現実と地続きな霊が見せる夢が、ビデオ画質で表現されるのがなんとも「リング」の呪いのビデオめいている。
霊の表現がまんまフレディでプラティカルなゴア描写もあり、80年代が舞台だし、なんだか懐かしい気持ち。
最近ビデオが出る映画をよく見かけるが、レコードみたいに「ホワイトノイズに温かみが」みたいな話も出てきているんだろーか?
オモシロかったー!
現実と地続きな霊が見せる夢が、ビデオ画質で表現されるのがなんとも「リング」の呪いのビデオめいている。
霊の表現がまんまフレディでプラティカルなゴア描写もあり、80年代が舞台だし、なんだか懐かしい気持ち。
最近ビデオが出る映画をよく見かけるが、レコードみたいに「ホワイトノイズに温かみが」みたいな話も出てきているんだろーか?
オモシロかったー!
前に読んだ「許されようとは思いません」を褒める言葉に「満願を継承した傑作」というような表現があったので読んでみた。
ちょっとしたイヤな原因の殺人ばかりが書かれた本という事か。
ホームズやポワロでないと解けない大掛かりでトリッキーな仕掛けやアリバイ工作の無い、地味な殺人の背景にある人間模様。
渋い。
前に読んだ「許されようとは思いません」を褒める言葉に「満願を継承した傑作」というような表現があったので読んでみた。
ちょっとしたイヤな原因の殺人ばかりが書かれた本という事か。
ホームズやポワロでないと解けない大掛かりでトリッキーな仕掛けやアリバイ工作の無い、地味な殺人の背景にある人間模様。
渋い。
登場人物の考えやタバコをスパスパ吸う様子から、なんとも古臭いなあ、と思い調べてみたら1988年に初版が出た本だった。
とたんに、あの頃のトレンディドラマが思い起こされ解像度がグッと上がった。
加えてカルピスや映画「アリゲーター」といった固有名詞にホラーな情景が重なり、やはりコレは当時流行ったスティーブン・キングだと。
急に登場する生っぽい濡れ場や、閉じ込められる展開は「クジョー」まんまだ。
これはダブル浅野を恐怖に突き落とすトレンディホラーであろう。
書かれた時代背景大事!
登場人物の考えやタバコをスパスパ吸う様子から、なんとも古臭いなあ、と思い調べてみたら1988年に初版が出た本だった。
とたんに、あの頃のトレンディドラマが思い起こされ解像度がグッと上がった。
加えてカルピスや映画「アリゲーター」といった固有名詞にホラーな情景が重なり、やはりコレは当時流行ったスティーブン・キングだと。
急に登場する生っぽい濡れ場や、閉じ込められる展開は「クジョー」まんまだ。
これはダブル浅野を恐怖に突き落とすトレンディホラーであろう。
書かれた時代背景大事!
なるほど。話だけなら紛う事なくセガールなのだが、陰惨かつ凄惨な人殺しをいかに爽快に魅せるか? という、今まで無くはなかったが、極限まで突き詰めたのが高評価されたのだなあ。
タイトルの出るタイミングが完璧。音楽はインダストリアルなジョン・カーペンターみたいでカッコいい。列車内という狭い空間での、最近だとガチャガチャしがちな撮影も、落ち着いて堂に入った見事な物だ。
いやぁ、コレは素晴らしい。
なるほど。話だけなら紛う事なくセガールなのだが、陰惨かつ凄惨な人殺しをいかに爽快に魅せるか? という、今まで無くはなかったが、極限まで突き詰めたのが高評価されたのだなあ。
タイトルの出るタイミングが完璧。音楽はインダストリアルなジョン・カーペンターみたいでカッコいい。列車内という狭い空間での、最近だとガチャガチャしがちな撮影も、落ち着いて堂に入った見事な物だ。
いやぁ、コレは素晴らしい。
それにしてもこの歳になると、このバリー・ホワイトの歌詞が優し過ぎて沁みる。
www.youtube.com/watch?v=gWHk...
それにしてもこの歳になると、このバリー・ホワイトの歌詞が優し過ぎて沁みる。
www.youtube.com/watch?v=gWHk...
“弁理士”とは特許関連専門の代理人だそうだ。凄いオモシロかった!
簡単かつ解り易い説明で特許のシステムを説明をしながら、それを利用した陰謀を暴く痛快サスペンス。
なるべく法廷闘争にならないようチャンチャンで終わらせる為に、大胆な手段を繰り出し続けるのが実にスリリング。
ホラーの休みに評判の良いミステリーでもと選んだのだが、ピッタリハマった。
シリーズ化されてるので休み読書として復讐シリーズと併用決定。
“弁理士”とは特許関連専門の代理人だそうだ。凄いオモシロかった!
簡単かつ解り易い説明で特許のシステムを説明をしながら、それを利用した陰謀を暴く痛快サスペンス。
なるべく法廷闘争にならないようチャンチャンで終わらせる為に、大胆な手段を繰り出し続けるのが実にスリリング。
ホラーの休みに評判の良いミステリーでもと選んだのだが、ピッタリハマった。
シリーズ化されてるので休み読書として復讐シリーズと併用決定。
この先、「梨」が作家を続け多くの作品群を残したあと、この本は「梨:中2期」に区分されるだろう。ロマンチックな比喩の羅列が読み辛い。
ただ、内容的には面白く、例えば幽霊は強い念を持って出るんだろうからその姿も幽霊が思った通りの姿だろう。とか、ずーっと帰ってくれないコックリさんとか。
クロスワードパズルが完成すると不穏な言葉が現れるとか、テストの文章が不穏とかの遊び感も楽しい。
ラストのハコ(文中は□)遊びはちょっとハっとした。
それにつけても、中2ロマンチックジャスティスな文章の辛さよ。
この先、「梨」が作家を続け多くの作品群を残したあと、この本は「梨:中2期」に区分されるだろう。ロマンチックな比喩の羅列が読み辛い。
ただ、内容的には面白く、例えば幽霊は強い念を持って出るんだろうからその姿も幽霊が思った通りの姿だろう。とか、ずーっと帰ってくれないコックリさんとか。
クロスワードパズルが完成すると不穏な言葉が現れるとか、テストの文章が不穏とかの遊び感も楽しい。
ラストのハコ(文中は□)遊びはちょっとハっとした。
それにつけても、中2ロマンチックジャスティスな文章の辛さよ。
本当は先週なのだが忘れてしまい、今週のマストの要件に。
テンションが鬱寄りな瞬間を捉えて捕まえる(テンション高いとシャーシャー言って大暴れ)のだが、そのタイミングが難しい。
ゴロゴロと懐いている時は捕まえ易くはあるだろうが、懐く=爪切りと記憶されるのはイヤだし。
本当は先週なのだが忘れてしまい、今週のマストの要件に。
テンションが鬱寄りな瞬間を捉えて捕まえる(テンション高いとシャーシャー言って大暴れ)のだが、そのタイミングが難しい。
ゴロゴロと懐いている時は捕まえ易くはあるだろうが、懐く=爪切りと記憶されるのはイヤだし。
素晴らしい少年ジャンプ魂。
サイコー!
素晴らしい少年ジャンプ魂。
サイコー!
テレビシリーズ「呪われた大家族」「ストーカー地獄篇」「しじんの村」のノベライズ。
アレを文章に置き換えるのは難しかろうと思ったが、やはり難しかったみたい。
テレビの“絵”の情報はそれぞれの話の末尾に“取材者メモ”としてネタ明かしをする方式なのだが、興の冷めること冷めること。
「放送禁止」がいかに優れた映像作品だったかが証明される皮肉な感じに。
テレビシリーズ「呪われた大家族」「ストーカー地獄篇」「しじんの村」のノベライズ。
アレを文章に置き換えるのは難しかろうと思ったが、やはり難しかったみたい。
テレビの“絵”の情報はそれぞれの話の末尾に“取材者メモ”としてネタ明かしをする方式なのだが、興の冷めること冷めること。
「放送禁止」がいかに優れた映像作品だったかが証明される皮肉な感じに。
フリと回収が上手く、展開や呪いの独自性も派手さこそ無いがやはり上手い。
ホラー小説として上手いんだが、どうやら作者はモキュメンタリーブームに乗れないものか?と思案した果てにテーマを「ホラードラマの撮影」にしたような気配が煤けて見えた気がして、若干引く。
主人公の“頼りになるサイドキック”が稲川淳二に憧れてマオカラーのジャケットに薄いのに口髭を生やしている、という設定がまぁまぁジャマ。場を和ませ過ぎる。
オモシロかったー!
フリと回収が上手く、展開や呪いの独自性も派手さこそ無いがやはり上手い。
ホラー小説として上手いんだが、どうやら作者はモキュメンタリーブームに乗れないものか?と思案した果てにテーマを「ホラードラマの撮影」にしたような気配が煤けて見えた気がして、若干引く。
主人公の“頼りになるサイドキック”が稲川淳二に憧れてマオカラーのジャケットに薄いのに口髭を生やしている、という設定がまぁまぁジャマ。場を和ませ過ぎる。
オモシロかったー!