本の感想をブクログに置いています。http://booklog.jp/users/junsuido
(安楽椅子であることの意味づけってことはわかるのですが)
それも含めて純文学作家が趣味で探偵小説を書いているような、好きなことをやっている気楽さがありましたよね。
(安楽椅子であることの意味づけってことはわかるのですが)
それも含めて純文学作家が趣味で探偵小説を書いているような、好きなことをやっている気楽さがありましたよね。
事件は、遺産の行方、殺人事件捜査、レオナルド・ダ・ヴィンチ名画探し、そしてエラリーと屋敷の気の強い美人秘書の接近?
前半で若きエラリーが痛恨の失態をします。
殺人推理を披露したのだが、すぐに否定する証言が出てきてしまった!
これによりエラリーは自分の力を過信していたことを恥じて「今後は確証が持てるまで自分の推理を人に言わない」と決めたのでした。
(いままで発表したエラリーシリーズへの書評とかで「なぜ最後に思わせ振りに推理披露するんだ」という指摘でもあって、それの回答でしょうか?)
最後の推理もなかなか凝っていました。
事件は、遺産の行方、殺人事件捜査、レオナルド・ダ・ヴィンチ名画探し、そしてエラリーと屋敷の気の強い美人秘書の接近?
前半で若きエラリーが痛恨の失態をします。
殺人推理を披露したのだが、すぐに否定する証言が出てきてしまった!
これによりエラリーは自分の力を過信していたことを恥じて「今後は確証が持てるまで自分の推理を人に言わない」と決めたのでした。
(いままで発表したエラリーシリーズへの書評とかで「なぜ最後に思わせ振りに推理披露するんだ」という指摘でもあって、それの回答でしょうか?)
最後の推理もなかなか凝っていました。
前半の見どころである素人芝居「恋人たちの誓い」の差し込まれ方も良かったです。
不道徳な内容の脚本を大喜びで演じようとする上流階級の若者たち、キャスト決めで揉め、彼らの「結局自分のことばかり。人を押しのける。いうことは立派だが本心が読者に見える」という書き方、芝居の配役と小説の登場人物の割り振りも小説として上手いです。
その時代にその国で生きた作者が書くものは、当然の状況や価値観が分かって読むと楽しいです。本書でも、上流階級のしきたり、人脈、階級、資産、相続などが描かれます。
前半の見どころである素人芝居「恋人たちの誓い」の差し込まれ方も良かったです。
不道徳な内容の脚本を大喜びで演じようとする上流階級の若者たち、キャスト決めで揉め、彼らの「結局自分のことばかり。人を押しのける。いうことは立派だが本心が読者に見える」という書き方、芝居の配役と小説の登場人物の割り振りも小説として上手いです。
その時代にその国で生きた作者が書くものは、当然の状況や価値観が分かって読むと楽しいです。本書でも、上流階級のしきたり、人脈、階級、資産、相続などが描かれます。
ヒロインのファニーは、上流階級者から身分的にも下に見られてるし、性格が控え目、生真面目、道徳心が強い、その上身体が弱いため、小説内の大きな出来事にファニーがその場にいない時に起きたという、小説の主人公なのに蚊帳の外というヒロインとして珍しい立場😳
そのおかげで、大切な場所には間に合って、彼女の正しさが分かってもらえるんですけどね。
読んでいて、あまりにも引っ込み思案で「大丈夫か!?」と思うんですが、控え目だけど意志は堅いし道徳に関してはかなりきっちりしている。
ヒロインのファニーは、上流階級者から身分的にも下に見られてるし、性格が控え目、生真面目、道徳心が強い、その上身体が弱いため、小説内の大きな出来事にファニーがその場にいない時に起きたという、小説の主人公なのに蚊帳の外というヒロインとして珍しい立場😳
そのおかげで、大切な場所には間に合って、彼女の正しさが分かってもらえるんですけどね。
読んでいて、あまりにも引っ込み思案で「大丈夫か!?」と思うんですが、控え目だけど意志は堅いし道徳に関してはかなりきっちりしている。
フォークナーとかサマセット・モームとかトマス・ハーディ、トルストイなどの大御所なら行けそうですが、そこまでの王道リクエストしづらいですよね😅
梅×梅狙いはちょっと作品に失礼かって気が引けるし😓
フォークナーとかサマセット・モームとかトマス・ハーディ、トルストイなどの大御所なら行けそうですが、そこまでの王道リクエストしづらいですよね😅
梅×梅狙いはちょっと作品に失礼かって気が引けるし😓
文体が堅いというかスラスラ読めず時間がかかってしまいましたが😅
こちらは国書刊行会の「短編小説の快楽」シリーズで、この表現の通り、読んで「なんか楽しいぞ」と感じました。
SF、ミステリー、サスペンスに不可思議現象があり、随分寄り道したけどちゃんと結論に辿くのが小説として読みがいあったというか。
文体が堅いというかスラスラ読めず時間がかかってしまいましたが😅
こちらは国書刊行会の「短編小説の快楽」シリーズで、この表現の通り、読んで「なんか楽しいぞ」と感じました。
SF、ミステリー、サスペンスに不可思議現象があり、随分寄り道したけどちゃんと結論に辿くのが小説として読みがいあったというか。
『雪の偽証』
推理小説のような。
評論家と若い詩人が旅に出た。近くの農場四人の娘と住むデンマーク人は、外部との接触を完全に禁じている。彼の過去がデンマークの歴史にも関係あるようだがこれはよく分からなかった😓
数日後、農場の娘の一人が亡くなり、葬儀のために農場が開かれる。
数カ月後、若い詩人がデンマーク人に殺される。評論家はデンマーク人に会いにゆく。
それを踏まえて「本当はこうなんじゃないの?」という推理小説の解明編みたいになる。
死の真相がどうであるにしろ、死をやり過ごすために繰り返しの日々を送る屋敷に「死を運ぶ」役割を果たした男と、開放として受け入れた娘。
『雪の偽証』
推理小説のような。
評論家と若い詩人が旅に出た。近くの農場四人の娘と住むデンマーク人は、外部との接触を完全に禁じている。彼の過去がデンマークの歴史にも関係あるようだがこれはよく分からなかった😓
数日後、農場の娘の一人が亡くなり、葬儀のために農場が開かれる。
数カ月後、若い詩人がデンマーク人に殺される。評論家はデンマーク人に会いにゆく。
それを踏まえて「本当はこうなんじゃないの?」という推理小説の解明編みたいになる。
死の真相がどうであるにしろ、死をやり過ごすために繰り返しの日々を送る屋敷に「死を運ぶ」役割を果たした男と、開放として受け入れた娘。
『大熾天使』
海岸の保養所のホテルに来た男は世界の終わりの予兆を見た…ってこと?😅
しかしホテルの客たちは眼の前のことを気にして牧師(彼も十分怪しい)は「普通の生活をしましょう」という。
男はここに来てからある詩が頭に浮かんでいる。いつ聞いたのだろう?
そして女主人の一人娘を助けるために行動を起こす…、のかな?…よくわからなかったんですが、面白くはあった。
『真実の顔』
地元の名士が急に家畜虐待をするようになった。なんでも「人間は死んだら生まれ変わる。家畜たちに死んだ人間の顔が重なって見えるようになったのだ。生命の真実を知ってしまったんだ」ってことらしい。
『大熾天使』
海岸の保養所のホテルに来た男は世界の終わりの予兆を見た…ってこと?😅
しかしホテルの客たちは眼の前のことを気にして牧師(彼も十分怪しい)は「普通の生活をしましょう」という。
男はここに来てからある詩が頭に浮かんでいる。いつ聞いたのだろう?
そして女主人の一人娘を助けるために行動を起こす…、のかな?…よくわからなかったんですが、面白くはあった。
『真実の顔』
地元の名士が急に家畜虐待をするようになった。なんでも「人間は死んだら生まれ変わる。家畜たちに死んだ人間の顔が重なって見えるようになったのだ。生命の真実を知ってしまったんだ」ってことらしい。
『影の下』
資産家で初老の男が若い人妻と恋に落ちた。だが他の男と会っている姿を見た、ような気がして彼は立ち去った。
その後火事にあったらしく、恋人の消息も不明になってしまう。
男は全資産を失いアフリカに行く。ある日下町の酒場の前で恋人を見た、と思った。いまでも酒場で彼女を待っている。
『偶像』
古美術商が顧客のためにフランスに行く。アルゼンチンに帰ってきたら、フランスの城で合った女中が「仕事を紹介してほしい」と訪ねてくる。
美術品と一緒に宗教とか儀式に使うものの具現化である女が付いてきちゃったってことかな?
『影の下』
資産家で初老の男が若い人妻と恋に落ちた。だが他の男と会っている姿を見た、ような気がして彼は立ち去った。
その後火事にあったらしく、恋人の消息も不明になってしまう。
男は全資産を失いアフリカに行く。ある日下町の酒場の前で恋人を見た、と思った。いまでも酒場で彼女を待っている。
『偶像』
古美術商が顧客のためにフランスに行く。アルゼンチンに帰ってきたら、フランスの城で合った女中が「仕事を紹介してほしい」と訪ねてくる。
美術品と一緒に宗教とか儀式に使うものの具現化である女が付いてきちゃったってことかな?
『墓穴掘り』
経済的な理由で殺人を行った若夫婦は、商売も順調になる。だが二人、特に夫は不安と焦燥感に駆り立てられている。そして夫婦につきまとうような男が現れる。
犯罪サスペンスか、と思っていたら、それを暴くものが、殺人者とは全く関係ない幽霊話というか精神不安定者の戯言だった。
『大空の陰謀』
パラレルワールド物。
アクシデントで違う世界に行ってしまった。そこはこの世界と歴史が違うので、ある国に関するものがごっそりと存在しない。
パラレルワールドなんだけど、歴史・民族に詳しければもっと楽しめるのかな。アイテムが先住民族の指輪だし。
『墓穴掘り』
経済的な理由で殺人を行った若夫婦は、商売も順調になる。だが二人、特に夫は不安と焦燥感に駆り立てられている。そして夫婦につきまとうような男が現れる。
犯罪サスペンスか、と思っていたら、それを暴くものが、殺人者とは全く関係ない幽霊話というか精神不安定者の戯言だった。
『大空の陰謀』
パラレルワールド物。
アクシデントで違う世界に行ってしまった。そこはこの世界と歴史が違うので、ある国に関するものがごっそりと存在しない。
パラレルワールドなんだけど、歴史・民族に詳しければもっと楽しめるのかな。アイテムが先住民族の指輪だし。
『二人の側から』
「この世は通過点。魂はもう一つ世界での人生を送る」という信仰を持つ青年は、ある晩もう一つの世界に旅立った。彼の恋人も追いかける準備をする。準備を手伝うのは幼い少女。自分も「もう一つの世界」に行けるの?
でも少女は現実的で、まずはこの世で生きなくちゃね、って立ち去ります。
『愛のからくり』
ホテルに泊まった人たちが、ある晩音楽を聞き、いつもと違うことをする。
どうやらこのホテルで行われていたバッカス祭の名残で、人々の本質的な性質、勇気、道徳、愛が表面化したらしい
では今夜が過ぎたらどうなるのだろう?あのとき感じた愛はまやかしだったのだろうか?
『二人の側から』
「この世は通過点。魂はもう一つ世界での人生を送る」という信仰を持つ青年は、ある晩もう一つの世界に旅立った。彼の恋人も追いかける準備をする。準備を手伝うのは幼い少女。自分も「もう一つの世界」に行けるの?
でも少女は現実的で、まずはこの世で生きなくちゃね、って立ち去ります。
『愛のからくり』
ホテルに泊まった人たちが、ある晩音楽を聞き、いつもと違うことをする。
どうやらこのホテルで行われていたバッカス祭の名残で、人々の本質的な性質、勇気、道徳、愛が表面化したらしい
では今夜が過ぎたらどうなるのだろう?あのとき感じた愛はまやかしだったのだろうか?
個人的にはアクロバットアクロバットになるのはあんまり…と思うんだけど😅
リッポン!4Fに挑み続けていたり、NHK杯エキシビションで滑らず歌ったり😆
個人的にはアクロバットアクロバットになるのはあんまり…と思うんだけど😅
リッポン!4Fに挑み続けていたり、NHK杯エキシビションで滑らず歌ったり😆
アダムが2年くらい「観客を楽しませたいんだ!」としてバックフリップ入れ続けて、そのころは減点されてたんだけど、それでも入れ続けて、ついにルール変わった感じ。
アダムが2年くらい「観客を楽しませたいんだ!」としてバックフリップ入れ続けて、そのころは減点されてたんだけど、それでも入れ続けて、ついにルール変わった感じ。
宇野くんがいた頃は、全日本選手権にはランビエルとコストナーがいた!😍(そして高橋大ちゃんはアイスダンス選手という不思議な時空😆)
1位宇野、2位鍵山だった時の表彰式で、コーチのランビエルとコストナーが手を取って「勝利のダンス」を踊ってて観客大喜び😆
宇野くんがいた頃は、全日本選手権にはランビエルとコストナーがいた!😍(そして高橋大ちゃんはアイスダンス選手という不思議な時空😆)
1位宇野、2位鍵山だった時の表彰式で、コーチのランビエルとコストナーが手を取って「勝利のダンス」を踊ってて観客大喜び😆
(1位マリニン、3位鍵山くんです)
(1位マリニン、3位鍵山くんです)
パパダキスはショーに出たりしてるみたい。
パパダキスはショーに出たりしてるみたい。
このくらいは大丈夫のはず…🫢
読み始めに考えたよりも、テーマが多角的でした。読みやすさ、物語、キャラクター、科学(私は理解できてませんが😅)全体に面白かったです!
このくらいは大丈夫のはず…🫢
読み始めに考えたよりも、テーマが多角的でした。読みやすさ、物語、キャラクター、科学(私は理解できてませんが😅)全体に面白かったです!