの日になった。
図は同年7月8日付の朝日新聞。試運転の写真が載っている。この頃はまだ蒸気機関車での運行だった。
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今日10月10日は「まぐろの日」。神亀3年(726)のこの日、山部赤人が『万葉集』に“鮪(しび)釣る”としてマグロ漁の様子を詠んだとされることから。
なお、世界で初めてクロマグロの遊泳展示に成功した葛西臨海水族園も、1989年の「まぐろの日」にオープンしている。

今でこそ遠洋のイメージが強いマグロ漁だが、群れをなして岸に寄ることもあったようだ。縄文時代の内湾の貝塚・称名寺貝塚の出土魚類は、ボラ48%、マダイ19%に混じって、マグロも8%を占めている(写真2枚目・横浜市歴史博物館「称名寺貝塚」展」2016より)。戦前期までは地引網で獲ったという記録も各地にある。
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政治学研究者のSNS投稿などをいくつか見てると、これで高市さん率いる自民党は公明党の重しがとれて、右派バネが働き、より右傾化するという可能性を幾人かの研究者が指摘している。

しかし、公明党は1回しか切れないカードをこのタイミングで切ったかー!という驚きがあるなー。安倍政権の集団自衛権でも切らなかったカードを。山口那津男さんでも切ったろうか。
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asahi.com
速報:公明の斉藤鉄夫代表が連立政権を離脱する方針。自民の高市早苗総裁に伝える 
www.asahi.com/skh/20251010...
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古代オリエント博物館(東京・池袋)で特別展「やっぱりエジプトが好き💛—昭和のニッポンと古代のエジプト」開催中(〜11/24月)。
昭和30~40年代を中心とした日本におけるエジプト柄ブームを取り上げ、当時の日本社会を振り返る。当時の日本人が抱いた古代エジプトへの興味とあこがれがうかがえるという。

古代オリエント博物館ならではのユニークな「昭和振り返り」企画展! こういう切り口があるとは!
aom-tokyo.com/exhibition/2...
【秋の特別展】「やっぱりエジプトが好き💛 -昭和のニッポンと古代のエジプト」 - 観る | 古代オリエント博物館
東京池袋にある古代オリエント博物館の公式ホームページです。
aom-tokyo.com
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今日10月9日は万国郵便連合結成の日(1874年)。この日を含む1週間は「国際文通週間」。
文通によって文化の交流に努め、ひいては世界平和に貢献するという趣旨で、日本では1958年以来記念切手が発行されている。
額面は基本的に海外郵便の書状料金。絵柄は、当初は浮世絵版画、のちに肉筆画も選ばれた。
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〈絵本作家「なるかわしんご」さんのイカのイラスト原画展「烏賊絵画展」が/蒲郡市竹島水族館で始まった。/色鮮やかに描き上げたヤリイカやコウイカ、ダイオウイカなどのイラストを見ることができるほか、特徴が分かる解説パネルを掲示した。/生きたイカも見てもらおうと/(水族館ゾーンに)アオリイカとバンダコウイカを展示/11月3日まで〉
higashiaichi.jp/news/detail....
【蒲郡市竹島水族館】思い詰まったイカの原画展|故奥谷さん監修の未完成作品も 11月3日まで - 東愛知新聞
東愛知新聞社 東愛知新聞
higashiaichi.jp
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1958年の今日10月8日、岸信介内閣が警察官職務執行法(警職法)改正案を国会に上程。令状なしの身体検査や、保護を名目とする留置を可能にする内容で、安保改定を控えて国内の治安を強化する狙いがあった。
しかし、多くの国民には戦前の治安維持法などを想起させ、反対運動が拡大。従来の左派政党や労組だけではない広汎な運動となり、芸能誌の「週刊明星」が「デートも邪魔する警職法」の特集を組むほどで、政府は11月に改正を断念。
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1988年の今日10月8日、藤ノ木古墳の家形石棺が開かれた。石室内は未盗掘で、多数の副葬品が出土した。
〈とりわけ鞍金具は、当時の東アジアにおいても類をみない技巧と装飾を凝らした超一級品である。大刀と斧をもった鬼神、透かし彫りされた象・龍・獅子・鬼面・鳳凰・兎、縁にあしらわれたパルメット文・龍文などの意匠と、そこに施された極めて繊細で卓越した金工技術は、感歎に値する〉と、橿考研附属博物館DBはちょっと興奮気味に記す。

2体の被葬者が確認されたが、墓誌がなく埋葬者は不明のまま。〈いずれにせよ、外交交渉に秀でた国家の枢要部を占めた人物であったと考えられる〉(前DB)。
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ついったの方で、早稲田演博で北大路展という文字がTLを横切っていったから、魯山人?と思ったら、欣也だった

〈北大路欣也氏は/早稲田大学在学中に学生仲間の公演で「リヤ王」エドガーに本名で出演したのが初舞台。以後、東映時代劇の黄金時代を経験した最後の世代として、映画史に名だたる監督の現場を体験し続けた/2025年、早稲田大学はこのような北大路欣也氏の長年にわたる我が国芸術界における多大な功績に対して、早稲田大学芸術功労者の栄誉を授与/今回の記念展示によって、氏の活動の全貌を、あらためて顕彰、紹介する機会としたい。〉
enpaku.w.waseda.jp/ex/20130/
北大路欣也展
<p>2025年度入学式にご登壇の北大路欣也氏   シェアする ツイート  北大路欣也氏は、1943年、映画俳優の市川右太衛門氏の次男として京都に生まれ、1956年の東映『父子鷹』(松田定次監督)で映画デビューを果た</p>
enpaku.w.waseda.jp
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1963年の今日10月7日、NHKで「新日本紀行」放送開始。日本各地の原風景をインタビューやナレーションで紹介する紀行ドキュメンタリー。
冨田勲作曲によるテーマ音楽が登場するのは1969年度から。
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すいません、年号打ち間違えた。
×1963年→○1965年 です。
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〈「シェー」とひと声、奇声を発して、盆踊りの手ぶりが宙で停止したような珍妙な格好をするあいさつが、昨今、大学生の間ではやっている。もとはといえば、こどもマンガの週刊誌の登場人物がやる身ぶりである〉と1963年の今日10月7日の朝日新聞。
「こどもマンガが大学生に大もて」と題して、テレビ文化と共に育った世代は、マンガに郷愁を覚えてしまうらしいと分析している。「大学生がマンガを読む」というのが、いささかの驚きをもって報じられた時代でもあった。
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1993年の今日10月7日、名古屋市東山動植物園の「世界のメダカ館」開館。かつては身近な存在ながら絶滅の危機に瀕しているメダカ科魚類を研究・繁殖させるためにオープンした。
2021年にリニューアルし、現在アジアを中心に37種いるメダカのうち31種を飼育繁殖させている。これは世界一のメダカ種類数という。
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すごいな、ビオトープ。屋上のわずかなスペースでも🦠🌱

〈盛岡総局の屋上ビオトープでは現在、植物が生い茂っている。/単に植物が増えればいいわけではなく、バランスが大事だという。/未確定のものも含め13種類の植物がいると分かった。このうち、岩手県のレッドリストで絶滅危惧1類とされるイトトリゲモも確認された。/鈴木さんは「水のきれいなため池などで見つかる種です」と言う。〉
www.asahi.com/articles/AST...
猛暑を乗り越えたビオトープ 13種類の植物が繁茂:朝日新聞
朝日新聞盛岡総局の屋上ビオトープでは現在、植物が生い茂っている。9月中旬、岩手県立博物館の学芸員の鈴木まほろさん(植物担当)と、渡辺修二さん(無脊椎(せきつい)動物担当)に、ひと夏越してビオトープが…
www.asahi.com
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生えてきた植物は、サヤヌカグサ、ヘラオモダカ、オモダカ、ヒメガマ?、サンカクイ、アオウキクサ、イボクサ、イトトリゲモ、アゼナ?、セリ、ミゾソバ、ヒメヘビイチゴ、シャジクモ、でした。
やはり何と言っても、持ってきた土が良かったよね。元田んぼだった場所に造られたビオトープの土だから。
あと、土をスロープ状に置いてあるおかげで、植物の多様性が高まることがよく分かった。水深が変わると生える植物も変わる。これぞエコトーン。さすがはオイカワ丸先生。
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これは珍しいテーマの企画展🏝️

帝京大学総合博物館「開拓と共生の島 北大東島」11/4火〜27木
〈今まで一度も大陸に接することなく/現在の位置まで移動してきた島/人が定住を始めたのは、わずかに120年ほど前。八丈島からの移住者によって開拓・定住が始まり、沖縄各地から、さらに台湾や韓国からも人々が/さまざまな人々が織りなして築き上げてきた共生について、多くのことを学んでいただければ幸いです。〉
teikyo.jp/museum/exhib...
開拓と共生の島 北大東島 | 帝京大学総合博物館
teikyo.jp