同感です。アメリカの民主主義と繁栄は、絶大で永久であると長い間皆がそう信じて疑わなかったけれど、現実には、ほんとにモロイものだったですね。もちろん、アメリカの民主主義が少しずつ崩れてきていたのに、長い間それを認めず真剣に受け止めなかった私達国民にも責任があると思います。

東電福島第一原発事故で冷却ができずにいたあのころ、犬を連れ身のまわりのものだけを車に積んで逃げなくてはならないのかと思いました。そして、二度とここには戻れないのかもと。お墓に母を独り残していくのだと。何を見ても涙が出ました。新築時に取り付たカーテン、コーヒーカップ、自分で植えたハナミズキ・・・
絶望しかなかったあのころ。
やっとやっと冷却が始まったけれど、それは次に続く大きな山の存在を思い知るときでもありました。その山をまだ完全に克服できてはいないけれど、それからずっと春になれば花は咲いてくれます。

花は咲く　あの年も　去年も　今年も　来年も

notte stellata 2026

この報道が切り取りでないことを願うばかり。
もし、自分が一人暮らしだったり体に支障があれば心細いだろうなと。
まずは政府として国民の皆さんの安全確保に尽力する、のあとに「それでも、まずはご自分でできることはお願い」と言うべきではなかっただろうか。
マスコミもそこを言わず、冷たい言葉をマイクで刷り込む。なんと冷たいことか。

〈（ノーベル平和センター）のシェスティ・フログスタ所長は取材に「言論の自由やデモの自由、人びとの権利がなければ何が起こりうるのか、考えてほしい」と訴える。「制度としての民主主義は守られなければならない。現代の政治的な争いは、右派と左派ではなく、むしろ民主主義と独裁との闘いなのです」〉

こうした粘り強さによって、女性、移民、血統を理由に差別された人々、少数民族、環境など、多くの人々の権利にとって画期的な勝利が達成された。

そして私たちはこれからも忍耐強く努力を続けていく」

雑感：
国連システムは国際政治や大国の方針変更、資金削減に振り回されている。

一方で人権の言葉を話す大勢の人々が世界中にいる。日本では「グレタさん船団」と紹介されがちなガザを目指したグローバル・スムード船団の活動などを思い出す。

今は歴史上でもとても重大な局面なのだと思っている。自由で平等な個人であることの重み。

ターク国連人権高等弁務官はこう記している。

「残念ながら、直面すべき人権課題、解決すべき問題、そして守るべき価値観は尽きない。世界中にどれほどの騒音、ガスライティング、そして根強い不正義があろうとも、私たちの多くが同じ普遍的な人権の価値を信じていることは心強い」

「私は社会運動、特に若者が主導する運動に活力を感じる。彼らは、私たちの共通の人間性と尊厳のために、古くから続く闘いの新たな章を刻んでいる。ジャーナリスト、活動家、そして人権擁護活動家たちは、自由、平等、そして正義を求める世界的な運動の最前線に立ってきた。
（続く