軟体動物多様性学会【公式】
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軟体動物多様性学会【公式】
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会の広報に加え、軟体動物学の普及啓発を目的として貝類の様々な話題を中の人(福田 宏)が縦横無尽に呟きます。分類学上の情報などは特記しない限り全て中の人の見解です。英文誌 𝘔𝘰𝘭𝘭𝘶𝘴𝘤𝘢𝘯 𝘙𝘦𝘴𝘦𝘢𝘳𝘤𝘩(MR;オーストラレイシア軟体動物学会と共同で)、和文誌 𝘔𝘰𝘭𝘭𝘶𝘴𝘤𝘢𝘯 𝘋𝘪𝘷𝘦𝘳𝘴𝘪𝘵𝘺(MD)を刊行中。
http://marine1.bio.sci.toho-u.ac.jp/md/index.html?page=/md/m
3日前に新種記載されたセキガハラゴマオカチグサや、その翌日に公表されたシロスソカケなどスカシガイ科のホモニム問題に絡む各学名の新規追加・変更も、早くもMolluscaBaseに一通り反映されました。昨晩ブシェ博士から「論文のpdfをくれ」とメールが来たので、送ったらすぐに対応してくれました。彼は今米国出張中とのことですが、出先でも欠かさずデータベース入力や訂正を続けているようです。
doi.org/10.1080/1323...
doi.org/10.1080/1323...
December 21, 2025 at 11:24 AM
MR新着。温暖化が住血吸虫症を媒介する貝類に与える影響。宿主となる貝類は生存に最適な温度範囲が種ごとに異なるため、気候変動は繁殖や分布の変化に直結し、住血吸虫の発育と疾患伝播の動態にも影響を与える。感染伝播域が拡大するだけでなくその移動をも促す可能性がある。
doi.org/10.1080/1323...

この総説で議論の対象とされているのはヒラマキガイ科の 𝘉𝘪𝘰𝘮𝘱𝘩𝘢𝘭𝘢𝘳𝘪𝘢 とマンソン住血吸虫、同科の 𝘉𝘶𝘭𝘪𝘯𝘶𝘴 とビルハルツ住血吸虫、およびミヤイリガイを含むイツマデガイ科ミゾヒダニナ属 𝘖𝘯𝘤𝘰𝘮𝘦𝘭𝘢𝘯𝘪𝘢 と日本住血吸虫です。
December 21, 2025 at 9:42 AM
日本では 𝘼𝙚𝙜𝙞𝙨𝙩𝙖 Albers, 1850 オオベソマイマイ属(ケマイマイ類)の新参異名と見做されてもはや使う人も少ない 𝙏𝙧𝙞𝙨𝙝𝙤𝙥𝙡𝙞𝙩𝙖 Jacobi, 1898 オトメマイマイ属(シロマイマイ類)が、数日前にようやく MolluscaBase でも無効名扱いに修正されました。
先月発表した Fukuda & Hirano (2025) での扱いを踏まえています:
doi.org/10.1080/1323...
December 21, 2025 at 9:24 AM
シロスソカケは今日まで新参異名とされてきた 𝙀. 𝙖𝙣𝙜𝙪𝙨𝙩𝙖 Thiele, 1915 が有効名として「繰り上げ当選」する。一方、𝘌. 𝘢𝘯𝘨𝘶𝘴𝘵𝘢 McLean, 1970(チリ産)はその新参同名でこれまた無効となるため、新置換名 𝙀. 𝙟𝙖𝙢𝙚𝙨𝙢𝙘𝙡𝙚𝙖𝙣𝙞 Fukuda, Hashimoto & Haga を今回提唱。さらに 𝙀. 𝙜𝙞𝙜𝙖𝙣𝙩𝙚𝙖 も3つの一次同名が存在する。そこで全6種の詳細な異名表を作成し、有効名を明示しました。

人は生物多様性を理解しようとしながらも勝手に混乱を増やし、話をややこしくして自然から乖離してしまうことがままあり、今回はその一例です。
December 20, 2025 at 11:24 AM
MR新着。国際動物命名規約は「新参同名(ホモニム)は拒否・置換されねばならない」と定めている。今回、スカシガイ科の異なる6種に8つもの一次同名が絡んで大混乱していると発覚。
doi.org/10.1080/1323...

まずシロスソカケの学名は従来一貫して 𝘛𝘶𝘨𝘢𝘭𝘪 𝘥𝘦𝘤𝘶𝘴𝘴𝘢𝘵𝘢 A. Adams, 1852 とされてきたが、原記載での属は実は 𝙀𝙢𝙖𝙧𝙜𝙞𝙣𝙪𝙡𝙖。不幸にも 𝙀. 𝙙𝙚𝙘𝙪𝙨𝙨𝙖𝙩𝙖 は Münster, 1841 と Philippi, 1844 も各々異なる種に対して与えており、PhilippiとAdamsによる新参2学名は永久に無効。...
December 20, 2025 at 11:24 AM
MR新着。中国海南島にはアフリカマイマイ 𝘓𝘪𝘴𝘴𝘢𝘤𝘩𝘢𝘵𝘪𝘯𝘢 𝘧𝘶𝘭𝘪𝘤𝘢 (Bowdich, 1822) に加えて同属の別種 𝘓. 𝘪𝘮𝘮𝘢𝘤𝘶𝘭𝘢𝘵𝘢 (Lamarck, 1822) も移入されている。両種の拡大動態をCOI遺伝子で調べたところ、後種は検討個体数の82%を占めた一方で遺伝的多様性は小さいという。
doi.org/10.1080/1323...

日本ではアフリカマイマイは1種しか知られていないので、近縁な別種(殻はなかなか壮麗)が海南島に侵入し、蔓延しているとは驚きです。しかも個体数が圧倒的。島内での遺伝的多様性の低さを見ると、移入機会はまださほど多くないようですが。
December 19, 2025 at 11:24 AM
軟体部の解剖学的特徴と分子系統解析の結果、極端な形態の差異にも関わらずやはりゴマオカチグサ属の一員であり、近隣の愛知〜徳島各県の石灰洞に産する他種と近縁であることが判明しました。殻口の巨大な突起の機能や起源は全く不明で、今はただ驚くのみです。

なお関ケ原鍾乳洞は関ケ原町指定天然記念物であり、今回は関係各所から許可を得て検討標本を入手しました。

この属は洞窟ごとに異なる種が存在し、50以上の未記載種の存在が確実視されます。それらは今後順次論文公表する予定で、今も次の種の記載に着手して早期の投稿を目指しています。今回の新種に関しては次の種が記載できた際にまとめてプレスリリースを出すつもりです。
December 18, 2025 at 9:17 AM
MR新着。岐阜県関ケ原鍾乳洞内部から新種 𝘾𝙖𝙫𝙚𝙧𝙣𝙖𝙘𝙢𝙚𝙡𝙡𝙖 𝙙𝙚𝙣𝙩𝙖𝙩𝙖 Fukuda, Sawada & Kameda in Sawada, Kameda & Fukuda セキガハラゴマオカチグサを記載!
doi.org/10.1080/1323...

石灰洞や海岸飛沫帯、林床などで知られるゴマオカチグサ属の一員ながら、同属の他種は一様に特徴の乏しい無色半透明の殻をもつのに対し(2つ目の図)、今回の新種は殻口内唇に異様なほど強固なパリエタル歯を具えます。これは世界のカワザンショウ科全体でも比類のない特徴です。このため当初はゴマオカチグサ属でない可能性も考えていましたが...
December 18, 2025 at 9:17 AM
MR新着。オオオカチョウジ 𝘈𝘭𝘭𝘰𝘱𝘦𝘢𝘴 𝘨𝘳𝘢𝘤𝘪𝘭𝘦 (Hutton, 1834) が、インド産 𝘗𝘵𝘦𝘳𝘰𝘤𝘺𝘤𝘭𝘰𝘴 𝘳𝘶𝘱𝘦𝘴𝘵𝘳𝘪𝘴 Benson, 1832(ヤマタニシ科)の腐肉と殻を摂食する様子を観察。周囲に他の餌資源が豊富に存在していても屍貝に群がって貪り喰うという。
doi.org/10.1080/1323...

類似した現象は日本産の陸貝でも時々見られるので、特に驚きはありませんが、活字で明確に報告された例は少ないかもしれません。
December 12, 2025 at 9:44 AM
今週末(13・14日)開催予定の当会大会について、東日新聞で記事に取り上げていただきました。世話役の西さんから発出された丁寧なプレスリリースに基づいています。西さんならびに記者の方、ありがとうございます。

豊富な貝類標本 研究利用拡大に期待 | 東日新聞
www.tonichi.net/news/index.p...
December 10, 2025 at 9:17 AM
来たる13・14日の当会大会には多数の参加申込を戴きありがとうございます。両日のプログラムが確定しました(同じものは当会HPでも明日公開予定です)。

13日は13時受付開始で、研究発表ののち15時半から博物館の収蔵庫見学、その後に懇親会です。

14日は9時半受付開始、研究発表後半を経て15時からは柏尾翔会員による普及講演会です。

皆様にお会いできるのを心待ちにしています!
December 7, 2025 at 9:33 AM
MR新着。ブラジル・サンパウロ州のJuréia-Itatins Mosaic保護区に侵入した貝類の外来種3種(海産のミドリイガイ・イガイダマシおよび淡水産のヌノメカワニナ)の現状と在来生態系への影響を考察。いずれも日本を含む世界中に移入されている種ながら、この地域での詳細な研究例は少なかった。
doi.org/10.1080/1323...

これまでアジアなど太平洋沿岸諸国でよく知られていた移入種の貝類が、近年は南米大西洋岸にも飛び火して急速に広がりつつあり、この3種以外にもまだ認識が不十分なものが既に多数定着している可能性が大です。
December 6, 2025 at 12:36 PM
MR新着。アワジオトメマイマイに新名 𝘼𝙚𝙜𝙞𝙨𝙩𝙖 𝙖𝙬𝙖𝙟𝙞𝙤𝙩𝙤𝙢𝙚 Fukuda & Hirano を提唱。
doi.org/10.1080/1323...
従来の学名 𝘛𝘳𝘪𝘴𝘩𝘰𝘱𝘭𝘪𝘵𝘢 𝘢𝘸𝘢𝘫𝘪𝘦𝘯𝘴𝘪𝘴 Pilsbry, 1901 は、𝘛𝘳𝘪𝘴𝘩𝘰𝘱𝘭𝘪𝘵𝘢 Jacobi, 1898 が 𝘈𝘦𝘨𝘪𝘴𝘵𝘢 Albers, 1850 の異名とされた結果、𝘈. 𝘢𝘸𝘢𝘫𝘪𝘦𝘯𝘴𝘪𝘴 (Gude, 1900) ジタロウマイマイの新参二次同名となり、有効な学名がない状態だったのでこのたび解決しました。詳しくは画像2・3枚目の岡山県RDB2020と岩崎他, 2025をごらんください。
November 12, 2025 at 11:35 AM
MR新着。太平洋中部ジョンストン環礁沖の水深2379 mの沈木上から、ワタゾコシロアミガサ科の新種 𝙋𝙚𝙘𝙩𝙞𝙣𝙤𝙙𝙤𝙣𝙩𝙖 𝙣𝙖𝙪𝙩𝙞𝙡𝙪𝙨 Giribet 𝘦𝘵 𝘢𝘭. を記載。分子系統樹では南シナ海及びNZ産の種と単系統群を形成。従来この属は主に太平洋西部から知られ、中央部では今回が初の記録となる。
doi.org/10.1080/1323...

日本のワタゾコシロアミガサ 𝘗. 𝘳𝘩𝘺𝘴𝘴𝘢 (Dall, 1925) と同属ながら、殻長が30 mmを超える大型種で、その点はワダツミシロアミガサ 𝘗. 𝘰𝘳𝘪𝘦𝘯𝘵𝘢𝘭𝘪𝘴 Schepman, 1908 に匹敵する堂々たる種です。
November 6, 2025 at 9:24 AM
軟体動物多様性学会大会を12月13~14日(土・日)に豊橋市自然史博物館で開催します。会員・非会員とも参加費無料(懇親会を除く)。

所定のフォームからの事前参加申込が必要です:
forms.gle/g4KjKbXtANGy...
締切は11月30日(日)です。

当会ホームページにも後ほどご案内を掲載しますので、併せてご覧下さい。
October 31, 2025 at 11:24 AM
MR新着。豪州固有種 𝙋𝙚𝙡𝙨𝙚𝙣𝙚𝙚𝙧𝙞𝙖 𝙗𝙧𝙪𝙣𝙣𝙚𝙖 (Tate, 1887)(日本のダニガイと同属)が宿主の 𝘏𝘦𝘭𝘪𝘰𝘤𝘪𝘥𝘢𝘳𝘪𝘴 𝘦𝘳𝘺𝘵𝘩𝘳𝘰𝘨𝘳𝘢𝘮𝘮𝘢 (Valenciennes, 1846)(ムラサキウニと同属)の背面に、稚貝が多数蠢く卵塊を産み付ける様子を初めて動画で記録。
doi.org/10.1080/1323...

動画をここでご披露できないのが残念です。論文表題は「千の言葉以上の価値がある」で始まり、動画には著者の「実況」が録音されていて楽しい仕上がりです。ウニに産み付けられた卵嚢の数の多さに加え、その1個1個の中でくるくる回る稚貝が想像以上に大勢で驚き。
October 14, 2025 at 11:24 AM
MR新着。ベトナムでドラゴンフルーツを食害し、枝や果実へ甚大な被害を与えるタママイマイ 𝘼𝙘𝙪𝙨𝙩𝙖 𝙩𝙤𝙪𝙧𝙖𝙣𝙣𝙚𝙣𝙨𝙞𝙨 (Souleyet, 1842) の、綜合的害虫管理に向けた繁殖生態の把握。

最も繁殖するのは気温が25℃の時ながら、広い範囲の温度で高い孵化率を示した(つまり、気温が多少変動しても繁殖力はさほど低下しない)。混合餌を与えるとドラゴンフルーツ単独よりも繁殖力がより高まり、孵化期間も短縮する。

農地での個体群密度のピークは、水分と植生が最も豊富に存在する乾季から雨季への移行期である。
doi.org/10.1080/1323...
October 10, 2025 at 11:46 AM
MR新着。豪州南西部Goodga Riverで、絶滅が危惧される 𝙒𝙚𝙨𝙩𝙧𝙖𝙡𝙪𝙣𝙞𝙤 𝙞𝙣𝙗𝙞𝙨𝙞 𝙞𝙣𝙗𝙞𝙨𝙞 Klunzinger, Whisson, Zieritz, Benson, Stewart & Kirkendale, 2024(カタハリヌマガイ科 Hyriidae)がグロキディウム幼生を放出する様子とその形態を観察。

人工的に設置した魚道の上流部に見られる本種の生貝の位置を観察すると、そこへ遡上してくる宿主の魚類との接触機会が最大となるように埋在しており、魚道が幼生の加入に貢献している可能性があるという。
doi.org/10.1080/1323...
October 10, 2025 at 11:36 AM
MR新着。南シナ海の海馬冷泉 (Haima cold seep) から尾腔綱の巨大な新種 𝘾𝙝𝙖𝙚𝙩𝙤𝙙𝙚𝙧𝙢𝙖 𝙣𝙖𝙜𝙖 Liu et al. を記載。この冷湧水域の尾腔類としては 𝘊. 𝘴𝘩𝘦𝘯𝘭𝘰𝘰𝘯𝘨 Chen et al., 2024に次ぐ2種目の発見。

両者は骨針の形態(Figs 3と"5": Fig. 4と5のキャプションが誤って入れ違いになっています)が大きく異なるものの、分子系統解析の結果によれば両種は姉妹種の関係にある。

今回の新種はホロタイプの体長が131 mmに達するとのことで、確かに尾腔類としては破格の大きさです。
doi.org/10.1080/1323...
October 10, 2025 at 11:26 AM
MR新着。ベンガルヌマガイを用いての淡水真珠養殖において、真珠の品質と宿主の生存率向上をともに追求した続報。ポリ-D-リジンの効果を論じた前回の論文(RP)と同じく、インド・アッサム地方の研究チームによる著作です。
doi.org/10.1080/1323...

今回は水素化ケイ素(シラン silane)でコートした核を用いると、 宿主の生体への適合性・生存率および真珠の質(光沢と滑らかさ)のいずれにも劇的な効果があると実証。

画像4枚目のFigs 29, 30を見ると、シラン不使用(29)と使用したもの(30)とでは光沢の強さが確かに全く異なり、ここまで顕著な差が生じるとは驚きです。
October 7, 2025 at 11:24 AM
MR新着。ミャンマーのミェイク (Myeik) 地域で食用として養殖されている牡蠣(𝘔𝘢𝘨𝘢𝘭𝘭𝘢𝘯𝘢 𝘣𝘦𝘭𝘤𝘩𝘦𝘳𝘪 (Sowerby II, 1871) および 𝘚𝘢𝘤𝘤𝘰𝘴𝘵𝘳𝘦𝘢 𝘤𝘶𝘤𝘤𝘶𝘭𝘭𝘢𝘵𝘢 (Born, 1778))の中に、ネコノアシガキ属 𝙏𝙖𝙡𝙤𝙣𝙤𝙨𝙩𝙧𝙚𝙖 Li & Qi, 1994の未同定種が意図せず混入していると判明。

このため、自然環境下からしっかり同定せずに稚貝を採って養殖対象とすると、招かれざる種が蔓延ってしまって結局は非効率的なので、養殖においても分類学の知識が大切、と指摘している貴重な報告です。

doi.org/10.1080/1323...
September 6, 2025 at 9:24 AM
ヒロクチカノコは古くから知られた種ながら未記載種です。MD7巻の岩崎他の報告 pp. 108–112 で詳述しました。

最古の文献記録は Martens (1860) による横浜産で、それ以来長く本種に対して用いられてきた種小名 𝘤𝘳𝘦𝘱𝘪𝘥𝘶𝘭𝘢𝘳𝘪𝘢 Lamarck, 1822 や 𝘷𝘪𝘰𝘭𝘢𝘤𝘦𝘢 Gmelin, 1791 は東南アジア〜豪州北部に分布する、殻口が血のように赤く染まる別種を指します。

今回の報告で図示した個体は、「越後」(新潟県)産とされる驚きの標本(科博所蔵の岩川友太郎標本、1909年以前採集)です。この標本の発掘により分布北限(山口県萩市)が大幅に更新されました。
September 3, 2025 at 3:24 AM
MD4〜7巻巻末の「入会のご案内」に記されている会費振込先の口座番号に脱字がある(末尾の「4」が脱落している)と発覚しました。お詫びして訂正いたします。ご指摘くださった皆様、ご迷惑をおかけし申し訳ありませんでした。ご指摘に感謝申し上げます。この件は当会ホームページにも掲載しています。
September 2, 2025 at 10:57 PM
MD7巻発刊に伴い、6巻の電子版無料公開を解禁しました。当会HP(URLはここのプロフ欄)の Molluscan Diversity>6巻1号・2号>各記事表題>要旨表題を順にクリックするとダウンロード画面が現れます。ここ数年で引用頻度が非常に高いPonder体系の和名対応表(2号に掲載)も全体を閲覧いただけます。
September 1, 2025 at 10:45 PM
MD7巻の原著のトリを飾るこの記事は、本邦当代の貝人オールスターの著者陣による全118ページの大作です。

長い諸言とそれに続く章では和名の意義を再考し、稀少な未記載種こそ和名が必要であることを強調するとともに、本文で16種 (or亜種) を新称しています。掲載種一覧表を以下に挙げます。
September 1, 2025 at 11:35 AM