稲田豊史
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稲田豊史
@inadatoyoshi.bsky.social
ライター・コラムニスト・編集者|『このドキュメンタリーはフィクションです』『ポテトチップスと日本人』『映画を早送りで観る人たち』『ぼくたちの離婚』|Xでつぶやかないことを(なるべく)つぶやく
http://inadatoyoshi.com/
ただし映画化やアニメ化は小説作品にほぼ限られるので、ノンフィクションやエッセイや人文系の本なんて、大学の講義で推奨図書にでもならない限り、視界に入ってこない。内容云々の問題ではなく、とにかく存在を知られていない。知られないまま消えてゆく。それは、歌舞伎やミュージカルを趣味にしていない人が、いま歌舞伎座や帝国劇場で何が上演されてるかなんて知る由もないのと一緒。
December 20, 2024 at 11:52 AM
文字で商売してる人間が生き残る術は「文字による話芸」しかなくなるんだろうな。「ファクトの的確な説明」はLLMが担う。だから人が担うべきは、語り口の面白さとか、芸術的によくできた三題噺とか、目から鱗落ちまくりのアクロバティックな比喩とか、生理的に死ぬほど気持ちいい文体・リズムとか、そっち。去年くらいから「専業ライター(ライティングだけで食っていける人)は5年で半分になる」と言い続けてるけど、もっと早いかも。
December 17, 2024 at 5:47 AM
「配信とかよくわかんないからいまだにDVDレンタルしてる」層がしばらくは残った(残ってる)ことを考えれば、年配層にはまだ「イージーな新書」を売る余地はあるが。人口も多いし。
December 17, 2024 at 5:40 AM
脚本家、漫画アシスタント、漫画編集者の仕事が「奪われない」理由に、めちゃくちゃ納得。し・か・し…

最終的には、私の職業領域であるライティング分野での「影響」について我が事として考えました。結論の提示というより私の思考の開示。生成AIには百者百様の見解がある。
November 25, 2024 at 11:51 PM
いまだに単行本は1600円くらい、新書は7〜800円くらいって感覚の中年以上は多そう。
October 23, 2024 at 3:57 AM
某版元編集さんと話す。「単行本は1冊税込み2000円超えると、やっぱり手に取られにくなるんですよね」。2000円に収めるには総ページ数を抑えるしかない。あるいは帯をなくすとか別丁扉をなくすとか。でもなー、2000円近くする紙の本が薄めだと、それはそれで「えっ」て思ってしまう。世代や読書習慣の有無にもよるだろうけど。
October 23, 2024 at 3:55 AM
それ以外に

・世に流通する「実話ベースの感動的な物語」の絶対数が爆発的に増加
・Wikipedia等の登場と充実による「みんなが知ってる商品やサービスの開発秘話」のコモディティ化
・「短尺 or 1センテンスで伝わるイイ話」に多くの人が慣れすぎ

あたりも、今昔で異なる環境要因かも。
April 8, 2024 at 2:06 PM
前シリーズ放映時、あのクセのある演出と構成、ああいったドラマチックな物語性重視のドキュメンタリーはそれなりに新味があった。が、あのスタイルが多くの国産TVドキュメンタリーに採用されて一般化し尽くした今、新味はあまりない。
April 8, 2024 at 2:06 PM
両者は生きてきた時代が違いすぎる。「先人たちの奮闘の結果、今の日本の経済的・文化的繁栄がある(=日本すごい)」が前シリーズではギリギリ成立してたけど、平成30年間の「先人の奮闘」を追う今シリーズでは、ゴールとしての、成功体験としての「日本の経済的・文化的繁栄」が設定しにくい。
April 8, 2024 at 2:05 PM