洸村静樹
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洸村静樹
@seijukomura.bsky.social
2022年仙台短編文学賞プレスアート賞「帰還する光たち」2021年太宰治賞最終候補「三月の子供たち」著者。
最近、好きな言葉は「そうさ100パーセント他力、もう念仏しかないさ」です。
川で泳いで、手打ちうどんを食べ、子供にガンプラつくった夏の終わり。
August 17, 2025 at 3:23 PM
光の犬読了。

人が偶然であい、生まれ、それぞれの能力に応じた生をおくり、病を得て死んでいく。それが北海道の100年=開拓の100年を舞台に描かれる。

犬の生が人のそれと対比されるが、次第に近似したものに。

キリスト教を扱うが、作品は仏教的で、結果として日本に土着化したキリスト教受容の表現となっているようにおもう。

北海道でうまれ、僻地と都市で19年弱暮らした身として、凄まじくリアルな描写。

人生を開くために移動が必須であること。札幌で止まる人、その先まで行く人。東京を飛び越えて外国へ出る人。

マイナス20度の世界では駅までに凍死することがあること。
August 16, 2025 at 12:13 AM
松家仁之の「光の犬」は、高められた目で地方と中央での自分の人生を再体験するような感覚がある。自分よりも高い場所から世界をみた結晶体。これが北海道100年のある人生なのだ、といわれれば納得しうる。

正確な言葉で観測され、フィルムに再構築された北の世界。文体に吹く風はとてもよく馴染む。
August 14, 2025 at 4:40 AM
日本キリスト教の始まりともいえる秀吉による26聖人殉教の地長崎。200年以上の潜伏キリシタンによる土着化した信仰、浦上四番崩れから信徒たちの強制移住をへて、ようやく信仰が許された彼らを待っていたのは同じキリスト教国による核の炎だった。

圧倒的な現実を知りそれでも残る何かを考え続ける。

プロテスタントの合理精神、近代ユダヤ教の科学との調和、ホロコーストへの反動の果てに、戦後を支配するものとして作られた核。

不条理に耐え人生に意味を与える心の営みであった、素朴な潜伏キリシタンの信仰。

どちらも人の営みだが、80年前の長崎でそれが交わってしまった。
August 9, 2025 at 1:47 AM
目下精読中。二冊とも気が凝縮され名著の風格がある。
July 9, 2025 at 1:21 PM
長崎のクルス
大浦天主堂のこんぺいとう

トータルデザインが優れている。。。
July 2, 2025 at 7:23 AM
「二〇二〇年代の同時代文学
戦争とディストピアを越えて」
仲俣暁生さん

信頼の破船房より到着。豪雨で封筒ぬれたがビニールでセーフ。

レター、シップレックもよい感じ。

wreck=壊れた。
昔レッキングクルーってゲームあったことを思い出す。まだ若いマリオがハンマーもってひたすらぶっ壊す。
July 1, 2025 at 11:06 AM
その日浦上天主堂では信徒たちが集まっていた。信徒、親父、全滅した。
左は天主堂の廃墟で見つかったロザリオ、右は浦上の民家でみつかった溶けてくっついたロザリオとのこと。
June 28, 2025 at 2:29 AM
一発の原子爆弾が浦上天主堂の500メートルほど南西の上空で炸裂したのだ。南の大浦天主堂は倒壊こそ免れが、浦上天主堂はひとたまりもなかった。
June 28, 2025 at 2:26 AM
1865年に大浦天主堂(左)が完成し、ここに浦上村の信者がおとづれ、日本にキリシタンがいたと奇跡とよばれる。いわゆる信徒発見。
しかし弾圧がおき、浦上四番くずれがおきる。1868年。国際社会の批判を浴び禁教はおわる。

浦上の地にも浦上天主堂(右、再建)が建設。しかし彼らの受難は終わらなかった。
June 28, 2025 at 2:22 AM
踏み絵は信仰対象でもあった。
クリスマスを祝う儀式は、完全に土着化した和風の儀式だった。
民間宗教だといいはって伝えたのだという。200年以上。
June 28, 2025 at 2:16 AM
資料館が併設。隠れキリシタンの信仰対象の本物をはじめてみた。重ねられた祈りにおののく。

弥勒菩薩をイエスにみたてたり、マリア観音も多様。
June 28, 2025 at 2:14 AM
こんな感じの坂をいく。Googleだと近いんだけど垂直移動やばいのが長崎笑
June 28, 2025 at 2:11 AM
日本二十六聖人殉教記念碑

1597年に京都で捕らえられた26人の信徒が極寒の冬を長崎まで1000キロ歩き、西坂という丘の上で十字架にかけられ殉教した。12才の少年も。フロイスにより世界に報告された。彼らは後に列聖されている。

長崎駅から10分ほど。舟越保武作。
June 28, 2025 at 2:08 AM
長崎新地中華街にて
大変美味い
June 26, 2025 at 9:46 PM
長崎出島でトルコライス。
旧出島神学校。
文化混淆。
June 26, 2025 at 3:38 AM
出島。監査おわり。
June 26, 2025 at 2:44 AM
原爆で倒壊しなかった天主堂は白く、力強く、大地の声がして、美しかった。
June 25, 2025 at 10:21 AM
信仰。現代なら、なにを持ってこころを生かすのか。生を無としないか。彼等にとってはキリスト教だった。

人間のこころはかわらない。
これはサバサンド。とてもうまい。
June 25, 2025 at 10:12 AM
長崎はまさしく坂の町。登山レベルの激坂をスイスイいくタクシーに度肝をぬかれる。土地のくらし。

日本最古の木造教会、大浦天主堂に心を打たれる。打たれるしかないだろう。
June 25, 2025 at 10:11 AM
東京~博多は4時間半。そんなもんなんです。
博多でリレーかもめにのり、武雄温泉で長崎新幹線へ。
博多~長崎は新幹線つながってないんだけど、博多からリレーかもめという特急にのり、武雄温泉の同じホームでかもめがまってて、それに三分でのりかえる。日本じゃないと出来ないシステム。すごい。
June 25, 2025 at 10:07 AM
群像 44人の孤独の時間
を読みながら新幹線で西へ

随筆の二つの敵は、ナルシシズムと陳腐さ。僕が人として乗り越えたいとおもうカルマでもある。

大体は作品から想像される言葉のトーン、深度。作品は人の眼差しなのだ。

時折、はっとする言葉がある。
もうおじさんだから、圧倒はされない。ただ、あえましたね、という感じ。

一人異次元なのは筒井康隆氏。強いですね。
June 24, 2025 at 10:42 PM
星野珈琲で終わらせるワンオペの夜。乗り切れ青春。
June 7, 2025 at 10:22 AM
きちんと読もうと買いました。
June 5, 2025 at 12:53 AM
何はともあれ、予約。
June 5, 2025 at 12:05 AM