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戦争反対(言える時に言わなきゃやばい)
2025年の目標
「書く人」になる🦞

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「仕事辞めたらローン払えない…」の出口のなさ
November 12, 2025 at 9:04 AM
いや、恐ろしい内容ではないんだけど、一人称視点の語り方がどことなくホラーみがあって、現代社会の課題と一人一人の人生と取捨選択が「諦め」と同義になる描写が、凄まじかった

結婚も子育てもしたことないけど、生々しい。
November 12, 2025 at 9:04 AM
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だからやっぱ、『もののけ姫』もそうだけど、根本的には哲学とコンセプトの話なんだと思う。抽象的だからバズりにくいだけで、本当に重要なのはこれなんだろう。
ここはどうしたってAIに置き換え不可能な部分で、人間がやるしかないところ(なのは朗報でもあるかもしれない)
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『もののけ姫』見返してつくづく思うのは、やっぱ作品を真に特別にするものって「思想」なんじゃないかと。SNSとかでも「この作画が凄い」とか「このディテールの描き方が凄い」とかってよく話題になって、実際に細部は大事だし、そういう話はオタク的な傾向が強いコミュニティではわかりやすく「凄さ」のネタにもなるんだけど、でもいちばん大事なものってそこなんだろうか、とはよく思ってしまい。今やオタク的な場では嫌われワードなのかもだが、それこそ「思想」というか、哲学やコンセプトといった根本的・抽象的なものが本当は全てを支配しているのではないかと。それはやはりアニメばっかり見てても身につかないもんなんだろうなとも…
November 11, 2025 at 2:33 AM
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クリエイターやオタク的な鑑賞者の間での「ディテール」への信奉があって、もちろん美術や小道具や背景の現実らしさや時代考証など設定を含めたディテールは本当に大事なんだけど、でもそれが目的化しては本末転倒だよなとも思っていて。あくまで最終目的地は「面白い作品」「凄い作品」「新しい作品」であって、つまらなかったり古臭いのにディテールだけこだわってもしょうがないよなとも思う。「こんなに細かく作り込んでる、凄いだろ」のアピール合戦になってオタクだけ喜ばせたってしょうがないし。
『羅小黒戦記』も明らかに「ディテール」凄いんだけど、細部へのこだわりは目的化してなくて、わざとらしさも感じさせないのが凄いと思う。
November 11, 2025 at 2:26 AM
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『羅小黒戦記』シリーズ、「凄いアクション」がよく話題になって、私も初見勢にはまず(わかりやすいし)そこを推すんだけど、「アクションが凄い」作品はそれなりに日本にもあるんだよね。近年でもたとえば『鬼滅の刃』の映画も気合い入ってたし、カメラがめっちゃ動くとか高速で凄い動きをするとか、いわゆる「神作画」的なアクションは必ずしも『羅小黒』の専売特許ではない。
『羅小黒戦記』が真にヤバいのは、アクションシーンではないところの「アクション」だと思う。雪の降る流石会館に調査に行ったシャオヘイが、滑らないように気をつけながら階段を登ったり、観客には見えない敷居を「よっ」とまたぐ動きをしたり。ここに秘密がある。
November 11, 2025 at 2:15 AM
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『羅小黒戦記2』、これは伏せずに言って良いと思うが、というか本来もっとそう語られるべきだと思うので言うが、反戦映画だよね。
細やかな所作で「命を吹き込む」アニメーションの達人的技術があるからこそ、武力衝突によってあっけなく「命が失われる」恐ろしさを描くことができる。戦争の惨禍によって心に深い傷を受けたキャラクターが中心人物でもある。
そして根本的には、戦争を止めるために主人公たちが(それぞれの思想や属性や立ち位置の絶妙な違いを乗り越えて)やるべきことをやろうとする物語である。制作国が中国なことで、変に捻れた見方をする人もネットには多そうだが、かなり素直な意味でいま見られるべき映画じゃないかな。
November 11, 2025 at 3:19 AM
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中国の表現規制の問題、確かに軽視してはいけないんだが、とはいえ強固な哲学をもつクリエイターはそんなシビアな言論状況の中でもなんとか果敢にやりたいことをやり、攻めたものを作るもんだな、というのは『羅小黒戦記』に限らず実写・アニメ・ゲームなど他の優れた中国(にも限らず)の作品を観てても感銘を受けるところ。
なので国や社会の縛りに過度に注目することで、クリエイターが作中で率直に表現していること(『羅小黒戦記2』の反戦的テーマ性など)が軽視されたり、変に捻じ曲げて解釈されたりしてはいけないと思う。
じゃあ逆に「規制」がもっと緩いはずの日本では立派なもん作ってんすか、という問い直しも不可避になるわけでな
November 11, 2025 at 7:52 AM
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『羅小黒戦記』一作目、中国の国際政治情勢も踏まえた上で、マイノリティにあたる妖精の描かれ方(テロリズム→制圧→同化、的な)はあれでいいのか、的な批判もあって、そういう視点からの批評はアリだと思うし、実際どのクリエイターも政府の表現規制という強い縛りの中で作ってるとは思うんけど、一方で『羅小黒戦記』に匹敵するほど、「消えゆくマイノリティの痛み」をテーマの中心に据えた日本アニメって近年なんかあったかな、フーシーほど強い印象を残すキャラクターって誰かいたかな…とは考えてしまった。
正直『平成狸合戦ぽんぽこ』くらいしかパッと思いつかないが(遡りすぎ?)
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『羅小黒戦記』一作目、まぁwebアニメの劇場版ということもあり多少の荒削り感はある(修行パートの能力云々の説明はやや言葉に頼りすぎ、終盤の鍵となる能力の提示も足りない等)とは思うけど、アクション主軸のエンタメ大作としてこれに匹敵する、近年の日本のアニメ映画を正直ひとつも思いつかないし、やっぱ傑作だよなと。
(中国社会の情勢も踏まえて)少数派の描かれ方が〜的な批判も当時見かけて、一理あるけど、でも「共存という理想の影にある苦しみ」というビターかつ射程の大きなテーマにこれほど正面から向き合った娯楽大作とか、日本で最近あったか…?とも思っちゃうのよね
bsky.app/profile/numa...
『羅小黒戦記 ぼくが選ぶ未来』リバイバル上映みてきた。
ここ十年の東アジア圏を代表するアニメ映画であることに疑いの余地はないと思うが(スパイダーバースと正面からタメ張れる稀有な作品よな)、改めて特異な一作だなと実感。
劇場で見返すととにかく「静かな」映画だなと驚く。絵も音もエモもひたすら「盛って」いくのが主流の中、本作はBGMもすごく控えめだし、絵柄も全くコテコテしてない。でもとにかく絵の動きの快楽と、過剰な情緒に頼らないシナリオの上手さで魅せていく。
これがなぜ日本から生まれなかったか…と嘆くこともできるが、むしろ往年の日本アニメ的特性が広く東アジアでちゃんと受け継がれたことに喜ぶべきかもね
November 11, 2025 at 8:05 AM
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『羅小黒戦記2』、しみじみ好き…と思ったのは、実際に本人が出てくる出てこないは置いといて、フーシーが非常に重要な存在として物語に影を落とし続けるんだよね。ある種、フーシーに捧げられた続編でもある。
「2」で初出のキャラの言動を通じて、前作ではある種の断罪を受けたフーシーへの見方にも揺らぎが生じ、「あれ、てことは、あの時フーシーが言ってたことって…」とか「むしろフーシーって相対的には意外と…」とか、彼の主張や思想をもう一度問い直す機会になってる。その上で現実の私たちは何を選ぶべきか、という思考も促す。

あとみんな思うのは「フーシー、マジでありえんほど強かったんだな…」ということ(1対1でお前)
November 11, 2025 at 8:18 AM
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『羅小黒戦記2』バトル映画にして反戦映画だし、なんならもう次回作はバトル無しでいいかもくらいに思ってるところある(人命救助とかパルクールのアクションはぜひほしいけどね)。今回も一番すっげえなと思ったとこはバトル(も鬼ヤバかったけど)じゃなくてノワール探偵パートだし。次こそほんとに(今回の元々の構想だったという)ミステリー編でも文句言わないくらい。

『羅小黒戦記』、アクションの絵面こそめっちゃドラゴンボールだし作り手は鳥山明は大好きと思うが、意外と少年漫画的な強さのインフレ現象には抵抗してるんだよね。
仲間も敵も、前作の仲間や敵より弱い。でもこんなに多様で複雑で面白いものが描けると証明してる。
November 11, 2025 at 8:42 AM